第三十四話「ニュイ」「ドーラ」(前編)
「つまり、そういう訳じゃ」
「分かってくれたわよね?」
大型ダブルベッドを備えた「電燈二次三次」休憩用ルーム。そのベッドの上で俺たち
そして俺は、眼前の二人に困惑しつつ答えた。
「……あー、すまない。『ドーラ』さん、『ニュイ』さん。悪いがさっぱり分からん」
「何じゃい。理解が悪いの」
俺の右前、呆れ顔でこちらを見る、燃えるような赤毛長髪の、頭の両側から角を生やしたグラマラスな美女が「ドーラ」。
Vtuber、ドーラに酷似した彼女は本家通りに胸元から臍下あたりまで正面は剥き出し。それ以外は髪と同色の鱗に包まれた姿で、どういう技術か尻の辺りから生えた太い尻尾をピコピコと揺らしている。本人の話では鱗は服でなく体の一部だそうなので、つまり今の彼女は全裸という事になるのかもしれない。
「今ので何か分からない所があった?」
そして俺の左前、顎に指をあてて首を傾げる金髪の巨乳──いや、下手すれば顔より大きいこのサイズは爆乳と呼ぶべきか──美女が「ニュイ」。
Vtuberニュイ・ソシエールに酷似した彼女は、やはり本家同様に胸回りと臍周りを剥き出しにした魔女風の格好で、特に胸回りはほぼほぼ露出しており、おそらくは見せブラであろう赤いレース付きのブラが覗く。そしてそのブラでも隠せているのは巨大な乳房の1/3ほど。自分のスタイルに自身があればこそのファッションであろう。
「いや、いきなりルームに来てくれと言われて第一声が『つまり、そういう訳じゃ』じゃ何も分からねえって!」
まるでこちらが承知していて当たり前のような二人の態度に、思わずツッコミを入れる。
「というか俺、あまりお二人が絡んでいる所って見た事無かったんですが……どういう訳なんです?」
「あー、やはりそこから説明せんとダメか」
「まあ……単刀直入に言うと『判定役』をお願いしたいの」
「は、判定役?」
また変な言葉が出てきた。戸惑う俺にドーラが言う。
「うむ、ワシと
「……は?」
言葉の意味は分かるが、何故そうなったのか、何故俺なのか、判定と言っても何をするのか。そこが全く理解出来ない。
思わず眉を寄せた俺に今度はニュイが言った。
「いや、ほら、私らって見ての通りに立派な
「まあワシらもコラボ配し……もとい、様々な事情もあって決まった時間に勤めてる訳ではないからの。別に客を独占しようとか、そういうつもりは無いんじゃ」
「はあ……」
ニュイに続けてドーラも言う。まだ話の流れが見えてこない俺は、とりあえず曖昧な相槌を返す。
「ただ……こやつのヘビーユーザーがワシを利用した時にのう、言ったんじゃよ! 『悪くはなかったけどニュイちゃんには負けるかな』とな!」
「あ、それまだ言う? それ言うんだったら私も
「……あー、その、そういう客は無視していいと思いますよ? クレーマーと大して変わりませんから」
つまり二人とも面倒な客に当たってしまい、しかもその言葉をかなり気にしてしまったという事か。
実際「金を払っているんだから」という意識もあり、そういったデリカシーに欠ける発言を嬢に平気で言う失礼な客は少なくない。Vtuberのリスナーに当てはめるなら鳩行為(「〇〇が××って言ってたよ」等の他所の発言を持ってくる行為)や、意図的な切り抜きで悪意があるように見せる動画などが該当するだろう。
「分かってはおる。分かってはおるが……ワシとしても自慢の胸を貶められたとあっては無視できぬ」
「私としてもサ、改めてお客さんにそう言われちゃうと……やっぱ、はっきりさせたくなるよね」
二人ともこの店でのキャリアは長いベテランで、本来であれば客のそんな発言は聞き流すか無視するかが出来る女性だ。
だが──どちらも売りとしているスタイルの良さ。特にアピールポイントである巨乳・爆乳を比べられたとあっては聞き逃せなかったのだろう。そして勤務時間が嚙み合った今日、こうして衝突したという訳か。
ここまでの流れは大凡だが把握できた。しかしまだ不明な点がある。俺はドーラに尋ねた。
