※この作品はR-18です。

めだかちゃんで遊ぼう!   作:中落ちカルビ

9 / 19
アンケートおいておきましたので是非是非ご協力ください。
また、後書にめだかちゃんの今のステータスがありますが何か足りないステータスや持ってそうな持ち物等あったら感想やメッセージ、評価の一言コメントで教えてください。


事の始まり

 

 私立箱庭高等学校。

 

 県内で有数の進学校であらゆる分野の才能を持つ人間が集まりその学園敷地は街が一つすっぽり収まるほどのマンモス校……

 

「あぁー、めんどくせぇなぁ」

「なんだ、面倒なのか? ならば帰っても良いが?」

 

 なんて事はない、普通の高校。

 箱庭、なんて普段聞かない珍しい名前をしてるのに別段他の高校と変わらない普通の高校だ。

 強いて普通の高校と異なる点を上げるなら去年まで男子校で最近共学になったという点。そのため生徒と教師の殆ど全てが男、その程度。

 

「いやいや、冗談、冗談だって! やる気満々だよ、俺は」

「…………ふふふ」

 

 ちなみに箱庭の由来は単純明快、学校のある市の名前が箱庭だからだ。

 つまんない話だろ? 

 

「私も冗談だよ善吉。これでも頼りにしているのだ」

 

 そんな普通の学校で、普通の男子生徒である俺、人吉善吉は幼馴染で生徒会長のめだかちゃんに頼まれて生徒会庶務をやっている。

 

「では善吉、目安箱を取って来てくれ」

 

 そうそう、この至って普通で平凡な箱庭高校にひとつだけ異常があった。それは男子生徒率9割越えなんて事よりもっとすごい異常。

 

「……どうした善吉?」

 

 この目の前の幼馴染、生徒会長、黒神めだかがだ。

 神が左手で描いた顔がブサイクならば神が右手で描いたのだろうとはっきり言える美少女顔。スラリと通った鼻筋に意志の強そうな切長の瞳が乗っている。

 

「……」

 

 そこらのグラビアアイドルが裸足で逃げ出す高校生離れしたグラマラスなスタイル。

 出るとこ出てる身体、なんて言葉の通り胸と尻はドーンと膨らみ腰はキュッとしまっている。太ももなんてムッチムチ、かといって太っているなんて事は当然無い。触り心地の良さを感じさせる程度に肉付きがよく、肥えていると感じさせないほどにスラリとしている。

 

「……?」

 

 異常というのは顔だけ、体だけ、という訳ではない。

 むしろめだかちゃんの異常性、その本質は頭脳や運動能力にある。

 全国共通テストではぶっちぎりの一位を記録し、身体測定では高校生記録を余裕で塗り替えピンチヒッターで出た運動系の大会では軒並み優勝。

 箱庭高校のすべての生徒に慕われ、一年生でありながらほとんど100%の圧倒的支持率で生徒会長に就任。その期待を裏切ることなく一年間を立派に勤め上げ今年の生徒会選挙では対立候補が存在しない、実質の信任投票となるほどだ。

 

「なんでもねぇちょっと考え事がな」

「ふむ、そうか。考えるだけでなく行動するといいぞ。今は生徒会の職務時間だ」

「わかってるわかってる」

 

 ガチャリとドアを開けて生徒会室を出て行く俺を得意の腕組みで見送る彼女。

 才色兼備、文武両道、高校生で一人暮らしを許されている完璧超人。

 中学二年生の思い描く妄想でももう少し手心が加えられるだろう異常さ、異質さを誇る女子生徒。

 

 それが俺の幼馴染、黒神めだかだ。

 

 

 

 

 

(たっぷり詰まってんなぁ)

 

 とはいえ、彼女にも欠点がいくつかある。

 その欠点の証とも言える物が廊下に出た俺の視線の先にあった。

 

(おとさねぇようにしないとなぁ)

 

