転生ラウルの愚行 作:亀と兎
模擬戦を再開した俺は刃潰しされた剣を握りながら違和感を覚える。
時間が経っても違和感は拭えないが、体調面に問題はない。
今は目先の戦いに集中しようと自分に言い聞かせた。
その後の戦いではノーパンになって派手な動きが出来なくなったグレイシアとそこそこ善戦したが、結局、一本も取ることはできなかった。
「グレイシアさん、だっけ?
なんだか動きが鈍ってきてるような気がするんだけど。
どうしたのかな」
「手を抜いてくれてるんだろ。最初は圧勝してたからな」
動きのぎこちなさに気づいたカイが疑問を口にするが、それらしいことを言って納得させる。
日が暮れるまで戦い続けたが、エウリュアレの護衛が交代する時間となったのでそのまま解散となった。
汗だくになった俺とカイは近くの川で水浴びしてから帰宅した。
晩飯の食後、夜風に当たってくると言って家を後にする。
「いらっしゃい、ラウルさん」
「おう、邪魔するぜ」
某団長のような掛け声で訪れた先はアナスタシア家だった。
早朝の『今夜抱きに行く』という約束を果たすためだ。
敢えて約束を破ったらどうなるのか試しておきたかったが、それは今でなくてもいいだろう。
次の日、発狂してましたとかなったら流石に笑えない。
「あっんぶっ……んっ、じゅる……」
アナスタシアに抱きつくと強引に口づけを交わした。
舌を絡ませ、なされるがままの彼女にディープキスを仕込んでいく。
魔法が効いているのか抵抗する様子は一切ない。
顔を離すと肩で息をしていた。
黒色のパンツに手をかけると、性器が濡れていることが分かる。
「なんだ準備は出来てるじゃねえか」
アナスタシアをベッドへ手引きし、そのまま押し倒すと無遠慮にチンコを押し込んだ。
「ひぐっ!? ……んっ、あっ……激しッ……ああっ!!」
処女膜の抵抗さえたやすく破り、後背位で犯していく。
「やっぱり初物か。カイのやつに申し訳ないな」
思ってもいないことを口にしながら、一方的に快楽を得るためだけに腰を振る。
灯籠の火に照らされた白い肌は扇情的に性欲を駆り立てる。
アナスタシアの膣は初物にも関わらず、俺のチンコを包み込むように受け入れる。
「あっ、いいの! 奥に当たってっ、もっと!」
「ハッ、淫乱女が! カイはいいのかよ」
「カイさんとはっ、結婚してからぁ……!」
高嶺の花は地に落ちた。
今の彼女は村長の孫娘でもカイの婚約者でもない。
快楽に媚びへつらう雌そのものだ。
「お前のここは嬉しそうに咥え込んでるけどな! おらっ!」
「ああっ!! どうして、私っ、カイを愛してぇ! でも、気持ちいいのぉ!」
未来の旦那がいるというのにアナスタシアの膣は俺から精子を搾り取ろうと締めつけてくる。
俺の魔法はあくまでも俺との性交への疑念を払拭するだけで、この状態は元からあった彼女の素質によるものだろう。
我慢の限界を向かえた俺はラストスパートをかける。
「そろそろ限界だ! 中に出すぞ!」
「それは、ダメェ……デキちゃう! 私には、カイがっ!」
「知るか! 黙ってればバレねぇよ!」
無責任な発言とともに俺は彼女に中出しした。
「あっ、あっ……熱い、出てる……デキちゃう……あぁ……!」
アナスタシアの子宮に押し付けるように奥へ打ち付け射精する。
彼女の膣から引き抜くと「あひっ!」という喘ぎ声の後に漫画やアニメでしか見たことないような大量の精子が性器から溢れ出た。
俺にとって初恋の相手と初夜を迎えたとあってか、体感以上に出してしまったらしい。
俺は快感に呑まれ放心するアナスタシアの耳元で「『これからもよろしくな』」と告げた後、思いっきり尻を叩くと、肯定するような喘ぎ声を上げ、膣から溢れた精液が飛び出るのだった。
その後、回復した俺はもう一発アナスタシアとヤッてから家に帰った。
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次の日、早朝に目が覚めると日課の素振りをするために木刀を握った。
「ん?」