「それで……その、何で俺が判定役に?」
「最初は互いの客に頼もうかと言っておったんじゃがの、それではどうしても贔屓目が絡んできよる。それではスタッフにという話になって、おぬしに白羽の矢が立ったという訳じゃ」
「例えばやしっ……コホン、『エンジニア』さんとかに頼んだら絶対ドーラの方を選ぶだろうしさ、一番公正に判定してくれるかなってね」
確かに、新人教育係とはいえ半分は外部の人間である俺が最も中立なのは間違いないだろう。
まあ、俺が手伝うだけで二人の
「分かりました。俺で良ければ判定役、やらせていただきます。それで……何で比べるんです?」
「それは……もちろん、のう? ワシらの胸の優劣を
ドーラが意味深に微笑み、軽く拳を握るとニュイに向いて言った。
「ほれ、いくぞニュイ」
「え? あー、はいはい」
言われたニュイも何かを察したのか、やはり軽く拳を握り小さく振り上げる。
「せーのっ、最初はグー!」
「「あ、じゃんけん、ぽん!」」
二人の手が同時に振り下ろされた。ニュイはグー、ドーラはチョキ。
「むう、負けか……どっちにするんじゃ、ニュイ?」
「そーねー、んじゃ『先攻』で」
悔しそうなドーラに対し、ニュイは涼しい顔で腰を上げるとベッドから降りた。
「じゃあお兄さん、ちょっとこっちで立ってくれる?」
「そっちに?」
てっきりベッドの上で行為をするのかと思っていた俺は、意外に思いつつニュイに続く。
「うん、そこに立ってて。えーっとドーラ、ローション使用はあり? 無し?」
「ありで良かろう。ワシも使うし」
「オーケー。そんじゃ……よっと」
ドーラの返事を受け、ニュイは近くの棚に置かれていたドレッシング入れに似た容器を手に取った。中には透明のとろりとした液体が入っている。
「ほら、お兄さんも早くチンチン出して」
「言い方……」
金髪の爆乳美女というセクシーな外見とは裏腹に何ともざっくばらんな物言いだ。こうやって張り合ってるところも含めて、どこか二人は似た所があるのかもしれない。
とはいえ、俺としても役得と言って良い状況である。この店の数多い巨乳勢の中でもトップクラスの二人の胸を堪能できるというのだ。俺は手早く上下を脱いで全裸になり、ニュイの傍に立った。
「はいよ、お待たせ」
「おー……尊様とかから噂には聞いてたけど、なかなか立派なモンを持ってるじゃない。これなら、すっぽり隠れるって事は無さそうね」
「……言い方がなんか親父っぽいな、アンタ」
「あははっ。まあまあ、ちゃんと味合わせてあげるから。私のHカップ……んっ、冷たっ……」
気さくにニュイは笑うと、俺の正面で腰を落として膝立ちの姿勢になった。手にした容器を傾けると粘りあるとろりとした液体が零れ落ち、着衣のままそれを自分の胸元へと垂らす。
「あとはこれを……ンッ、ふぅっ……」
十分にローションを垂らした後、ニュイは両の乳房に左右から手を添え、捏ねるように動かして乳房全体にローションを広てゆく。きめ細やかな白い肌は粘液により淫らに照り光り、濡れた見せブラは透けてニュイの乳首を浮き上がらせている。まだ本格的な奉仕も始まっていないというのに濡れた巨大な乳房を見るだけで思わず喉が鳴り、垂れていた肉棒には血流が集まって勃起の兆候を見せる。
「せぇ……のっ」
「うぉっ……!?」
広げた胸の谷間の中央に肉棒の位置を定めると、ニュイは左右の乳房を一気に寄せて竿を挟み込んだ。ローションの滑りと乳房の温もり、そして肉棒全体を包む圧迫感に思わず声が漏れる。
「そんじゃ、始めるよ。あっさりイったりしないよう……にっ。んっ、ほっ……」
「お、おぅ……こ、これは、確かにっ……!」
なるほど、本人が自慢するだけあってニュイの爆乳は見事なものだった。Hカップと言っていたが、それが本当だとするとトップとアンダーの差は実に27㎝前後。メジャー等を持っていれば、それがどれだけ大きな差なのかを実感できるだろう。実際に俺の肉棒の大半はニュイの乳肉に呑み込まれ、亀頭とカリがちょっと顔を出しているだけだ。