 生徒会室前に置かれた口から紙をはみ出させている箱。この箱こそが生徒会長黒神めだか、その欠点の一つが形になったものと言える。

 

「よっ……と」

 

 和風建築のような凝った意匠のそれは余白に書かれている『目安箱』の文字の通り。生徒会への意見を入れてもらう箱だ。

 生徒会への意見、つまりは黒神めだかへの要望、相談、雑談、連絡事項までなんでも入れて良い事になっている。

 

 何を言っているんだと思うだろう、俺もそう思う。

 

 要望はわかる。相談も、わかる。だが雑談なんか直接言えって話だし、連絡事項なんかも日に一回見るだけのこんな箱に入れずにさっさと直接連絡しろって話だ。

 

 話だが、情けない事にそれが出来ない生徒が大多数だった。

 

(まぁ、仕方ねぇよな)

 

 つまるところ、めだかちゃんの欠点、それは『慕われすぎてしまった』ことだ。

 

 直接相談しづらい。

 話しかけづらい。

 こんな些細なことで声をかけていいのか。

 自分なんかが関わっていいのか。

 

 あまりにも自分と違いすぎて躊躇う。その気持ちは俺にもよくわかった。釣り合う釣り合わない、なんてところまですら行かない感覚だ。

 

 この箱はそんな心理的ハードルを超えるために挟んだ壁のようなもの。

 ワンクッション置くことで軽い悩みを相談しやすくする、そんな目論見で置かれたものだ。

 

(この様子なら、今回もまためだかちゃんの思惑通り、ってことなんだろうな)

 

 めだかちゃんは失敗しない。

 めだかちゃんは間違えない。

 それは産まれてから今日までずっと一緒にいた俺が保証できる。

 失敗して、間違って、めだかちゃんに謝ってばかりの俺が確実に保証できる数少ない事だ。

 そこでふと、俺の頭の中に馬鹿な疑問がよぎった。

 

(……そういやめだかちゃんって、誰かに謝った事あんのかねぇ)

 

 そんなどうでもいい疑問は、生徒会室のドアを開けた時にはもう俺の頭の中から消えてしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うむ、なかなかの数だな」

「だなぁ、どれどれ……『写真部の予算を増やして欲しい』……俺たちに言われてもなぁ」

 

 机にぶちまけられた紙を一つ摘み、広げて内容を読み上げる。その紙には相談内容だけでなく写真部一同と記名されていた。

 

「ふむ、部費の増額か……」

「まぁ予想できた範囲だな」

 

 俺たちに相談せずになんかコンクールに出すとか活動すりゃいいんじゃないだろうか。確かに今年から部の予算は生徒会、つまりはめだかちゃんが決める事になっていたがそれはめだかちゃんの公平性を信頼してこそのものだ。

 結果や努力を示した訳ではなく投書でおねだりしたからと上がるものではない。

 

 そんなふうに思いながら俺は読んだ紙を横に置いて次の紙を手に取りまた内容を確認する。

 

「これも微妙だな……」

「ふむ……『トイレが混んでるから早く直して欲しい』……1-Bの男子一同。……近くのトイレは小便器の方が水道管の工事で塞がってしまっているんだったな。確かに不便だろう」

 

 めだかちゃんが後ろから覗き込み内容を読み上げる。

 ふわりといい匂いが漂う。それと共に背中に押し付けられた柔らかい感触に俺は思わずうめいた。

 

「ぅぉ……」 

(……デッッッッ……)

 

 ゴクリと唾を飲み込み背中に全神経を集中させる。

 ブラに阻まれ詳細な感触までは分からないが高校生離れしたその肉の巨大さと柔らかさに俺の心拍数が跳ね上がる。

 同時に激しい罪悪感が湧き起こった。

 

(俺は何やってんだ……めだかちゃんは真面目にやってるんだぞ。いかんいかん、意識をそらせ)

 

 俺は努めて気にしないよう意識して次の紙を開いた。

 書いてある内容は何とも、本当になんとも言えない内容だった。

 

