※この作品はR-18です。

聖櫻番長のセックスフレンドだらけの爛れた非日常   作:クビキリサイクル

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心実と野々花と新薬誤飲 その4

 

 

 

 

 

 野々花さんのベッドは一人用のベッドにしては大きい方だが、あくまでもシングルベッドなので、一人が寝そべっても満足に性行為を行える程ではない。

 なので、失神して意識を失っている心実には申し訳ないが、落ちない程度に端に避けさせてもらい、その横で野々花さんが四つん這いになり、俺がその尻側で膝立ちの体勢になる。心実の反対側に余裕がないが、これで満足に行為を進められるだろう。

 スカートも脱がし、野々花さんの下半身は靴下以外何も着けていない状態となった。

 ふくよかな臀部が悩まし気に揺れるのを目の当たりにし、俄然股間が熱くなる。

 

 

「はぁ……♡ すごぉい♡ 心実ちゃんにあんなに出してたのに、おちんちん反り返ったままだね♡」

 

「そりゃ、こんなエロい誘われ方されたら、勃たないもんも勃つってもんですよ……!」

 

 

 野々花さんの腰を両手で掴み、切っ先を肉穴に押し当てる。

 ひくついていた入り口は触れただけで亀頭を僅かばかり呑み込んで、位置を固定してしまった。このまま腰を突き出せば、そのまま最奥まで貫けるであろう。

 

 

「あぁ♡ 犯されちゃう♡ 抱かれちゃう♡ 一也くんのおちんちんで、私の初めて奪われちゃう♡」

 

「嫌ですか?」

 

「ううん♡ 私、すごいドキドキしてる♡ 心実ちゃんがあんなになっちゃうぐらいのセックス♡ 見てるだけでおまんこきゅんきゅんして、とっても気持ち良さそうだったセックス♡ あれされたら、私どうなっちゃうんだろうって♡ 怖いくらいに期待してるの♡」

 

 

 そう言いながら、少しずつ自分で動いて亀頭を呑み込もうとしている。

 待ちきれずに動いてしまい、下の口から涎を垂らして俺とのセックスを強請(ねだ)るその姿に、頭の奥がより熱くなった。

 

 

「だから、ね♡ 入れて♡ おちんちん、一番奥まで♡ 一也くんのおっきなおちんちんで♡ 私のおまんこ貫いてぇえええええええええ♡♡♡」

 

 

 言い切る前に突っ込んだ。

 お望み通り、一息に一番奥まで。

 俺のチンポを根元まで呑み込ませ、打ち付けた腰と野々花さんの臀部が衝突し、柔らかく大きな、触り心地の良い肉感たっぷりの尻が波打つ。

 心実より膣が長いのか、全部入れたにも関わらず、先端は子宮口に到達してそこで止まっていた。運動系と文化系の違いか、締め付けは心実より若干緩く、しかし膣肉が吸盤のように吸い付いてくる。初体験である心実と味比べするようで悪いが、食味が全然違う快感を得られていた。

 

 

「はぁああああああ♡♡ あぅああああああ♡♡♡♡」

 

「ん、ぐ……あ……?」

 

 

 襲い来る極上の感触を味わってから、野々花さんの反応を窺うと、彼女は絶叫とも言える大きさで嬌声を上げていた。

 瞬く間に裂いてしまったが、処女膜を破られての痛みに悲鳴を上げているのかと少し思ったが、それにしては声に苦しさを感じられず、むしろ快感一色に染まっているように思える。それに、この全身の痙攣と膣襞の動きは……。

 

 

「あああぁ……♡ ふ、ぅあ……、んあ♡ ん……♡」

 

 

 もしや、と思い、腰を動かさず、嬌声が収まった頃を見計らって、尋ねる。

 

 

「……野々花さん。もしかして、イキました?」

 

「…………うん♡」

 

 

 俺の懸念をあっさりと肯定する。

 いや、そうじゃないかとは思ったけど、心実の反応を参考にした懸念だから違うかもとも思ったのだが。肉穴の感触はまるで違くても、イキ方は似通っているのだろうか。

 

 

「一番、奥……ズンってされてぇ…………♡ 私、初めてなのに……もう、おまんこで…………イっちゃったぁ……♡ 初めて、なのに……痛み、全然ないのぉ……♡」

 

「…………」

 

「ごめ、んね……?」

 

「……何がですか?」

 

「同じお薬飲んだ、心実ちゃんでも……、最初は痛がってたのに…………、わた、しぃ……♡ もう、こんなに……気持ちよく、なってて……♡ げ……幻滅、したよね……?」

 

 

 快感の吐息が混ざりながらも、野々花さんは不安そうに言葉を紡ぐ。

 それでも肉穴の方は俺のチンポを離すまいと必死に吸い付き、締め付けてきていた。それさえも恥じるように、言う。

 

