※この作品はR-18です。

どことなく壊れていて、どことなく甘い生活   作:MC RAT

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 ちょっとしたオマケの短編話です。


第76話 オマケ①

 竜胆君達の文化祭が終わり、数日したある日の夜。

 その日は私は自分の部屋で竜胆君とコーヒーを飲んでいた。

 ようやく例の事件が終わったみたいで、今日はその登校初日だったらしい。

 ちなみにその元凶は、隣でケロッとしてコーヒーを飲んでいる。ここまで堂々としてるなら、もう私は何も言わないよ。

 東風ちゃんの一件の時にしてから、たまにこうやって私の部屋で飲むようになっていた。

 竜胆君の近くにいたい、そう思った時に声をかけている。竜胆君も慣れてきたのか承諾してくれる。

 本当はもっと一緒に、長く………なんて事、言ったら迷惑になるに決まってる。

 前だったらカウンター越しで一緒にいるだけで満足だったのに、今はそれじゃあ満足出来ない事が多い。

 竜胆君の中で誰よりも近くにいる存在でありたい。最近そう思う事が強くなった。

 どこかで手を握ってくれたりギュッとしてくれないかな、なんて思ったりする事もある。まぁ竜胆君にはちょっと難しいかな。

 でもその日は少し眠たかった。最近お店の新メニューを考えたりしてたら、寝不足になってたのが原因だと思う。

「雛罌粟さん、大丈夫ですか?」

 竜胆君が心配そうに覗き込んでくる。近づいてきた顔に思わずドキッとして少しだけ目が冴える。

「うん、大丈夫………」

 しかしまた眠くなってきちゃった。ダメだよ、竜胆君がいるのに。目の前がぼんやりとして、き……て…………

 

 

 

 私はどこかポカポカしたものに包まれているような感覚がして、目を開けた。

 ゆっくりと目を開けると、目の前に広がっていたのは布………じゃない、これ服か。

 って何で?そう思った私は顔を上げて視線を上に向ける。するとそこにいたのは………

 

 

「あ、雛罌粟さん。起きましたか?」

 

 

 竜胆君だ。いつも通りの表情を浮かべた竜胆君が、ジッと私の方を見ている。

「竜胆………君………?」

 え?何で竜胆君がここに?

 最初は混乱したが、状況が分かると段々と安心してきて、またさっきのポカポカとした感覚が蘇ってくる。

 暖かくてしっかりとしていて、つい身を寄せたくなるような。そんな感覚だった。ボンヤリとしているせいかより感じられる。

 その感覚が恋しかったのか、私はそれを離すまいと腕を回す。

「はぁ………暖かいなぁ。気持ちいい」

 ギュッと抱きつくと小さく息を吐いた。はぁ、落ち着くなぁ。寒くなってきたこの時期にはちょうどいい。

「ちょ、雛罌粟さん⁉︎寝ぼけてるんですか?」

 焦ったような口調になった竜胆君が、私の肩を軽く叩いてくる。

 

 

 私はそこでようやくちゃんと目が覚めた。

「ん……………ん?」

 はっきりと意識が戻った私は、今の自分の状況を強く叩きつけられる事になる。

 私の抱きついているそれは、そこそこ大きくて上に続いてる。それを応用にして目線を上げる。

 するとそこには顔を赤くしている竜胆君がいた。

 え?顔と繋がってる?どういう事?

 

 

 まさか…………私が抱きついているのって、竜胆君?