「なんだこりゃ」

「『体育用具室の整理を手伝え』……ふむ権田尊男教員か」

「うぇ……あいつかよ……ってめだかちゃん誰が書いたのかわかんのか? 名前書いてねぇけど」

「当然だ」

「えぇ……まじかよ……ていうか誰もこれも俺らに頼むなって話ばっかじゃねぇか」

 

 部の予算もトイレの工事も俺たちにはどうすることもできない、体育用具室の整理なんかお前の仕事だろうがって話だ。

 まったく、もう少し考えてから入れて欲しいもんだ。

 

(でもまぁ、めだかちゃんの思惑としては成功か)

 

 少なくともめだかちゃんに普段言えない事を言えているのは事実だろう。

 めだかちゃんと生徒たちの距離が縮まっているのは確かに感じ取れる。

 

「で、どうするめだかちゃん。この調子だと他のも殆ど無理なやつだぜ?」

 

 ただここまで無差別というか無分別に適当な雑談を入れられてしまっては困るのも事実だ。めだかちゃんの時間は無限ではない。この量をしっかりと読むのはなかなか骨が折れるだろう。

 

「何をいう善吉」

 

 しかしめだかちゃんは俺の言葉にやれやれと肩をすくめる。俺の後ろから離れて机を挟んだ対面まで行くと自身の巨乳を持ち上げるように腕を組み堂々と喋り出した。

 

「学生達の些細な悩みや普段言えない生の声を聞きたいがために始めたのだ。目論見通りでは無いか」

「ぉ……」

「それに部費の件は相応しい功績を残せるよう相談にのることもできる。そうだな、この私がモデルになってやれば良い結果を残せるのではないか?」

「ぉぉぉ……」

「トイレの件は簡易トイレを設置するよう教師に掛け合うこともできる。体育用具室なんかはもっと簡単だ。私が手伝えばすぐに終わるだろう」

 

 朗々と自信満々に語るめだかちゃん。

 

「どれも出来ないと諦めてしまうほどのことでは無い」

「そ、そぅ……だな」

 

 だが俺は半分も耳に入らなかった。うめき声のような相槌をするだけで精一杯だ。

 目線は顔ではなく胸元、大きく開いた制服の胸元から押し出された乳肉。そこに固定されていた。これ以上に集中すべきことがあるだろうか。

 元々胸が大きすぎて制服に収まりきらず上半分、北半球を丸出しにしているのだ。そんな危険物を下から持ち上げればどうなるか。

 

「どのような事だろうと本人が困っているのだ、真摯に対応しなくてはいかん。生徒会長として選ばれた以上、生徒や教員達のために粉骨砕身、身を捧げて奉仕しなくては………………おい! 聞いているのか善吉!」

「お、おう! ……すまねぇめだかちゃん。聞いてなかった」

 

 結果としてその天国のような光景と引き換えはジト目でこちらを睨むめだかちゃんの顔だった。

 だがめだかちゃんに呆れられてしまった事に後悔はない。

 それだけの価値のある光景を、俺は目にしたのだ。

 

「はぁ……全くお前ときたら……つまりは何事も検討してみなくてはわからないと言うことだ」

 

 そんな俺の間抜けな様子に呆れたのか、めだかちゃんはため息をつきながら机の上の紙を一つ掴む。

 

「全て読んだ上で出来る限り対応していこう」

 

 そう言いながら、めだかちゃんは手に取った紙を広げて中身を読んでいく。

 その内容は今までの相談が可愛く見えるほど呆れた物だった。

 

「これも匿名か、なになに……『廊下で会長の事を見るたび、裸を想像してちんぽがイライラしてしまいます。このままだと授業に集中できません。責任をとって会長のまんこでザーメンを抜いてスッキリさせてください』……ふむ」

「はぁ!?」

 

 匿名で意見をとればイタズラめいた投書もあるだろう、呆れるとしか言いようがない。イタズラだとしても度が過ぎている、品性を疑うとはこの事だ。

 