 

「私も……自分が、こんなにえっちだったなんて、知らなかったのぉ……♡ 一也くんの、おちんちん、見て……心実ちゃん、との、セックスも、見て……どんどん、えっちな気持ちがぁ♡ 抑えられなくなって……」

 

「…………」

 

「今も、おちんちん……♡ 入ってるだけで、……すごくすごく、気持ちよくってぇ……♡ はしたなくて……いやらしくて、ごめんね……?」

 

「……はぁーーーーー」

 

「っ…………」

 

 

 クソデカ溜息。

 それにもビクッと怯えたように反応する野々花さん。

 ……この人は、ほんとにもう。ほんっとにもう。

 

 引き抜く。

 

 

「んあ゛っ♡」

 

 

 再び貫く。

 

 

「はお゛おおぉおおおお♡♡」

 

 

 ポルチオに衝撃が走り、獣のような声を上げる野々花さん。

 もう我慢ならず、心実の時と同様、容赦せずに高速ピストンを始めた。

 

 

「ひあ゛ああぁ♡ ああっ♡ あんっ♡ あ゛ーーーーっ♡♡」

 

 

 痛みが無いのは確かのようで、こうして動いても快感の声は強まるばかりだった。

 何度も何度も腰を強く打ち付く度、野々花さんの臀部が波打ち、その柔らかな感触を堪能する。動いてからは吸盤が全体にあるような膣襞と子宮口の吸い付きも、膣全体の締め付けも段違いに変わっていっている。

 俺のチンポに与えられる快感に喜び、チンポが快感に喜んでいることにも喜ぶような、際限なく高まっていく官能を齎す野々花さんの膣中。

 快感に仰け反っているその背中に、熱を帯びた声を浴びせる。

 

 

「どうですか野々花さん! 気持ちよくなってますか!?」

 

「気持ちいい♡ 気持ちいいよぉ♡ ごめんね♡ えっちなお姉さんでごめんね♡ あぅうう♡」

 

「謝る事なんか、何もないんですよ!」

 

「ふぇ?」

 

 

 四つん這いの野々花さんに覆い被さり、その身体を抱き締める。腰は動かしたまま。

 すぐ横にある顔をこちらに向かせ、肩越しに口付けし、舌を絡めた。

 

 

「ふぁ……ん♡ キしゅ♡ んむっ♡ ちゅうぅ……♡ ふぅ♡」

 

「……ぷぁ。セックスするのに痛いのなんか、無い方が良いに決まってますし」

 

 

 口を離し、至近距離にある、恥じ入る気持ちと不安で涙さえ浮かべたその顔に、思いの丈を綴り、口にする。

 

 

「それにこちとら、幻滅どころか、そのギャップに萌えて、増々興奮して堪らないんですけど?」

 

「ほ、ほんとに?」

 

「このギンギンになったので突かれたら、分かるでしょ!」

 

「ほお゛ぉおお♡ んおっ♡♡ ああああっ♡♡♡」

 

 

 言葉が荒げ、打ち付けも乱暴になる。彼女の獣のような嬌声も大きくなる。

 傍から見れば、性行為というより交尾に近かった。どちらも似たようなもんだけど。より動物的という意味で。

 密着して全身で感じる柔らかさも、髪や体液から漂う淫臭も、快感に喘ぐ野々花さんの声も、全て全て興奮材料へと変わり、頭も身体も、特筆してチンポも滾らせていく。

 

 

「わ、私ぃ♡ 気持ちよくなって、いいの? 初めてでぇ♡ おちんちん大好きになって♡ おまんこ痛くない……、えっちでいやらしい女の子で、はぅうう♡ いいの?」

 

「そう言ってるでしょーよ……!」

 

「私の方がっ、お姉さんなのにぃ……♡ 一也くんに……ふっ♡ 甘えちゃっても、いいの……?」

 

「貴女に甘えられるの、すっげー興奮します……!」

 

「私の事、……嫌わないで、くれる……?」

 

「天地がひっくり返っても有り得ませんっ!」

 

「――――――♡♡♡」

 

 

 きゅぅぅーーっ♡ と、チンポへの締め付けが、吸い付きが、より強く、甘くなった。

 

 

「嬉しいっ♡ 嬉しいっ♡ 嬉しいっ♡ 一也くん、してぇっ♡ 私の事、ぎゅーってしてぇ♡ おちんちんでいっぱい突いてぇ♡」

 

「野々花さんっ……」

 

「ふああぁあああ♡♡」

 

 