そんな状態でニュイは両手に添えたままの手を寄せるとより乳房を寄せ、圧迫させながら上下に擦り始めた。強弱をつけ、下から上へ、絞り上げるように擦ってくる。
「うわ、まだ、大きくなってく……はぁっ、は、挟み甲斐、あるわ、ねっ……ど、どう、感想はっ……?」
「く、くうっ……ああ、上手い、もんだっ……うぅっ!」
「パイズリは見た目だけでさほど気持ちよくない」という風説がある。確かに膣内や口淫のような粘膜に包まれる訳でなく、手淫ほどの繊細な加減が出来る訳でもない。しかしこのニュイの爆乳ほどの圧倒的な乳肉に挟まれるとなれば話は別だ。多少の上下では肉棒は外気に触れる事も許されず、温かな圧力が竿全体を擦り上げてくる。それにローションとニュイの汗が潤滑油となり、堪らない快感を俺に与えてくれる。
肉棒は完全に勃起し、谷間から顔を出した亀頭はビクビクと赤黒い先端をニュイの顔近くで存在を主張している。
「あはっ、元気元気……ちゅ、ん、ちゅうぅ……」
「おふっ! うっ、はあっ……」
爆乳の谷間で跳ねる肉棒を押さえ込みつつニュイは笑い、首を傾けると鈴口にキスをした。そのまま舌を伸ばし、亀頭を舐め回す。上下に動かすと位置がズレるからか、乳房の動きを今度は上下位置を固定して左右からの圧力の強弱の調節へと変化させた。その動きはパイズリに慣れた者のそれで、彼女の経験豊富さを伺わせる。
とはいえ、そんな風に冷静にニュイの胸について評価する余裕が俺にも無くなってきた。亀頭に感じる舌の感触と、竿に左右から与えられる刺激。それらが腰の奥から射精感を湧き上がらせてくる。
「んふっ、びくびく、して、きたっ……もうちょっと、我慢してっ、よねっ……ここから、
「とっ……とっておき?」
「ちょっと、待ってね……んっ、これを、足して……」
ニュイにもそれは伝わっていたのだろう。ふと口を離すと片手を乳房からローションの容器に移し、追加で谷間にローションを垂らす。
「はーい、それじゃ一回抜いて」
「えっ? あ、ああ」
「でっ、それを……こう」
彼女に促されるままに解放された肉棒を一旦下げる。ニュイは再び乳房を寄せ、今度は中央に寄せるようにして最大まで谷間を深くさせた。その状態で指を伸ばし、谷間の正面を広げる。ニチャリと粘りある水音が鳴り、肉棒の目前にその『孔』を合わせる。
ニュイが何をしようとしてるのか理解し、俺の喉が無意識に鳴った。
「こんだけ大きいと、こーゆーのも出来るんだよねぇ……そのまま正面から突っ込んで、私の
「……いただきます」
「ぷっ」
思わず出た言葉がツボったのか、ニュイが吹き出す。
しかしまあ思わず有難みを覚える程に淫猥な孔であった。指で押し広げられた隙間は糸を引く程にローションで塗れ、亀頭を歓迎するように照り光っている。俺は誘い込まれるように腰を突き出し、肉棒を再び乳肉の谷間に、今度は垂直に割り込ませた。
「おぉ……こりゃ、またっ……!」
先ほどより滑らかになった谷間にヌプヌプと肉棒が呑み込まれてゆく。
並みのバストサイズの嬢ならば亀頭はあっさりと対象の鳩尾を小突くことになるところだが、ここまでの巨大な胸で、それも縦に最大まで深くしている状態だ。ニュイも乳房の根本を一層強く寄せており、ちゃんと鳩尾に届かないようにしている。
「う、動く、ぞ……あ、く、おぉっ!」
「遠慮しないで。思いきり、ちんちん、擦って……ンッ、ふっ、ふぅっ……」
言われるまでもなく、俺の腰は前後運動を始めていた。膣のような襞こそ無いが十分に圧迫されてローションで潤った谷間──いや、この気持ち良さは
「く、ふぅっ……ニュイさん、そっ、そろそろ、ヤバい、かもっ……!」
「んふぁっ、はっ、い、いいよ、
自身も胸からの刺激で感じているのだろう。俺の訴えにニュイも喘ぎつつ、上目遣いに答える。俺は腰を小刻みに速く動かし、既に限界に近づいていた射精感を一気に高めてゆく。
そして、それはあっさりと臨界点を突破した。
「はっ、あ、ああぁぁっ!」
「うわ、あっ、熱っ……!」