 それはそれとしてめだかちゃんの口からでた猥語は破壊力抜群だ、思わず前屈みになる。その点は褒めてやってもいいかもしれない。

 

「善吉よ、ちんぽがイライラ? していると勉学に集中出来ないものか?」

「……お、おう…………まぁ、出来ねえっていや出来ねぇな……」

「ふむ……では口まんことは」

「あー……」

「そもそもちんぽとは何だ? ちんぽがイライラするという事は」

「わかんないからめだかちゃんが自分で調べてほしい……」

 

 めだかちゃんが思案するように顎に手をあて首を傾げる。

 ていうか幼馴染みに下ネタの質問されるってどんなプレイなんだよ。

 

「ふぅむ…………」

 

 めだかちゃんは懐から携帯を取り出すと何かを調べ始めた。

 そこでふっと何かを思い出したかのように前屈みで動けない俺に真面目な顔で問いかけてくる。

 

「善吉は私の裸を見るとちんぽがイライラするのか?」

「まぁな……いやいやいや! 俺はそんな事はないぞ! 全然! 全くイライラしない! これっぽっちもしない! 俺のことは気にしないでくれ!」

「そ、そうなのか。わかった、善吉のちんぽのイライラは気にしない事にする」

 

 嘘だ。

 しない訳がない。なんなら妄想だけでする。今もしてる。

 

「ていうかそんなもん入れたやつ誰だよ……匿名でも分かるんだろ?」

「分かるが言わんぞ、匿名の意味が無いだろう」

「まぁ確かにな……同じ学校の生徒だし、知ってるやつかもしれねぇし……」

 

 いやまぁ俺だってこんなイタズラする奴は知りたくもない。

 でもこういうふざけた野郎に何も思わないわけじゃ無い。

 めだかちゃんは真面目に学校をよくしようと思って目安箱の設置をしたんだ。一人一人の悩みに向き合って、解決して、より良い学校生活を送って欲しいと真剣に思っている。

 

 それを茶化すみたいな真似してくる奴は許せねぇ。

 

 ふつふつと怒りが湧いてくる。知りたくない、なんて嘘だ。探し出して1発ぶん殴ってやりたい。

 

「ふーむ…………ちんぽ……『ちんぽ奴隷の雌肉便器』……漫画か?」

 

 しかし携帯をいじり続けるめだかちゃんは特に怒っていない様子だ。

 それなら俺だけが怒っても仕方がない。めだかちゃんがスルーしているのだから俺も気にしないほうがいいだろう。

 

「ふむ……コメント欄で質問してみるか……」

 

 めだかちゃんにエロい事を言わせた功績で相殺しておいてやる事にしよう。

 

「女の義務……性処理……むぅ」

 

 俺が益体もない考えに脳を空転させていると調べ物が終わったのか、めだかちゃんが不意に顔を上げる。

 

 そして信じられない事を口にした。

 

「……そもそも開封の現場に善吉がいるのも問題かもしれんな」

「はあ!? なんでだよ!」

 

 突然の事に声を荒げてしまう。いやいやいや、こんなセクハラ紛いのイタズラがあるんだから俺が事前に見て弾いたほうがいいだろ。

 

「これのように知られたくない、匿名の相談内容もある。私に相談したいが善吉には知られたく無い、そういう相談もあるだろう」

「ぅ……や……まぁ……そういうのもあるかもしれないけどよ……」

 

 ひらひらと紙を振りながらもっともな理由を並べられる。

 

 確かにその通りだ。なんでも相談できるというのが今回の趣旨。

 生徒会に相談したい、となった場合その多くはめだかちゃんに相談したいという事だ。つまり女性が読む事を前提としている。

 例えば『ラブレターを書きたいが字が汚くて代わりに書いて欲しい』なんて相談がもしあったら出来る限り人に知られたくはないだろう。

 

 

「なに、中身を読んだ上で善吉の手助けが必要なら私からいうさ」

 

 

