き、来てしまった………
「それじゃあ、乾杯!」
『かんぱ〜い!』
ジョッキを打ち合う音がして、みんながガヤガヤと話し始める。
うぅ、結局断れずに合コン来ちゃったなぁ。だってあんなに困ってたし。
昔から人の頼みが断れなくて、りん兄に何度か注意されてたっけ。
まぁ別に悪いことしてるわけじゃないし、来てしまったものは仕方ない。
むしろ色んな人と話すいい機会だ。食事も美味しそうだし、ここで彼氏を作るつもりは欠片もないが、私なりに楽しませてもらおう。
「それじゃあ右から自己紹介してこうよ!」
場を仕切っていた男性を皮切りに、各々自己紹介をしていった。
何人かこういう場に慣れてる人もいて、あっという間に私の番が回ってきた。
「あ、えっと………つ、橡 東風といいます。こ、今回は、お誘いありがとうございます」
自分でも分かるくらいにガチガチに緊張している。
「ハハハッ!堅いなぁ!もっとリラックスしていいんだよ〜!」
「可愛い〜!」
「東風さんかぁ。ヨロシク〜!」
「は、はい………」
ダメだ、今すぐ帰りたいよぉ………
今頃りん兄は何してるのかな?いつもみたいに仕事して、雛罌粟さんの所で一緒にご飯食べてるのかな。
って、一人で考えに耽ってる場合じゃないか。
でもよく考えたら、私はこうして大人数でご飯食べることはおろか、お出かけすること自体ほとんど初めてだ。どうすれば馴染めるか分からない。
とりあえず自己紹介は切り抜けて、後はみんな運ばれてくる料理を食べながら、楽しそうに話している。
私はといえば………
「ねぇねぇ、東風さんは暇な時何してるの?」
「あっ、えっと………え、絵を描いて、ますね」
「マジで?どこかに投稿とかしてるの?アカウント教えてよ!」
「い、いや、そういうのは特には………」
聞かれる質問に答えるのに精一杯である。
男の人達がグイグイと聞いてくるので、自然と体が縮こまってしまう。
なんというか、自分の内側にズカズカと入ってこられる感じがする。ちょっと怖いな。
すると私が自己紹介した時笑っていた男性………たしか村主さん、だったかな?彼が私の隣に来た。
金色に染めた髪をワックスで固めており、首や腕には装飾品が輝いている。香水でもつけているのか、清涼感のある匂いもする。
「ねぇ、隣いいかな?」
「あっ、は、はい………」
私が頷く前に、彼は私の隣に座った。さっき会ったばかりなはずなのに、やけに距離が近い。しかもなんかお酒臭いし。
「ってか、東風ちゃん全然飲んでないじゃん。しかもそれウーロン茶?」
「そう、ですけど………」
「もったいないって!お酒飲めば?ほら、カクテルも結構あるよ?」
「いえ、私未成年でして………」
「マジメ〜!気にしないでいいんだよ?俺も19だし!」
村主さん、未成年飲酒って言葉知ってますか?
多少とはいえ死体遺棄に加担してる私が言えた義理じゃないが、法律は守った方がいいですよ?
「わ、私は、大丈夫ですから」
「あぁ、そう?それよりさ、よかったら俺と連絡先交換しね?」
「え、えっ?な、何で………?」
「何でって、君面白そうだなぁって思ったんだよ?どうかな?」
「あ、いや、その………」
やや強引気味に迫ってくる村主さんに、私は何となく威圧感を感じた。
けどここで拒絶してしまうのも申し訳ないし、どうしたら………
「おーい、村主!唐揚げ来たぞー!」
「マジで!行く行く!」
私が渋っていると、遠くから呼ばれて村主さんは行ってしまった。
「はぁ………」
少し感じ悪かったかな?気悪くしちゃわなかったかな?後で謝っておいた方がいいかも。
でもあぁやっていきなり馴れ馴れしく話しかけられるのは、正直苦手かな。特に男の人だと距離感が掴めないし。
りん兄だと全然大丈夫なんだけどなぁ………まぁ、あの人の場合は、逆に距離がいつまで経っても遠かったんだけどさ。
出会ってから数ヶ月、それなりに一緒にいたのに、ずっと苗字呼びでさん付け、しかも敬語だったからなぁ。つくづく小学生らしくなかった。
私が踏み込まなかったら、きっと今でも変わらなかったんだろうな。あの人はそういう人だ。
「ねぇねぇ東風ちゃん!」
「あっ、旼娥さん」
考え事をしていると、私を誘ってくれた旼娥さん(19歳)がカクテルを片手にやってきた。ツッコミは割愛する。
「今、村主君に話しかけられてたでしょ?」
「まぁ、はい」
「いいなぁ、彼結構モテるんだよ!よく合コン来るんだけど、いつも可愛い子お持ち帰りしてるんだって!気に入られたんじゃない?よかったじゃん!」
どこが?
