「……つまり『船長』はお主が来たのを知ってダミーの懺悔室を即興で作り、誘い込んだのじゃろうな。『ホロラバーズ』に居たとしても、ネットの世界では察知から移動まで秒もかからん」
「でも、俺が懺悔室を利用するとは限らなかったんじゃ……?」
「あくまで初手の罠で、それがスルーされれば別の方法を準備しておったのかもしれん」
古びた事務所内。俺の前のソファに座る尊はそこまで言うと片手の徳利を掲げて酒を飲んだ。彼女に保護され、どうにかひと息つけた俺は彼女に尋ねる。
「それにしても、何で俺を狙ってきたんでしょう?」
「船長は興味を持ったモノにはすぐに首を突っ込む気質でのう……ここ最近は『ホロラバーズ』から出向して来ている嬢も増えておる。その辺りの話を聞き、お主を試してみたくなったのかもしれん。これは妾の推測じゃがの」
何とも傍迷惑な好奇心だ。というか、彼女が本当にホロラバーズの人気嬢「マリン」であったなら、普通に正面から来れば良いだろうに。
「研修相手ではなく『素』の相手としてお主を試してみたかったのじゃろう。おそらく次は正面から来るじゃろうな」
「……まあ、その時は俺も正面から相手しますよ」
確かに本人も言っていたが今回はあくまで「味見」のつもりだったのだろう。次はお互い時間無制限、まった無しの研修というか、勝負になる筈だ。
「ふむ……どうやら調子も戻ったようじゃの、教育係殿。それならば、これを渡しても良さそうじゃ」
ぐびりと酒を飲み、尊は微笑むと胸元から一枚の紙を取り出すと机に置いた。
「これは……」
「年明けに酒を飲めるメンバーで新年会を企画しておっての、オンラインチケットを可視化したものよ」
なるほど。確かに紅白の彩りに金字で『二次三次・新年会参加券』と書かれている。
「どうかのう? 都合が悪ければ無理は言えんが……」
「大丈夫です、三が日は俺も暇してましたから」
厄払いと言うとマリンに悪いが、今日の衝撃的な出来事からの気分転換にはちょうど良いだろう。俺は頷き、懐にチケットを入れる。
「……
尊は俺の答えに満足そうに笑い、再び酒を
──数日後。
「え~~~~~、という訳で皆さま……あけまして、おめでとうございます! かんぱーい!」
『おめでとうございまーす!』
既にほろ酔いの司会のジョーがグラスを掲げると、場の皆が一斉にそれに応える。
旅館の宴会場めいた畳敷きの大広間、そこに俺を含む十数人が向き合うように膳を置かれて酒を酌み交わす。料理の味も酒の風味も現実のそれと変わりないのは、VR技術の進化を感じさせる。
「いやいや、去年は色々と大変だったなあ、青年!」
紺の作務衣姿にマスクだけそのままのマスク・ド・エニーカラーが俺にビールを注ぐ。
「団長の時にはお世話になりました。それにしても、こんな場でもマスクなんですね」
「はっはっはっ! マスクはレスラーの命だからな!」
そう言いつつ豪快にビールを呑みVR刺身を摘まむエニーカラー。イメージ通りの良い飲み食いっぷりだ。
「いやいやどーも、兄さん、今年もよろしくお願いします」
腰を低めにしたまま、前方での挨拶を終えたジョーがエニーカラーの横に戻ってきた。彼にビールの酌をしつつ答える。
「いいえ、こっちこそ。去年まで只の客だった俺を見込んでくれて、ありがとうございました」
「頭下げてぇのは私の方ですよ。正直、思ってた以上にやってくれてます」
「それなら良いんですけど……それじゃ改めて、乾杯」
「乾杯!」
