※この作品はR-18です。

人妻の女体は万華鏡   作:浅見智幸

6 / 8
秘密の夜会(六話) 

 これから始まるふたりだけの夜。

 

 

 卑猥な笑みを浮かべながら卓三は律子のふくらはぎを揉んでいた。

「あ~お義父さん。キモチいいわ~・・・お上手ですね」

 

 

 卓三はネグリジェの裾と一緒にも揉む手も、少しずつ肌を滑らせながら膝の上まで到達することが出来れば、律子の臀部はもうすぐそこにある。

 

 

 

 胸を高鳴らせた卓三は、律子の丸い尻に穴が開きそうになるくらい見つめて、パンティの痕跡を探った。

 

 

 

 太ももの下部まで手が届いた時だった。

「お義父さん・・・ありがとうございました」

 またしても、中途半端で卓三の楽しみは幕を下ろされた。

 

 

 

 何事につけ、手のひらで遊ばれているような、中途半端で終わる卓三は律子に懸念を抱いた。

(試されているのだろうか?・・・何故?)

 

 

 義父と嫁の関係なら、裸体に近い夜着を見せられれば欲情を覚え、無理に関係を迫る事さえもできない苛立ち。

 

 

 

 まんじりともせず朝を迎えた卓三は、散歩に出かけての憂さ晴らし。

 

 

 帰宅した卓三は昼過ぎになって、昨夜の睡眠不足を補うために転寝を始めたのだった。

 

 

「アナタっ!・・・」

 律子の金切り声で目が覚めた。

 

 

 

 怒り心頭の律子を見れば素知らぬ態度を決め込み再び転寝を始めた。

 

 

 

「お義父さん・・・今日はお外で夕食を頂きましょうよ」

 律子からの誘いを受けた卓三は喜んで承諾した。

 

 

 

 ふたりでの夕食となればタクシーでレストランへと向かう。

 

 

「お義父さん・・・」

 息子が入院ついでに、新型ウイルスの抗体検査を病院で受けるために今夜の帰宅はない。

 

 

 

「ここですよ・・・」

 卓三がタクシーから降り周りを見渡してもレストランらしき建物は見当たらない。あるのは有名なオフィスビルだけ。

 

 

 

「ここですよ」

 律子の後ろについていくしかない卓三。

 

 

 

 エレベーターの階数ボタンを押しドアが開けばマンション風の玄関。

「律子さん、こんなところにレストランが?」

 

 

 バッグの中からカードを出し、部屋のドアに取り付けられているカードリーダーに挿し込むと、指紋認証と二重のセキュリティ。

 

 

 

 部屋の扉が開けば、あっけにとられ律子の後に続く卓三。

 

 

 

「いらっしゃい。皆様はもうお待ちですよ」

 律子がカウンターに行けばバッグを受け取り戻ってくる。

 

 

 

「お義父さん。食べ物が付いてもいいように、これに着替えてください」

 バッグをもらい男性専用の更衣室へ向かう。

 

 

 

「えっ!・・・これは?・・・」

 バッグの中身は女性用のネグリジェみたいな布地とベネチアンのマスク。

 

 

 卓三は言われたとおりに服を脱ぎ、渡された服を頭からかぶり身体にまとうと、マスクを着け更衣室を出た。

 

 

 

「お義父さん、お似合いですよ」

 顔はマスクでわからないが声で律子と認識できる。

 その律子も、同じようなネグリジェを着てベネチアンをしている。

 

 

 

「今宵は、ごゆっくりとお楽しみください」

 並んでいけばもう一つのドアを男性の従業員が開けた。

 

 

 

 指定されたテーブルにつけば、キャンドルの炎にワインとオードブルが用意されていた。

 

 

 椅子に腰を下ろした卓三が周りのテーブルに視線を遣れば、皆が同じような恰好で椅子に腰を下ろしている。 

 

 

 

(夜いないときは・・・)

 手慣れた律子の所作を見ていれば常連だということは推測された。

 

 

 

 物珍しさで目をキョロキョロさせても、テーブルに置かれているオードブルが少しなるころ、照明が徐々に明るくなってくれば、室内の模様もわかってくる。

 

 

 

 黒い緞帳がかけられているステージが設けられ、参加者が集っているテーブルの天井にはミラーボールもある。

 そして、着ている服の格好もわかってくる。

 

 

 

「おっ!・・・」

 口をあんぐりと開ける卓三自身もそうだが、素肌の上に薄いネグリジェみたいなものをまとっているだけ。

 

 

 

 向かい合って座っている律子もノーパンのノーブラ。乳首の上に載っているのは金色のマスクと同色のニップレス。

 

 

 

 しかし、これだけでは何の夜会?見当もつかない。

 卓三には異次元の世界だった。

 

 

 

 ミラーボールにスポットライトが浴びせられるとソコは華やかなパーティー会場となった。

 

 

 シークレットなムードが高まれば、タキシード姿に黒の蝶ネクタイを結んでいる男性がマイクを持ってステージに上がった。

 

 

 

「本日は・・・」

 から挨拶が始まった。

 

 

 

「今宵は新しく会員になられた人の紹介・・・」

 先ずは、ネグリジェ姿の新規女性会員が一人ずつ呼ばれステージに登壇する。

 

 

 

「紳士、淑女の皆様どうぞステージの周りにお集まりください」

 

「・・・、・・・」

 ステージの前に集まった会員。

 

 

 

 女性会員を誘ったのは男性会員ばかりではない女性会員も多数見受けられる。

 

 

 

 ステージ上では女性が後ろ手で腰を前方に深く突き出すМ字開帳のポーズ。それぞれが自慢の秘所。

 

 

 ミラーボールの光が七色に輝き、既にヌメヌメと濡らしている女性会員の秘所を照らすその様は、まさに万華鏡を見ているみたいだ。

 

 

 

「まあ・・・きれいだわ・・・おおっ、濡れてるぞっ!」

 会員が目の当たりにして口々に感嘆の声を上げる。

 

 

 

 新規加入の女性がステージに上がれば彼女たちの紹介が済んだ。

 

 

 

「さぁ、今宵の新規男性会員様はおひとり様」

 偽名で呼ばれたのは卓三。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。