※この作品はR-18です。

転生ラウルの愚行   作:亀と兎

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2.変わる日常

 重い足取りで野営地から帰宅していると、意外な人物を見かけた。

 異様なほど白い肌と白髪。

 日が昇っていないのに携帯している黒色の日傘。

 どこか気の抜けた印象を感じ取れる少女。

 

「あら、ラウルさん。おはようございます」

「おはよう、アナスタシア。

 もう日が昇るのに出歩いてるなんて珍しいな」

 

 そう、アナスタシアが朝早くから出歩いているのは珍しい。

 彼女は陽の光だけでも火傷してしまうほど肌が弱い。

 だから昼間は極力外には出られない。

 俺は朝早くから鍛えるために素振りをしているため、見かけるのは稀だ。

 

「ふふっ、今日は商人さんが来ていると聞いたので、ついひと目見ようかなって」

 

 アナスタシアも興味本位で野営地に足を運んだらしい。

 見張り番の人たちから冒険話を聞いていたら、時間を忘れて話し込んでいたようだ。

 彼らも見張りをしている間、暇だったのだろう。

 初心で真剣に話を聞くアナスタシアの姿勢に、こころよくオラリオの話を聞かせたようだ。

 その帰り道にいつも素振りをしている俺にも挨拶しようと家に立ち寄ったらしいが、俺は不在。

 引き返す頃には日が昇っていたというわけだ。

 

「訪ねてくれたのに留守にしててスマン。

 俺も商人が気になって野営地に行ってみたんだ。

 そうしたら神様がいるものだから、そのまま眷属なってオラリオに行くことになった」

「あらっ、そうだったのね。

 おめでとう! 長年の夢が叶ったのね」

「ありがとさん。

 けど、俺の夢は始まったばかりだ。ここから始まるんだ」

「ええ、私もこの村で貴方の無事を祈っているわね」

「おう!」

 

 アナスタシアは村長の孫娘で、両親を早くに亡くしている。

 本人も昼間は外に出られないので、彼女の人柄を知らない子供たちとは交流に乏しいのだ。

 俺は朝早くから素振りをしているので、顔を合わせる機会に恵まれていた。

 挨拶したり、遊びに付き合ったり。

 彼女は一人暮らしなので、一人で水くみをしているところを手伝って運んだり。

 次第に夢まで語り合えるほど好きになっていった。

 

 転生しても童貞だった俺の初恋は、好きになった相手が親友の許嫁で両者両想いという結末で砕け散ったのだが。

 

 周りを見てみるが、俺たち以外にまだ起きている人はいないようだ。

 

「アナスタシア、『体を触らせてくれないか』」

「ええ、別に良いですよ」

 

 魔法【ヒプノーシス】を使用して同意を求める。

 俺はアナスタシアの顔に触れるが、拒絶するような素振りは見せない。

 そのまま右手で胸を揉み出し、左手でお尻を揉みしだく。

 

「んっ……触り方がエッチよ」

「別に良いだろ。触っていいって言ったのはそっちなんだから」

「そうだけど……あっ!」

 

 次第に遠慮しなくなり、いつ誰に見つかるかも分からない状況で大胆に両手で尻を揉む。

 アナスタシアは白い顔を真っ赤にしてプルプルと羞恥心と快感に耐えている。

 彼女から漏れる牝の吐息と小さな声。

 愉しくなってきた俺はもう誰かに見られても構わない。

 魔法で誤魔化せばいいと思いながら、彼女の服に手をかける。

 

「んっ……ぁえっ、何するの?」

「生乳揉みたいから服脱いでくれ」

「それだと……誰かに見られちゃう」

「すぐ済むからさ。触らせてくれよ」

「……もう、仕方ないわね」

 

 恐る恐る服をはだけさせたアナスタシアの白い胸があらわとなる。

 片手で触れるとビクンッと体が震え、そのまま揉んでみると彼女の熱が手のひらに伝わってくる。

 道のど真ん中で胸を露出させた少女の胸を揉んでいる異常な状況。

 誰かに見つかれば、魔法でも使わない限り言い訳できないだろう。

 

 アナスタシアに顔を向けると強引に口づけして、むさぼるように彼女の舌を蹂躙した。

 これも『体に触れる』という意味では間違っていない。(拡大解釈)

 彼女も「んんっ!?」と驚くような声が漏れるが、抵抗する様子はない。

 このまま一発ヤりたいが、グレイシアとしっぽりヤッて今はすっからかんだ。

 

「あっ! んっ、ダメ……吸わないで」

 