支配人からそう言われるのは悪い気持ちではない。感謝を込め、彼とグラスを合わせる。
「どーもまい……いや『顧問』、顧問にも去年はすっかりお世話になりました」
「いやいや、支配人こそお疲れ様だ。表の仕事を彼女らに任せている分、俺たちはその二倍は働かねばな」
続けてエニーカラーに頭を下げるジョー。ピエロとマスクマンレスラーが互いに頭を下げ合うのはなかなかにシュールな光景だ。
「そういえば前に、規則違反をした娘には支配人と顧問の二人でペナルティとして耳元で歌を聴かせるって聞いたんですけど、本当ですか?」
「あー、まあ、そうなんだけど、ウチは基本的にみんないい子ばかりだからね。滅多にはやらないんですよ」
「うむ、最近はとんとご無沙汰だな。勘を戻すために久々にやるか?」
「……本当だったんですね」
驚いて良いのか感心して良いのか。
「おーい、教育係殿!」
その時、今度は俺の後ろから尊の声が飛んできた。
「乾杯は終わったか? ならば教育係殿、こっちの席に来てくれんか? 皆が待ちわびとるでのう」
「あ、はい! すみません二人とも、ちょっと席を離れます」
「こっちは気にするな。行ってこい青年!」
こちらのタイミングを測っていたのだろうか。ジョーとエニーカラーに礼をして席を立ち、尊が呼んでいた辺りの空き席に腰を下ろす。
「どうも、待たせましっ……」
「遅ーい! ほら、ちょっとこっちに酌しなさいよ!」
「……もう回ってんのかよ、お前」
俺が言い終える前に怒声を飛ばしてきたのは美玲。手元にあった徳利を持って彼女の猪口に酒を注ぐと、すかさずその横に大きな盃が突き出される。確認するまでもない尊のそれに続けて酒を注ぐ。
「すまんのう。お主を待っとる内に早々に飲みを始めておったから割と回っておる」
「あはははは! あけましておめれとーございます、お兄さん!」
「ええ、明けましておめでと……って、団長!?」
尊の横で元気に手を上げて挨拶してきた銀髪の女性に俺は驚いた。
「ノエル」、高級VR風俗「ホロラバーズ」の人気の嬢のひとりで、詩子やエニーカラーの協力を得て何とか満足させられた相手だ。今日はいつもの甲冑姿ではなく白のセーターに伊達眼鏡といういで立ちで、セーターの毛糸を張りつめさせる爆乳の存在感は相変わらずだ。
「団長、まだこっちのお店に出向中だったんじゃけど、そしたら尊様が団長も誘ってくれたんよ」
「いやー、ホンマに色々と凄いわ、この姉ちゃん。おっと兄ちゃん、改めて今年もよろしゅうな」
「姐さんにも去年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします」
手元の日本酒を飲みながら説明するノエル。既に幾つもの空の徳利が並んでいる。俺の隣でその飲みっぷりに感心しているのは早瀬だ。彼女にも酌を終え、ようやくひと息つく。
「それにしてもノエルさん、ホントあり得ない大きさよねぇ。ちょっと触っていい?」
「ンッ、ンッ……ぷはぁ! ふぇ、美玲さん? 服の上からならいーですよ、団長のおっぺぇ、触ってみます?」
「マジで!? そんじゃお言葉に甘えて……うわ、重っ!」
「……もうちょっと遠慮しろよお前は」
堂々とセクハラを仕掛ける美玲に、既に結構回っているノエルがふわふわした口調で答える。下から重さを確かめるようにたぷたぷと揺らす美玲に、俺は思わずツッコミを入れる。
その流れを気付いてないのかあえて無視しているのか、尊がノエルに尋ねた。
