聖櫻番長のセックスフレンドだらけの爛れた非日常 作:クビキリサイクル
この話だけ長くなり過ぎたんで、ちょっと話区切る位置だけ近日中に再構成しますね……
体位を入れ替えます。
私、村上文緒が四つん這いになり、四肢で望月さんの身体を囲い、望月さんを見下ろす形です。その後ろで、正確には私と望月さんのお尻側で、一也君が膝立ちして私と望月さんの秘所をじっと見つめているのを感じます。
普段であれば―――今でもそれは変わりありませんが―――恥ずかしさで死んでしまいそうなその視線に、私の身体はもっと見てほしいとばかりにお尻を持ち上げて、見せつけていました。合わせてその秘所も、先を求めるようにひくひくと蠢いてるのが、見なくても分かってしまいます。
「じ、準備は出来ているので……そのままでも大丈夫、です……」
「……みたいですね」
私と望月さんの胸が潰れるように形を変え、尖るように突き出している先端が擦り合わされます。さっきまで一也君が舐め、吸い付いていたので、一也君の唾液が私達の胸の間でぴちゃぴちゃとぬるぬると音を立てていました。お互いがそれさえも快感に変えている証拠に、先端はより硬度を増します。
「んっ……」
一也君の右手が私のお尻をぐにりと掴み、秘所を広げるように持ち上げる。
私の秘所は、さっきまでの一也君からの愛撫の最中に、過剰なまでに愛液を滴らせるまでになっていました。今までの自慰の中でも一番激しく、奥深くまで自分の指で弄り回して、穴を大きく開拓するように膣内を解していたのです。
ですが、これから入るのは、私の指なんかとは比べ物にならない程に、長く、太く、逞しいもの。
直接間近に確認した訳ではありませんが、いくら解してもすんなり入るようになる大きさとは思えませんでした。
(顔を見られるのが恥ずかしいからと、この体勢にして頂きましたが……これじゃあ望月さんには丸見えですし、もっと恥ずかしい所を一也君に見せつけているみたいです……)
「ふ、文緒ちゃん……」
私の下で望月さんがドキドキと緊張した面持ちで、私を呼びます。
望月さんの目には今、私はどう写っているでしょうか。
処女喪失という未知の領域に不安を覚えているように見えるでしょうか。それとも、淫らにも期待に顔を蕩けさせているように見えるでしょうか。
私自身では、どちらに偏っているのか分かりません。
一也君が両手でお尻を掴んで、私の秘所を広げたのを感じ、いよいよ挿入が始まるのを予感します。
(ごめんなさい、望月さん……。先に、頂きますね……)
手を添えなくとも感じられる程に、胸の鼓動が早鐘を打っていました。
本で、こうした描写を入れている物語では処女喪失を初夜の一晩で済ませていることが多いですが、現実的には一度の性交で膜を破り、最後まで行為を進められる事例は少ないそうです。何度かに分けて、何日もかけて慣らしていくものだと。そうしないと、女性側が辛くてとても進められたものではないと。
でも私は、きっと今を逃してしまえば次は無いのでしょう。精一杯振り絞った勇気を、この時に台無しにして、もう一度出せる自信がありませんでした。
だから、例え内臓に傷を付けられるような痛みでも、悟られないように耐えなければなりません。
鈍感なようで勘の鋭い一也君や、観察力のある望月さんに気取られないように、というのは至難でしょうが、痛みに苦しむ私を見て、やはり止めようとされるのは嫌です。
そうして、決して苦悶の声をあげまいと強く口を噤む私に。
「それじゃ、行きますよ」
と言って、その肉棒の先端を、私の秘所にあてがいました。
「ふ、ぅ……」
そのままゆっくりと、膣内を掻き分けて奥へ奥へと進んでいく、一也くんの男性器。……こういう時は、お、おちんちんと呼んだ方がいいでしょうか。
痛い、というよりは、苦しい、という感じでした。ダイエットなどでするトレーニングで辛い姿勢をキープしている時のような、柔軟体操で体をぐーっと伸ばしている時のような辛さを、少し大きくした、と言えば伝わるでしょうか。
けれど、本当に痛いのは、処女膜が裂ける時。の筈です。
努めてゆっくりだけれど、思っていたよりはするすると入り込んでいくおちんちんの亀頭が、お腹の下程に来るのを感じて。
ぷつん、と。
何かが切れる音と、ほんの少しの痛みが走りました。
「……え?」
「え? あ……」
戸惑うように動きを止める一也くん。
……身体の内側で慣れないものとはいえ、痛みとしては紙で指を切ってしまった程度。ですが、膣内を掻き分けられていたそれとは明らかに別のもの。そして、今感じるお腹の中の存在が、膜があるであろう場所をどう考えても通過している事。
これらから導き出されるのは……。
(い……今のが、私の……処女喪失、なんですか……?)