 望み通りに抱き締める力を強め、更に勢いをつけて最奥を貫く。

 心実は膣全体が等しく快感を感じるようだったが、野々花さんはポルチオが特に弱点のようだ。膣襞がカリに引っ掻かれていく引き抜く時よりも、子宮口に衝撃が走る時の方が一際快感を感じているように見受けられる。

 ピストン運動の全てに力を籠めるより、押し込む時に最も力が伝わる様に緩急をつけると、彼女の身体は痺れる程の反応を返してくれた。

 

 

「すごいぃ♡ すごいのぉ♡ 受け入れてもらえたら、もっと気持ちよくなったぁあ♡ んああっ♡ はぅうう♡ 幸せな気持ちでぇ♡ 胸がいっぱいになってるのぉおっ♡」

 

「そうですか……っ。それじゃあ」

 

 

 ボタンを外して脱がし掛けていた上着を肌蹴させて、フロントホックだった桃色のブラジャーも、外してしまう。

 ぼるん、と擬音がなりそうな、重厚感のある乳房がまろび出た。

 

 

「あ……♡ おっぱい……♡」

 

「今度はこっちも、気持ちよくなってもらいましょうか?」

 

 

 重力で下向く大きな乳房を、腕を交差させて身体を抱き締めるように、右手で左胸を、左手で右胸を掴む。

 

 

「あっ♡ やぁん♡ ひぃいうううっ♡ んっ♡ ふぅう♡」

 

 

 心実と違い、俺の手でも収まりきらない大きさで、精一杯掌を広げても一度に揉み込めない面積が結構あった。

 なので上下左右にと手を動かし、持ち上げ、撫でて、時には先端を摘まみ、そして揉んでいく。

 力の強弱も付けつつ、腰の動きも止めない。

 野々花さんの声に、癒されているような穏やかな声と、快感に襲われた嬌声とが混ざっていった。

 

 

「どうですか? 野々花さん。色々試してみてますけど」

 

「お、おっぱいぃ♡ じんわりあったかいのとぉ……♡ ぎゅうって強くされて、ビリビリするのぉ……♡ どうかなんて聞かれても、一言で言えないよぉ♡」

 

「じゃあ、どうされるのが一番いいですか?」

 

「全部ぅ♡ 全部して♡ 一也くんの思い通りに♡ おっぱいに色んなことされちゃうのがいいの♡ 一番なんか無い♡ 全部が一番なのぉ♡」

 

「欲張りですね。いいですけど、まだやってないことありますよ?」

 

「ふぇえ?」

 

 

 片方の胸は望み通り揉みくちゃにしながら、もう片方の胸を持ち上げるようにして、乳首を俺の眼前に迫らせる。

 すごいよな。野々花さん程の巨乳になると、肩越しにこんなことも出来てしまう。

 小指の先端程に膨れ上がったぷりぷりの乳首を、咥えた。

 

 

「ふやぁあああああ♡ 先っぽぉおおお♡ 乳首ぃ♡ 乳首しゃぶってるぅう♡ やぁああ♡」

 

「んむっ。ちゅぶ、……れろれろれろ」

 

「お、お乳♡ まだ出ないのにぃいい♡ 赤ちゃんみたいに吸われちゃってるぅう♡ 一也くんがぁ♡ 私のおっぱいでぇえええ♡」

 

 

 口の中で跳ねるように痙攣する乳首。

 舌で転がすように舐めたり、前歯で甘噛みしたり、唇で吸い付いたり。二人がフェラしてた時のように、様々なアプローチで乳首を可愛がる。

 横目で見る彼女の顔がとろとろに蕩けているのを見て、成程。二人がチンポを舐めながら俺の表情を窺っていた時の気持ちが分かろうと言うものだった。

 母乳は出ていないが、彼女の汗と共にほんのり味がして、まるでミルク味の飴玉を舐めているような気分になる。

 ぢゅるる、と音が鳴る程吸い立てて、ぢゅぽんと口を離す。

 

 

「今のは、どうです?」

 

「今のもぉ♡ 乳首ペロペロされるのも、ちゅーちゅーされるのも気持ちよかったぁ♡」

 

「じゃあ今の含めて、全部で」

 

「うんっ♡ うんっ♡ 嬉しいっ♡ おまんこずんずんしながら♡ おっぱいも気持ちよくしてくれてる♡ すごいの♡ 幸せだよぉ♡」

 

 

 熱の籠ったその言葉に胸を熱くして、より一層動きを強くした。

 こうして抱き締め、揉みしだき、繋がっていると、同じ女体でも千差万別と言える心実との違いを如実に感じ取れる。

 新体操のエースでモデル体型だった心実は、全身が程よく引き締まっていて、膣内の締まりも強烈だった。肌の触り心地もスベスベで、撫で回すのがとても心地良かった。

 一方野々花さんはグラビア体型というべきか、膣内まで肉感たっぷりで、男の劣情をより催す。スベスベではあるが、撫で回すより揉みしだくのが気持ち良いムチムチした肉付きだ。