「ところでノエル殿、『二次三次』での仕事もそこそこになるが、調子の方はどうじゃ?」
「そですねー、ホロラバーズは割と若いお客さんが多いんじゃけど、二次三次は幅が広いって感じかなと。団長的には、男の子のお客さんなんかだとテンション上がりますー」
「お? ノエルちゃん……ひょっとしてショタ、イケる口なん?」
ノエルの言葉に早瀬が反応を示す。
「え? あー、まあ、男の子の一生の思い出に残りたいって、乙女なら誰でも思っちょりますよね?」
「……分かる! 分かるよノエルちゃん! いやー、アンタも
また変なところで共通点を見出したものだ。ここに詩子が居なかった事に感謝しつつ、俺は尊の盃が空になったのに気づき再び酌をする。
「あの、尊様……俺、場違いじゃないですか? なんか男が混じると逆に話しづらいんじゃ」
「なあに、妾としてもお主には礼を言いたかったからのう」
酌を受けた尊はそう言うと、盃を持ったまま俺に頭を下げた。
「正直、感謝してもし足りぬよ。妾の無茶な仕掛けで始めてくれた務めで、この店は多くの新人を提供できておる」
「あー、それはあるかも。アンタが研修役を始めるまで、割と新人デビューのペースって遅かったし」
ようやくノエルの胸を弄るのをやめた美玲が尊の言葉に同意する。
「ホンマになぁ。ちょっと前までお客さんやったのに、こうやってお仲間として酒を飲む仲になるとは思っとらんかったわ」
「えーと、お兄さんってお客さんだったんですか?」
早瀬の言葉にノエルが疑問を投げかける。俺は酒を傾けつつそれに答えた。
「ええ、まあ最初はここの常連客ってだけだったんです。それが……」
そこから俺たちは様々な思い出話に花を咲かせた。俺が客だった頃から今に至る話、記憶に残った客の話、「二次三次」やVR風俗草創期の苦労話などなど。
実際、奇妙なものだと俺自身も思う。全てが疑似体験に過ぎない筈のVR世界。その中で只の風俗の利用者に過ぎなかった自分がこうして嬢たちと酒を酌み交わして絆を築いている。美玲の泥酔から始まった様々な偶然が重ならなければ、俺はこの場に居なかっただろう。
そんな話をしている内に瞬く間に時間は過ぎ、気付けば壇上でエニーカラーが締めのスピーチを行う頃になっていた。
「それでは皆様、最後は一本締めで終わりたいと思います! イヨーッ!」
パン、と一斉に場の全員が手を鳴らす。本来ならここで皿を片付けたり等が必要になるが、即座に消す事が出来るのがVR宴会の便利なところだ。
ともあれこれで新年会も閉会だ。俺は尊達に挨拶して腰を上げようとした。
「本当、今日はありがとうございました。それじゃ……」
「ん? お主、何を言っておる?」
VR酒とはいえ酩酊感は生まれる筈なのだが、酔った風も見せない尊が小首を傾げる。
「何をって……もう、終わりですよね?」
「なんじゃ、まだ察しておらんかったか。ほれ」
戸惑う俺に尊は納得したように言うと、小さく手を鳴らした。
「うおっ!?」
突然の浮遊感に襲われ俺は思わず声をあげた。座っていた場所が落とし穴のように真四角に開き、そこに落下したのだと直後に理解する。
「……っと!」
一秒ほどの落下感の後、俺の身体は柔らかな布団に抱き止められた。身を起こしてみると、先ほどとは異なる畳敷きの部屋に敷かれた大布団の上のようだ。続けて周囲にも誰かが落下してくる気配。
「なあ尊様、こりゃ一体……!?」
