「んっ………」
唇を重ねた僕達は、お互いの唇の感触を味わうようにしばらくはそのままでいた。
昨日までおざなりにしてしまった雛罌粟さんの気持ちを治すように、僕はじっくりと唇を重ねる。
雛罌粟さんが少しだけ身体を僕の方に傾けてきた。
僕は右腕を雛罌粟さんの胴体に回すと、左手はそのまま雛罌粟さんの右手を握ったままだ。それからゆっくりと指を絡める。
それから少ししてゆっくりとお互いの口腔内に舌を割り入れる。
口腔内全体を舐め回すようにすると、今度はねっとりと舌を絡めた。その感触を楽しむように目は閉じている。
「んんっ………んあっ、はむっ…………くちゃ、んっ、ふわぁっ………ぐちゅ、れろっ………んんっ」
雛罌粟さんの口腔内はさっきまで飲んでいたコーヒーの味がした。僕はそれを舐めとるようにして舌を動かす。
そうしているうちにフツフツと雛罌粟さんを求める気持ちが強くなっていく。またガッついちゃうのかな。
だからといって自重出来るほど自分が器用でない事は、これまでで嫌と言うほど分かっている。
お互いの動きが段々と激しくなってきている。息が切れてきたにも関わらず舌が止まる事はない。
僕はそこでうっすらと目を開けた。何となく雛罌粟さんの顔を見たいと思ったからだ。
するの目の前には当たり前のように雛罌粟さんしか映っていない。
雛罌粟さんのキス顔はとても艶かしくて、顔を赤くしながらも必死に舌を動かしているのが見えた。強く求めてくれているのが見ただけでも伝わってくる。
それはとても蠱惑的で背筋がゾクゾクッと震えるのが分かった。
すると雛罌粟さんも少しだけ目を開けたのか、僕とバッチリ目が合った。いつもは目を閉じているからか、とても新鮮な気持ちだ。
雛罌粟さんは僕と目が合うと驚いたように目を見開いた。そして顔が茹で上がったように赤くなる。
「ひゃ、んんっ!ぐちゅ、れろっ………み、みにゃいれ、んあっ、んぐっ、はむっ、んあっ、ぐちゅ、んんっ‼︎」
顔を見られたく無かったのか、雛罌粟さんは何とか抵抗しようとしていた。しかし僕が抱いているため思うように動けないようだ。
僕達は唇を離すと、そのままそっと抱き合った。そしてお互いの息が整うのを待つ。
「ぷはぁっ!………はぁ、はぁ…………うぅ〜〜〜見られたくなかったのにぃ………」
雛罌粟さんは僕に身体を預けながらも、恨めしそうに見ている。その間も手は握られたままだ。
「すみません。すごく………綺麗でしたので」
僕は素直な感想が口から出た。あーいう蠱惑的なところは大人だからだろうか。
必死に舌を動かしている姿は予想以上にそそられる。僕を求めてくれるということが、はっきりと伝わってくるし。
「それなら…………もっと見せてあげる」
「え?」
どういう事だ?そんな事を聞く暇もなく、雛罌粟さんの顔が僕に近づいてくる。
「んっ!」
雛罌粟さんは僕の唇に吸い付くと、躊躇いなく舌を割り入れた。それからぐちゅぐちゅと舌を蠢かせくる。
とんでもない勢いの快感の波が、僕を襲ってくる。雛罌粟さんが自分からこんなに激しく⁉︎
「はむっ‼︎んぐっ………んあっ!ぐちゅ、んんっ!れろっ、ふわぁっ、くちゃ、んんっ!はぁ、んあっ、ちゅぱっ、れろっ!」
雛罌粟さんは左腕を僕の首に回して、ひたすらにキスを求めてくる。
その激しさはさっきまでよりも増して、雛罌粟さんは貪るようにしてキスを続けている。
唇から伝わってくる快感に、僕は思わず背筋を伸ばして抗おうとする。それでも雛罌粟さんは勢いを止めてくれない。
頭が少しボーッとしてきたかも。何だ、これ?一向に止まる気配がない。息も段々と切れてきた。
このままだと僕の方が参ってしまいそうだ。僕も舌を蠢かせて、少しでも余裕を作る。
結果として僕達はさっきの何倍も激しいキスをすることになった。お互いを抱き合い、貪るように求め合っている。
お互い足りなくなった空気の代わりに、お互いの唾液を交換した。色々な意味でキスに溺れそうだ。
向こうから求められていっぱいいっぱいなはずなのに、こうしているともっと求めたくなる。
「ぷはぁっ‼︎」
やがて限界になり、僕達は唇を離した。僕達二人とも、抱き合ったまま肩で息をしている。
「はぁ、はぁ………雛罌粟、さん」
僕が名前を呼ぶと、雛罌粟さんはギューッと抱き返してきた。自分の身体を押し付けるような抱擁に、つい僕も力を込める。
「竜胆君、もっと………もっと欲しいよ………」
僕の耳元で雛罌粟さんが吐息混じりに囁いてきた。それによって僕の耳の中を甘く痺れる。
