御手洗ジャンクはハートフルシナリオを書きたい 作:ヤングコーン
勢いに任せるのもいいが、こういう時こそ一度休憩を置いて頭を冷やす事で
より物語に整合性が失われていないか確認するチャンスになるのだな。
それはそうと、誰かが訪ねてきたようだ。誰だろう。
3号は元々アルカッド軍の人造人間なので、信用はされない。しかし、それでも主人公2のかたき討ちのために積極的に情報は提供していった。初めは意見も合わず殴り合ったりしたこともあったが、主人公は主人公2への気持ちを吐露した3号にたいして少しずつだが心を開いて行っている様子だった。
3号は主人公にヒロインの最期を具体的に話した。もはや拷問にも近い快楽の波に打ちひしがれながら、最期の刻まで勇往邁進し、死ぬ事になれた自身さえも恐怖させたと。主人公は彼女の事を思い出して泣いていた。
戦闘経験を手に入れた4号は次は万全の状態で襲い掛かってくる。それにあたってレクチャーと最後のイロスゲインの秘密について教える事にした3号。その秘密とは…。
『!!』
基地内が揺れた。警報が鳴る。どうやらタナトスラスターが来たらしい。
3号が秘密をすべて話し終える前に総攻撃をかけてつぶす気なのだろう。2人はイロスゲインに乗った。それぞれの思いを胸に。
『『イロスゲイン、GO!』』
†
俺は思い切り背伸びをした。辺りを見渡すと京間がいない。他の場所を見て回っても誰もいなかった。どうやら俺が小説を書いてる間に皆帰ったらしい。一言ぐらい言って帰ればいいのに。そう思いながらスマホを見てみると、いくつかメールが来てた。
まあ、メッセージは今日はもう帰るという内容などだった。俺はタンブラーからコーヒーがなくなったのを確認すると下の階に新しいコーヒーを作りに降りた。
…ピンポーン。
誰か忘れものでもしたんだろうか。俺はそう思いながら玄関を開けて訪問者の顔を見る。
「おおお…馬鍬じゃないか!」
「しばらくだった。会えてうれしい」
こいつの名前は馬鍬右衛門。ネットのオフ会であった友達の1人だ。かつてキングオブオナニストであった父を追い、奪われたキングオブオナニストの座を取り戻すために日々精を出している。ここしばらく音沙汰がなくどうしているかと思っていたが…。
とにもかくにも元気そうでよかった。一緒にリビングルームに行くと、俺は彼にお茶を出してあげた。
「どうだった?」
馬鍬は首を横に振った。
「ダメだ…。キングオブオナニストへの道は遠く及ばない。奴は7発目にも限らずスペルマはこってりしていた。射精タイミングは自在、飛距離は2m…。父さんが負けるはずだ。あんな化け物、勝てっこない!!」
彼にとっての父の仇である菊紋寺継雄は7日7晩にかけての勝負において、彼をテクノブレイクにおいやってなお射精を続けるという圧倒的な差をつけて勝利した。馬鍬の精力も相当なものだが、それでもなお及ばない…。
俺は彼の隣に座って励ます。
「大丈夫だ。まだまだ勝機はある。これから頑張って修行すればいいじゃないか!」
「僕に…勝てるのか?負ける度に絶対に勝てないというイメージが自分の中に付着してくのを感じるんだ。あの雄々しい一物…」
「大丈夫だ。お前なら絶対にやれる。お前のそれだって立派じゃないか」
「卑屈になってた。すまない」
馬鍬は一物への屈服のイメージを振り払い、克己する。そうしていつもの日課としているのトレーニングをやりたいと言い出したので、一緒に浴室に向かった。1人で入るにしては少しだけ広い風呂。俺は奴の練習も兼ねて見学することにした。
奴は脱衣所で服を脱ぐ。おおお…細身ながら筋骨隆々とした立派な体つき。俺は思わず唾をのんだ。一緒に浴室に入ると、馬鍬は深呼吸をする。合わせて筋肉が動くその造形美たるやもはや芸術とさえいえる。
一物はまだ力なくぶら下がっている。奴は深く息を吸い込むと、「ふっ」と勢いよく短く息を吐いた。先ほどまで緩やかに膨らんでいた腹筋のあたりがぐっと凹み一物がわずかに膨らむ。それからまた短く息を吸い込んでは同じように息を吐いて一物に力を入れる。
ぐっ、ぐっ、ぐっ…まるで空気を入れているかのように少しずつ膨張する。一際大きく息を吐くと半勃ちになる。また竿がぐっと一度下がった。
「せいっ!」
掛け声とともに、まるで縁日に見る吹き戻しの様にギュンッと膨らんで亀頭が天を向いて伸びる。さらに勢い余って下腹部にビターンと一物を打ち付けた。何度見ても凄い。再び一物が下を向く。
「はっ!」
