作者はおっぱいも好きだし雄っぱいも好きです。みなさんはどうですか。
なんとなく桃井が白鳥沢に進学してるけど全く関係ないです。ただ先輩呼びさせたかっただけ。
桃井が牛島さんの胸を揉んでるので苦手な人はご注意!
気づいたら、辺り一面真っ白で、辛うじて四隅が視認できるも、あまり広い部屋とは言えない場所にいた。
隣には牛島先輩が相変わらずの仏頂面で正面のドアを見つめており、私はと言えば、あまりに非科学的な現象に内心プチパニックを起こしていた。
え? さっきまで寮にいたのになんで? というかここどこ? そんな疑問を嘲笑うかのように、ドアにはでかでかとある文章が書かれている。
『おっぱいを揉まないと出られない部屋』
全く意味がわからない。
何この部屋。何その命令。あの……え……? おっぱいを揉まないと出られないって……内容がなんであれどういう条件で出られないなんて仕組みができるというの……? というかなんでおっぱい……? だめだ、今日は疲れてて貪り眠る気満々だったから頭が働かない……。
あまりに突然のことに突っ立ったままでいると、牛島先輩は大股でドアまで距離を詰め(といっても3歩で届いた)、ドアノブを掴んで回す。
ガチャガチャ。開かない。ロックがかかったままの音が数度虚しく響くだけで、そのドアが開く気配はない。
ドンッ、ドンッと今度はタックルしてこじ開けようとするが、牛島先輩のその巨躯を以ってしてもビクともしない頑丈なドアに、私はようやくこれが現実なのだと悟った。
「牛島先輩、やめてください。無駄に体力を浪費するだけです」
「しかし……」
「今日は試合で疲れているでしょう? あとは寝るだけだったのに訳の分からないことに巻き込まれて、私クタクタです。牛島先輩もじゃないですか?」
「俺は疲れてない」
「今はそういうのいいんで」
ムッとした顔をする牛島先輩だが、これ以上ドアを突き破ろうとしても無意味であると思ったのだろう。大人しくそこから離れて近づいてくる。
「疲れていないが、部屋に戻って就寝したいのは同感だ。で、お前にこの部屋を出るアテはあるのか?」
「おっぱい揉めばいいんじゃないですか?」
牛島先輩が咽せた。
「ゲホッ、ゲホッ、ンッ」
「どうしました? 私そんなに面白いこと言いました?」
「…………ンン、コホン。……いや。………それで、あのドアの指示通りに動くというのか」
「だって他に出来ることないですし」
寝巻き……といっても部活で着てるような、半袖シャツに膝丈のズボンを身につけている私たちの方が不自然なほど、周囲は真っ白で何もない。
唯一の脱出経路であるドアは鍵がかかっていて、牛島先輩の体当たりでもびくともしなかった。
二人とも所持品はなく、本当に瞬間移動のように、ここに連れてこられている。
理解の範疇を超えていた。
今日の試合のために昨日までギリギリで分析をしていた頭には、抱えきれない情報量でパンクしそうだ。
じゃあもうそこに書かれている通り、おっぱいを揉むしかないよねって結論に至ったのである。
本当に他に何もないし、ついでに言えば私の脳みそがこれ以上何かを考えるなとも言っている。
あまりの衝撃で眠気は消し飛んだが、体がとにかくクタクタだった。
「とにかく試してみる価値はあると思うんです」
「……そうか。………そうだな」
牛島先輩にしては歯切れが悪い返事だ。
まあ試合で大活躍だったし、その後の反省会を経た練習で鬼のようにしごかれていたから、疲れて当然だろう。
じゃあ、そんな牛島先輩にも早く眠ってもらえるようにしよう。
互いに向き合うと、牛島先輩がじっと何を考えているのかわからない顔で見下ろしてくる。
男らしく出っ張った喉仏がこくんと動くのが生々しく映って、緊張からか拳を何度も握ったり開いたりしていた。
試合前でもここまで緊張している姿は見たことがなくて、つい笑顔をこぼしてしまう。