 好みの違いはあれど、そこに優劣をつけることは不可能である。というか、優劣つけること叶わぬ故、どちらも極上の快感であると断ずることに躊躇いが持てない。

 そんな蟻の王みたいなフレーズが思い浮かんでくるくらいに、俺は二人の身体に夢中になっていた。

 世の男子なら片方を抱くだけでも夢のような一時であろうに、二人同時に。それも相手も自分も初体験なのだ。もしこのことが知られれば、嫉妬で殺意を抱かれても仕方ないと思うだろう。まぁ、実行に移されても返り討ちにするが。

 

 

「ちゅむっ♡ ちゅ♡ ちゅ……はぷっ♡ んー♡ ちゅみ♡」

 

「れろぉ……はむ。んむぅ、ちゅぱ……ぷあ」

 

 

 野々花さんの乳首を口に含みながら、お互いの舌を絡ませ、二人で一つの乳首を舐める。

 字面にしても絵面にしても結構マニアックなプレイもしているのだが、俺は特に拘りなくなんとなしに行っていたし、彼女もそれに応じるがままだった。俺が甘えていると思って喜んで受け入れているのか、俺に甘えているからこそ、俺がする行為がお互いを気持ち良くすることだと信じているのか。或いは、ただ快楽を満たそうとする本能のままにしゃぶりついているだけなのかもしれない。

 柔肉の感触を伝えながら、俺の手に合わせて形を変える乳房。指に当たる乳首も固さを増して、弾けば一際大きく痙攣を返す。

 腰の動きも慣れたもので、ただ前後するだけでなく、上下左右に動かしてポルチオを抉る様に刺激してみれば、声も一段と甘くなっていく。

 俺からのアプローチで素直な反応を返してくれる野々花さんが、とてもいじらしく思える。

 と、そこで。

 そんな彼女が口を離し、甘い声色で言う。

 

 

「一也くん♡ ね、お願いがあるの♡」

 

「なんでしょう?」

 

「私のこと、ぎゅーって抱き締めて♡ 私またイっちゃうから♡ 今度は一也くんも一緒にイって♡ おまんこでおちんちん♡ 頑張って気持ちよくするからぁ♡ 私の中にもいっぱい出してぇ♡」

 

「お安い御用です。俺も……そろそろ限界なんで……っ」

 

「はぁあああ♡ これぇ♡ これがいいの♡ おっぱい揉まれて♡ 身体ぎゅーってしてくれて♡ おちんちんいっぱい動かしてくれるの♡ 頭蕩けちゃうよぉ♡」

 

 

 暴力を振るっているようにしか思えないような激しさの腰の打ち付けと子宮口へ伝えていく衝撃に、野々花さんは嬌声を大きくする。

 快感に喘ぎながらも必死に膣を締め付けて、精液を強請っている。それに応えるように、俺の射精感も急速に立ち昇ってくる。

 これまで出してきても未だ衰えないことを予感させるその感覚に、一切逆らおうとせず、衝動のまま腰を振り続けた。

 

 

「出して♡ 出して♡ 私もイク♡ 一也くんの精液でイっちゃう♡ ドロドロ精液ビュルビュルして♡ 私のオマンコ満たして♡ 溶かして♡ 堕としてぇええ♡♡」

 

「ぐ、ぬぉおおっ」

 

 

 

 どぷ

 

 

「んあ゛♡」

 

 

 

 びゅるるるるぅううう びゅるるぅううるるるるっ

 

 

 

「あ゛あああ゛♡♡ あ゛――――♡♡ はっ♡♡♡ あぅああ゛ああああああ♡♡♡」

 

 

 抱き締める力も、乳房を揉む力も、一物を押し込む力も、どれもをこれまでで一番強めていた。

 同じく野々花さんの膣の締め付けも、子宮口の吸い付きも、これまでで一番の力を感じる。

 度重なる快楽を与えられ、既に降り切っていた子宮は、その口を開いて俺の尿道口から精液を直接呑み込んでいく。ごくごくと。射精(だ)しながら陰嚢で生成し続ける精液までも搾り取ろうとするように。

 その貪欲さを、足りぬと嘲笑うかのように、精液をどくどく注ぎ込んでいく。

 入口から奥まで絞っていく膣内の動きに快く応え、求めているであろう量以上を大盤振る舞いした。

 

 

「は……♡ あ……ふ……♡」

 

 

