ロマサガeRoS 1部1章ラストにまつわる妄想【完結】 作:我南無
俺はポルカ。ポルカ・リン・ウッドだ。
妹のリズに頼まれて街の外れに来てみたら、眠ってしまっていたようだ。
確かリズに言われて覆面とマントを身につけたような……そこまでは覚えている。
今し方気がついたところだが、頭はぼーっとし体はまるで戦闘後のように酷く疲れている。うつ伏せで、何故か体の下が温かい。
目を開けると、目の前には盛り上がった肌色があった。
「な……」
俺は戸惑った声と顔を上げると、さらに戸惑った。どうやら仰向けの裸の女の人に覆い被さっていたようだ。さっきまで俺の顔の辺りにあったのは胸で、その双丘は呼吸に合わせて上下し、時折びくりと震える。温かかったし命に別状はなさそうだ。
胸を撫で下ろし体を起こそうとすると、女の人のぽっこりとしたお腹が目に入った。そのまま目線が下に行き、自分のお腹が目に入る。この女性もだが、俺も服を着ていないように見える。裸で抱き合っていたような形だ。生暖かい訳だ。いや夢だ。きっと。
その時うぅんと女の人が僅かに身を揺すり、まだくっついている下半身から温かさと動きが伝わる。俺は下着もつけていないらしい。俺の下半身の一部は朝起きたときのように大きくなっていた。無理もない。さらに大きくなろうとして、温かくて柔らかい何かを押し退けようとしている。肌に当たっているだけの感触ではない。
俺は慌てて腰を引こうとしたが、踏ん張りが効かず倒れ込みそうになった。そして女の人の下腹部とくっついている自分の下半身の一部をみることができなくて悟った。
俺の下半身の一部は、最初からずっと女の人の中に入っている。
状況を理解しはじめると、自分の鼓動が大きくなる。
見えている女の人の肌、下腹部、胸がとても艶めかしく見えた。気付いていなかったが白っぽくて長そうな髪が見える。顔……下半分ではよく分からないが誰かに似ているか……?
途端、大きくなろうとし続ける俺の下半身の一部が手で握られるように締め付けられる。それを押し返そうと、反射的に俺の腰に力が入る。
「ぁはあああああああ!」
抜け殻の体から、芯だけで最後の力を振り絞るような声が上がり、女の人の体ががくがくと震え、俺の下半身の一部をぎゅっと締め付けてくる。
「くうっ!?」
俺の頭が真っ白になる。動かせない自分の腰がビクビクとなり、俺はさっきの声がリズっぽいと感じながら、再び意識を放出した。
俺はポルカ。ポルカ・リン・ウッドだ。
妹のリズに呼び出され気を失ったと思ったら、リズに似た女の人といけないことをした夢を見てしまっていたようだ。
夢から覚めると、夢とは違って隣でリズがちゃんと服を着た状態でうつらうつらしており、声をかけるとすぐ気がついた。倒れた俺を見ていたらリズも寝てしまっていたらしい。ここのところ働き詰めだったからだろうか。用を聞くともういいのだと言う。やっぱりあれは夢だったのか!?
様子を見ていた俺だったが、しばらくのちにリズに大変なことが起こり、その後の俺は、今日のことについて聞くに聞けないでいる。
〜事件簿の被害者パートっぽいです。