痛みなんて無い方がいいのは、当然といえば当然です。
けれどこんなにあっさりと、拍子抜けしてしまう程に痛みなく、彼に初めてを捧げたと言われても実感が湧きようがありません。性行為をする前に、生活の中でいつの間にか裂けていたという事例が、私の身に起こっていたという方が、まだ納得がいきます。
……膜の形状などの諸々で破瓜の痛みを感じる度合いは個人差があるとは言いますが、流石にこんな……。
一也君の方も、破瓜の感触のあまりの軽さにこれ以上進める事を止めていて、どうしたものかと困惑しているようです。
「……文緒ちゃん?」
「だ、大丈夫、です……」
望月さんが心配そうに私を見上げていて、反射的にそう返します。
反射的に、ではありましたが、大丈夫なのは本当の事です。あまりに大丈夫で肩透かしなだけ。
本当ならここから私が段々と慣らしていき、痛みが辛くなくなってきてから本格的に始める筈でした。いえ、彼の段取りは違うかもしれませんが。概ねそのように進む手筈でしょう。痛みによる辛さも無いなら、後は強張りを無くしていくだけ。それも抽挿を繰り返していけば解れる筈。
お腹の中にある強烈な存在感に身を震わせながら、動きを止めている一也君に呼び掛けます。
「一也君も……私は、大丈夫ですから」
「……そのようですね」
「はい……。なので、ちゃんと一番奥まで……」
「それなら、遠慮なく……っ」
「んっ! ふ、ぅ……」
一也君が腰を前へと進ませて、私の膣が掻き分けられていきます。
処女膜が裂けた痛みはほとんど無いとはいえ、煮え滾った熱湯のような熱さや、異物感によるお腹の苦しさは依然としてあります。大分マシにはなりましたが、消えた訳ではありません。それでもこのまま最後まで進めてほしい気持ちが、私の中で勝りました。
「ぅ、うーーー…………んんっ」
肉
ここまで進んできてくれた事を労るように、讃えるように、子宮口が亀頭にちゅっちゅと吸い付くのさえも、頭の中で鮮明に描ける程にハッキリと感じ取れる。そんな感覚を覚えて、私の身体は歓喜に震えます。
(セックス、出来てる……。私、一也君と、大好きな男の子と、ちゃんと繋がれてる……♡)
その事実を噛み締めていると、疑問が生まれました。
「……?」
私の最奥に到達してるのは、間違いない筈。
けれど私のお尻には、鷲掴む一也君の両手の感触しか感じられません。
一番奥まで挿入れたなら、お尻には密着した一也君の腰の感触がある筈なのにーーー
「……ここか」
その答えを得る前に、一也君は一人確かめるように呟き、私の太腿に手を回し、掴みます。
「あ、待っ」
「ぐいっ、とっ」
ズンッ
「あ゛お゛っ♡」
獣のような声を上げて、すぐに口を塞ぎます。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」
突かれた部分から爆発したかのような、全身に行き渡る快感の濁流。
背骨から脳内にまで響き渡る電流。
両手で抑えて、かろうじて絶叫にならなかった獣声が、口の中で響き渡ります。
代わりにと言わんばかりに、結合部から発射するかの如き勢いで潮が噴き出て、望月さんのシャツ、下着、肌、そしてベッドのシーツを汚してしまいました。
あまりの勢いとその量に、かけられた望月さんは驚きを隠せない様子です。
(わ、私……♡ 今の一突きで、イ、イッて……♡)
叫びを押し殺し、快感に仰け反りながら、頭の片隅でようやくそれを認識します。
空気が溜まっていた風船に針を刺して割るように、子宮の天井に向けて子宮口をぶつけるように突かれ、性感が弾けたのでしょう。その結果が、この通り。
甘い考えでした。直接じっくり見た訳では無いとはいえ、彼の男性器がとても一般的なサイズとは言えない事くらい分かっていた筈なのに。
膣だけでは足りず、子宮を突き潰され、更に広げるように押し込まれて、ようやく全部収められる程だと。どうして覚悟出来ていなかったのでしょうか。