「痛ーっ! ちょっと尊様、落とすなら合図してからにしてよ!」
「美玲、流れは事前に説明してくれとったやろ?」
「んふふ~……お兄さん、やっぱりええ身体しちょるねえ」
「ひい、ふう、みい……よし、全員揃っておるな」
尊に問いかけようとした俺だったが、その言葉は目の前の光景に遮られた。落ちてきたのは美玲、早瀬、ノエル、尊の四人で──全員が全裸だったのだ。そこでようやく気付いたが、落とされた時に服を消されたのか俺自身も裸になっている。
まさか丸裸同志でこのまま二次会をするという訳でもあるまい。状況が次第に呑み込めてきた俺は頭を掻いて尊に言った。
「あー、その、つまりこれって……」
「うむ、酒の初飲みは済ませたからの。次はお主の
「私も三周年の時は、時間制限もあったりで慌ただしかったからなぁ。兄ちゃんとは改めてじっくりヤりたかったんよ」
ニヤリと笑って答える尊。その横で張りのある巨乳を隠す風もなく早瀬が言う。
「新年早々、美女四人が相手してやるって言ってんだから感謝すんのよ? 当然、途中でダウンしたら許さないから」
「えーと、団長もこの話に?」
「はい。尊様からこの『初搾り』に誘われて~……ヒック」
いつもの態度で言ってくる美玲を受け流しつつ、俺は一応ノエルにも尋ねた。白い肌を酔いで赤くした団長はしゃっくりと共に笑って答える。つまりこのグループ自体が尊が選んで声をかけていたという事か。
上から目線の言葉ではあったが、まあ確かに美玲の言う事も一理あった。姫始めをノエルを含めた極上の嬢四人と行えるというこの状況で「いや、俺はいいです」と腰が引ける男は居ないだろう。
「ほれ、では始めるぞ。お主は妾たちに任せて横になっておれ」
そう言うと尊は体を伏せて這うように俺に寄ってきた。
「あ、ああ、分かった……っと?」
「えへへ~……酒入って頭に血ぃ登っとるし、お兄さん、団長のお膝を枕にしたってな」
そのまま横になろうとした俺の頭を柔らかな温もりが受け止める。見上げようとしてみたが──巨大な乳房で視線が塞がれて、声の主であるノエルの顔は見えない。酒の席の間で頻繁に弄られていたことに依るものか酔いのせいか、ノエルの白く巨大な乳房はしっとりと汗ばみ、先端の桜色の乳首は突起していた。その先端からとろりと滲むのは彼女のミルクだ。
零れ落ちそうなそれを反射的に舐めると、どっしりとした乳房の重みが顔に伝わってくる。
「ンッ! お、お兄さん、いいよ、団長のおっぱい、もっと、吸ってな……あ、んっ!」
「……やっぱ反則級よねえ、アレ」
「私もアレには負けるなあ……同じモン食っとるはずなんやけど」
「ほれ、お主らも感心しとらんで来い。最初の一発目を妾が全部飲んでしまうぞ?」
ノエルのKカップ超の乳房に感心する美玲と早瀬。そんな二人を促しつつ尊は俺の股間に辿り着いた。既に半勃起している肉棒に手を添えると、そのまま舌を這わし始める。身長130㎝ほどの、子供と見紛う小さな体の尊が肉棒に奉仕する様はいつ見ても倒錯的だ。
「ん、ちゅ……ふふ、相変わらず良い逸物を持っておるのう。袋も重いし、たっぷり溜まっていそうじゃ」
「ちょっと尊様、早いって!」
「ははっ、そういえば兄ちゃんのチンポ舐めるのも久しぶりやなあ」
尊の言葉を受けて二人も俺の腰に寄ってくる。美玲は右、早瀬は左。
「来たか。ほれ、合わせてゆくぞ……ちゅ、あむっ……」
「はいはい……れろ、ンッ、はぁっ……」
「兄ちゃん、出来るだけ我慢して、思いきり噴き出してや? じゅる、ちゅ、んはっ……」
