元気な妹(11)で童貞卒業した日 作:刃波海苔
前の話にもほんのり修正入ってます
今更ですがこの作品は一週間でどれほど書くことができるかを試す為に投稿している物になります。
つまりなにが言いたいかと言うと、今回もエロ成分薄めです。
本当に申し訳ございません。
「うぇ゛っ……くさいし、まじゅい……」
あなたは、手を拭いてやろうと持っていたティッシュを取り落としてしまいました。
それほど呆気に取られてしまうことが目の前で起こったのです。
では、あなたが呆気に取られる事件とは、いったいなんなのでしょうか?
目の前で花のように可愛らしい顔を苦々しく歪めている妹が、その表情になる前にぬちゃぬちゃで汚れている方の手のひらを、ピンク色の小さな舌でぺろりと、いやベロんと舐めたのです。
彼女は未だに呆然としているあなたに、慌てたふうに言いました。
「えっと……あ、味も書かなきゃなの! だからなめたの! ヘンタイだからやったんじゃないからね⁉」
ああ、と生返事を返すも未だに魂の抜けた有様のあなた。不味いと言いつつなぜかもう一度チョンと舐め、また青汁を飲んだ時のような顔をする妹。
なんとも不思議な空間が出来上がったものです。
さらにもう一舐め、というところであなたはようやく蘇り、無理矢理な風ですが妹の手を拭いてやることができました。
「な、なにすんの!」
あなたは逆に、なぜ何度も味を見る必要があるのか強く問い質しました。妹は言います。
「だ、だって、ちゃんと書かなきゃだもん! 一回じゃ覚えきれないし、それに、せっかく出してくれたのにもったいないし…………ていうか、好きな人の味なんだから、気になるに決まってるじゃん……」
もったいないという主張以降はごにょごにょしていてあなたにはよく聞こえませんでしたが、それはさておき精液を見るどころか味まで書くのが宿題だなんておかしいにもほどがあります。
これはまさか、妹にだけ出された『特別な』宿題――つまり、大切な妹が教師に性的ないたずらをされている証拠なのではないか。
恐ろしいことを思いついて怖気を感じたあなたは、部屋の片隅にプリントらしき紙が落ちていることを見つけました。
これが宿題だろうと考えたあなたは、さっと拾い上げます。
「あっ、それは……」
あなたが読む限り、なるほど……確かに妹が言うようなことが書かれていて、セックスを体験してみようとまで書かれています。なんとハレンチなことでしょう。
どこに抗議を出せば、或いは通報すればいいのかと考えながら何度も読むうちに、あなたはある違和感を感じます。
文章がどことなく、子供っぽいような気がするのです。
大人が子供と目線を合わせて書いたというより、子供が頑張って書いたような文章に見えますし、冷静になってもっと見れば、レイアウトも変です。文字自体は活字なのですが。
あなたが疑念のこもった目で妹を見ると、彼女の目が泳いでいるのがはっきりと見えました。
隠し事をしているときの仕草だとあなたは知っています。
「えっと……その、ちゃんと学校で、先生からもらったやつです、はい……」
あなたが知る限り、謎な敬語は嘘のサインです。
宿題だのが妹によるいたずらだと理解したあなたは、彼女の脇に手を潜らせました。
「きゃひっ⁉」
くすぐったさで不意をついたところで、あなたは手を、かさかさと爪を立てずにひっかくように踊らせます。
「ひゃひっ、やっ、う、やりゃぁっ! くすぐった、ふひゃあんっ!」
一緒のお風呂やむき出しになるようなおしゃれのときに見たときに綺麗だとつい思ってしまう脇の下は、ちょっとつついただけで笑ってしまう弱点なのです。
「もう、やらぁっ、ゆるひてえ……!」
あなたにはその頼みを聞いてあげようという気はまったく起きませんでした。
いたずらの内容も内容です。とても心配したぶん、とても怒っているのです。
あなたは妹の言葉を無視し、しかし声の調子には注意しながらひたすらくすぐり続けます。
くすぐる場所は脇だけに終わりません。マンガの影響で思いついたらしい罰ゲームで舐めさせられたときに知ったもう一つの弱点である、足裏もです。
あなたはそこに、今よりも小さい頃によくしてあげていた手遊びのように一本橋を指で書きました。
「ひゃぅっ⁉」
効果は覿面だとほくそ笑んだあなたは、くすぐり目標を脇から足裏へと変更しました。
「ちょ、ちょっと待って! やぁっ⁉ や、やめてぇ!」
もちろん待ちませんし、やめません。あなたは哀れな罪人に、今から足裏に爪の腹を優しく当てたまま、手を半端に開いたり閉じたりを繰り返す刑を執行することを伝え、間もなく始めました。
「やっ、らっ、あっ、だめ、しぬぅ、しんじゃうぅぅぅぅっ……!」
悲鳴をあげていた彼女は、すぐに自分の意志と無関係にケラケラと笑い出しました。
ヒーヒー、ゲラゲラ、ウヒウヒ、ニャハハ。バリエーション豊かな笑い声を上げながら、あなたの魔の手から逃れようと転げ回ります。
そんな彼女にあなたは聞きました、何が悪いか分かっているのかと。
「わひゃって、わひゃってまひゅぅ! うひょ、ちゅきまひたぁあ!」
それと? と他のことについてもあなたは促しますが、彼女は分からないと笑いながら繰り返すばかりです。
一旦止めてしばらく待っても分からなかったらしいのであなたはくすぐり続けたのでした。
「はひーっ、ひぐー……、ひぃー…………」
もういいだろうとあなたが解放したころには妹はぐったりして、泣いているのか笑っているのか分からない息を漏らすようになっていました。
「はあ、はあ……ん……っ、ご、ごめんなさぁい……」
何が悪いかわかっているのか、もう一度聞きました。
「ウソついたことと、あと……子供なのにエッチなことしたから?」
あなたは、もう一つあるのだと言いましたが、妹はうーんと唸るばかり。
もう少し待って、あなたは模範解答を伝えました。
「えっ……いやだったの?」
頷くあなたに、彼女は困惑した様子です。
「だ、だって男の人って女の子にちんちん触られると喜ぶって、ていうか、嫌とかやめろとか言ってないじゃん!」
その嫌かどうかを最初に聞くべきなんだとあなたは諭しますが、彼女は柔らかな頬を膨らまします。
「あんなに気持ちよさそうだったのに」
自分が許されない行為で快楽を得ていたことを見透かされたことに動揺するあなたですが、なんとか取り繕い、妹になぜ許しを得なければいけないのかを真剣に伝えたのでした。
まずはここまで読んでくださりありがとうございました。
楽しんでいただけましたら幸いです。
もしよろしければ感想や、その他お話の矛盾点、誤字脱字などのご指摘をいただけますと、大変励みになります。
タイトル詐欺をする気は有りませんのでまだ続きます。
完成しましたら一週間が経たずとも投稿いたしますので、楽しみにしてくださっている方がおりましたらよろしくお願いいたします。