※この作品はR-18です。

どことなく壊れていて、どことなく甘い生活   作:MC RAT

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第84話 ワイシャツ

 首筋に何か吸いつかれたような感覚がして、僕は目を覚ました。

 ゆっくりと目を開けると、そこにいたのはどこか蕩けたような表情をした雛罌粟さんだった。

「ひ、雛罌粟……さん?何して……」

 驚いた僕はついビクッとしてしまった。そして雛罌粟さんの格好を見て、もっと驚いた。

 今の雛罌粟さんの格好は、裸の上に僕のワイシャツだけを着ている。いわゆる裸ワイシャツってヤツだ。しかも頭には昨日のサンタ帽。

 前のボタンは留めておらず、そこからは本来隠すべきものが露出していた。それは非現実さと相まって、僕を誘惑してくる。

 袖は長いのか、萌え袖状態となっていた。自然にそうなるのは可愛すぎる。

 特に豊満な胸はゆさゆさと揺れていて、赤い乳首がうっすら見えるか見えないかという微妙なところだった。

 その下に目を向けると、細いくびれを軸に腰をくねくねとさせていた。それによって大きなお尻が軽く揺れる。

 昨日僕がキスマークをつけちゃったせいか、肌は所々赤く染まっていて、それが何とも煽情的だ。

 さらに昨日のサンタ帽を被ってるせいで、昨日のサンタコスの事も思い出してしまった。

 しかもサンタ帽とワイシャツって案外悪くないのね。これはこれで可愛いな。

 そんな雛罌粟さんが僕に覆い被さるようにして、目の前に迫ってきていた。

 ワイシャツという日常的なものだけを着ている。それはある意味裸で迫られるよりもそそるものがあった。

 身体の全てが僕を艶かしく誘っている。目覚めたばかりだというのに、僕の意識は興奮とともに覚めていた。

 

 

 

 僕はそこで初めて雛罌粟さんと目があった。

「りんどぉ……くん………」

 すると雛罌粟はさっきの蕩けたような表情から、ハッとした表情へと変わった。

「あ!り、竜胆君!え、えっと………これは、その………」

 ほとんど裸の状態の雛罌粟さんが、僕の上であたふたしている。昨日もこんなのあったな。

 でもこんな状況だと、僕も色々と焦ってしまう。あたふたしてることで、色々と見えてしまいそうだ。

 僕の中の本能が今にも飛びかかりそうになったが、そこはグッと抑える。

「あ、あの………とりあえず、前は隠した方がいい、ですよ」

「へ?……きゃっ⁉︎」

 僕に言われて雛罌粟さんは自分の身体を見た。そしてボッと赤面すると、すぐさま僕から離れて後ろを向いた。

 手の動きからしてボタンを留めてるんだろう。よかった、焦って脱がれたらそれこそ困る。

 

 

 

「だ、大丈夫、かな?どう?」

 するとボタンを留めた雛罌粟さんが、こっちを振り返ってきた。

 ………………………いや、それはそれで大丈夫じゃないな。

 さっきははだけていたことで気にならなかったけど、ちゃんとボタンを留める事で胸の大きさが強調されている。

 その他はサイズが緩いまであるのに、胸だけはキツいようでワイシャツを押し上げている。先端が僅かに浮かんでいる。

 しかもちゃんと隠せているのは上半身だけで、下半身は中途半端にしか隠せていない。しなやかな脚は完全に露出している。

 

 

 

 そんな状態の感想を求められてもどうしようもない。感じるのはただ艶やかで可愛いというだけだ。

 すると何も言わない僕を不思議に思ったのか、雛罌粟さんは僕の顔を覗き込んできた。

 ワイシャツの中から胸の谷間が僅かに見える。

「竜胆君?」

「え⁉︎えっと………可愛い、と思います、けど」

 しまった!いつもの調子で感想を言っちゃった!雛罌粟さんは突然感想を言われたからか、顔を赤くしてたじろいでいる。

 まぁそうだよな。こんな事言われて嬉しがるわけないし………

 雛罌粟さんとの距離は近いままだ。際どい格好の雛罌粟さんから、僕は目が離せない。

 で、でもこのまま見続けてたら失礼になるし。僕は何とか目を逸らそうとする。

 

 

 