「く、ううっ!」
尊の合図で三つの舌が同時に俺の肉棒を舐め始める。刺激を与えられた肉棒は一気に勃起し、柱のように三人の顔の間で屹立する。
「んむ、ちゅ、ちゅぷ、ンンッ……!」
赤黒い亀頭を小さな口で咥えこみ、鈴口をくすぐるように舌先を動かす尊。
「れろっ……の、ノッてきたじゃない、アンタも……ちゅ」
挑発的な言葉と裏腹に、血管を浮かべる竿を愛おしそうに舐め上げてくる美玲。
「素直やないなあ、美玲……じゅる、ンッ、あむっ……」
「うおっ! ちょ、三人とも、凄いっ!」
二人の行為の邪魔にならないよう、竿の根元や袋を中心に舐めしゃぶってくれる早瀬。
息の合った三人の同時フェラに思わず腰が浮く。一方で眼前で淫らに揺れるノエルの乳房からも目を離せられない。
「う、はぁっ……ちゅ、んぱ、ちゅうぅ」
「んあぁっ! お、お兄さん、その吸い方、いやらしい、よっ……!」
突起した乳首を咥え、滲み出るノエルの母乳を吸う。可愛らしい喘ぎと共に彼女の乳は更に分泌され、口腔内に広がる甘い香りが理性を蕩けさせてゆく。
「ンッ、ンンッ……びくびくしてきたのう、そろそろか?」
「んぱっ……あ、ああ、もう、出そうだっ……!」
腰からの刺激に肉棒が断続的に跳ねる。次第に強まる射精感を尻に力を入れて堪えるが、三人からの責めは止まる事無く快感を与えてくる。
「なに、もう? ちょっと早いんじゃない?」
「兄ちゃん、そこからが堪えどころやで? 出来るだけケツに気ぃ入れて、ギリギリまで耐えや、あむ、んっ、んむぅ……」
「くうっ! ね、姐さん、そこ、吸っちゃ……うぷっ」
袋を唇で挟み、ナッツを転がすように刺激してくる早瀬の責めに思わず腰が浮く。一方でその間も尊と美玲は竿と亀頭に舌を這わせてくる。快感に顔を上げようとすれば、そこにあるのはノエルの豊乳で柔らかな弾力が顔を押し返してくる。
「ンッ……お兄さん、暴れたらいかんよ?」
「そ、そう言われてもっ……う、うおっ!」
腰が浮いた際に尊が俺の尻に手を回し、尻穴に指を添えてきた。VR空間では基本的に汚いという事はないのだが、戸惑いと共に予想外の方向からの刺激が押し寄せ思わず声が出る。
「ふふっ、可愛い声を出してくれる……ちゅ、はむっ、んふっ……」
俺の反応を楽しむように尊は笑い、亀頭を更に舐め回す。竿を中心に舐めていた美玲が尊に言った。
「じゅるっ……ねえ、尊様。私も先っぽ舐めたいんだけど」
「おお美玲、悪かったのう。それでは二人でやるか」
「んぷっ……ま、待った、二人とも、おっ、おぉっ!」
ノエルの乳肉の感触を堪能しつつも股間の方にひと息つけたく、俺は口を開こうとした。しかし亀頭に二人からの同時のキスを受けて言葉が遮られる。
「ちゅ、うわ、ビックビクじゃん。もう秒読みって感じ?」
「ん、ちゅ……じゃのう。ほれ、そろそろ良いぞ。思いきり妾らの顔にぶち撒けい」
「っぱぁ……ちょいちょい、二人だけ抜け駆けはアカンで? 私も兄ちゃんの初搾り、欲しいんやから……」
「あ。お、ぐうっ!」
根本付近を舐めていた早瀬も亀頭の方に顔を上げてきた。三人からの刺激を敏感な先端に受け、俺は遂に限界に達する。
「ああぁっ! 出る、が、ああぁっ!」
「おぉ、これはまた、随分と……!」
「うはっ、噴水みたいに出てる!」
「おうおう、これこれ……兄ちゃんの初搾り、熱くて臭いわぁ……」