 

 

 それを理解した途端、さっきまで落ち着くと思っていた暖かさが生々しい何かに変わった。

 そして自分が竜胆君に抱きついているという事実が、より私を混乱させる。私の顔は瞬間的に真っ赤となる。

 私、年下の子になんて甘えるような態度を⁉︎

「ご、ごめん!すぐに離れるから!…………キャッ‼︎」

 私は急いで離れた。急に立ち上がったせいでクラッとしてしまい、今度は右に倒れそうになる。

 すると竜胆君が受け止めてくれたようで、結局さっきと同じ態勢になってしまった。

「大丈夫ですか?」

「うん………ありがとう」

「まったく。眠いなら無理しないで、ベッドで寝てていいんですよ?」

 そうだ、私ついウトウトしちゃって。それで寝ちゃってたのか。それで竜胆君に寄り掛かっちゃったのかな。

 という事は竜胆君、ずっと事支えててくれたんだ。何か申し訳ない。

 

 

 

「ううん、竜胆君がいるんだもん。私だけ寝るわけにはいかないでしょ?」

「別に気にしなくていいんですよ」

 竜胆君は苦笑いをして言った。そして軽く背中を叩いてくれる。

 何か今日の竜胆君はいつもと違うなぁ。

 いつもなら私が抱きついた時点で、恥ずかしがって自分から離れていくのに。今日はずっと受け止めてくれてる。

 顔は赤いから恥ずかしそうだけど、ちょっとなら積極的にいっても大丈夫なの、かな?

 でも、そんな事されたら…………私も甘えたくなっちゃう。

 どうやらいつもと違うのは私も同じみたいだ。いつも竜胆君に対して抑えているものが、今日は少し外れかかっている。

 

 

 

「それならさ…………ちょっとベッドまで行こうか」

「はい……………って、え?僕もですか?」

 私は立ち上がり、首を傾げている竜胆君を連れてベッドに向かう。ベッドに着くと竜胆君と一緒に座った。

 少しあたふたしている竜胆君の手に自分の手を伸ばすと、ゆっくりと指を絡めた。いわゆる恋人繋ぎだ。

 そして私は竜胆君に身体を預けた。本当はもうすっかり目は覚めている。それでもなんだかこうしたい気分だった。

「え⁉︎ちょ、ベッドで寝ないんですか?」

「うん。ちょっとこうしてたい」

 竜胆君は慌てているようだけど、それでも私を抱き止めてくれている。

 顔を上げると赤面した竜胆君が、チラチラと私の方を見てくる。こんな事何度もあったのに、慣れないもんだねぇ。

 

 

 

 でも何でチラ見なんだろう?普通に見ててくれていいのに。

 そう思って私は自分を見てみた。

 竜胆君に抱きついているせいで、私は少し前傾姿勢になっていた。それによって弛んだ服の中から、私の胸が僅かに見えてしまっている。

「あ………ちょっと竜胆君、どこ見てるの」

「ご、ごめんなさい!」

 私が指摘すると、竜胆君は焦って目を逸らした。それでも顔は赤い。

 可愛いなぁ。普段は大人びてても、こういうところは男の子だ。

 私の身体なんて何度も見てるはずなのに、いつもこうなると恥ずかしがっちゃうんだよね。まぁ私もだけど。

 

 

 

 私も街を歩いていて男の人にジロジロ見られる事もあるにはある。そういう時はいつも嫌な気持ちだ。好きでもない人に見られていい気分にはならない。

 でも竜胆君か見てるって分かった時は、別に嫌だなんて思わなかった。むしろもっと見てほしいと身体が疼く。

 竜胆君のたまに見る熱っぽい視線。

 いつもの気だるそうな雰囲気とは違って、何かギラギラしてる………と言っていいのかは分からないけど。

 でもとにかく私は好きなんだよね。竜胆君が求めてくれるのが分かる。側にいて、一緒にいるんだって事を強く感じる。

 その疼きはどんどん大きくなって身体に広がっていく。全身が僅かに痺れてしまったような感覚。

 あぁ…………ダメだ。いつもならこんな衝動抑えられるのに。今日はなんだか抑えられない。

 

 

 

 私は背けた竜胆君の顔を追いかけるように、竜胆君の首に腕を回すとそっと唇を重ねる。

「ん………⁉︎」

 竜胆君が驚いたような声をあげた。それでも私を跳ね避けようとはせずに、そのまま抱きしめてくれる。

 少しの間唇を重ねると、ゆっくりと離してまた身を預ける。そしてハッとする。

 どうしよう、大した脈絡もなしにキスしちゃったぁ!変に思われてないかな?

