はじまりは突然
曹魏に仕えるちょっと性欲の強い少年、北郷一刀は、魏王曹操ー真名を華琳というーと志を同じくした仲間と共に、大陸の統一と平定という大義を胸に抱いて仲間たちと勇往邁進していた。
「一刀、桂花ちょっと部屋に来なさい」
ある日、一刀と荀彧ー真名を桂花という、大の男嫌いの少女ーが華琳の部屋に呼ばれたのだ。
こういったときはさしずめ、何か褒められることがあったか、逆に咎められることがあったかのどちらかだ。
一刀が華琳に呼ばれたのはおそらく、一刀が先の戦で功績をあげたためだろう。
一方、桂花が呼ばれた理由は明らか。
常日頃の男嫌いが加速したか、先の戦での一刀の扱いが一軍師としては雑過ぎたと、さすがの華琳も目に余るところがあったらしい。
「あぁもう、あの全身精液男が仲間にいるから私が華琳さまに叱られなきゃならないのよ」
「華琳に呼ばれたのって、たぶん前の戦のときの俺の働きでも評価されたんだろう」
このように、華琳の部屋へと赴くふたりの気分はまさに正反対である。
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「揃ったかしら」
一刀と桂花が華琳の部屋に着いたと同時に華琳は口を開いた。
「一刀、桂花。あなたたちがなぜ私に呼ばれたのか、ふたりとも皆まで言わずとも分かっているわね」
当然、二人とも大方自分たちがなぜここに呼ばれたのかすでに見当はついているため、華琳の言葉を待つばかりだ。
(戦で褒められるのなんていつぶりだろう。褒美はご馳走かなにかかな)
一刀は自分が貰えるであろうご馳走やお酒に想像を馳せていた。
(うぅ。華琳さま、絶対に私にお怒りだわ。もしかしたらついに私に勘当して・・・あぁもうどうしたら)
桂花は思わず生唾を飲んだ。
華琳が口を開く。
「桂花、今日から七日間の間、一刀を私と同じように扱いなさい。寝屋にも毎晩足を運ぶこと」
「「え?」」
「一刀、そんなわけであなたは今日から桂花のご主人様よ。良かったわね」
瞬間、桂花は顔面から血の気が引け、驚愕の眼差しを自らが崇拝する華琳さまに向ける。
「華琳さま、あんまりです!こんな汚らわしい男を華琳さまと同じように接するだなんて・・・」
いくら愛する華琳さまの命とは言え、これでは実質七日間、あの忌まわしい色欲魔の情婦ではないか。
「桂花は私の命令が理解できないのかしら。私は一刀を私と同じように接しなさいと言ったの。桂花が一刀を雑に扱うというのなら、それは私に対しての無礼にもなるのではなくて?」
「そ、そんなぁ」
痛いところを突かれたと言わんばかりに、いよいよ言い訳も立ち塞がれた桂花の表情がみるみる落ち込んでいく。
「それにこれは桂花が悪いのよ。最近のあなたの一刀の扱いはいくらなんでも度が過ぎているわ」
「は、はいぃ・・・」
バツの悪そうな顔をした桂花に向けて、華琳は淡々と説明を続ける。
「そんなわけで一刀、これは先の戦で活躍したあなたへの褒美でもあるのだから、存分に楽しみなさい」
悪趣味な笑みを浮かべる華琳。
膝から崩れ落ちる桂花。
既に少し勃起している一刀。
こうして、一刀と桂花の色欲と性欲にまみれた七日間が始まるのであった。