 すると雛罌粟さんはゆっくり右手を伸ばしてきた。僕の手を掴むと、ギュッと指を絡める。

 そして雛罌粟さんは手を引いて僕に抱きついてきた。

 雛罌粟さんは恥ずかしそうにしながらも、僕の身体に左腕を回してくる。

「あ、ありがと………嬉しい」

 え?何故かお礼を言われちゃった。よく分からないけど、悪い気はしない。

 朝からこんな事やってる僕達は変なのだろうか?でも、暖かいしいいや。

「竜胆君ってあったかいね」

「そうですか?雛罌粟さんも、暖かいです」

 僕達はそのまましばらくの間抱き合っていた。あったかいなぁ。冬場にこの暖かさは強い。ずっと抱きしめていたくなる。

 

 

 

 それからしばらくして、僕は何か湿気のようなものを感じた。何だ?

 視線を落として見てみると、雛罌粟さんの胸の辺りのワイシャツが濡れていた。

「雛罌粟さん……これ………」

「へ?……あ!こ、これは………!」

 これ、間違いなく母乳だな。

 雛罌粟さんは僕から離れると、素早く手で胸を隠した。そして僕の方をジト目で見てくる。

「も、もう…………君がさっきから……胸ばっかりジッと見てくるから………出てきちゃったじゃん」

「あ……………すみません」

 なんだ、バレてたんだ。何だか申し訳ないな。雛罌粟さんの事ジッと見るの何とかしないと。毎回こんな気がする。

 すると雛罌粟さんはそのままススッと近づいてきて、僕に身を預けてくる。僕はそれを反射的に受け止めた。

「別に…………君だけなら……見てくれるのは、嬉しいよ。まぁ、恥ずかしいけど」

「そ、そうですか」

 僕だけ、か…………ちょっと…いや、かなり嬉しい。彼女と特別であるという事が実感出来る。

「でも、昨日みたいにずっと見てるのは無しね」

「あ、はい」

 ですよね。こういう時は毎回そうだけど、昨日は特に見ちゃってたからな。

 

 

 その瞬間、雛罌粟さんがいきなり抱きついてきてキスしてきた。

 

 

「ッ⁉︎」

 突然の事で僕は固まってしまった。しばらく唇を重ねると、雛罌粟さんはそっと唇を離した。しかし抱きついたままだ。

「昨日ずっと見てたお返し」

 雛罌粟さんはそう言って、またキスしてきた。今度はさっきよりも長く、じっくりと。

 僕はいきなりキスされて、自分の顔が熱くなっているのを感じた。

 雛罌粟さんは僕の胸に手を当てている。雛罌粟さんの細い指が僕に触れた。

「ふふっ、竜胆君、すごいドキドキしてるんだね。キスなんて昨日いっぱいしてくれたじゃん」

「そ、それは……………そんな事言ったら、雛罌粟さんだってドキドキしてるを分かりますよ」

 僕はせめてものお返しとばかりに言った。

 さっきからお互いの心臓の音が、うるさいほどに鳴り響いている。

「なっ!…………そ、それは君がさっきから、見てくるからで………もう!」

 雛罌粟さんは僕に顔を近づけると、また軽くキスをしてきた。不意打ちでやられた事で、また顔が熱くなる。

 僕はしてやったりみたいな顔をした雛罌粟さんに、今度はこっちからキスしてやる。うわぁ、恥ずかしい事してるなぁ。

 次は雛罌粟さんの顔が赤くなる番だ。顔を真っ赤にして口をムニムニさせている。それからまたキスしてきた。

 僕は顔が赤くなるのを誤魔化すように、またキスをする。

 そこからはキスのしあいっこだ。お互いが交互に相手にキスをしていった。

 それがしばらく続いて、僕達はお互い顔が真っ赤になった。お互い向き合い見つめ合う。

「雛罌粟さん…………」

「そ、そんな…………ジッと見過ぎだよ」

 そして雛罌粟さんはそっと呟いた。

 

 

「君にずっと見られると、身体熱くなっちゃうから、ね?見るなら、その分触れ合いたいな」

 

 