 腕の中で快感に震えている野々花さん。

 上げていた獣声の嬌声も、十数秒して射精の勢いが衰え始めた頃には、息も絶え絶えとなっていた。

 出し切るまで腰をぐりぐりと押し付け、更に子宮を掘り進めていく。

 精液の量は心実の時と勝るとも劣らず、といった具合だったが、野々花先輩の子宮は後ろ付きのようで、腹に浮き出るようなことはなかった。代わりに内臓を押し込んでいるので、前付きの子宮とは違った刺激が生まれているかもしれない。

 ようやく出し切った頃には、野々花さんは四つん這いになることも出来ず、両腕を投げ出して、尻を上げたまま倒れるような形になった。

 

 

「はぁ……♡ はーーー……♡」

 

 

 熱は籠ったままでも、彼女の呼吸が落ち着いてきたのに合わせて、痙攣も収まっていった。

 これで野々花さんにも、薬の対処法である膣内射精(なかだし)は完了した。

 一人一発で済むのならば、これで問題解決の筈(違う問題を多く生み出したろうけど)。二人もこれで落ち着いてくれることだろう。

 ……俺の愚息は未だに落ち着いてくれないが。

 二人の相手をするから絶倫でよかったかもしれないと思ったが、流石にあれだけ出してもまだ足りないのは、自分でも引く。

 しかしまぁ、これは俺一人で落ち着かせればいいだろう。

 力が抜けて弛みはしても心地の良い、野々花さんの膣内から引き抜く事に名残惜しさは感じるが、この性行為を終わらせる為、腰を後ろに引いていく。

 

 

「……あの、ね。一也くん」

 

「……どうかしました?」

 

「もし良かったら、また―――」

 

 

 

 コンコン

 

 

 

「「!!!?」」

 

 

 部屋のドアがノックされた。

 お互いよく声を上げなかったと思った。

 

 

『野々花。いるのかい?』

 

 

 心臓がさっきまでとは違う意味で高鳴る中、ドアの向こうから聞こえてくる穏やかな声。

 

 

「おじいちゃんの声だ……! ど、どど、どうしよう……!?」

 

「どうしようもなにも、誤魔化すしかないですよ、こんな状況……!」

 

「誤魔化すって……でも、心実ちゃんはまだ目を覚まさないし、私も、その……腰が砕けちゃって、立てなくなっちゃって……」

 

「俺がなんとか部屋の中を見られないように話します。とにかく引き抜きますから、声は出さないようにお願いしますね……!」

 

「う、うんっ」

 

 

 小声で即席の作戦会議を行い、野々花さんが布団に顔を埋めて声が出ないようにしたのを確認した後、腰を引いて一物を肉穴から引き抜いた。

 じゅぽんっ、と音を立てる結合部。

 

 

「っ♡」

 

 

 多分そのまま引き抜いていたら、小さく嬌声を上げていたろう。そんなくぐもった声が伝わってきた。

 すぐベッドから退いて、脱ぎ捨てた服を回収に掛かる。

 上着……はまだ誤魔化し効くから、ワイシャツのボタンだけ閉じる。

 パンツを履く暇は無いので、ズボンをそのまま―――

 

 

「あ、待って!」

 

「なんですか!」

 

「お、おちんちん……そのままだと、ズボンに染みが出来ちゃって、バレちゃうかも」

 

「うっ……」

 

 

 その通りだった。

 今の俺の愚息は、勃起を続けているだけでなく、愛液と精液にまみれた状態なので、例えパンツを履いたとしてもズボンに大きな染みを作り出すのは容易に想像がついた。

 染みが目立たない色合いならそれでもと断行していたかもしれないが、聖櫻学園の制服はそういう風に出来ていなかった。

 笹原グランバがわざわざ俺の股間に注目するとは思わないが、チラリとでも見られたらそこで終わりだ。どれだけ誤魔化しても、高二になる男がお漏らししたまで持っていくのが限界である。

 

 

『……野々花?』

 

「私がお掃除するから、こっちに来て?」

 

「いや、ティッシュがあれば、それで拭くんですが……」 

 

「早く」

 

 

 ……議論する暇も無く、渋々とズボンを中途半端に履いたまま、野々花さんの方へと近寄る。

 その顔の近くに二人の体液が滴る一物を近付けると、野々花さんは手も使わず、それにしゃぶりついた。

 刺激は最小限に、唾液を加えることもせず、口に入る限界まで呑み込んで、体液を吸い取った。

 口を離し、根元までちゃんと舐めとってもらい、俺の一物は僅かに先輩の唾液を纏うのみとなる。

 

 

「…………おちんちん……♡」

 

「今マジでそういう場合じゃないですからぁ!」

 

 

 小声で叫ぶという器用な真似をしながら、チャックを閉じた。

 野々花さんは姿を隠したそれに名残惜しそうな視線を送っていたが、それに構っている場合ではないので。本当に。

 二人に掛け布団を被せ、換気の為に窓を開け、再びノックをされる前にドアを小さく開けた。

 部屋の中は見えず、俺の顔だけ見えるように。

 