「……なんだ」
「いえ、かわいらしい人だなと思って」
「………!?」
失礼します、と一言。
私は牛島先輩の胸に触れた。ふに、ふに、と指先で押し込む。素直に感動した。
牛島先輩の肉体は鍛え上げられていて、胸筋の厚みや太腿の逞しさは周囲と一線を画する仕上がりなのだが、力が入っていないとこんなにも柔らかいのか、とビックリする。
「えっ!? 柔らかっ!?」
思わず興奮して声を上げてしまう。最初は指先で押し込むだけだったが、手のひら全体で胸筋に触れるとそのサイズ感に圧倒された。
大きい。厚みがすごい。キャイキャイ騒ぎながら触っていると、ぐっと力を込められた胸筋が硬くなる。
「かっった!? すご………牛島先輩何食べてどんなトレーニングしたらこうなるんですか……? 見事な大胸筋ですね……!」
ハリのある筋肉ってこんな感じなんだ……データとしては頭に入っているけど、そういえば筋肉とかに触れた経験ってあんまりなかったんだよね……。
だから実際に触ってみるとすごいしか言えなくなっちゃう……。
わ〜! スゴ〜……ヤバ……! とか意味も持たない感嘆詞をただ吐き出しながら夢中で胸を触っていると、両手をがしりと掴まれた。
「……何の真似だ」
「え? ……ああ、揉んでませんでしたね。すみません。次はちゃんと揉みます」
「そういうことじゃない。というか……桃井、本当に疲れているんだな………」
どこか哀れむような視線を向けられると、私もあれれ? と首を傾げる。
なんとなくおかしな行動を取っていることはわかるんだけど、ブレーキが効かない感じがあった。
「一刻も早く頭を休ませたいです。なので両手を解放してもらっても?」
「そうするとお前は胸を揉んでくるだろう」
「はい」
「………。……なにか、何か違わないか」
「え? どこがですか?」
「……………」
牛島先輩は黙り込む。はて、おかしな部分なんてあるだろうか。
胸を揉まないと出られないんだから揉むのは当たり前じゃない? 至極真っ当なことをしているだけなんだけど。
両手を掴む力が緩んだので、手を生ぬるく拘束されたまま牛島先輩の胸筋を揉む。
すごい。柔らかい。指が沈んでいく感触がある。
筋肉量すごいなあと感心していると、再び両手を掴まれた。さすがに二度も邪魔してくるなんて、と私はつんと唇を尖らせて言う。
「胸を揉む邪魔をしないでください」
「お前は自分がとんでもないこと言動をしていることを自覚するべきだ」
「はい?」
「一旦落ち着け。……おいやめろ揉もうとするんじゃない」
両手を片手でひとまとめに拘束されてしまい、改めて牛島先輩の手って大きいなあとぼんやり考えていると、顎を掴まれてぐいっとドアの方に向けられる。
「強引な人ですね」
「桃井、あのドアのロックが解除される音がしなかった。ということは俺の胸を揉んでも意味がないということだ」
「時間が足りなかったのでは?」
「十分過ぎるほど触っただろう……」
なんで牛島先輩のほうが呆れたような顔をしているんだろう。
「それに見てみろ。どういう原理か知らないが、先程表示された文章が変化している」
「え?」
目を凝らすと『女のおっぱいを揉まないと出られない部屋なので諦めてください』と書かれている。
この空間において女は私であるので、つまりは私の胸を揉まないと出られないわけで。
ていうかそうなら最初から書いておきなさいよ……。意思があるらしいドアを睨んでいると、顔を牛島先輩の方に戻される。
「……牛島先輩が揉むんですか? 私の胸を?」
「そうする他あるまい」
「そんな真っ直ぐな目をして言わないでください」
なんでこの人こんな堂々としているの? いや疲労して羞恥もほぼ感じられない私が言えたことじゃないけど。モジモジしてる牛島先輩なんて見たくないけど。
でもまあ、牛島先輩だしなあ。