美玲の言葉通りに噴水のように屹立した肉棒から精液が噴出してゆく。三人はそれを避けようともせず、むしろ浴びるように亀頭に顔を寄せて端正な顔を白濁液で汚してゆく。
数度の腰の震えを経て射精はようやく治まり、俺はノエルの膝枕に頭を置いたまま脱力した。頭上から届くノエルの声。
「お疲れ様。相変わらずお兄さん、凄い量を出すんじゃねえ」
「そ、そりゃどうも……って、ううっ!?」
それに答えようとしたが、間を置かずに股間を襲った刺激に腰が跳ねる。見てみれば精液に塗れた肉棒を扱く尊の手。美玲と早瀬は俺に添い寝するように左右から迫り、俺の胸板あたりに顔を寄せてくる。
「ちょ、尊様、まだっ……!」
「弱音を吐くでない。お主がこの程度で萎える奴でないのは知っておるぞ?」
果たして彼女の言う通り、射精直後というのに俺の肉棒は子供のような尊の手でしこしこと扱かれ、再び勃起を取り戻す。それを確認すると尊は俺に跨ってきた。
「すまんのう、三人とも。一番槍は妾がいただく」
「構わへんよ。そういう約束やったし……ちゅ」
「早めにイカせてよ? こっちも割とムラムラしてんだから……あむっ」
「くうっ! 二人、ともっ!」
左を美玲、右を早瀬、両の乳首を美女二人に咥えられ、俺は堪らず声を漏らした。その顔にノエルの母乳が零れ落ちてくる。
「な、なあ、お兄さん……団長のミルク、もっと飲んで、くれんかな?」
「あっ、あぁ……ちゅ、ちゅうぅ」
「ふあぁっ! そ、そう、もっと、ちゅーちゅー、って……!」
膝枕をしているだけとはいえ──否、「だけ」だからこそ行為を見せられて興奮しているのだろう。勃起しきったノエルの乳首を左右交互に咥え、俺は空腹の赤子のように溢れるミルクを貪る。活力と興奮が同時に沸き起こり、肉棒を更に固く、太くしてゆくようだ。
そんな肉棒に手を添え、尊は亀頭を秘所に宛がった。
「考えてみれば、お主の逸物をこうして味わうのも、久しぶり、じゃのう……あっ、ンッ、ああぁっ!」
「尊、様っ! う、おあっ!」
尊の膣内は俺も経験済みではあったが、記憶以上に彼女の中は狭く、熱く、そして
「お主はそのまま、ちっ、乳を吸いながら寝ておれ……全部、やってやるからの……ん、は、あぁ……!」
「ちゅ、じゅる……わ、分かった……んくっ!」
「私らも忘れんといてや? 兄ちゃんの身体、味あわせて貰うで……んは、ちゅ、ンンッ……」
早瀬の舌が俺の身体を舐め回す。同時に尊は俺の上で腰を振り始めた。胸板に手を置かず、膝立ちで身体を支えられているのは流石の体幹と言うべきか。
一方、美玲は俺の上で重たく揺れるノエルの乳房に惹かれたようだった。身を起こし、濡れた唇で彼女に言う。
「……ねえノエルちゃん。私もおっぱい、貰っていい?」
「んふっ……それじゃあお兄さんは右、美玲さんは左から吸ってな……あ、んんっ!」
ノエルの許可を得て美玲が彼女の乳房に顔を寄せる。同時に母乳を吸われ、ノエルは大きな声で喘いだ。しかし俺の口に満ちるミルクの量は減ることなく、むしろ増したようにさえ思える。
「くうっ! ま、まだ大きくなって、おるっ……この、暴れん坊、めがっ……あうっ!」
「んぱっ、ちゅ……ううっ、しっ、締まるっ!」
ずん、と尊の腰が下ろされ、肉棒全体が彼女の襞に包まれる。身長130㎝ほどの体躯が受け止めるには凶悪過ぎるはずの怒張を易々と受け入れ、それでいて緩いという訳でなく強く締め付けて射精を促してくる尊の膣内はやはり「別格」だ。一度射精したにも関わらず忽ちの内に射精感がこみ上げてきて、肉棒が彼女の中でビクビクと跳ねる。
