※この作品はR-18です。

バーチャル風俗「電燈二次三次」   作:ターキーX

44 / 65
第四十二話「ノエル」(後編)

 蝉時雨が響く夏の市民公園、大きな木々の木陰で涼めるように設置されたベンチのひとつ。

 

「んぱっ……ちゅ、ちゅうぅ……」

「ンッ! い、いいよ、もっと、お姉さんのおっぱい、吸ってっ……!」

 

 しかし、そこに座る少年姿の俺とノエルの身体は涼むどころかどんどん熱を増していた。

 元々のサイズの手ですら余ったノエルの乳房は、より小さくなった手では揉むどころか一部を掴むような状態になっていた。柔らかな豊乳に指を埋めると確かな弾力が返ってくる。

 そしてその先端の桜色の乳首からトロリと溢れる母乳。尖った乳首を唇で挟み、俺はそれを舐めとりつつ両手でノエルの乳房を更に弄る。

 

「はぁっ……わかる? ボクのおちんちん、お姉さんの手で、ビクッ、ビクッって……」

「んぷっ、ンッ、んむぅ!」

 

 ノエルが甘い声と共に俺の顔を胸に押し付けてきて、危うく窒息しそうになる。少年(ショタ)化によって小学校高学年ほどの大きさになった俺にとってノエルの胸は実際顔より大きく、柔らかい肉布団が俺に心地よい圧迫感を与えてくる。

 同時にノエルは俺の肉棒──今の細さでは肉茎と言うべきか──を指抜き手袋を着けたまま握り、緩やかに手を上下させてくる。それは快感を与えると言うよりは()()()()()を感じさせる動きだ。

 

「ぷはっ……お、お姉さん、まだ、苦しいまま、だよぉ……!」

「うんうん、苦しいよね……ボク、んっ、もうちょっと我慢しよう、ねっ……」

 

 扱く手を止めないままノエルは俺の頭にもう片方の手を置き、優しく撫でてくる。しかし乳房から目線を上げると、そこにあるのは嗜虐的な光を宿した発情した翠の瞳だ。

 男性の欲望を優しく受け止める大きな包容力と、性の上位者として少年を貪ろうとする貪欲さ。おそらくはこの二面性こそがノエルの魅力であり、彼女を「ホロラバーズ」の人気嬢の一角としているのだろう。

 

「んふっ……それじゃあ、『次』の気持ちいいこと、しよっか」

「つっ、次って……うぅっ!」

 

 きゅっとノエルの握りが強まり、その感触を残しつつ彼女は手を放した。

 

「これ以上は、此処じゃ誰かに見られるかもしれないから……あそこに行こうよ」

 

 そう言うとノエルは立ち上がり、まだ呼吸が荒いままの俺の手を取ると柔らかく移動を促してきた。従順にそれに従い、俺は彼女の誘う先──生垣に囲われた草むらへと半裸で歩いてゆく。

 俺の股間から視線を離さないまま、ノエルが俺に聞く。

 

「……ねえ、女の子の()()()って、見たことある?」

「あそこ?」

「ふふっ、ボクにはまだ分かんないか……ボクのおちんちんがある所に、女の子は違うものがあるの」

「う、うん……前はお母さんとお風呂に入ってたけど、タオル、いつも巻いてたし……」

 

 あくまで今の俺は「性の知識に疎い、精通も未経験の10歳未満の少年」だ。そう自分に言い聞かせつつ、詩子が教えてくれた「ショタの模範解答」を思い出して答える。例えば今の問いかけに「おまんこ!」とか元気に答えてはいけない。それでは「ショタ」ではなく「マセガキ」になってしまう。

 

『純粋なショタだと思っていたら只のマセガキだった……これほど、少年好きにとって萎えるものはありません。最後の楽しみに残していた弁当の串カツがトンカツではなく玉ねぎだった! それくらいのガッカリ感を与えてしまいます』

『……微妙に分かりにくいな』

『貴方が持っている性知識、それを少年化している間は全て捨ててください。「これ、分かる?」と聞かれた事には全て「分からない」と答えるように。自分は少年誌のラブコメの、偶に描かれた乳首でドキッとする初心(うぶ)な少年だ、そう思い込むんです!』

 

 まさか詩子(あいつ)に感謝する日が来ようとは。彼女からのレクチャーが無ければ、俺は早々にボロを出していただろう。

 表面上は戸惑う少年の態度を努めて保ちつつ、俺はそのままノエルに引かれて生垣を越え、草むらへと入った。

 