油断した私の子宮はあっけなく果て、私自身も知らなかった急所だということを、二人に晒してしまいます。
(お、お腹……くるひ……♡ 気持ち、いい……♡)
膣内を引き延ばされ、子宮全体にさえも押し寄せてくる圧迫感。
今の今まで何にも触れられてこなかった所を、指では決して届かないような所を、他ならぬ一也君の男性器で突き立てられている幸福感。
相反する感覚に頭を侵されながら、私の身体は絶頂を終え、沈み込むように落ちます。望月さんの耳に顔を寄せるような形です。
「だ、大丈夫ぅ……?」
「ふー……♡ ふー……♡」
「……ダメみたいねぇ」
「まぁこれだけ派手にイけばこうもなりますか……」
口を塞いでいた手もだらんと力が抜け、望月さんの身体にちょこんと乗せるように置かれていました。言葉を紡ぐ事もままならない私を見かねたのか、望月さんは両腕を私の背中に回して、ぎゅうっと抱き締めてくれます。
(ああ……。望月さんの身体、あたたかいです……)
体温が心地良くて、触れる肌がきめ細やかで柔らかくて。包み込むような優しさが伝わってくる。同性でも惹きつけられる望月さんの抱擁は、痺れる身体を徐々に落ち着かせてくれました。
普段であれば微睡んでしまう夢心地でしょうけれど、動かないままに絶え間なく刺激を送ってくる一也君の男性器がそれを許しません。いえ、一也君のが、というより、私の膣襞が勝手に動いて彼の性器を撫で回し、締めつけているようでした。
絶頂の衝撃が未だ抜けず、休憩を取りたいという私の意思に反して、身体は早く続きをと促しているかのようです。
「ん、んぅ……!」
「ん……?」
力を振り絞って、腰を左右に一振り。
能動的に動いた事で一際大きい刺激を受けると同時に、一也君に早く動いてとアピールするような動作でもありました。
正直な所、こんな淫らな動きをするのは恥ずかしくて堪らないです。した直後に後悔して、羞恥で頭がどうにかなりそうでした。
(でも、でも……! 一也君に、我慢して欲しくない、です……!)
だって、一也君はこれまでずっと、私達に合わせてゆっくり優しくしてくれました。
これだけ熱く硬くなっているのを直に感じれば、一也君も情欲で滾っているのが分かるのに、私達を苦しめないようにそれに身を任せなかった。
今だって、私の膣が煽るように動いているのにも関わらず、私の反応を待ってくれているんです。
(だから、ぁ……。大丈夫、ですからぁ……っ。もう、一也君の思うように……)
「…………それじゃあ、いきますね?」
私の意図を汲み取ってくれた一也君は、添えた手に僅かばかり力を入れて、腰を後ろに引いていきます。
「あ♡ あ、ふぁ……♡」
カリ首だけでなく、竿の皮でさえも膣襞をゾリゾリと引っ掻いて、神経を直接擦られているかのような錯覚さえ覚えます。これ以上なく繋がっているのに、私の下腹部はもっともっと絡み合いたいと願って、止め処なく愛液を溢れさせていきます。
滑りが良くなっていく私の膣で一也君の男性器は徐々に引き抜けていき、それに伴って私の子宮も疼きを大きくしました。
まるで行かないで、帰ってきてと駄々をこねるように、私の頭に喪失感を訴えてくるのです。
それでも彼の腰は止まらず、竿部分を全て外に出して、膣内に入っているのが亀頭だけになり。
ズドンッ
「はあ゛ぁああああ♡♡♡」
再び私の子宮を突き立て、あっさりと私はまた果てました。
(め、目がぁ……♡ 頭が、ぁ♡ チカチカ、して……♡)
ストロークが長く、更に勢いをつけ、体重まで乗せた挿入。完全に私の子宮を弱点として、狙いを定めた動きです。またもや潮が結合部から噴き出て、望月さんを汚してしまいました。
帰ってきた男性器に私の子宮口は、愛おしそうにその口を開けて歓迎します。急所を2連続で突き崩され、私の視界と意識はグラグラと揺り動かされます。
ですが、それが落ち着くのを待たず、一也君の男性器はまた後ろへと引かれます。