「まだっ! まだ、じゃぞっ!? 妾がイクまで、少し、耐えっ……んあぁっ!」
「ん、じゅるっ……ンなこと、言ったってっ! ちゅ、ちゅうぅ!」
「ふあぁっ! お兄、さんっ! しゃべりながら、吸っちゃ、ダメじゃってっ!」
「ぷはっ……なんかホント、羨ましいを通り越して腹立ってくるわね、この大きさといい柔らかさといい……ちゅうぅ」
身を震わせて悶えるノエル。そんな彼女に文句を言いつつも顔を寄せて乳を吸う美玲。ノエルの乳房で半分くらい隠れてはいるが、声だけで気配は伝わってくる。
「……あー、このままやと兄ちゃんが先にイクなあ。尊様、ちょっとゴメンな?」
「ふあっ! な、何をする、早瀬っ!? あ、あぁっ!」
射精感の強まりを舌先で察したのか、早瀬は身を起こすと尊の後ろに回り込んだ。そのまま彼女に被さるように密着し、乳房に手を添えるとそれを揉み始める。これは尊にとっても奇襲だったのか、腰を止めないまま竜胆色の髪を揺らして嬌声をあげる。
落ち着いた風情を湛えた畳敷きの和室。そんな室内で、俺たち五人はそれぞれが本能のまま快感を求め身体を絡ませ合っていた。
「ぐ、おおっ! 悪い、尊様っ! もう、出るっ!」
「よっ、良いっ! 良いぞっ! 妾も、もうっ……んっ、ああぁぁっ!」
「ちゅっ、ちゅばっ、ちゅうぅっ!」
「あうぅっ! み、美玲さんっ! そんな、吸っちゃ、団長っ! イク、イクぅっ!」
俺の射精、尊の絶頂、美玲の強い授乳、ノエルの絶頂。それはほぼ同時だった。
「……はい、お疲れさん」
尊が達したのを確かめ、早瀬も彼女から離れる。
「お、おぉ……ヤベ、止まら、ねえっ……!」
「あぁ、出ておる……お主の精液、妾の中、一杯にっ……!」
どくどくと尊の小さな膣内に注ぎ込まれてゆく精液。結合部から溢れたそれの温もりを覚えつつ、俺は痺れるような快感の余韻を味わう。
完全に射精が治まるまで尊は最奥まで肉棒を呑み込み、俺が出し切ってからようやく腰を上げた。ごぽりと零れた精液と愛液の混じったものが亀頭に降りかかる。
「あふ、あふっ……な、なあ、お兄さん。次は団長のおまんこにも、お兄さんのおちんちん、くれんかな?」
俺の頭上から聞こえるのは乳首だけで達してしまったノエルの声。それにすかさず反論するのは先ほどまで彼女の母乳を味わっていた美玲だ。
「ちょっと待って! 尊様とノエルちゃんはちゃんとイったじゃない。私まだ全然なんだけど!?」
「あー、それ言うたら私が次ってのが順当ちゃうん? 美玲、打ち合わせと違うて兄ちゃんの事をこっちに全振りやったし」
更にそれにツッコむ早瀬。
「……ははっ」
セックス中だというのに普段と変わらない彼女らに苦笑し、俺は体に力を籠めて身を起こす。
「俺なら大丈夫です。一遍に相手しますよ……尻、並べてください」
「ふふっ……そう来なくてはのう、教育係殿。では、妾らを再教育して貰おうか」
「流石は兄ちゃん! やっぱそう来うへんとなぁ」
「……当然、私に最初に挿入するわよね?」
「お、お兄さん、ミルクのお返しと言うと何じゃけど、団長に早く挿れてくれると、嬉しい……かな」
股間を精液で汚したまま、尊が淫蕩な笑みと共に俺から降りて四つん這いになる。それに続く早瀬、美玲、ノエル。
どうやらこの新年会はまだまだ終わらないようだ。既に硬度を取り戻しつつある肉棒をひと扱きして、俺は並ぶ尻に手を伸ばした。