 

「あ、ども。お邪魔してます」

 

「……新城君? 何故野々花の部屋に?」

 

 

 ……大丈夫。二人がいるのは布団の膨らみで見えるだろうが、布団の中に無い脱ぎ散らかした服は、ドアが死角になって向こうからは見えていない。

 部屋に漂う淫臭も、すぐには換気できないだろうが、そういう香臭剤ってことにしておけば、誤魔化し切れる。

 俺がここにいる理由も―――

 

 

「いやぁ。開店前でしたけど、先輩がコーヒー奢ってくれるっていうんで来てみたら、先輩とこ……椎名が、ノックダウンしてまして。見たでしょう? 下のあれ」

 

「ああ……。それで、君が二人を部屋に運んでくれたんだね?」

 

「そんなに長居するつもりはなかったんですが、ちょうど電話が掛かってきてしまいまして。ついつい先輩の部屋の中で長電話してしまいました。すみません」

 

「いや、いいよ。野々花も、君が部屋にいて嫌ということはないだろうし」

 

 

 半分は本当のことを言って、長電話ではなく治療(性)行為をしていた事を隠す。

 先輩で呼べる野々花さんはともかく、心実はついつい下の名前で呼んでしまいそうになったが、それ以外は不自然な所は無いだろう。二人が寝ている傍で電話してても、廊下で電話してたら店に声が響いて迷惑だから、で誤魔化せる。

 

 

「しかし、さっき響くような声が聞こえた気がしたんだが……」

 

 

 おぉっとぉ! それは想定してなかった!

 まぁあんな嬌声を上げてたら、同じ建物なら防音してても聞こえて当たり前ですけどね!

 

 

「で、電話の相手が……金切り声で、怒ってたので……それかも、しれません。それでさっき、ブチッと切っちゃった所で……」

 

「そう……なのかい? そんなに大きな叫びで、耳は大丈夫だったのかな?」

 

 

 当惑しながらも心配そうに見てくる視線に、罪悪感を覚える。

 俺、こんなおじいさんの孫娘を、さっき傷物にしたんだよなぁ……。

 とはいえ、この部屋の惨状を見られるのは、爺孫どちらにも良くないので、心を鬼にして騙し通す。

 

 

「そんなヤワな耳してませんよ。それより、先輩に何か御用ですか? まだ寝てますけど、良かったら伝えときますよ?」

 

「ああ。部屋から声が聞こえたから心配になったのもあるが、そろそろ店を開けようかと思ってね。急がなくてもいいから、手伝いに来てくれると嬉しい」

 

「分かりました。起きたら、そう伝えますね」

 

 

 本当はもう起きてるんですけどね。

 あられもない姿で、下の口から精液溢れさせて、腰が抜けて立てないから、布団に隠れてるんですが。

 背中から脂汗を滝のように流しながら、善良なおじいさんを騙し抜き、「それじゃあ、よろしくね」と言って、立ち去り、下の階に降りていくのを確認して、ようやく部屋のドアを閉める。

 

 

「「……はぁーーーーーーーー」」

 

 

 二人、緊張が抜け、溜まった息を思いっきり吐き出す。

 死ぬかと思った……。社会的に死ぬかと思った……。

 

 

「……えと、これから、どうしよっか?」

 

「……ひとまず、動けるようになったらシャワー浴びてください。結構俺の匂いが染み付いちゃってるので」

 

「? 一也くん、臭くなんかないよ?」

 

「汗はともかく、精液まで臭くないとは言えないでしょう」

 

「あ……そっか」

 

「心実…………椎名は、目覚めないようなら、俺が背負って家まで送り届けるので。おじいさんには、寝てる時に汗をかいたからとでも言っておきます」

 

「……うん。ありがと」

 

 

 性行為は終わったので呼び名を戻しつつ、ひとまずの案を出していく。

 ……今後の事とか考えることは山ほどあるけれど、とにかく今はこの場を乗り切ることを優先した。

 問題の先送りと言えばそれまでだが、それでもだ。

 

 椎名が起きたのは、先輩が身体を起こせるようになって着替え始めた頃で。

 彼女も急いで着替えて、開店作業中の店長さんに軽く挨拶をして、その場は解散となった。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 翌日。

 二人―――椎名心実と笹原野々花は、聖櫻学園の廊下を並んで歩いていた。

 理科室へと向かう道中だった。

 

 

「…………」

 

「…………」

 

 

 その口数は少ない。

 常ならば世間話の一つでも交わす間柄なのだが、両者に流れる空気は気まずかった。

 無理もないだろう。

 昨日あんなことがあった手前、何もなかったかのように振舞える程、二人は器用ではないのだから。

 それは、薬とエキスを取り間違えて料理に混入させた本人と、それに巻き込まれた被害者だから―――ではなかった。

 