今の話のどこに喜べる要素があったの?むしろ若干身の危険を感じるんだけど。って、それは失礼か。
でも要約すると、顔良ければ見境なく手出すってことにならない?
ふと彼の方に目を向けると、近くにいた女の子の肩に触りながら話しかけている。
周りに人がいるのに、よく出来るなぁ。
まぁさすがに無理矢理手出すようなことはしないだろうし、こっちから距離置けば大丈夫かな?
「それより、東風ちゃんも何か頼んだら?このお店、デザートとかも結構あるんだよ」
メニューを渡されて目を通すと、たしかにデザートも充実してる。
りん兄甘いもの好きだし、今度このお店教えてあげようかな。
それで私も一緒に………はないか。りん兄ならたぶんフラフラっと一人で行くよね。
恋人もいて友達もいて家族もいるのに、何でもかんでも一人でやろうとするのは変わってないからなぁ。まぁ変わる気もないんだろうけど。
本当にあの人は………
「ん?何か面白いメニューでもあった?」
「えっ?」
「いや、なんか笑ってたから」
「あっ………」
旼娥さんに指摘されて、ようやく気がついた。どうやら無意識に笑ってたらしい。
良くない癖かなぁ………
むにーっと緩んだ頰を引っ張ると、周りを見渡す。
みんな結構飲んでいるようで、賑やかを通り越してうるさくなってしまっている。
感情が全て言葉になって、縦横無尽に駆け巡る。何だか疲れてきたなぁ。
りん兄が学校にいる時って、いつもこんな気分なのかな。耳栓したくなる気持ちが少し分かった気がする。
色んな意味でみんなの距離が近いのはいいとして、中には寝ている人もいる。
これお店の人とか迷惑にならないかな?他にもお客さんいるんだし、静かにした方がいいって。
止めたいけど空気悪くしちゃいそうだし、それ以上にちょっとここから離れたくなった。
「うわぁ、みんな結構お酒回ってきたなぁ。何人か潰れそう」
「だ、大丈夫でしょうか?」
「まぁこういう場じゃ付きものでしょ」
「そうですか。あっ、一応これ持ってきたので使ってください」
私はバッグの中から小さな箱を取り出した。
「何これ?」
「エチケット袋を10枚ほどと二日酔い防止の薬と消毒液です。気分が悪くなった方に使ってあげてください」
「わ、わざわざ持ってきたの?」
そりゃあ吐いちゃったりしたら、お店の人の迷惑になっちゃうし。気持ち悪くなった人をそのままにするのも申し訳ないし。
万が一のことを想定して、これを準備するためだけに一旦家に戻ったんだから。
「他にも万が一のために持ってきたものもあるので、怪我とかあったら言っていただければ………」
「あの、東風ちゃんも気にせず楽しんでいいんだよ」
ん?これって普通じゃないの?お店に迷惑はかけられないし。
「とりあえず、誰か気分悪くなったら使ってあげてください」
「そ、そうね。早速使えそうだし、ありがたく貰っておくわ」
さてと、これで心配しなくても大丈夫かな。お手洗いで少し休もう。
私は席を立ち上がってお手洗いへ………の前に、気配を消して自分やみんなの食べた食器やグラスをこっそり回収。店員さんが取りやすい位置にまとめた。
グラスはグラスで固めておいて、お皿も運びやすいように重ねておく。
枝豆のガラとか揚げ物に敷いてあったキッチンペーパー、テーブルの上にこぼしてた食べ残しは一つにしておいた方が、店員さんも捨てるの楽かな。
あとはテーブルの下に落ちてる大きなゴミも回収して、適度にテーブル拭いておいて、これでよしっと。
そのままこっそりと席を立ち、お手洗いへと向かう。
「ふぅ………」
洗面台で手をついて、大きく息を吐いた。離れたはずなのにこっちまで声が聞こえる。相当騒いでるなぁ。
これなら、りん兄に頼んで耳栓貸してもらえばよかったかな………って、それじゃあ会話出来ないか。
普段りん兄が耳栓して会話出来るのは、読唇術を会得してるから。私は出来ない。
まぁりん兄みたいに、頭痛くなったり吐き気したりはないから大丈夫かな。
ある程度落ち着いてきたので、私はお手洗いを出る。
すると隣にある男子トイレの前に村主さんがいた。
「あっ、東風ちゃん!急にいなくなったからどこに行ったかと思ったよ!」
「ど、どうも………」
しまった、まさかここで鉢合わせるとは。
彼は私を見るなりグイッと距離を縮めてきた。さっきよりも酔っているのか、足元がおぼつかない。
たぶんあまりお酒に強くないんだろう。
ちょっ、近い………!