「んっ……よいしょ」

「わっ、おっお姉さん!?」

 

 俺が草むらに入ったのを確かめるとノエルはおもむろにスカートを外し、それを芝生に敷いた。白のショーツに窮屈そうに包まれた豊かな尻が露わになり、俺に見せつけるように緩やかに揺れる。

 

「ふふっ……」

 

 こちらの反応を楽しむように彼女は微笑むと、敷かれた布に腰を落とし脚を俺に向けた。

 

「ねえ、ボク……脱がせて」

「………」

 

 今の小柄な俺から見ればノエルは実際自分より色々と大きい、まさに「大人のお姉さん」だ。そんな彼女が(少なくとも外見は)子供である自分を誘惑し、下着を脱がせようとしている。その倒錯的なシチュエーションに思わず喉が鳴る。

 

「見てみたいでしょ? お姉さんのあそこ……そうすれば、ボクのおちんちんが苦しいの、今度こそ楽になるから……」

「……うん」

 

 俺はノエルの前に屈みこみ、ショーツに手を伸ばした。VR空間だからこのまま消失させる事も可能だが、それではやはり風情が無い。腰を上げてくれたノエルの動きに合わせて下着を脱がせ、丸めたそれを脇に置く。

 

「よく出来ました……それじゃ、見せてあげる」

 

 そう言うとノエルは脚をゆっくりと広げた。俺は這うような姿勢でそこに顔を寄せる。

 

「(うぉ……)」

 

 銀色の陰毛に彩られた美しい秘唇であった。白くむっちりとした太腿の間、乳首と同色の鮮やかな桜色の陰唇に控えめなサイズのクリトリス。それらはしっとりと濡れており、先ほどまでの乳房への刺激と俺への手淫で彼女が感じていた事を教えてくれる。

 とはいえここで夢中でむしゃぶりついてはマセガキだ。俺は顔を寄せながらもそれ以上の行動には移さず、じっとそこを見詰める。

 

「ん、はぁっ……どう、ボク? これが女の子のあそこ……」

「はっ、初めて、見ます……凄い、なんか、赤くて、ヒクヒクしてて、これが……」

「『おまんこ』って、言うんだよ……ねえ、言ってみて?」

 

 俺を見下ろしてノエルが言う。少年への性の手ほどきとして猥語を言わせようとしている。それを理解しつつ俺はおずおずと答えた。

 

「おっ……おま……こ」

「そんな小声じゃダメ。ちゃんとお姉さんに聞こえる声で言わないと脚……閉じちゃうよ?」

 

 よくよく少年に対しての釣り方を心得ている。あるいは「ホロラバーズ」では本物の少年を相手にしているのではなかろうか。そんな妄想さえ浮かぶ程にノエルの誘い方は堂に入っている。俺は従順に彼女の言葉に従った。

 

「おまんこ……お姉さんのおまんこ……!」

「ふふっ、よく言えました。偉いね……ねえ、触ってみて? ボクのおちんちんと同じくらいデリケートだから、優しく……ね」

 

 はっきりと言えた俺にノエルが優しく微笑む。俺は小さな手を彼女の秘所に伸ばし、そっと陰唇に触れた。孔の周囲をなぞるように指を使い、形を網膜に焼き付けんばかりに凝視する。

 

「ンッ、そ、そうだよ……もっと見て、弄ってっ……!」

「あぅ、はぁっ……お姉さん、お姉さんっ……!」

 

 ノエルの手が俺の頭を柔らかく押さえてくる。吐息が秘所にかかる程の距離まで顔を近づけ、少しずつ指の動きを大胆なものに変えながら俺は更に彼女の孔を探索する。奥からはとろりとした愛液が溢れ、指先を温かく濡らす。

 

「はぁっ……ど、どう、ボク?」

「あぁ、おっ、お姉さん……なんか弄ってるだけで、おちんちん、またっ……!」

 

 実際、触れてもいないのに俺の肉茎はビクビクと勃起したまま震えていた。堪らなくなり、片手を自身の竿に添えてそれを扱く。速度は先ほどのノエルが俺にしたのと同程度で。

 切なそうな表情でノエルを見上げると、彼女はその表情が良かったのかゾクゾクと身体を震わせながら手を放して俺に言った。

 

「そうだよね、おちんちん、切ないよねっ……ねえボク、立って。おちんちん、お姉さんにもっと近くで見せて……」

「うっ、うん……」

 