 

『だか、らぁ……♡ 動いて、ください……。一也さんの、手で、……お、おちんちんでぇ♡ 私を……椎名心実を、滅茶苦茶にして、くださいぃ♡ ぉ、おまん……こ、一也さんの形、にぃ♡ 一也さんだけの、専用の、おまんこにぃ♡ 作り変えてくださいぃぃ♡』

 

『出して♡ 出して♡ 私もイク♡ 一也くんの精液でイっちゃう♡ ドロドロ精液ビュルビュルして♡ 私のオマンコ満たして♡ 溶かして♡ 堕としてぇええ♡♡』

 

 

 

((あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!))

 

 

 

 内心大絶叫だった。

 いくら媚薬と状況と彼の肉体美(あとチンポ)に熱を浮かされたからと言って、どれだけ恥ずかしい台詞を連呼したというのか。その全てを詳細に覚えてしまっているが故、二人とも昨日の夜は頭を抱えて、ベッドの中で暴れるように悶えていた。

 あの後、正確には心実が目覚めた辺りから、媚薬の効果が薄れたのは実感していた。

 薬を摂取した直後の、誰彼構わず襲い掛かってしまいそうな衝動は無くなり、家に帰る事も、店の手伝いを行う事にも支障は無かった。

 歩く時に小股になったのと、新たな問題で頭を悩ませていたことを除けば、だが。

 

 

「「……あの」」

 

「あ、その……お先にどうぞ」

 

「う、ううん。心実ちゃんから」

 

 

 声を掛けるタイミングが被り、譲り合いとなる。

 幾度か同じことを繰り返していたが、先に折れたのは野々花の方だった。

 

 

「えっと、かず……し、新城くん。お昼休みに理科室に来て、って言ってたけど、どんな用事だろうね?」

 

「それは……その……えっと、き、昨日の件で、湯川さんも交えて、話し合いをするべきなんだろうと、思ったのかと……」

 

「そっかー、そうだよねー……あ、あはは……」

 

「あはは……」

 

 

 分かり切っていたことを話題にして、そしてまた気まずい空気になる。

 彼女等とて、彼―――新城一也と性行為をした事自体に、後悔があるわけではない。

 切っ掛けとか状況とか二人同時だとか色々不満はあるけれど、ないのだ。

 何故なら、彼に恋をしているから。

 口には出さずとも、口付けを交わし、抱かれて、純潔を捧げたいと思えていた程に、彼を好きになっていたのだから。

 口には、出さずとも。

 

 

(……でも、あんな状況で、それを口にしてたら)

 

(卑怯、だよね。そんなの)

 

 

 あの時に伝えたとしても、もしかしたら媚薬効果でそうと錯覚してるだけと解釈されたかもしれない。そうでなく、真実だと受け止めたとしても、身体で関係を繋ごうとしているように思われただろう。

 優しい彼の事だ。例えそうなっても二人を受け入れてくれたかもしれないが、愛する彼に重責を負わせるような真似は、自分達が許せなかった。媚薬の服用をしてしまったとはいえ、友達と言えど好きでもない相手に身体を許すような女だと思われたとしても。

 それに、彼を好いているのは自分達だけではないのだ。

 彼女達が知るだけでも、確信を持って名指し出来るのが数名いる。怪しいのを含めれば十数名。彼の人気(女誑しぶりとも言える)を考えればもっといるだろう。今自分の横にいる、心実にとっては憧れの先輩。野々花にとっては可愛い後輩が、その内の一人であるのも分かっている。

 そんな中、治療行為として二人を抱いた彼の優しさに付け込んで、純潔を捧げた事を材料に、脅しを掛けて結ばれるような事だけは、彼女達には出来なかった。

 ……手段を選ばず、傷物にされた責任を取らせるということも女の戦い方の一つかもしれないが、善良な彼女達には到底無理な方法である。

 

 

(……でも、もし)

 

(赤ちゃんが、出来てたりしたら……)

 

 

 湯川基世という後輩が、雑多な諸々の事はともかく、薬の研究者としてはどれだけ優秀か、彼女等でも知っているつもりだ。

 本来の用途である避妊薬としての一面。副作用である媚薬効果があれだけ出ていたのに、そっちの一面は作用しなかったとは考え辛い。

 だが、薬というのは個人差が出るものだ。

 もし自分達には効果が出なかったとしたら、昨日の一件で妊娠したのかもしれない。そうなれば彼が抱える責任は、二人を傷物にしたものよりずっと重くなる。かといって、経緯がどうであれ彼との間に出来た子を堕ろす選択など、二人が取れる筈もない。