 お互い恥ずかしくて目を背けて何も話せずにいる。普段からこういう事に慣れてないからだろう。

 さすがにこのまま無言はキツい。何か話さないと………でも何言おう?とりあえず、なんか思ってる事でも適当に………

 

 

「えっと…………その………もうちょっと、こういう事、しない?」

 

 

 ってなに言ってんの⁉︎いや思ってはいたけど!何とかして修正しないと!

「まぁ…………いい、ですけど………」

 私が慌てている中、竜胆君がボソッと呟く。……………………って、え?

「いい、の?」

「えっと………雛罌粟さんが、いいなら」

 そう言って竜胆君は抱きしめる力を少しだけ強くしてくれた。そっか………いいんだ。

「そ、それじゃあ………」

 私は再び竜胆君の首に手を回す。さっきみたいに突発的じゃない分、なんだか緊張するな。別に初めてじゃないのに。

 

 

 

「……………んちゅっ」

 再びキスをした私達は、さっきよりも長い間唇を重ねる。お互いの心音が何をしなくても聴こえてくる。

 こうしているだけ、というのも結構いいかも。ドキドキするけど、それすらも心地いい。

 身体が何かに包まれて宙に浮いているような、フワフワとした感覚がある。感じるのは竜胆君だけ。

 優しく私を抱きとめて包み込んでくれる。彼の暖かさが私の理性すらも溶かしてくれる。

 少ししてお互い唇を離す。ジッと見つめ合うとそのまま抱き合った。

 

 

 

「あの…………それじゃあ」

 そう言って竜胆君は私から身体を離そうとした。

 

 

 え?……………もう終わりなの?まだ竜胆君を感じていたい。

 

 

 衝動的にそう感じた私は、離させまいとさらにくっつく。何だろう、今日はなんだが自分が抑えられない。

 竜胆君はその行動にビクッとしたが、私はそんな事は気にせずに、自分の唇を竜胆君の唇に押し付けた。

「んんっ⁉︎」

 瞬間的に押し付けると、私は竜胆君の方に重心を傾ける。

 急にやられたからか、竜胆君は後ろに倒れてしまった。ボフッという音とともに私もベッドに倒れる。

「雛罌粟さん?」

 竜胆君はポカンとした表情で私を見てくる。その間に私は自分の髪を解いた。

 私は垂れてきた髪を耳にかけると、竜胆君に顔を近づける。

 

 

「何で離れるの?もっと…………もっと、君が欲しいよ」

 

 

 いつもは言わないでいる言葉。何故だか今日はスッと口から出てしまった。

 毎日竜胆君が来て、コーヒーを飲んで帰る時。ふと頭に浮かんでしまう言葉だった。

 帰って欲しくない、もっと一緒にいたい、もっとギュッとして欲しい、もっと彼に甘えたい。

 でもそんな事押し付けたら迷惑になっちゃう。だから普段はグッと堪えて、言わないようにしていた。

 そこは大人としての分別というか、あんまり竜胆君の迷惑にならないようにとした、私なりの対処だ。

 それがよく分からないけど、ふと漏れてしまった。これは、迷惑になっちゃったな。

「変なこと言ってごめんね、気にしないで。それじゃあ今日はもう………………キャッ!」

 

 

 

 私は竜胆君から離れようとした。しかし逆に竜胆君の方から手が伸びて私の肩を抱くと、グイッと引き寄せられた。

 そのまま体勢を入れ替えられると、今度は私が竜胆君に押し倒される事になった。

 さらに竜胆君は私に覆い被さってきて、ギュッと抱きしめられた。完全に密着した竜胆君の熱が、私の中に染み込んでくるようだ。

「竜胆………君?」

 

 

「僕も本当はもっと、あなたが欲しい………………求めても、いいですか?」

 

 