 俺はノエルの言葉のままに立ち上がり、彼女の前に勃起した肉茎を晒した。毛のひとつも生えていない、まさに「おちんちん」という言葉が相応しいそれは精一杯に勃起し、半分ほど露出したピンク色の亀頭からは先走りが滲んでいる。

 ノエルは身を起こすと俺の腰に顔を寄せ、まだ肉茎に触れていた俺の手を緩やかに退かすと熱い吐息を吹きかけてきた。それだけで危うく射精しそうになり、尻に力を籠めて何とか堪える。

 

「あぁ……可愛い、ボクのおちんちん」

「そ、そんな、お姉さん、汚い、よぉ……」

「汚くなんてないよ、綺麗で、素敵……あむっ」

「うあっ!?」

 

 ノエルはそのまま亀頭を口に含み、愛おしそうに舌を絡ませながら肉茎を呑み込んできた。ねっとりとした粘膜に竿の根本まで包まれ、俺はノエルの頭に手を置いて崩れ落ちそうな腰を支える。

 

「ちゅ、ンッ、ンンッ……」

「ふあぁっ! お姉さん、お口、ダメ、だよぉ!」

 

 銀髪をかき上げつつノエルは頭を前後に動かし始めた。唇をすぼめて竿を締め付け、上目遣いで俺の反応を見て目を細める。変声期前の少女めいた声で俺は喘ぎ、ノエルの口淫に身を任せる。

 ノエルの動きは止まりこそしないが緩やかだ。おそらく彼女はこれだけで俺を射精させるつもりはない。その辺りも詩子が教えてくれた予想通りだ。

 

『良いですか? ノエル嬢が()()()()()()()少年の初物好きであるならば……彼女は口や胸でイカせる事はしないでしょう』

『どういう事だ?』

『少年に筆おろしをしたいと考える女性の大半は、童貞を卒業する最初の射精は自分への膣内射精(なかだし)で思い出に刻ませたい……そう考えています。貴方に反撃のチャンスがあるとすれば、そこです』

 

 俺に女児用のスクール水着を着せながら──どうしても重要な部分を思い出そうとすると変態的なプレイの記憶まで一緒に蘇る──詩子が言った言葉。蛇の道は蛇と言うが、少年好きは少年好きを知るという事か。

 実際ノエルのフェラチオは上手い。こちらに快感を与えつつも、それが一定のラインを超えないように刺激してくる。じわじわと増す射精感に、俺は泣きそうな顔で訴えた。

 

「あぐっ! お姉、さんっ! ダメっ、何か、何か上がって、きてっ!」

「じゅるっ、ンッ……っぱぁ、待って、ちゃんとイク時は、お姉さんの中に頂戴……」

「な……中?」

「……ふふっ」

 

 唾液に塗れた肉茎から口を離し、ノエルが言う。「中」の意味が分からないような反応を見せる俺に彼女は微笑み、再び腰を落とすと足を開いた。

 

「気持ち良さが最高になると、おちんちんからは『ザーメン』っていう、赤ちゃんのもとになるお汁が出てくるの……それをお姉さんのおまんこの中で一杯出すと、お姉さんも、ボクも、一緒にすごく気持ちよくなれるんだよ?」

「ザー……メン?」

「そうよ……だからボク、お姉さんのおまんこにおちんちんを挿れて、思いきりザーメンを出していいからね……」

 

 ぱっくりと開いた桜色の孔は照り光り、俺を誘うようにひくついている。ノエルの卑猥な囁きに少なからずの興奮を覚えつつ俺は彼女の前に屈みこむと肉茎に手を添え、亀頭を孔へと向けた。

 無論ここで「いただきます」とばかりに迷わず挿入しては少年らしくない。俺は興奮しながらも戸惑いを見せる少年の顔でノエルを見た。

 

「お姉さん……ど、どうすればいいの?」

「大丈夫、お姉さんに任せて……ボクのおちんちんの先を、さっき弄ってた孔にあてて」

「ンッ……えっと、こう、かな?」

 

 充血してビクビクと脈動する亀頭をノエルの孔に押し当てる。くちゅりと濡れた音が鳴り、彼女は小さな喘ぎを漏らす。

 

「ふぁっ……そ、そうだよ。そのまま、ボクの腰を押し出すような感じでおちんちんを挿れるのっ……」

「うっ、うんっ……うわ、あ、ああっ!」

「はぁんっ……来た、ボクの、おちんちんっ……お姉さんのおまんこに、入って、きてっ……!」

 