 例え家族や彼本人に詰られたとしても、産むことを譲らないだろう。そしてきっと、彼は責任を取って、二人と産まれてくる子の人生を抱えてくれる事だろう。

 そうなったとしても自分達は幸せかもしれないが、彼は男として責任を取った末の結果となる。もしも彼が幸せと思ってくれないとしたら……想像するだけでも辛かった。

 

 ―――そんな未来予想図に隣の女性が入り込んでいる事に疑問を抱かない辺り、中々ぶっ飛んでいる二人である。

 或いは―――長々と考えている間に、二人の足は理科室へと辿り着いた。

 心実の方が扉に手を掛け……そこで一旦息を飲み込む。

 

 

「ごくっ……」

 

 

 この扉を開けて、その先に基世と、新城一也がいたとして。

 一体自分達はどんな顔をすればいいのか。どんな表情を浮かべてしまうのか。

 会ってどんな話をすればいいのか。どんな結論に持っていきたいのか。

 彼は、どんな風に接してくれるだろうか。

 何も分からない。けれどまごついても仕方ないのは分かっていたので、思い切って扉を開けた。

 

 

「あ……お二人とも。お待ちしておりました」

 

 

 扉を開けた先、湯川基世がいた。

 正座だった。

 頭にたんこぶが出来ていた。

 涙目だった。

 一也は、いなかった。

 

 

「「……あれ?」」

 

 

 揃って首を傾げる二人。

 そんな様子を見て、基世は言う。

 

 

「新城殿でしたら、我輩へのお説教を終えた後、出て行かれました。二人と顔を合わせるのは気まずいし、向こうも気まずいだろうと」

 

「「…………」」

 

 

 気を遣って、自分の用件はささっと終わらせて、二人がこの後輩に言いたいこと言えるようセッティングしたということか。

 安心したような、ガッカリしたような……。

 そんな気持ちがシンクロしていた二人ではあったが、それを知ってか知らずか、基世は次の行動に移る。

 

 

「この度は、我輩の新薬の所為で大変なご迷惑を掛けてしまい……誠に申し訳ありませんでした」

 

「あ、いえ、そんな……」

 

 

 散々怒られたのか、額を地面に擦りつけて土下座する基世の身体が、いつもより小さく見える。

 こうなると二人にはあまりするべきことが無かった。

 野々花自身、薬とエキスを取り違えた責任の一端は自分にあると思っているし、巻き込まれた心実も、シチュエーションに不満はあれど、彼との行為が嫌だった訳ではないのだから。

 言うことがあるとすれば、危険な新薬なのだからもっと管理体制を整えてほしい、ぐらいのもので。それもこの様子を見るに、耳にタコが出来る程言い聞かされたのだろう。

 身体全体で反省の色を見せるその姿に何を言おうか迷っているところ、基世は言葉を続ける。

 

 

「我輩に出来る事であれば、お二人への償いの為、尽力致します故。何卒……」

 

「そ、そういうのは―――」

 

 

 いいから、顔を上げて。そう言おうとして、言葉が止まった。

 二人の脳裏に過るのは、昨日の出来事。

 顔から火が出る程恥ずかしくて、他の彼を好きな子達に申し訳なくて、頭を抱える程悶えて。

 そして……とても気持ち良くて、幸せだった、あの一時。

 

 

「…………湯川ちゃんに出来る事って、どこまで?」

 

「む。物理的に不可能な事や、犯罪的行為をしろというものでなければ、何でもする所存であります」

 

「何でも……」

 

「と、とは言ってもですな? 我輩が痛いのも耐えるつもりでありますが、あまり過激なのであればご遠慮願いたいと申しますか、我輩耐性が無いのでご勘弁願いたいと申しますか……」

 

「ああ、違うの。そういうのじゃなくて」

 

 

 気付けば、二人とも彼女に歩み寄っていた。

 それを横目で確認して、お互い考えてる事は同じだと分かる。

 土下座を続ける基世の前に膝掛け、心実が言う。

 

 

「お願いがあるんです」

 

「お願い、でありますか?」

 

 

 顔を上げて、二人の顔を窺う基世に向けて。

 二人は同じお願いを、口にした。

 

 

 

「「あの薬ってまだありますか(あるかな)……?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ひとまずここまで。
この事件を切っ掛けに、番長のセフレがどんどこ増えていくって展開にしようかなと大雑把に考えてます。
とりあえずここまでは書き切ったと思わせてください。
それと次をどうするかのアンケートをお願いします。

次は誰で書こうかな?

  • 文学少女とカメラウーマン(文緒、エレナ)
  • 幼馴染と従妹(るい、さくら)
  • ランチタイムデザート(心実、エミ、鞠香)
  • 他にないの?(別の誰か、組み合わせ)
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