拳を突き上げるかのように再び一物がはれ上がり、下腹部を叩く。3,4,5…と何度も行い10まで連続して同じ動作を行った。彼はそこで息を吐いた。一物も普通の勃起時の様に水平を向く。
「凄いな…。勃起の勢いで一物で下腹部を叩くだなんて!!」
「オナニスト道を歩むと決めた時、初めてマスターした物だ。未だに日課にしているが、このぐらいの事では何も満足できない」
彼の意気と共に竿も下を向く。彼はくるりとこちらを向いた。
「今朝、何となしに一物をしごいていたらジャンクの顔が浮かんだんだ。オナニスト同士の見せ合いはもう慣れたが、そうでない人間に見られて行う自慰は未だかつてない。…頼まれてくれないか。僕のオカズになってくれ」
「そのオナニストとしての飽くなき探求心…断る理由もない!」
服が汚れてしまうので、俺は洋服を脱いだ。そして馬鍬と向き合った。
馬鍬は俺の体を嘗め回す様に眺めながら、裏筋に指の腹を添えて竿を撫で上げる。やがて亀頭に触れると、それを掌で包む様にして揉んでスゥッと手をおろしていく。次は裏筋を押す指の力を少し加えて手を上へ上へと持っていく。
目の前で行われるその行為を俺はただただ眺める。輪っかを作った指が行ったり来たりして…亀頭が赤く膨らんでいる。
次第にそのピストン運動も早くなっていく。絶頂が近いのだと感じた。しかし、そこでピタッと動きは止まった。馬鍬は呼吸を整えてから再びしごき始める。寸止めか…。そう思っていると、激しく素早く手は動く。
バカな…あれじゃ痛いだけなんじゃないのか!?
そう思ったのも束の間、亀頭の鈴口からビュゥッ、ビュゥウウッっと粘り気のある白いスペルマが尿道を押し出して出てきた。それは俺の髪、頬、鎖骨、胸へと落ちていく。
「………っ」
熱い…。雄の匂いが鼻孔をくすぐる。息を吸うたびに、脳の中に匂いが充満して犯されていくような気分にさせられる。俺は頬に掛かかった精子を拭う。何とも粘性のある…。
惚けていると、馬鍬は次弾の装填に入る。激しいばかりではなく緩急をつけてより無理のない射精へと促していく。一物が激しくこすられている。馬鍬の隆々しく弾力のあるあの肌が…あんなにこすられて…。
ビューッ、ビュルルルッ…。顔に飛んできた。思わず目をつむる。少量だけど、口の中に入ってきた。味という味はなく、ただ臭いだけだ。ぬめぬめしてる…。唾液と混ざり合って、行き場を失っている。
気が付くと、俺の一物も主張を激しくしていた。先からプクッと先走り汁が浮かんでいた。
「ジャンク…ジャンク……、っ…」
興奮した馬鍬は俺の後ろ弾を押さえつけて自分の方に寄せた。俺の口の中に直接3発目のスペルマが撃ち込まれる。余りに突然の事で俺はむせ返った。
「けほっ、けほっ…」
「ごめん、急に…」
「いいんだ。それより4発目を…」
さすがに精液に水気が混じりだした。俺は下で精液を包んで飲み込む。それは酷いえぐみがあって飲み込みづらい。一瞬嘔吐感がしたが、何とか飲み込んだ。まあ、当然だが飲む物じゃないなこれ…。
でも、その行いには内心少し興奮するものがる。馬鍬は俺の名前を何度も何度も呼びながら、何度も何度も一物をこすり続けた。彼の視線がどこかに集中している。俺の一物だった。鈴口から浮かんだ先走り汁が、床に滴り落ち小さな水たまりを作っていた。
そんな俺を眺めながら、ついに4発目を放った。俺はかなり水っぽくなったそれを自身に塗り付けた。熱を失い始めてなお官能的な白濁液は自らを冷めない興奮へ駆り立てる。
馬鍬の自慰を眺めながら、俺は自らの物を慰める。そうしてお互いに高ぶっていたが、馬鍬が早く絶頂に達した。そこで馬鍬ははたりと膝をついて肩で息をする。
「5回……。これが今の限界だ」
まだ一物が時々ピクピクとしている。俺は隣に座って、馬鍬の一物を握る。
「ジャンク?」
温かい…。彼にとっては俺の手が冷たく感じている事だろう。わずかにふにゃりとしているこの竿…。とても雄々しい。俺の体中にかけられたそれは、ここから吐き出されたのか…。こんなにも真っ赤になって…。
気が付くと、それを握ったまま手を上下へと動かす。
「ま、待ってもう無理…」
興奮は冷めず俺はピストン運動をより早くする。竿を、カリを、裏筋を、亀頭を、鈴口を指をうねりうごかして攻め立てる。俺を呼ぶ声が大きくなっていくと、やがて今までよりも一番勢いのある射精が起きた。
今度こそぐったりして前のめりになる馬鍬。荒い息、焦点の合わない目。俺の静かな興奮は冷めないままだった…。