「ああ゛♡♡ うああぁあ♡ あ、はああああ♡♡ あーーーっ♡♡♡ あ゛ーーっ♡!♡」
3度、4度と息付く暇も無く、加速度的に動きが速くなっていく一也君。それでも尚、的確に、狂いなく、一突き一突きが私の弱点を容赦なく責め立てました。
力を緩めず、どころか動きが速くなって強さを増していく挿入は、まるで杭を打って身体の奥深くまでどんどんどんどん侵略していくようです。私の身体は律儀にもその挿入を一度受ける毎に絶頂し、イッてる最中にまたイッて、その最中にまたイッてを繰り返していきます。波が引くどころか、重ねる毎に大きくなっていく快感は、私の理性をゴリゴリと削っていきました。
声を抑えようにも、私の腕は手綱のように一也君に持たれてしまい、望月さんの身体にも布団にも顔を埋められないよう、上体を浮かせられてしまいます。噤めない私の口からは、快感を感じるがままに声に上げるのでした。
「だ、だめ♡ だめぇ♡ これ、だめです♡ こんなの♡ 絶対おかしいです♡ 私っ♡ 初めてなの、にぃ♡ ♡ あふぁああ♡♡ こ、こんなに♡ 気持ちいいの♡ 何度も何度もイッてしまうのぉ♡ 絶対♡ あ♡ だめ♡ またきちゃ♡ ーーーッ♡!♡♡」
「それは、なんですかっ? 文緒さんがっ、それだけえっちでっ、感じやすい身体だから、気持ち良過ぎるってことですかっ?」
「ひがっ♡ 違います♡ そんなのぉ♡」
もちろんそれも……否定出来る要素がありませんでした。
望月さんや笹原さんに背を押されてとはいえ、恋人でもない一也君に自分から抱いてほしいと迫ったり、貪欲にキスしたり、直接手で触れられる前から挿入してほしいと願ったり、処女膜を裂かれても大して痛みを感じず、挙句の果てには一番奥を一突きされただけで絶頂して。私が淫乱なのは、もう誰の目から見ても明らかでした。
それでも私は、否を唱えます。
「一也君が♡ 一也君のおちんちんが、いけないんです♡ こんな♡ おっきくて、長くて♡ 硬くて♡ 熱い♡ 凶悪おちんちんだからぁ♡ 女の子は虜にされて♡ 当然なんです♡♡」
「俺のチンポが悪いと?」
「だって、だって♡ そうじゃないですかぁ♡」
意地の悪い声色で問い掛ける一也君ですが、腰を前後させる動きは緩まりません。いえ、緩みはしてもそれは加減ではなく、腰を一番奥に押し付けてぐりぐりしたり、速度に緩急をつけて刺激を変化させる事で、私が快感に慣れないように責め立てる手段の一つでした。
私の身体は何度も絶頂し、体感では陸に打ち上げられた魚のようにビチビチと跳ねてるように思えます。
「椎名さんも♡ 笹原さんも♡ 初めてだったのに、あんなにえっちな声で♡ お部屋の外にまで響いてくるくらいに、叫んでたんです♡♡ あのお二人が♡ このおちんちんで、めちゃくちゃに♡ されちゃったんですよ♡?」
あのお二人を発情させて、今私達の傍にも置かれているこのお薬は、発情させてえっちな気分にはさせますが、元からある感度がより鋭敏になる、ということは無いそうです。敏感になったとしても、それはその人が発情したら、薬が無くてもそれだけ感度が上がるということに他ならず、えっちな本で良く聞く感度3000倍とかそういったものではないと聞きました。
笹原さんは、一也君とセックスしてた時に我を失うくらいに気持ち良くなっていたのが、薬のせいではなかったのだと知って、それを私に語る時に顔が真っ赤になっていました。
だから、あの時のお二人と、今の私に、媚薬という差はないのです。
「わっ♡ 私がこんなに♡ こんなにえっちになるのもぉ♡ このおちんちんがいけないんです♡ おちんちんが♡ 気持ち良過ぎるからぁ♡♡ 女の子を堕とす為に出来たみたいな♡ おちんちんだからぁ♡ こんなのを、一也君が持ってるのが♡ いけないんです♡」
「……それを言われると弱いな。いや、そんなマジカルチンポ染みたブツだと思うのは複雑ですけど」