 俺の細い竿がノエルの肉厚な膣壁に包まれる。前回はパイズリだけで昇天してしまい結局膣内(なか)は味わえなかったが、身体を鍛えているだけあり実際に挿入した彼女のそれは予想以上に気持ち良い。柔らかく抱擁されているような温もりと、待ちわびた少年のペニスを逃がすまいとする貪欲な締め付け。敏感な少年であれば挿入してすぐに射精してしまうかもしれない。

 少年の細い腰を打ち込まれてノエルの豊乳が重そうに揺れる。潤んだ瞳で彼女は俺に言った。

 

「あふっ、おめでとう、ボク。これで大人のおちんちんだねっ……んんっ」

「おねっ、お姉さんっ……凄い、よっ! おちんちん、熱くて、溶けそう、だよぉ……!」

「男の子なんだから、そんな泣きそうな顔、しちゃダメっ……ねえ、腰を動かして。おちんちん、お姉さんのおまんこの中で一杯こすって……」

「うあぁっ! お姉さんっ! おねえ、さんんっ!」

 

 強い快感の中で何とか頭に冷静な部分を残し、「初めての快感に夢中になる少年」として俺は腰を動かし始めた。テクニックなど何もない我武者羅なピストン。ノエルの襞が竿に絡みつき、新鮮な肉茎を無数の舌のように撫でまわす。

 

「んっあっあっああっ! お姉さんっ! 気持ち、いい、よおっ!」

「ンッ、あ、あぁんっ、いいよ、ボクのおちんちんっ! お姉さんの中、もっと、来てっ……!」

 

 今の俺の頭より巨大な乳房が挿入の度にゆさゆさと揺れる堪らない絶景。玉のような汗を浮かべてノエルが喘ぐ。

 だが──おそらくこれは、本気の喘ぎではない。快感に悶える俺の姿に悦んでこそいるが、そちらが勝っている。

 

「スゥ……う、うぅっ!」

「んぁっ、どうしたの、ボク?」

 

 ほんの数秒、少年になり切っていた自分から「俺」に戻る。ここからは繊細なバランス感覚と集中が必要だ。

 詩子の少年化MOD。これは自我を少年という器に無理矢理押し込むものだ。一定の時間を置けば元のアバターに戻るし、器が緩んでいる状態なら任意で戻ることも出来る。

 それを──()()()()()()戻す。

 

「お姉さん、何だか、おちんちん、あ、あぁっ!」

「え、あっ……ひぅっ!」

 

 次の瞬間、ノエルの身体が大きく跳ねた。細い肉茎を呑み込んでいた筈の彼女の孔には血管を浮かべた肉棒を咥えこんでおり、銀色の陰毛を濡らしつつ一杯に広がっている。だが俺の姿は10歳未満の少年のままだ。

 肉棒だけ大人のそれに戻す──本番ほぼ一発勝負だったが、どうやら上手くいってくれたようだ。

 冷静さを取り戻させてはいけない。俺は挿入したままノエルの右脚に腕を回すとそれを持ち上げ、左脚を跨いで腰を引き、また打ち込んだ。いわゆる「松葉くずし」の体勢だ。

 

「ふあぁっ! 何、これっ!? 急に、いっぱい、にぃっ!」

「あぁっ! お姉さんっ、お姉さんっ! おねえさんのっ、おまんこっ! 気持ち、良すぎて、止まらない、よぉっ!」

「んあぁっ! すごっ、中、ゴリゴリ、ってぇっ!」

 

 この体位であればより深く結合できる。女性に負担のかかる体位だが、少年の身体の軽さとノエルの鍛えた身体はその負担を容易に受け止めてくれていた。

 あくまで表面上は少年のまま、腰の動きはノエルの膣内を抉るような角度を調節したものへと変えてゆく。時折彼女の奥まで亀頭が届き、その度に彼女は汗に濡れる銀髪を揺らして悶える。

 

「あぁんっ! うそ、おちんちん、奥、届いっ、てぇっ!」

「うぅっ! お姉、さんっ! なんか、なんか、出そうっ!」

「ンンッ! だ、ダメっ! イク、うそ、子供、のっ、でっ……ああぁっ!」

 

 びくん、とひと際大きくノエルの身体が震え、同時に膣内がきゅっと強く締まる。どうやらイカせる事は出来たようだが、まだ足りない。もっと押し上げなくては。

 俺は体でノエルの脚を支えつつ、眼前で揺れる彼女の巨乳を強く掴んだ。汗に濡れた乳房は俺の指を弾き返しそうな程に興奮で張りつめ、固く尖った乳首が手のひらを押し返す。

 