俺は堪えることなく精液をニュイの孔に迸らせた。乳房の谷間深くで吐き出された白濁液は忽ちに溢れ、乳孔と肉棒の隙間からボタボタと床に零れ落ちる。
「はぁっ……ちゃんと、搾らないと、ねっ……」
「おぁっ!?」
ニュイが乳房に添えた手の力加減を調節して、根元から先端にかけて肉棒を搾るように自ら乳房を揉みしだく。
「くう……おっ、ととっ……!」
そのままじっくり絞られてから、俺の肉棒はようやくニュイの谷間から解放された。脱力感に耐え兼ね、そのままベッドに腰を落としてしまう。
「……ご馳走様。やっぱ大きいチンチンのが、挟み甲斐があっていいわね~」
「そ、そりゃどうも……」
乳房を精液塗れにしたままニュイは立ち上がり、肩を解すように手を組んで伸びをした。
「さて、それでどうだった? 私の胸」
「え? あ、ああ、いや、最高……」
「ちょっと待てい! お主らだけで勝手に終わった雰囲気にするな」
ニュイの問いかけに思わず反射的に返答しそうになったところで、横からドーラの声が飛ぶ。ニュイがベッドに座ったのを合図に立ち上がり、彼女は入れ替わりに俺の前に立った。
「あ……すまない」
「確かにニュイの奉仕、見事なものじゃったが……ワシも、なかなかのモノじゃぞ? それとも、もう力尽きたか?」
──正直、半分ほど忘れかけていた。
不敵な笑みを浮かべつつドーラは俺の股間の、ローションと精液に塗れた俺の肉棒を見下ろす。
当然、ここで「無理っす」と言っては教育係は務まらない。俺は深呼吸して動悸が穏やかになるのを待ち、臍下に意識を集中するとそこに力を籠めた。
「スゥ……フゥ……スゥ……はっ!」
「……ほう、これなら大丈夫そうじゃのう」
萎えかけていた肉棒が再勃起するのを見てドーラの目が細まる。俺は立ち上がり、彼女と密着する。どうやらドーラはニュイと比べて体温が高いようだ。温かな、いや、むしろ「熱い」と感じる程の熱を肌に感じる。
「少し待っておれ……ニュイ、このままローション借りるぞ」
「いいよー」
ニュイの返事を受けて、ドーラは自身の胸にローションを垂らす。既に胸の谷間から鼠径部近くまで前面が剝き出しなドーラの姿は実際何かを脱ぐ必要が無い。張りのある巨乳をたっぷりのローションで濡らすと、彼女はそのまま俺の前に跪いた。
「さて、それではワシのパイズリも賞味して貰おうかのう……ほっ、おうおう、これは見事なっ……」
「おふっ……!」
そう言うとドーラは乳房を寄せ、俺の肉棒を挟み込んだ。
ドーラは自身の胸のサイズを「めちゃデカ」とだけプロフィールに表記しており、具体的なサイズは公表していない。ただHカップのニュイと視覚的に比べた場合、少なくともFカップかGカップは確実にあるだろう。彼女よりも長身で俺と背丈が近いドーラなら、単純なcmについてはニュイを上回るかもしれない。
「ンッ、これは、良いチンポ、じゃのう……」
「そ、そりゃどうも……くうっ……!」
そしてその乳房の感触は、ニュイのそれを「重い水風船」だとするならばドーラのそれは「実の詰まった完熟の果実」とでも言うべきか。肉棒を弾き返しそうな弾力ある乳房が作られた谷間から飛び出そうな肉棒を、ドーラは押さえ込んで刺激を与えてくる。
「ふぅ、ん、あふっ……ほれ、感じるだけでなく、ちゃんと評価、するん、じゃぞ……」
「んぐ、く、あぁ……わ、分かってるっ……!」
俺を見上げつつ言うドーラに呻きつつ答え、意識を股間に向ける。
ローションで滑らかになったドーラの谷間で肉棒は上下に擦られ刺激される。それは確かに気持ちよい。気持ちよいが──
「(これは、ニュイのが上か……?)」
あえて「どちらが気持ち良いか?」と聞かれれば、僅差ではあるがニュイのパイズリの快感のが上。それが俺の感想だった。
サイズの大きなニュイの乳房の方が肉棒を包む面積が広く、同時にかかる圧力も上だ。ドーラには悪いが、ちょっと分が悪いかもしれない。
「ふふっ。『今のところニュイのが上』……そんな顔をしておるのう」
「っ!?」
心を読まれたかのような言葉に、驚きと共に彼女を見下ろす。