責任転嫁するように重ねる私の言葉を、一也君は受け止めてくれます。
一也君も、そのような評価をされる事は喜び辛いでしょう。気持ち良くないと言われるよりは良いのは確かでしょうが、セックスに特化したみたいな言い方をされるのは。
けれど私にとって、私達にとって、一也君が齎す性感と幸福感は、まるで魔法みたいなものなんです。
オスとして生殖機能が優れている事を示す象徴である男性器だけじゃありません。それを振るう逞しい身体と、女性の弱点を探って責め立てる手練手管。そして何より、私達を気持ち良くしようと柔らかく、力強く触れてくれるその優しさが、魔法に掛けられたみたいに幸せにしてくれるんです。
「ふ、文緒ちゃん……」
「あ♡ あはぁあん♡♡ ふひゃぁあ♡」
ふと、意識を外してしまっていた望月さんと目が合います。
見れば、望月さんの顔周りは私の涙や涎らしき水滴が万遍なく付着していて、水鉄砲でも受けたようになっていました。それを拭いもせずに、望月さんは私の顔に見入っていたのです。
今の私はきっと、今まで見た事も無いような顔をしている事でしょう。鏡が無くともそれくらいは予想がつきます。綺麗か醜いかはともかく、とてもいやらしい顔なのが。
「ご♡ ごめんなさい♡ 望月さん♡」
しかし口をついて出たのは、「こんな顔を見ないでください」ではありませんでした。
「お待たせして♡ しまってますよね♡? 望月さんも♡ 一也君のおちんちん♡ 欲しいんですよね?♡」
「そ、そんなこと……」
「嘘は駄目です♡ だって、『気持ち良さそう』って顔してます♡ 『私も滅茶苦茶にしてほしい』って顔してます♡」
「っ……!?」
図星を当てられて、身体を強張らせる望月さん。
気持ちは痛い程に分かりました。
だってそれはあの時の、椎名さんと笹原さんが一也君と溶け合うようにセックスしていたのを見てしまった時の、私の気持ちだからです。
けど、私と望月さんは違います。
あの時の私はあの場から逃げてしまったけれど、望月さんはここにいるのですから。
「もう少しだけ♡ 待っててください♡ 次は望月さんの番ですから♡ 私ももお♡ お゛ぉ♡ またイク♡ イッてしまいますぅ♡」
「はっ……は、ぁ……っ」
望月さんの呼吸が浅く、早くなっていました。きっと、はち切れそうな鼓動に胸がいっぱいいっぱいになっているのでしょう。
僅かに浮き上がった上体は胸を押し潰す事無く、触れ合った状態で宙ぶらりんとなります。一也君が動くに合わせて振り子のように……とはならず、暴れるように方向を定めずに揺れ、私と望月さんの胸も、乳首をピンポイントにではなく乳房全体が擦り合い、時にはお互いの胸をベチベチとはたくような動きにもなります。
依然として、一也君の男性器は私の膣襞を引っ掻き回し、子宮を穿ち続けます。
(気持ちいい♡ 気持ちいい♡♡ 気持ちいいの止まらない♡ 気持ちいいから抜け出せないです♡ あ、だめ♡ また頭♡ 真っ白に……♡)
ズパァン! ズパァン! と、大きな音を立てて、一也君の腰と私のお尻が衝突しているのを感じます。お尻が赤くなってしまうのではないかと思える程暴力的なそれも、今の私には官能を高める要素にしかなりません。自分がこんなにも被虐の気が強いだなんて知りませんでした。
挿入されてから幾度となく繰り返して、最早何十回目なのかも分からない絶頂。一つ一つが潮を撒き散らし、私の意識をぐわんぐわんと揺らすこれも、軽イキというものでしか無い事を悟ってしまいます。
何故なら、身体の奥底から徐々に徐々に迫り上がってくる何かを、感じ取ってしまったからです。
それを何と呼べばいいのか。どこから登ってきて、どこまで登るのかは分かりませんが、それでもこれが登り切った時が本当の絶頂なのだと、理屈ではなく本能で悟ってしまいました。
そして、もうそれがすぐそこまで来ているということも。
「よっと」
「あっ♡」