「⁉︎……………はい」

 僕は雛罌粟さんを正面から抱き込むようにすると、力を少しだけ強くした。僕の中で収まっていたはずのものが、沸々と湧いてくる。

「んんっ!」

 雛罌粟さんの胸が、僕と雛罌粟さんに挟まれてむにゅっと潰れる。この感覚が僕にじんわりと伝わってきた。

「はぁ……………柔らかい」

 思わず口から漏れてしまった。でも本当に柔らかいし、気持ちいい。それでいてこの甘ったるいいい匂い。僕はそれを求めた。

「なぁっ⁉︎………………………ちょっ、竜胆君!んあっ!」

 そう思ったら余計に僕の腕に力が入ってしまった。雛罌粟さんを自分の体に押し付ける。

 すると雛罌粟さんは僅かに高い嬌声をあげた。

 でも僕はそんなの気にしない。一度この感触を知ってしまった。もっと欲しい。

 僕は雛罌粟さんの身体を自分に擦りつけ始めた。雛罌粟さんの胸が強く僕に押し付けられる。

 とても柔らかいものの中に硬くなっているところが二つ。それすらも擦られている。

「はぁんっ!はぅっ……んんっ……ひゃんっ!んあっ……ひゃうっ……はぁっ、やんっ!」

 僕の腕の中で雛罌粟さんはピクピクッとし始めた。僕はそんな事気にしないで抱きしめる。

「り、竜胆君ッ………はぁんっ!だ、だめぇッ!ひゃんっ!……はぅっ!あぁっ!で、出るッ、出ちゃうッ!ひゃあんッ!はぁっ、んんっ!ひゃうッ!」

 雛罌粟さんの嬌声が増えていった。僕にしがみつく力も、それに合わせて強くなっていく。僕達は身体を擦り合わせた。

 顔はトロンとしてきて、目は潤んでいる。喉の渇いた犬のように呼吸を荒くし、僕に必死にしがみついてくる。

 

 

「はぁっ、はぁっ!出るッ!イクッッッ‼︎‼︎ッッッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜⁉︎⁉︎」

 

 

 雛罌粟さんは嬌声をあげながら僕と抱き合った。ガクガクと身体を震わせている。

 すると胸の辺りの湿気が一気に増えた。僕と雛罌粟さんの間に母乳が滴り落ちでいく。

 どうやら僕が雛罌粟さんの胸を自分に押し付けたせいで、母乳を噴いてしまったようだ。

 それからしばらくは固く抱き合っていたが、雛罌粟は肩で息をし脱力して僕に身を預けている。

「はぁ………はぁ……んっ!気持ち、よかったぁ………」

 雛罌粟さんは蕩けた顔のまま、ふにゃっと笑った。…………可愛い‼︎

 僕はその気持ちの勢いが余って、雛罌粟さんをベッドに押し倒してしまった。

「きゃっ⁉︎」

 雛罌粟さんは抵抗出来ないまま後ろに倒される。

 

 

 

 それによってさっきまで見えなかったものが、はっきりと見えるようになった。

 噴き出した母乳によって、ワイシャツの胸の辺りが完全に濡れて、真っ赤になった胸の先端が透けて見えていた。

 はっきりとではなかったものの、こういう形で見れるという事に僕はゾクゾクッとしたものを感じた。

 その艶やかな姿を僕はジッと見つめた。もっと見ていたいという気持ちと、今すぐにでも襲いたいという気持ちがせめぎ合う。

「竜胆君?………………ッッッ⁉︎」

 雛罌粟さんは僕の視線を訝しんで、その目線を追っていった。そしてその先が自分の霰もない姿だと分かると、慌てて手で胸を隠した。

「も、もう…………さっき見過ぎって言ったばっかりなのに」

「す、すみません…………でも綺麗だった、ので」

「ッ⁉︎き、綺麗って…………これが?」

 僕は黙って頷いた。綺麗かどうか、というのははっきりとは分からないけど、少なくとも魅力的なのは間違いない。

 雛罌粟さんは恥ずかしそうに目を逸らしていたが、やがてポツリと呟いた。

 

 

「それなら…………胸、触ってよ」

 

 

「……………………え?」

 一瞬何を言われたのか分からなかった。まさか、雛罌粟さんから触ってと言われるなんて。

「何で………」

「き、君がジッと見てくるから………その、母乳出てきちゃったの………だから………搾って………」

 あ、そうか………それにしても見られて出てくるって。嬉しくなっちゃうな。でも、こんな堂々とされるとちょっと恥ずかしい。

「いいん、ですか?………僕がしても」

 自分でやる事も出来るのに、それを僕にやらせるなんて。

「うん…………というかせっかく、竜胆君がいるんだもん」

 すると雛罌粟さんは真っ直ぐ僕の方を見てきた。耳の先まで真っ赤になっている。

 

 

「す、好きな人にしてもらうの…………気持ちいい、からさ。いっぱいしたい」




 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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