握ったままの木刀に目を向けると、昨日の剣を握った時に感じた違和感を思い出した。
刃潰しされていたとはいえ、真剣と木刀ではサイズや重さは大きく異なる。
普段は真剣を使って修練しない。
ゴブリンが畑を荒らしにくる以外は平和な村で武器の需要は低いからだ。
大人も子供に持たせようとはしないし、行商人が持ち込む武器は値段が高い。
子供のお小遣いを集めて買えるようなものではないだろう。
武器は現地調達した方が安くつくと高をくくっていたことが裏目に出た。
つまり、慣れない武器で戦って素人丸出しの動きをさらしていたわけだ。
使い慣れた武器……木刀ではダメだ。
戦いに耐えられず、一発でへし折れてしまう。
エウリュアレ・ファミリアの馬車で自分にあった武器を借りるしかない。
棍棒あたりなら付け焼き刃の剣よりよほど勝算が見込めるだろう。
勝てませんでした。
昼間の家業を終えてファミリアの野営地に向かった俺は、エウリュアレやノアに事情を説明して、馬車に積まれた武器庫の中から自分に見合ったものを選別して借りることができた。
手始めに棍棒を手にとって見るが、ズッシリとした重量と横幅があり、鈍器としてだけではなく、盾として敵の攻撃を防ぐこともできる。
ただし、長所の重量と横幅が弱点にもなっている。
振り回し方に気をつけなければ、振り回した棍棒に自らの視線を遮られる恐れがある。
短期戦なら問題ないが、戦いが長期化すると棍棒の重さが自らの首を絞め上げていく。
妥協に妥協を重ねて耐久性に優れた杖を使うこととなった。
棍棒より軽くリーチがあって小回りも効く。
杖は扱いやすさを重視した分、棍棒より打力はなく、剣のように相手を切ることができない。
ただ今はまだ剣も棍棒も手に余るだけで時間を重ねれば使い物になるかも知れない。
現代風に例えるとステイタス不足の武器や防具はレベルを上げると装備できるようになる、といったところか。
勝てないと言ったが、ノアやグレイシア以外の団員にはそこそこ打撃を与えている。
彼らは、ダンジョンで基本ステイタスを上げただけのLv.1。
エウリュアレがギルドの戦力流出禁止令を守って連れてきた数合わせに過ぎない。
ノアは俺が知る唯一のLv.4、ファミリアの副団長という立場を任されるほど修羅場を潜り抜けてきたことが伺える。
数合わせの団員とどっこいの俺が敵うはずもない。
格上のノアが俺に合わせてのらりくらりと攻撃をいなすなら、グレイシアはこちらの攻撃を機敏に反応して俺につけいる隙を与えない。
カタログスペックは基本アビリティが高いだけの同レベル。
勝てないとしても一本くらいは取れてもおかしくないが、俺はグレイシアに一撃を与えることができなかった。
それどころか目隠しした状態のグレイシア相手に一本も取れなかった時は愕然とした。
ノアいわく「俺たち冒険者は視界の悪い場所や見えない敵と戦うことだってある」とのこと。
いや、それでも十分おかしいって。
試しに他の団員に同じ芸当ができるか聞いたら首を横に振られた。
グレイシアを見ていると、まるで本人の実力にステイタスが伴われていないような違和感を感じたが、何度見てもステイタスは以前のまま。
勝てなさ過ぎてグレイシア以外の団員とバトってる時にやつはやってきた。
「なにか用か?」
「こんなところで躓くくらいなら、貴方はオラリオに来ないほうがいい」
いきなり煽ってきやがった。
だが、やつの言い分にも一理ある。
間違っても「俺はソロだ(松岡ボイス)」なんて言った日には骸になる自信がある。
なぜ挑発してきたのか分からないが、そんな見え透いた手に釣られクマー!
やってやろうじゃねえか!
この後、滅茶苦茶ボコボコにされた。
作者「(しばらく工口は)ないです」
ラウル「なん……だと……?」
作者「話が進まねぇんだよボケが! プロローグ含めて五話なのに冒険どころかオラリオにすらたどり着けてねえよ」
余談
あまり書き直しはしないように意識してますね
文章を書き直そうとすれば、いくらでも書き直せるので
間違っても完結前にリメイクしてはいけない(戒め)