掴まれた腕で身体を起き上がらせられ、一也君が後ろから抱き締めてくれます。
膝立ちで望月さんを斜めに見下ろす形で、望月さんから私の全身が、蕩けた表情であろう顔だけでなく、ピンと張った乳首、それに愛液と潮を撒き散らした結合部までもが晒されます。
恥ずかしい所全部に視線を感じますが、それに羞恥が湧く前に突き上げられました。
「はぉ゛♡♡ あぁああ♡」
私の体重が掛かることでより深い所を突かれ、またしても絶頂。迫り上がってくる何かが更にペースを上げました。
ですが、それで止まる一也君ではなく、どころか身動きなど取れないように腕ごとガッチリと抱き締められ、彼の右手は私の乳房を捕らえ、揉み回す事で刺激を足されてしまいました。
耳元に口を寄せ、一也君が言います。
「そろそろこっちも出そうなので、スパートかけますよ」
「ス、スパーああっ♡? ひゃあああ♡ はひっ♡ はぁっ♡ はぁあああうあああ♡♡」
その言葉通り、一也君はより一層動きを強くして、私の子宮を突き上げ、穿ち続けました。
今まで手加減していたんじゃないかと思える程の強さ、速さの抽挿。間隔のない連続的な快感が脳に送られ続け、もう自分がイッてるのかイッていないのかさえも分からなくなってしまいます。
声を上げ続け、息を吸う事も出来ているか分からず、涙で目に映る景色が歪み、周りの音もだんだんと遠くなってきました。そんな中、意識だけは下腹部の快感をしっかりと捉えていました。
(か♡ 一也君も♡ イクんですね♡ 私も♡ 私もちゃんと♡ 一也君を、気持ち良くさせられてる♡ 気持ち良くなってくれてる♡ 嬉しい♡ 嬉しいです♡ 一也君♡ 一也君♡♡ 一也君♡♡♡)
「な♡ なかぁ……♡」
膣襞が締め付けを強くして、子宮が降りて吸い付きを強くするのを感じながら、私の口は私の頭を通さずに、言葉を紡いでいました。
「中出し♡ して♡ してください♡ 一也君のせーえき♡ しゃせぇ♡ 私の中に♡ 赤ちゃんのお部屋♡ いっぱいにしてください♡」
「いーんですね? 今なら外に出せるようっ、自制しますけど?」
「中がいいです♡ 中じゃなきゃやです♡ 中じゃないと、私もおまんこも泣いちゃいます♡ だから♡ お願い、しますぅ♡」
「エレナさんの後で、薬飲んで、強制二回戦入りますけど、それでも?」
「はい♡ はいぃ♡ 何度でも♡ 私のおまんこ♡ 使ってください♡」
……本当は、避妊のお薬なんか飲みたくないくらいなんです。
だって、もう私の体も心も、この人の子を産みたいと望んでいるのですから。
一也君の子を産みたいと、孕ませてほしいと子宮は叫び続けているのですから。
私はもう、一也君以外をこの身に受け入れる事なんて考えられない。赤ちゃんを作る相手は、一也君しかいないんです。例え一也君が他のどれだけの女の人と愛し合い、交わり、子供を作ったとしても、私が愛せるのは一也君だけなんです。
だから、一也君が私の中に出そうとしてくれる精液を、赤ちゃんの素を、私が拒める訳が無いんです。
……分かっています。
一也君はお互いの性欲発散の為に性交しているのであって、子作りするつもりなんて無いんだって。湯川さんを信頼して、ちゃんと薬を飲んで手順に従えば避妊出来るから、それを前提にしてセックスしてるんだって。
例えお互い子作りを望んでいたって、私達は高校生。子供が出来たなんて事になれば、どうあっても角が立つから。
(だから、赤ちゃんはまだ我慢します♡ 欲しいけど♡ 我儘言いませんからぁ♡ 射精はください♡ 中出しください♡ 最後まで、一也君と一緒に……♡)
「じゃあ出しますよ! 文緒さんのこのイキっぱなしのまんこに! 中出しでもっかいイッてどーぞ!」
「ください♡ 私もまたイキます♡ 今までで一番大きいの来ます♡ 一番気持ちいいの来ちゃいますからぁ♡♡ 一也君の中出しで、私の全部♡ 塗り潰してくださいぃ♡♡」
ズドンッ! 、と。