 その言葉に私はなんて返すべきか分からなかった。こんなにも直球で求められたのは初めてだったし。こんなにギラギラしてるの………初めて見た。

 それでもこんな許可取るなんて、相変わらずこういう事に関しては真面目というか、奥手というか。

 それなら…………私は竜胆君と向き合うと軽くキスをした。

 すぐに唇を離すと、私も竜胆君をギュッと抱きしめる。そしてそっと手を握って指を絡めた。

 顔が熱くなってるのがはっきりと分かる。

 

 

「これ以上の事…………お願い」

 

 

 その瞬間、竜胆君は襲いかかるように私に迫ってきた。そして躊躇う事なくキスをする。

 

 

「んちゅっ!………んぁっ…くちゅ…んんっ!れろぉ…あむっ…ぐちゅ…こくっ!ぷはぁっ……はむっ!くちゃ…んっ…んぁっ…ちゅぅ…んん〜〜…ぷぁっ、あむっ!じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ………んぐっ…れろれろぉ……ぐちゃ…んんっ……ぷはぁっ!……んくっ……はぁ、んちゅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!ぷぁっ、あむっ…くちゃ…んんっ!れろれろれろれろれろぉ………ぐちゅ…はむっ…んぐっ…こくこくっ……んぐっ、んぐっ………んあっ、ふむっ…………」

 

 

 激しく唇を動かして舌を絡める。お互いの唾液を渡しあったり飲んだりした。その度にゾクゾクッとした感覚が背中を走り抜ける。

 なんだか今日はいつもより激しい気がする。私の口腔内から脳にかけてが犯されているようだ。私も負けじと舌を蠢かせる。

 一度こうなったら竜胆君はもう止まらない。どうやって止まるのかも分からない。ひたすら私を求めてくれる、ただそれだけだ。

 それから数分、もしかしたらそんなものではないかもしれないけど、私達はひたすらに唇を重ねていた。

 ずっと密着して抱き合い体勢も変えたりして、二人きりのこの空間を味わう。もう目の前には竜胆君しか映らない。

 

 

 

「ぷはぁっ!………はぁ、はぁ……雛罌粟、さん」

「竜胆君………んっ」

 息も絶え絶えになっている私達は、軽くキスをするとギュッと抱き合った。

 すると竜胆君が軽く頭を撫でてくれる。いつもはしてくれない事に、私の身体は溶けてしまいそうだ。

 私はもうすっかり興奮してしまっている。それは身体も分かっているらしい。

 下着の内がやけに湿っぽい。どうやら興奮してるせいで母乳や愛液が流れ始めたらしい。

「はぁんっ!」

 お互いの興奮はさらに高まり、私達は自分の身体を押し付けあった。敏感なところが擦れて、思わず声が出てしまう。

 

 

 

 私が再び押し倒されると、竜胆君は私の胸に手を伸ばしてきた。私はそれを受け入れる。さっきからずっと見てたもんね。

 伸びてきた竜胆君の手は、私の胸を鷲掴みした。何の遠慮もなく、力強い手だった。

「ひゃうっ!」

 服越しだったからか、そこまでの快感があったわけじゃない。でも竜胆君がしてくれたという事が、私を興奮させて声が出てしまった。

 そして竜胆君の手が動いて、私は服の上から胸を揉みしだかれた。竜胆君によって胸の形がむにゅむにゅ変わっていくのが伝わってくる。

 

 

 

「はぁ……はぁ………んぁっ!…………あぁっ」

 ヤバい。そう思ったのは割と早かった。竜胆君に揉まれている胸から、ビュッビュッと母乳が噴き出してきたからだ。母乳が噴き出る時の刺激で背中がゾクゾクする。

 竜胆君のやり方が上手いのか、母乳はすごい勢いで溢れてくる。そのせいか、服の中から蒸れた匂いが漂ってくる。

 すると竜胆君が、私の胸元に顔を埋めて大きく息を吸い込んだ。

「やっ!ちょ……ダ、ダメだよ……んんっ!……私、今変な匂い、してる、んぁっ!からぁっ」

 そう言っても竜胆君は止まろうとはしない。むしろ手の動きを激しくして、より搾り出そうとしている。何でこんなに上手いの………?