「んひぃっ! ま、待ってっ、お姉さんっ。今、びん、かんんっ!」

「お姉さんっ! もっと、もっとお姉さんとっ、おまんこ、したい、よおっ!」

「んあぁっ! イグッ! ショタちんぽっ、ショタちんぽで、あ、あ、ああぁぁっ!」

「うあぁっ、出る、なんか、出る、よおぉっ!」

 

 子宮口に亀頭をねじ込むように押し付け、そこで一気に射精感を解放する。少年の身体には不釣り合いな怒張から奔流のように精液が溢れ、ノエルの膣内に注がれてゆく。

 

「あ、あぁ……お姉、さんっ……!」

「あふっ、あ、は、あぁ……」

 

 繋がったまま、俺は最後の一滴まで彼女の中に吐き出してゆく。ノエルは恍惚の表情でそれを受け止め、声ともつかない絶頂の喘ぎを漏らす。

 どれだけそのまま繋がっていたろうか。先に口を開いたのはノエルだった。

 

「はぁっ……凄かったわ、()()()()。団長、すっかりイカされてしもうたよ……」

「いや、まあ、反則技みたいなもんだよ、これは……驚かしたみたいで、すまなかった」

 

 再び「嬢」と「教育係」に戻ったノエルと俺は視線を合わせ、笑い合う。

 ふと、ノエルが恥じらいを浮かべると俺に言った。

 

「なあ、それじゃすまないついでに……その恰好のまま、もう一度させて貰えんかな? 少年(その)姿、割と団長のツボに入ったんで……」

「……分かった。()()()()、頑張るね」

「んっ、ああんっ! いいよ、()()のおちんちんっ! もっと、もっと抉ってっ! お姉さんの中、ボクの精液で一杯に、してっ!」

 

 俺はまた「少年」に戻り、腰を使い始める。

 ノエルはそれを喜々と受け止め、肉棒を強く締め付けた。

 

 

 

「……という訳だ。二人とも、本当に助かったよ」

「もぐもぐ……ゴクン。わっはっはっはっ! 青年よ、よくやったなぁ!」

「これも全ては私の教育あってこそ……何でしたら、もう一度プレイしてショタについてより詳しく」

「それは遠慮しておく」

 

 事務所のテーブルに置かれた大きな桶、そこに並ぶ赤身やサーモン、玉子にアナゴ等のVR寿司。

 俺とマスク・ド・エニーカラー、そして詩子は報告を兼ねたささやかな祝賀会を開いていた。遠慮なく俺の分のトロを取って口に放り込みつつエニーカラーが言う。

 

「どんな完璧な嬢でも責めるポイントは必ずある。これからも精進せえよ、青年!」

「正直、少年の姿でもヤバかったですけどね。まあ……これで『ホロラバーズ』で強敵とされるのは『先生』のみですし」

「……?」

 

 その時、緑茶を飲んでいた詩子の眉がぴくりと動いた。湯呑を置き、俺の方を神妙な顔で見る。

 

「その事についてですが……ひとつ、気がかりがありまして」

「気がかり?」

「今回の件で貴方のショタ化についての情報が『ホロラバーズ』にも伝わりました。そうなると……()()()が動く可能性があります」

「……あの人?」

 

 何やら不穏な話になってきた。詩子の言葉に何か思い出したのか、エニーカラーも同意する。

 

「『船長』か! 確かに彼女がこれを聞いたなら来るだろうなぁ」

「ちょっと待った、船長って?」

「うむ、青年よ。確かに『団長』『先生』はあの店の二強ではあるが、決して手強いのは彼女らだけではない。通称『船長』『兎』『羊』など、尖った個性の嬢は何人もいる!」

 

 腕を組み、俺に強く言うエニーカラー。詩子は頷き、静かに言った。

 

「そしてその『船長』ですが、ガチの少年好きとして知られています。その情念は、おそらくは……()()()()()()()()()()

「……お前よりもか?」

「私よりも、です」

 

 手に取った赤身を危うく落としかける。

 

「それは……出来れば会いたくはないな」

 

 そんな心からの願いと共に、俺は寿司を口に放り込んだ。

 

 

 

 その願いが「アァイムホーニィー! ここに巨根絶倫ショタが居るって聞いてきたんだけど!」の叫びと共に打ち破られるのは──この少し後の話だ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。