返事の代わりに、膝立ちの私の身体を浮かせる程の突き上げが返ってきました。
「はひぃああああ♡♡ あっ♡ うあ♡ あーーっ♡ もっ♡ だめです♡ イキます♡! イっちゃいまぁうふぅっ♡ イク♡ イクイク♡♡ イクイクイクイクイーーー」
そして、その時は突然訪れました。
度重なる子宮口への力強いノックに音を上げたように、口を開いたのでしょう。
そこに一也君の男性器が突き出され、ほんの僅かの先端だけですが、子宮の内側に侵入したのです。
同時にーーー
どぼっ どびゅぅううう びゅるるるるっ
「ーーーーーーっ♡♡♡♡♡」
どぷっどぷどぷっ ぶびゅううぅうう
「♡♡♡ 〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡ っ♡♡ っ♡ っ♡ っ♡」
声は、聞こえませんでした。
後になって思い返しても、私が声を上げる事も出来なかったのか、頭の中が真っ白になって自分が上げた声さえも聞こえなくなっていたのか、分かりません。
抱き締めてくれる一也君の身体の触感も曖昧で、部屋の天井を見上げた視界も明滅する中で、ハッキリと感じ取れたのは、射精に合わせて脈動するようにまた更に大きくなる一也君の男性器と、子宮の最奥にびちゃびちゃと叩きつけるように噴き出す精液だけでした。
潰された子宮はすぐ満杯になってしまい、更に注がれるにつれ、男性器も少しずつ出口へと引かれていき、元の形に戻ろうとする子宮を戻る端から精液で満たしていきます。いいえ。それどころか、元の形から更に膨らませようと、溜まりきった子宮にどんどんどんどん注ぎ込むのです。
ドロドロの固形物に近い液体を噴水の如く浴びせられた子宮は、頭の中に同じ物を注がれてるのではないかと思う程の刺激を、快楽として脳に送ってきました。
詰まる所。
私は半ば意識を失う程にイッていたのです。
(か、身体……♡ 戻って、これな……♡)
ようやく頭の中で言葉を紡げるようになったのは、また撒き散らしていた潮が勢いを弱めた頃でした。
一也君の射精も、止まりはせずとも噴き出す程ではなく。とぷっ、とぷっ、と、私の膣が精液を搾り取ろうとする動きに合わせて出てくるくらいになっています。普通であれば結合部から漏れ出てくる筈の余剰分の精液は、しかし姿を見せず、子宮が膨らむ事を厭わずに全て飲み干そうとしているのが分かります。
本物の絶頂を味わった私の身体は、余韻から抜け出す事が出来ず、一也君の腕の中で電撃を受けたようにビリビリと身体を震わせていました。
一也君は射精の間、ずっと私を抱き締めてくれていました。
感覚が戻ってきて、一也君と繋がり、その身体に包まれている事を改めて認識して、頭がふわふわとした多幸感に酔ってしまいます。
(ああ……♡ もう、離れられない……♡ 離れたくない、です……♡)
こんな快感を、幸福を一度知ってしまったら、もうそれまででした。
これからの私は、一也君がいなければ、一也君無しでは生きていけない。一也君と共にいる事が最上の幸せの、依存してしまった女です。
これからの性欲に溺れた爛れた生活に、願望と期待で胸を膨らませるような、淫猥なメスになってしまいました。
それをちっとも悔いる気持ちが無いのは、私をそう変えたのが他ならない一也君だからでしょう。
(恋人でも、愛人でも、お嫁さんでも、肉便器でも、何でもなります、から……♡ 私の事、離さないで……♡)
「ん、ちゅ……♡」
肩越しにキスをして、私の膣内から男性器がぢゅぽん、と抜けてしまいます。
肉穴から一也君の精液がどろりと出てきたのは、それから少し経ってからでした。
前回、後書き長すぎて、後日見返して「うっぜぇな自分……」ってなったので、これからは自重します。
でもこれだけは言わせてください。
文緒さん、ムッツリでドエロでドスケベでめたくそに重たい女の子ですけど、自分的にこれで解釈一致なんですよね。