ゾワッと怖気が走り、つい足が後ろに退がる。
「え、えっと、私席に戻りますね!」
「ねぇねぇ、待ってよ〜」
私の道を塞ぐように、村主さんが私の前に立ちはだかる。
「この後時間ある?良かったらこっそり二人で抜け出さない?」
目の前まで迫られて、私はさっきの旼娥さんの言葉が思い出される。
彼には申し訳ないが、さすがにこれは断らないと。
「あ、あの、私、そういうのはちょっと………」
何とかその場を離れようとするが、左腕を掴まれてしまう。
「まぁ待ってって。もっとさぁ、君とゆっくり話したいの」
酔っているためか力の加減が出来ていない。強く掴まれて逃げられなくなる。
「ッ⁉︎や、やめてください………!」
「そう言わずにさ〜。最初会った時から可愛いなぁって思ってたんだよ!ねぇ、ほら行こうよ〜」
身体が密着しそうなまでに近づいてきた。
その視線は私の胸や太ももに向いていて、嫌悪感が込み上げてくる。
怖い………た、助けて………
恐怖で目の前がぼんやりとしてくる。身体が震え、意識が遠のく。
自然と右手が自分のバッグへと伸びる。カランビットナイフが入っているバッグの中へ。
「ほ、本当に、やめ………」
「ん〜?何言ってるのか聞こえない〜。これでも俺、結構いいテクしてるって女の子に言われるんだ〜!とりあえずウチ来てよ〜」
もう欲求を隠すことなく、強引に私の腕を引いた。もう酔ってるからでは済まないレベルだ。
全身を恐怖が支配し、言葉が出ず段々と過呼吸になっていく。
ダメだ、自分でも分かるくらいにパニックになってる。
頭の中がぐちゃぐちゃになって、自分の行動に抑えが効かない。
嫌だ、助けて………怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い‼︎
頭の中が真っ白になった瞬間、カランビットナイフを掴んだ。
肩甲骨がうねり、ナイフが振られる………
その直前、私の右腕が別の誰かに掴まれた。
「ッ‼︎はぁっ、はぁっ………な、何とか間に合ったぁ………」
全力で走ってきたのか、息が切れていて今にも倒れそうな声だ。
ここにはいないはず。でも彼の声を聞き間違えるはずがない。
「り、りん兄………」
りん兄は、息を荒げながらもしっかりと私の腕を抑え込む。薄れた意識が少しだけはっきりとする。
店内の状況を察してか、耳栓をつけていた。
「な、何で………」
「いいから、とりあえず深呼吸して落ち着いて。ここで死人出す気か」
「えっ?………あっ!私、何して………」
耳元で囁いたりん兄の言葉に、私はようやく自分が何をしようとしていたのか気がついた。
大きく呼吸をすると、身体を支配していた恐怖が薄れて力が抜けていく。
「ほら、こっち来な」
「ちょッ、おい!」
私の腕を掴んでいた村主さんの手を引き剥がし、私を自分の元に引き寄せた。
まだ頭の中はめちゃくちゃなままだ。目が熱くなり涙がこぼれてくる。
「りん兄………わ、私………」
「もう大丈夫だから泣くな。店の中なんだから」
りん兄は困った様子で私の頭を撫でた。それから猫を可愛がるように首筋を撫でる。
昔からそうだ。私が泣いてる時、呆れながらもこうやって慰めてくれた。理由も聞かず、ただ受け止めてくれた。
彼の手の温もりと安心感からまた涙が溢れる。
「うぅっ………こ、怖かったぁ………」
「まったく、泣くくらいなら行くな。こうなるの分かってたでしょ?」
「うっ、ぐすっ………こ、困ってて、断れなくて………」
「あーはいはい、そんなんだと思ったよ。少しはいい勉強になったでしょ、このお人好しが」
まるで私が悪いみたいな言い方………いや、断れなかった私が悪いんだけど。
「ほら、もう気は済んだな?さっさと帰るよ」
「おい!テメェ待てよ!」
私の腕を引いて、りん兄はお店から出ようとするが、その前に私達の前に村主さんが立ちはだかった。
酔って気持ち良くなっているところを邪魔されたからか、今にも掴みかかりそうな勢いだ。
「人が話してるところ邪魔しやがって!テメェ何様だ!」
「僕はまぁ………彼女の兄です。少し用ができましたので、失礼します」
適当な嘘を言って、丁寧に頭を下げた。
すぐにその場から離れようとするが、相手はまともに会話出来る状態じゃない。
「はぁ⁉︎ふざけんじゃねぇぞ‼︎」
激昂した村主さんが遂に拳を振り上げた。
りん兄は少し右に避けて拳をかわすと、足を引っ掛けて転ばせ腹を蹴り飛ばす。それと同時に男子トイレの扉を開ける。