そんな俺の態度に気を悪くする風もなくドーラはふと動きを止め、肉棒を挟んだまま俺の身体にべったりと密着した。
「ワシも、
ドーラはそう言うと目線を自身の頭へと向けた。その先にあるのは、彼女の頭からにょきっと生えている赤い角だ。
「『コレ』って……角?」
「がっつり掴んで良いぞ? 鉄棒並みに頑丈じゃからな……まあ、やってみい」
そこまで言うとドーラは谷間に肉棒を留める事に集中するためか、深く竿を挟んで固定した。
本人が大丈夫と言うならそうなのだろう。俺は慎重に手を伸ばし、ドーラの頭の左右の角を掴んだ。象牙めいた滑らかな手触りと、確かに感じる体温。どういうアバター技術か分からないが本当に「固い角」としてこの空間に存在しているようだ。
「それじゃ、遠慮なく……ぐ、あ、おぉ……!?」
腰を引き、突き出し、また腰を引き、また腰を突き出す。最初は様子見でゆっくりと、次第に速く。
「う、くっ、こ、こりゃ……っ!」
「んふっ、良い顔をし始めたのう……良いぞ、もっと、ワシの胸を玩具にせい……」
ドーラの甘い声が耳孔をくすぐる。俺は彼女の角をまるでハンドルのようにしっかりと掴み、腰を更に振った。
角を掴んでのイマラチオめいたパイズリは俺が想像していた以上に安定しており、同時に気持ち良かった。おそらく体幹も鍛えられているのだろう。俺が多少強めに腰を振ってもドーラの上体は崩れることなく俺の肉棒を受け止め、谷間から零れることなく乳圧を与え続けてくれる。
「んっ、んぶっ……!」
「うおっ、す、すまな……うぐっ!」
「ぷはっ……か、構わんよ。お主の好きに、動け……ンンッ!」
勢いがつき過ぎた亀頭がドーラの唇を叩く。思わず謝罪してしまったが、彼女はそれでも姿勢を崩さない。
そしてこの角を掴んでのプレイの強みは「俺自身も姿勢を固定して、自分が感じやすいように好きに腰を使える」という点だ。ドーラが完全に固定してくれている分、俺は肉棒のツボを自分で重点的に擦ることが出来る。
無論、それは体幹が弱い嬢や自己中心的な嬢では難しい。強靭な身体と豊かなバスト、男性の行為を受け入れる包容力。そして何よりこの角が無ければ困難なプレイと言えるだろう。
「ぐ、あ、ああっ!」
「おっ? も、もう、出そうか? 良いぞ、たっぷり、射精せいっ……!」
「うぅっ! で、出るっ、おっ、おぁぁっ!!」
「……っ!」
ドーラの囁きが臨界点を突破させた。谷間から顔を出した亀頭から噴水めいて精液が噴き出し、ドーラの顔を汚してゆく。
「おう、おう……二回目とは思えんな。濃くて匂うわ。お主のザーメン……!」
「あぐ、く、あぁ……!」
それでもドーラは姿勢を崩さない。幾度もの腰の震えが完全に治まるまで肉棒は拘束され、ようやく射精しなくなってからドーラは乳房を押さえていた手を解いた。
「うっ……はぁっ……!」
気持ち良さで眩暈がする程だ。ニュイの時と同様、俺はベッドに腰を落としてしまう。
「ふふっ。どうやら堪能してくれたようじゃのう」
「あ、あぁ……いや、こんなプレイは俺も初めてだ。驚いたよ」
「では、ワシの勝ちかのう?」
「え!? それって違わない!? って言うか角を使うのは反則でしょ!?」
そのまま流れで勝ちを認めさせようとするドーラに、今度はニュイが抗議の声をあげた。
「何を言っておるんじゃニュイ? 『自分にしかないモノを武器にしたプレイ』は巨乳も角も同じじゃろ?」
「だからって雰囲気で押し切らないでよ! で、どうなの。兄さん? 私の時の方がいい顔してたけど?」
「いやいや、無論ワシじゃよな?」
俺の精液で巨乳を濡らす美女二人が、ベッドに腰かける俺を同時に見る。
「え? あ、ん~……」
俺は腕を組み、考える。ニュイの爆乳とドーラの豊乳、どちらも比べ難く、優劣つけ辛い。
「う~ん……」
「………」
「………」
緊張した表情で俺をみつめるドーラとニュイ。
俺は更に考え、考え、考え──腕を解いた。
「……すみません。延長、いいですか?」
【「ニュイ」「ドーラ」後編に続く】