 いつものように自信満々でいうめだかちゃんに、俺は何も言い返すことが出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな生徒会室でのやりとりから数日が経過した頃だった。

 

「さて、今読んでもらった通り李徴は役人だったのだが、職を辞して詩人を目指す」

 

 カツカツとチョークが黒板を叩く音を聞き流し、チラリと時計を見ると針は天辺の5分前を指していた。

 

「詩人となったはいいが、今で言う歌手などと同じように飛び抜けた才能がなければ李徴が満足出来るほどの名声を得られる訳ではない」

 

 食堂の売り込み戦略なのか、人気があるパンやメニューは数量限定となっている。特に盛り放題で200円のカレーライスなんかは皆が皆まさに山のように米を盛るためすぐになくなってしまう。

 

 まぁ、弁当の俺は関係の無い話だった……そう、過去形だ。

 

「お前らも自分の器というものを自覚し、程々で満足する、という事を常に意識して生活しろよ」

 

 あの後めだかちゃんと話し合った結果、昼休みに目安箱の開封をする事になった。

 

 その結果俺はめだかちゃんと一緒に昼食を取れなくなった。

 

 由々しき事態だ。

 

「安分守己、分をわきまえ、高望みしない。大事なことだ。高嶺の花は手が届かないから高嶺の花なんだ」

 

 めだかちゃんと食べられないのならばわざわざ弁当を作ってもらう理由もない。

 親の手間を減らすいい機会だと思って食堂で食べる事にしたのだが……同じクラスの生徒がここまで飢えているとは夢にも思わなかった。

 人間、自分に関係がなければわかりきっている事にも目がいかないものだ。チラリと盗み見たクラスメイト達は皆一様に目を血走らせじっと時計の針をみつめている。

 

「さて、暫くは詩人として生活していた李徴だが……」

『校内放送で失礼する、生徒会長の黒神めだかだ。2-D 田中太一は昼休みに生徒会室まできて欲しい』

「むっ……」

 

 ヂヂヂ……というノイズの後、時計横のスピーカーからめだかちゃんの声が響く。

 生徒の呼び出しだ。2-Dは俺のいる教室、名前も聞き覚えがある。

 

「んぇ……なんだよもぅ」

 

 のそりと机に蹲っていた男子生徒が顔を上げた。

 呼び出された男子生徒、田中太一だ。

 名前の通りクラスで一番太った男子生徒、そしてクラスで一番下品な男だ。

 休み時間に携帯のエロ画像を見てニヤニヤしだすわ、映像研の部活動なんてお題目でAVを見始めるわやりたい放題の男だ。

 持ってきたAVをクラスメイトに貸し出したりオカズ共有ルームなんてアホみたいな名前のトークルームをLINEに作っている豪の者。

 ある意味イメージ通りパソコンに詳しく、その筋でも世話になっている生徒が多い。

 

 

『繰り返す、2-D 田中太一昼休みに生徒会室まで来て欲しい。目安箱の件で話がある』

「…………は? ……はひっ!」

 

 

 そんな田中の表情が目安箱という単語が流れた瞬間、さっと青ざめた。

 何か……そう、失敗するはずのない作業で失敗したような焦り方。それも『致命的』な失敗をした……そんな焦り様だ。

 

「ふむ、少し早いが授業は終わりにしよう。田中は早く生徒会室に……ぉおっおい! ……廊下は走るんじゃないぞ!」

 

 そして教師の言葉を聞いているのかいないのか、椅子を蹴飛ばすように立ち上がり突き出た腹を揺らしながら教室を飛び出していく。

 

「……田中大丈夫か?」

「さぁ……よほど大事な事相談したんじゃねぇか?」

 

 すぐにでも食堂に向かおうとしていた生徒たちも田中の様子を見て足を止める、正直俺も心配だ。

 それほど鬼気迫る、というか焦った様子だった。

 