バレーボールに全てを捧げ、バレーボールに愛されたような人だ。私が初めて敗北して、その上でこの人についていきたい、支えたいと思った人。
牛島若利という人のあらゆる面は把握しているからこそ、このふざけた状況、ふざけた条件をクリアするためにこの身を捧げられる。
どうせいつもしていることと変わらないのだ。
だから変なことにならないだろうという自信があった。この人性欲あるの?って感じだし。安心してこのセリフを言える。
ちらりとドアの方へ視線を向けて、牛島先輩に向き直った。
「じゃあ、お願いします。私の胸を揉んでください」
「ングッッ」
またもや牛島先輩は咽せた。
疲れているだろうな、というのはわかっていた。
彼女が蓄積された疲労やストレスを、表に出しているところをほとんど見たことはない。
しかし今日は、超高校級エースとされる牛島ですら疲労を自覚するほどのスパルタだったのだから、選手たちをしごく側でもあり鷲匠監督と真っ向から意見を対立させる側でもある桃井も、相当疲弊しきっているだろうと。
だからといって躊躇なく人の胸を揉んでいいことにはならないが、それもまたこちらが言えたことではないと牛島は思っていた。
「じゃあ、お願いします。私の胸を揉んでください」
牛島は耳を疑った。
その次に目を疑った。
ぺこりを頭を下げる桃井を、言葉もなく見つめることしかできなかった。
桃井はそこらのモデルが裸足で逃げ出すほどの美貌の持ち主である。
透き通ったきめ細やかな肌にしみは一つとしてなく、自然な桃色の髪は極上の絹のように滑らかで、煌めく瞳は長い睫毛に縁取られている。
お行儀よく並んだ歯にぷるんと柔らかそうな唇、そしてすっと鼻筋の通った小鼻など、顔のパーツが整っているのは、人の美醜に微塵の興味もない牛島でさえ認めるものがあった。
「………? 牛島先輩?」
スタイルも顔立ちに引けを取らない美しさを誇り、華奢ですらりとした長身かつ豊かな肉感を併せ持つ体をしている。
牛島のような大柄の男と並べば絵になるので、よく白鳥沢の取材でもこの二人は、セットで撮影されたり質問されたりした。
下品な話になってしまうが男の理想を詰め込んだような肉体をした桃井が、部員たちのそういう対象にされてしまうことがあることも、なんとなくだが牛島は知っている。
「意識あります?」
しかし桃井が信じているように、牛島の中に桃井へのそういう欲は一切なかった。
牛島にとって桃井という女は、是が非でも手に入れたい能力と精神を持った女で、敵に回したくない奴だった。
自分と同じ領域に到達する努力をできる人間だと思い、バレーボールへの愛情は尊敬すらしている。
初めは敵で、今は味方。それはコート上のことであって、普段は牛島の二つ下の後輩で。今は普通の女の子でしかなくて。
「あの〜??」
なのに、今。
こんなアホみたいな状況で、牛島は桃井をそういう対象として認識し始めていた。
端的にいえば、性的な対象になり始めたのである。
「…………少し待ってくれ」
「は? いや早くしてもらえません? 一刻も早くここから出たいんです。少し揉むくらいでしょ」
「お前に羞恥心はないのか」
「あれ、牛島先輩はそういうのがお好きなんです?」
じゃあそういう風に振る舞ってもいいですよ。なんてことを普通の顔をして言う桃井を、鶯色の瞳が捉える。
その視線に気づいた桃井は、こほんと小さく咳払いをすると、恥じらいを孕んだ仕草で目を伏せた。
ほんのり色づいたまろい頬は愛らしく、晒した目線をゆっくりと牛島に戻す動きが艶かしい。
酷く緊張した様子であの、と上擦った声を出すその姿は穢れを知らない純潔の美しさを体現していた。
「おい、」
「はやく私を貴方の好きにして」
そのまま牛島に縋るように抱きつく。首元に額を押しつけていて表情はわからないが、その代わりにふわりと甘い女性の香りがして理性がぐらりと揺れる。