 そして目が合うと必ず数分舌を絡めてキスをした。

 

 

 傍から胸を強く掴むと、そのまま先端の乳首を巻き込んで揉みしだいた。

 ビュ─────────ッ‼︎ビュ───────────ッ‼︎

「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ‼︎」

 さっきよりも大量に出てきた母乳は、下着に染み込み切らずに胸を蔦って腹に流れてくる。

「せにゃかがぁ……………ゾクゾクしゅりゅぅ………」

 気持ち良すぎて呂律が回らない。

 竜胆君は私の胸元で大きく息をすると、それに酔いしれたような顔になった。

「雛罌粟さん、すごくいい匂いですよ」

「そ、そんな事言わないでよぉ………」

 お腹の奥がキュンとしてきた。それに伴って私の息は荒くなる。

 

 

 

 すると竜胆君がいきなり私の服を捲り上げてきた。

 恥ずかしくて隠そうとしたけど、その前に竜胆君が下着もめくってしまう。

 母乳によってテラテラと光を反射している私の胸が、ぷるんっと揺れて露わになる。それによって蒸れた母乳の匂いが私の周りを漂う。

 竜胆君はそれを獣のような目で見てくる。いや…………そんな目で見ないでよぉ。ゾクゾクが止まらないぃ。

 私は反射的に腕で胸を隠す。しかしそれに触発されたかのように竜胆君に強く抱きしめられて、また激しいキスをする事になった。

 

 

「んんっ!……ぐちゅ、あむっ……じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ‼︎れろれろぉ……んあっ、んくぁ!……ふみゅっ…ぢゅるるるるるるるるッ‼︎」

 

 

 さっきよりは短かったけど、さっきの何倍も激しかった。

 そして唇を離すと、今度は首筋に強く吸いつかれる。

 いつも感じるギューッとした痛みを感じる間もなく、鎖骨や胸元、二の腕にキスマークがつけられる。

 それから優しく頭を撫でられた。髪が崩れたけど、そんなの気にならない。

 ズルいよぉ…………そんなのされたら、力抜けちゃう。

 

 

 

 腕の力が抜けて再び胸が露わになると、竜胆君は私の胸に舌を這わせた。

 いつもとは違って全身が浮いてしまうような刺激に、興奮が止められない。

 上の服を全て脱がされてしまい、上半身裸となった私の胸を竜胆君がチロチロと舐めている。

 竜胆君は私の二つの胸を真ん中にむぎゅっと寄せた。そこから先端の乳首に唾液を塗るように優しく舐めていく。

 あぁ………秘所から愛液がタラタラと流れているのが分かる。さっきから軽く潮を噴いているせいか、意識もボーッとしてきた。

 恥ずかしいから何とかしたいけど、キスのせいで力が抜けてどうしようもない。

 トドメの合図かのように、竜胆君は私の乳首に軽くキスをした。

 

 

 そして竜胆君は二つの乳首に勢いよく吸い付いた。

 

 

「─────────────────ッッッッッッ⁉︎⁉︎」

 雷にでも撃たれたかのようないきなりの強い刺激に、私はガクガクと身体を震わせて、声のない絶叫をあげることしか出来なかった。目の前がチカチカする………。

 胸からブシュ───ッと母乳が噴き出し、私は行き場のない快感を竜胆君を抱きしめることで受け入れた。

 自分のズボンが少し濡れてくるのを感じた。あぁ………いっぱい潮噴いちゃった。

 竜胆君の喉がゴクゴクいってるのが聞こえる。私の母乳、たくさん飲んでくれてるんだ。

 

 

 