 彼女の口から離れるとむき出しのままとなっている胸に吸い付いた。

 乳首を舌で舐め回したり、甘噛すると面白いように喘ぎ声が耳元で聞こえる。

 胸を開放すると彼女の乳首は真っ赤になっていた。

 やはり肌白なので目立つ。

 

「アナスタシア、『今夜抱きに行くから家で待ってろ』」

「んっぁ、はぁ、はぁ……わかったわ」

 

 片手で尻を揉みながら、我が物顔で命令する。

 ついでに首筋にもキスマークをつけると、アナスタシアを開放した。

 周りを見渡して見るが、起きてきた人はいないようだ。

 アナスタシアは乱れた身だしなみを最低限整えるとおぼつかない足取りで帰っていった。

 

 ―――――

 ―――

 ―

 

 帰宅した俺は疲れ切った体を布団に預け、泥のように眠っていた。

 昼間が過ぎるまでぐっすり眠っていると、長男に叩き起こされた。

 どうやらカイが訪ねに来たらしい。

 

 冷水で顔を洗って眠気を吹き飛ばす。

 いつもは朝早くから起きているので新鮮な気分だ。

 どことなく、体もスッキリしている。

 

「珍しいな、ラウルがこんな時間まで眠っているなんて」

「これからのことが気になって夜ふかししたからな。

 それに今日は家業の担当も休みの日だし」

 

 普段は俺も家族に混じって農業に勤しんでいる。

 この世界では子供も労力。

 今日のような休みの日は、カイと一緒にカイの親父から戦いの手ほどきを受けているので、俺がこなかったからわざわざ様子を見にきてくれたのだろう。

 

「それでどうする? 親父は狩りに出かけたし、俺たちだけで稽古するか?」

「そうだな。俺はまだ飯も食ってねぇし……」

 

 今日の予定について考えていたところでポケットに違和感を覚えた。

 手を入れると見に覚えのない手紙が出てくる。

 

「なんだこれ?」

 

 手紙に目を向けると、それはエウリュアレが仕込んだものだった。

 内容をようやくすると、「この村に滞在している間は暇なのでいつでも顔を出しに来ていいこと」や「手の空いている団員に稽古をつけてもらっても良い」というものだった。

 早速なので、カイも誘ってファミリアの野営地へと向かった。

 

「よう、邪魔するぜ」

「あら、いらっしゃい。早かったわね」

 

 馬車へ顔を出すとエウリュアレとグレイシア、数人の護衛がいた。

 

「よう、アンタがお姫様のお気に入りか」

 

 黒髪の男が前に出る。

 商人のような装いをしているが、腰には剣をぶら下げている。

 

「俺はノア。エウリュアレ・ファミリアの副団長だ。

 まっ、身の丈に合わない肩書背負ってるだけだから律儀に礼儀正しくしなくていいぞ。

 よろしくな!」

「ああ、よろしく」

 

 ノアは一度も俺と目を合わせず(・・・・・・)に笑顔で手を差し出した。

 どこまで話が浸透しているのか知らないが、エウリュアレから聞かされているようだ。

 差し出された手を握り返しながら、ステイタスを盗み見た。*1

 

 Lv.4で基本ステイタスもそこそこ高い。

 発展アビリティの狩人と耐異常も気になるが、それ以外に目立ったスキルや魔法はない。

 

「ラウル、隣の子は?」

「ああ、俺の親友だ」

 

 カイに目を向けると、エウリュアレを見て放心していた。

 

「おい、しっかりしろ!」

 

 美の女神の虜になったカイの肩を揺さぶる。

 

「大丈夫か?」

「あ、ああ。すまない」

 

「仕方ないわね。私の魅力に抗えるものなんていないもの。

 それより、ここに来たということは手紙に目を通したのでしょう。

 今日は戦いの手ほどきを受けにきたのかしら。

 それともグレイシアを使い(・・)にきたの?」

 

 エウリュアレの問いにグレイシアの肩がビクンと揺れる。

 

「戦いに来たんだよ。カイもそのついでだが、不味かったか?」

「私は構わないわよ。戦うのは貴方たちで、私は眺めているだけだもの」

 

 エウリュアレは大胆不敵な笑みを向けてくるのだった。

 だからやめろって、カイが使い物にならなくなるだろうが。

*1:
ノア・ペインラッへ Lv.4

力:C 614 耐久:D 595 器用:B 792 敏捷:B 795 魔力:I 0

狩人:H 耐異常:H 逃走:I

 

《魔法》

【】

 

《スキル》

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