「まぁ帰ってきたら何相談したのか聞いてみようぜ」

「そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帰りのHRが終わる頃田中は戻ってきた。

 めだかちゃんと一緒に。

 

「ごほっ……んっ……ごくっ❤️……ではな太一二年生。繰り返しになるが、今まで本当にすまなかった! またイライラしたら遠慮せずに言うといい!」

「うひひ……、ありがとうめだかちゃん。宣伝は早速取り掛かるよ」

「うむ! ホームページの件、感謝する!」

 

 めだかちゃんは痰が喉に絡んだのか、咳払いを一つして田中を見送る。席に着いたのを確認すると教室を去っていった。

 田中の方はというと、悩み事は解決したのかいつものニヤケ面でスマホをいじり出している。

 

「なぁ……会長の口にちぢれ毛……」

「ていうかさ、なんか青臭くなかったか……?」

「「…………」」

「い、いやいや、気のせいだろ」

「そ、そうだよな」

 

 

 田中も無事に帰ってきた事だし、さっさと生徒会室に行くか。

 そう思って席を立つと丁度スマホから顔を上げた田中と目が合った。

 

「ぐふ、善吉クン。実は善吉クンに報告しないといけない事があって」

「ん? なんかあったのか?」

 

 にちゃり、と粘度の高い笑顔で俺に話しかけてきた。悪気はないのだろうが非常に見栄えの悪い笑顔だ。

 多分一生彼女とか出来ないで童貞のままなんだろうな……。

 ちょっと可哀想になってきた。

 

 めだかちゃんに相談した悩み事は解決しなかったのだろうか。そう思った俺に田中は予想外の言葉を投げつけた。

 

「実はめだかちゃんに頼まれて生徒会の広報をする事になったんだ」

「広報?」

 

 広報? 生徒会の? 

 生徒会に広報なんているのか? 

 ホームページでも作るのか? 

 

「ホームページを作って動画をあげたり、活動の日報を書いたり、その程度なんだけどね」

 

 予想通りだ。

 めだかちゃんはその高すぎるスペックから周りに神聖視されている部分がある。広報活動を通して実態を知ってもらおうという事だろう。

 俺が納得した様子を確認して田中は

 

 

「まぁ二人の仲は邪魔しないし、むしろ応援するから安心してね」

「なっ! お、おまっ!」

 

 

 ニヤニヤとキミの悪い笑顔のまま爆弾を投下してきた。

 

 

「いやいやいや、俺とめだかちゃんはそういう関係じゃ」

「うひ。まぁまぁ、そういうのはいいから。じゃあボクは帰るよ、ごちそうさま」

「ちょっ、ちょっと待てって!」

「あっそうだそうだ」

 

 俺の言葉を無視して田中はカバンを掴んで立ち上がり……

 

「善吉クンはぁ、どっちが先がいいとおもうぅ?」

 

 キミの悪い笑みをさらに歪めて尋ねてきたのだった。

 

 

 

 

 




黒神めだか
B112 W78 H100 カップサイズL
称号:完全無欠の天才生徒会長
発覚度0%
 黒神会長?すごいよな!
 動画?いやいや、CGかなんかだろ

装備
 飾り気のないブラ
 飾り気のないショーツ
 制服(上)
 制服(下)
 ハイソックス
持ち物
 生徒手帳(写真付き)
 教科書
 ノート
 善吉が誕生日にくれたハンカチ
スキル
 完成
  new!! 全裸土下座

初体験:田中太一
 女の責務を怠った事を土下座で謝罪しながら中出し懇願、土下座の姿勢のまま100kgの体重で押し潰されながら種付け。子宮に叩きつけられたゼリーのように濃い精液の熱を感じ今まであげたことのない情けない声と共に人生初の絶頂と敗北感を味わった。

ファーストキス:未
妊娠:未
 
経験人数:1人
絶頂回数:32回
膣中出し回数:13回
尻中出し回数:0回
精飲回数:3回
セクハラ回数:4回
セクハラ内容:善吉の前で尻を揉まれる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。