 肩で息をしているような私を、竜胆君は優しく抱きしめてくれた。

 はぁ………あったかい。心の底からほぐされるような感覚だ。つい身を預けたくなる。

 その暖かさに思わず笑みが溢れた。こんなにも私の全てを求めてくれる人っているんだなぁ。

 今日もやられてばっかりか。何かしてあげたいけど、こんなに一生懸命求めてくれるから、それを味わいたい自分がいる。

 今の自分の幸せを強く実感する。こうやってそばにいるだけで幸せなんだもん。

「…………竜胆君」

 私が名前を呼ぶと、竜胆君が私と目を合わせる。

 竜胆君が私だけを見てくれている。たったそれだけなのに、こんなにも満たされたことなんて。

 

 

 

「んちゅ〜〜〜〜〜〜」

 私は竜胆君と手を繋ぐと、ゆっくりとキスをする。激しくはないけど、ゆったりとお互いの舌をあやすように絡めていく。

 お互いの口腔内に舌で唾液を塗りたくると、名残惜しげに唇を離した。そのまま竜胆君の胸元に顔を埋める。

 するとまた優しく頭を撫でられた。子供っぽいなぁとは思っても、嬉しいから抵抗出来ない。むしろ頬擦りしてしまう。

 

 

「竜胆君…………愛してる」

「…………僕も、大好きです」

 

 

 その返事に顔が緩む。大好き、か………そうかぁ。

 竜胆君だってスッキリしたいはずなのに、それから私を求めてくる事は無かった。私がイッて疲れているのを見て我慢してくれてるのかな。たしかに今すぐは………まぁ出来なくはないけど。

 そう思った私は、せめてのお礼とばかりに竜胆君を抱き返す。竜胆君が口元を綻ばせて頭を撫でてくれる。

 そうしているうちに、私は眠く、なって………き、た。

 

 

 

 

 

「ん………」

 目が覚めると、そこはベッドの上じゃなかった。ここ、どこだ?

 のんびりと意識が覚醒して辺りを見渡すと、そこはソファーの上だった。時間は九時だ。

 あれ?私、さっきまでベッドで竜胆君と………

 そう思った時、私と一緒にソファーで寝ている竜胆君を発見した。私を抱きしめるようにしている。

 え?何でこんな所に竜胆君が?

 そこで私はようやく、自分の髪が結ばれているのに気がついた。さっき解いたはずじゃ………」

 それに服だってちゃんと着てるし、胸元や二の腕に竜胆君がつけてくれたキスマークがない。

 

 

 

 もしかして…………私がソファーで寝て以降の事って、全部私の夢⁉︎

 

 

 

 よくよく思い出してみれば、触られた時の感じ方がいつもと違ったし、言いにくい事ややりにくい事がすんなり出来た。

 それにいくらそういう雰囲気だからって、竜胆君が起きてる状態でストレートに『大好き』とか『欲しい』って言ったり、頭を撫でてくるなんて今までなかった。

 あれも全部…………夢?

「………ああぁ、あうわぁぁぁぁぁ!うぅ〜〜〜〜、うにゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜‼︎」

 あまりの恥ずかしさに語彙力が崩壊した私は、竜胆君が起きないように気をつけながらも全力で悶えた。

 夢の中とはいえあんな、あんな甘えちゃうなんてぇ!恥ずかしいよぉ!変な寝言言ってないかな⁉︎

 

 

 

 しかし私は夢の中と同じものに気がついた。それは服の中だ。

 本来なら乾いてるはずの下着がぐしょぐしょになっていた。夢の中で興奮していたからか母乳や愛液で濡れて蒸れていた。ズボンもシミがついていた。

 まさか夢でイッちゃったのかな?

 お風呂で洗ってこないと。私は竜胆君を起こさないように起き上がると、パジャマを持ってお風呂に向かった。

 脱衣室で服を脱ぐと、ムワッとした匂いが広がる。

 竜胆君はこれがいい匂いって………ってそれは夢での話!まぁ本当ならそれはそれで嬉しいけど。

 

 

 

 私は頭を振って浴室に入る。それからシャワーで身体を洗う。

「んっ…はぅっ……んぁっ、んんっ……ひゃうっ………」

 さっきまですごい興奮していたからか、シャワーの刺激で感じちゃう。そして興奮は高まっていく。

 湯船に入ってもそれが紛れる事はない。むしろ身体の熱は上がるだけだ。

 無心にしようとすると、逆にさっきの夢を思い出して身体が火照ってくる。

 ここで自慰を始めたら、のぼせちゃう………でも………竜胆君のことばっかり考えちゃう………ちょっとだけなら………

 私は右腕を胸に回して、左手を秘所に滑らせる。すぐに終わらせればいいよね?