柔い果実の感触と、滅多に聞かないような切羽詰まった声が、牛島の欲を刺激した。
牛島は唸る。
何がダメなのかって、そういう対象として彼女を見て触れてしまえば、止められる手立てが思いつかないのだ。
いざ目的を達成したとしてもそこできっと桃井が許す以上のことをしてしまうだろう。彼女の信頼を裏切ることになる。
それは絶対にしたくないことだった。
ぐっ、と奥歯を噛み締めて、覚悟を決める。
桃井の嫌がることはしない。目的を達成して部屋から出たら謝罪をし、二度と手を出さずこの事実を口外しないと約束しよう。
そう思って口を開こうとすると、ふと桃井の体が震えていることに気づいた。
「桃井……」
「怖くないとでも思いました? ……怖いに決まっているでしょう。男性に触れるのも、触れられるのも初めてですから。勇気を出して、気を遣わせないようにって」
「お前、そこまで考えて……」
桃井が顔を上げると、潤んだ瞳に牛島の顔が映り込んだ。
「年下の女の子にここまでさせたんです。……責任とってくださいね」
「ああ。とる。俺に任せろ」
即答する牛島に、やっと桃井は笑顔を見せた。
「じゃ、お芝居はここまでにしてさっさとしてください」
「……………。お前は、本当に……」
見られるのは嫌だからと、後ろから胸を揉むことになった。
ついでに立ってるのもキツくなってきたとのことで座りたいらしい。
自分は堂々と正面から揉んできたくせにと思わなくもないが、彼女に劣情を抱いていることを悟られたくない牛島はその提案を呑んだ。
よって牛島は壁にもたれかかるようにして座り、桃井が牛島の足の間に挟まる形になった。
「本当にいいのか」
「いいから早く」
そろそろ本気で不機嫌になってきたようで、低い声で返事をされてしまい、わかったと短く返すと、いよいよ牛島は手を動かした。
後ろからだが、身長差もあり揉む箇所はわかる。上から見下ろせば、胸がどんと前に出ているので。
そして牛島は、豊かな双丘を色気のへったくれもないシャツの上から両手で一度揉んで、あまりの大きさと柔らかさに声も出せないまま驚いた。
「………!」
桃井さつきという少女は、男子たちの視線を掻っ攫うほど、発育の良い胸部を持っている。
その大きく膨らんだ胸は、バレーボールを片手で掴む牛島の手全体が柔らかな感触で包まれるほどのサイズ感で、指で押し込むと柔く押し潰れた。
夢中になってそのままぐにぐにと指を動かしていると、桃井は小さく顔を歪めて呻く。
「いっ………あの、もう少し、優しく……」
「すまない。……こうだろうか」
「ん、……はい。上手です」
一度手を離すと、重力に従って程よく弾み元の位置に戻る胸に、再び手を触れさせる。
今度は胸の周りをするりと撫で、下から持ち上げるように揉みしだいていく。
自分の手によっていやらしく形を変える胸に視線を向けて、牛島はその行為を続行した。
五本指を開き、親指を横乳に固定すると残りの四本で優しく揉んでいく。
ゆっくりと丁寧な動きで触れるとその箇所から沈み込んでいく感覚があった。
シャツの上からでこうなのだから、素肌に触れたらどうなるだろうかと考えてしまう。
……いや、余計なことを考えるべきではない。
付き合っていない男女がするにはあまりにふしだらな行為だ。
忘れろ、忘れろ……そう牛島が念じても、より鮮明になっていくのは指の感触と温い体温と足を掻く感触………。
体温と感触? はっとなって目をまばたかせる。
「……んっ」
いつのまにか桃井は牛島に背中をもたれ、両手を牛島のたくましい両足の上に置いていた。揉まれる瞬間にピクッと動いて、硬く握り拳を作る。
桃井の太腿は悩ましげにすり合わされるとズボンの裾がずり下がって際どいラインまで肌を露出していた。
だいぶ昔に書きかけで放置していたやつを供養しました
続きはないです