僕はもう息切れなんて気にしなくなっていた。僕達はお互いを見つめると、再び唇を重ねる。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。僕達はひたすらに唇を重ね、舌を蠢かせていた。
「んっ、ぐちゅ、んあっ!はむっ、んぐっ………れろっ、くちゅ、んんっ!ぷはぁっ‼︎………はぁ、はぁ…………んぐっ!くちゃ、うにゅっ、んあっ、れろっ、んんっ!ぷはぁっ………フーッ、フーッ………はむっ!んっ、ふわぁっ、くちゅ、んあっ、んぐっ、ちゅぱっ、はぐっ、んんっ‼︎」
息がキツくなったら少しだけ離して、それからまたすぐに重ねる。口腔内を舐め回し、舌を絡めて、唾液を交換する。
その内に僕は雛罌粟さんをソファーに押し倒した。身体に力が入らないのか、雛罌粟さんは途中から僕のされるがままだ。
顔は完全に蕩けていて茹だったように真っ赤だ。それでも舌だけは激しく蠢かせている。
僕達は狭いソファーの上で身体を密着させ、ひたすらに相手を求め続けた。そしてまた相手からの欲求にも応える。
僅かに息継ぎする時間すらも物足りなくなってしまう。頭ももうまともに機能しているか怪しい。目の前に雛罌粟さんしか映らない。
僕の耳にはお互いの息遣いと唾液の音しか聞こえてこない。それだけでもゾクゾクッとして、より雛罌粟さんが欲しくなる。
最初は雛罌粟さんに言われたから始めたが、今となってはもうそんな事どうでもいい。
お互いはもはやそれが本能のように唇を重ねている。雛罌粟さんの顔を見るだけでキスしたくなってくる。何でさっきまで何ともなく話せてたんだろう。
そうしているうちに時たま雛罌粟さんの身体がビクッと跳ねる時があった。気持ちいい、のかな?
そして僕は雛罌粟さんの身体を持ち上げるように支えて、ソファーから立ち上がった。これ以上するならベッドに行かないと無理だ。
でも今の僕達にはベッドに行く数秒間でも、お互いから離れるのが惜しかった。
そのまま抱き合って唇を重ねたまま、僕達はベッドへと移動した。
だから目の前にあるベッドに行くだけなのに、数分間を要した。僕達は抱き合ったままベッドに倒れ込む。
僕は名残惜しいと思いながらも少しだけ唇を離した。
「はぁ、はぁ………雛罌粟さん、触ります、よ………」
「…はむっ!」
僕の言葉に雛罌粟さんはキスで返してくれた。それでも僕にはちゃんと答えが伝わっている。
いつもならここで雛罌粟さんの服を脱がすところだが、今日はちょっと違うことがしたい。それにこの状態を崩したくない。
僕はキスをしたまま、手探りで雛罌粟さんの服の中に手を入れた。柔らかい肌をじっくりと撫で回す。
そこからクリッとへそをイジると、その手をゆっくりと持ち上げる。そして雛罌粟さんのブラに到達する。
ブラと胸の間に手を入れると、既に母乳が出ているのか湿っぽい感覚がした。
僕はブラをめくり上げて、雛罌粟さんの胸の支えを無くす。そうしてから僕は服から手を抜いた。
普段はしない事に雛罌粟さんは不思議がったのか、少しだけ舌の動きが鈍る。でも僕が求めるとまた動きが激しくなる。
それから今度は雛罌粟さんのズボンに手を伸ばす。
ズボンの中に手を入れて下着の上から秘所に到達する。そこはもうぐっちょりと濡れていてヒクついていた。
「んん───────────ッッッ‼︎‼︎」
下着越しとはいえ秘所に触れた事により、雛罌粟さんの身体はビクビクッと跳ねる。
その反応に今すぐ激しくイジってやりたくなるが、今は我慢だ。後で気絶するほどしてあげたい。
僕はそのまま手を蠢かせて、秘所の上だけ下着をめくった。そしてズボンから手を抜く。
こうして雛罌粟さんは服こそ着ているものの、下着はほとんど意味をなさないようになってしまった。
僕は雛罌粟さんを固く抱きしめて、鼻でゆっくりと息を吸い込んだ。
さっきよりも何倍も濃くなった雛罌粟さんの甘い匂いが、僕の頭をクラクラさせる。
それから僕はさらにキスを激しくして、雛罌粟さんの興奮を煽る。雛罌粟さんがどこが弱いのかがちょっと分かってきた。
僕は抱き合ったまま、雛罌粟さんをうつ伏せにさせた。それからも唇は重ねたままだ。
雛罌粟さんの全身を抱きこむようにしていると、僕の予想していた変化が訪れる。
服の今さっき下着をめくったところ、胸と秘所の辺りがジワッと濡れてきた。
さっきまで下着が堰き止めていた母乳と愛液が、服に染み出してきたのだ。
それを察した雛罌粟さんは目を見開く。僕にとってはそれすらも興奮する材料でしか無かった。
最後まで読んでいただきありがとうございました。