 

 

 軽く割れ目をなぞると、私は右手で胸を強く掴んで、左手で蜜壺に指を入れてかき回しながら、赤く腫れてる肉芽をギュッと摘んだ。

 

 

「んああぁぁぁぁぁぁぁ───────────────ッッッ⁉︎⁉︎」

 ビリビリとした快感が全身を駆け巡る。ガクガクと震えて身体の力が抜けていく。

 ブシャ──ッと潮を噴いて、胸からは母乳が垂れてくる。それはお湯の中に漂って溶けていく。

 それでも身体の疼きは治らない。

 ダメだ…………やっぱり竜胆君がいないとイけない。あの快感は彼じゃないと。

 それならもうちょっと………いや、これ以上やってものぼせるだけだ。今は我慢しないと。

 私は理性を保ちながら浴室を出る。身体を拭く時にまたタオルが色々触れて興奮してきちゃったけど、何とか耐えた。

 

 

 パジャマに着替えて、ドライヤーで髪を乾かす。そうすると多少落ち着いてとりあえずコーヒーカップを一階に降ろして洗った。

 そして部屋に戻ると近くに置いてあるタオルケットを持ってくる。竜胆君の分ね。

 竜胆君が起きないようにそっと近くに移動する。結構気配に敏感な子だからな。この前も何かコーヒー飲んでる時に、人に見られてるかもとか言ってたし。

 どうやら熟睡してるみたいだ。こうやって寝てると年相応って感じなんだよねぇ。

 そんな彼に甘えようとした私は、やっぱり変かな?

 とりあえずスマホで寝顔の写真を撮っておく。前におばけ屋敷の動画撮られたし、これでおあいこだね。

 

 

 それじゃあタオルケットを竜胆君にかけて…………。私はそこで動きが止まった。せっかくなんだし。

 私は竜胆君にかける予定だったタオルケットを、自分の肩にかける。

 そして竜胆君が起きないように注意しながら、彼の上に跨った。そしてゆっくりと身体を倒していく。

 竜胆君の寝顔が間近にくる。

「竜胆君………」

 その名前を呼ぶだけで、お腹の奥が疼く。冷めたはずの身体が火照ってくる。

 もう………君のせいで厄介な身体になっちゃったよ。歳上の人をこんなにしちゃって。

 私は竜胆君の耳元にそっと口を近づける。

 

 

 

「これからも、一緒にいようね。竜胆君…………愛してる」

 

 

 

 私は夢の中で言ったことをボソッと呟くと、竜胆君のおでこに軽く唇を触れさせる。これだけはちゃんと伝えたかった。

 そしてそのまま竜胆君を抱きつくようにして、私もソファーに寝る。いわゆる添い寝だ。

 心を溶かしてくれるような暖かさが、竜胆君から私に伝わってくる。

 ソファーは二人で寝るには狭かったけど、抱き合っているからかそこまで苦じゃなかった。

 竜胆君と別れる日が来るその時まで、この暖かさは私の宝物だ。彼から私への最高のプレゼント。

 私はそれに沈むように、ゆっくりと眠りに落ちていった。

 もし叶うなら、さっきの夢の続きが見られますように。なんてね。

 

 

 翌日、朝起きた竜胆君が状況を見てパニックになったのは言うまでもない。ごめん。




 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 どうでしたでしょうか、短編(並みの長さのお話)話は?こらからもたまにやるかもしれません。
 感想にてイチャイチャが欲しいとの事で、急遽書いてみました。少し物足りないかもしれませんね。
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