「死ね」
りん兄が低い声で呟いたのを、私は聞き逃さなかった。
扉のすぐ先には陶器の洗面台があった。
足元がフラついていた上に蹴り飛ばされた村主さんは、洗面台の角に思いっきり後頭部を思いっきりぶつける。
その音は店内の騒めきに掻き消された。
「ぐふッ⁉︎」
「行くよ」
苦しそうな断末魔をあげた村主さんを無視して、トイレの扉を音も立てずに閉めた。私の腕を引いて歩き出す。
私と同じでお手洗いに行こうとしてたのか、店の階段の前で旼娥さんとすれ違う。
「あれ、東風ちゃん?もう帰っちゃうの?」
「えっと、ちょっと用事ができたので。お会計はこれで、お釣りはタクシー代にでも。今日はありがとうございました」
「えっ?いや、五千円もいらない、ってか隣の人誰?」
混乱している旼娥さんにお金を押し付けると、頭を下げてお店を出た。
耳栓を外して、りん兄は大きく息を吸い込む。どうやらよっぽど疲れてるみたいだ。
「うわあぁぁぁッ⁉︎誰か、トイレの中で人が倒れてるぞ‼︎」
「村主君⁉︎きゃあぁぁッ‼︎血出てる‼︎」
店を出る瞬間、旼娥さんの金切り声が聞こえてきた。
「りん兄………」
「首掻き斬るよりマシでしょ」
「だからって、死んじゃったらどうするんですか?」
「人に手出すなら、出されたって文句言えないでしょ。それで殺されてもね。酔ってるからなんて言い訳になるか」
りん兄の目は、私ですら怖くなるほどに冷たかった。周りに人がいたからこそ、あれで済んだのかもしれない。
まぁ誰かが怪我した場合を想定して、さっき旼娥さんに渡した箱に包帯もガーゼも入ってる。応急手当てだけなら大丈夫だろう。
店内を騒がせて非常に申し訳ないが、私に出来ることはない。
「あの、何で私の場所が………?」
「鼠牙さんがたまたま居酒屋に向かうところ見て、教えてくれたの。後は行動パターンから割り出した」
「そうですか………」
それで全速力で来てくれたんだ。りん兄の家から遠いのに。
人混みから離れると、りん兄が膝を曲げて目を合わせてくる。
「ふぅ、もういいかな。腕掴まれてたけど、怪我してないか?」
「大丈夫、です」
「まだ、怖いか?」
私の様子から察してくれたのだろう。
たまらなくなった私はりん兄に抱きついた。
「ぐすっ………ちょっと」
「あ、あぁ、そうか。無理するなよ」
あんな風に男の人に迫られるのは慣れてないし、威圧感があってどうしてもお父さんのことを思い出してしまう。酔ってると尚更。
少し慌てたが、りん兄は優しい声音で私の背中を撫でてくれる。
おかげでだいぶ落ち着いてきた。
するとりん兄のお腹からぐぅーっと音が鳴った。
顔を上げると、バツが悪そうに頬を掻いている。
「ご飯食べてないんですか?」
「あぁ、罔象のところで食べる予定だったの。どうするかな、この時間だとこの辺の店は軒並み満席だろうし」
そっか………雛罌粟さんの予定断ってまで、来てくれたんだ。
「りん兄………!」
「おっと!な、何だよ!どうかしたか?」
嬉しさのあまり、私はまたりん兄に抱きついた。
さっきは村主さんに無理矢理近寄られて怖くなったが、今は違う。高揚感と愛情と混ざり合って、心から溢れ出る。
私、本当にりん兄のこと大好きなんだなぁ………
今更すぎる気持ちを改めて実感した。
やっぱり、この気持ちを諦めたくない。たとえ実らなくても、捨てる必要なんてない。
「それなら、今からりん兄の家行きません?私が何か作りますよ」
「えっ?でも、あんまり遅いと年魚さん心配するでしょ?」
「元々遅れるって言ってありますし、私もなんだかんだでちゃんとご飯食べれてないので。一緒にご飯にしましょう」
お母さんは今日は夜勤なので、何なら朝帰りでも問題無いくらいだ。
「そうか。それなら、お言葉に甘えるとするかね」
「はい!何か要望ありますか?」
「そうだなぁ、今日大学で蕗のとうとかつくしとか採ったら、それ使ってよ」
「それなら天ぷらでもやりますか?後は味噌汁でも作るとして、具はさつまいもとわかめと油揚げでいいですか?好きでしょう?」
「いや、さつまいもは天ぷらで使いたいなぁ」
「それなら、家着くまでに決めといてください。行きましょう」
「ちょっと!さすがに疲れたから歩かせてって」
りん兄の手を握ると、私は夜の街を駆け出した。
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