巨乳魔王への乳遊戯 作:ラーレ
「さてサーラ。 我が何を言いたいか、分かるかの?」
「すみません魔王様。 分かりません」
「ほ、ほぅ…?」
魔王様の居室に入って挨拶をしようとしたら、開口一番こんな質問が飛んでくるなんて。
どうしたんでしょうか、魔王様。
なんだか機嫌が悪そうです。
昨日は第二回魔王様乳絞りイベントが終わり、魔王様の身支度を整えて寝室に送った後すぐに私も寝てしまったのですが…。
もしかして一緒に寝なかったからでしょうか。
まさか私と魔王様の関係がそこまで進んでいたとは…。
「ああ…。 分かりました魔王様」
「うむ」
「昨夜一緒に寝なかったのがいけなかったんですね」
「違うわ!! 今日のサーラは最初からポンコツモードか!!」
「ポ、ポンコツ!?」
「一体どういう思考をすればそんな結論に行き着くのだ! 全然違うわっ!」
ポンコツ…、ポンコツ……?
この私が…!?
あ、ありえません。
私が起きてからまだそれほど時間が経ってないとはいえ、それでも頭はちゃんとしっかり働いています。
今の返答も冷静に考えて出したものですし、ポンコツと言われるほどではない筈です。
……。
確かに…。
確かに最近の私は魔王様と両想いになってから少し、ほんの少しだけ素の部分が出ることはあります。
しかしこの完璧クールメイドを標榜する、魔王様の副官である私が、そんな…っ、ありえません!
「……愕然としているところ悪いが、それはどうでもよいのだ。 本当に何も思いつかんのだな? 昨日の今日で、我に何も言うことはないのだな…?」
「わ…、私にとってどうでもよいことでは、ないのですが。 き、昨日の今日…ですか。 その…第二回ちちしぼ」
「その名称はやめよと言っておろう、何か他にあるじゃろ、言い方が! いや、まあよいっ、そのことだ!!」
「えっと…。 なにか問題が…」
「大有りじゃ!!」
「ひゃうっ!」
魔王様が荒ぶっておられます。
昨日の第二回魔王様乳絞りイベントは大成功で幕を下ろした筈です。
私的にはほぼプラン通りに進められ、大変満足な結果となりました。
具体的にはえぇと…。
「まずひとつ! 我を騙し討ちするかのように、あのような用途で使うための道具の許可を得たこと!」
「魔王様の乳首をいやらしく肥大化させるためのニップルリングですね」
「…ふたつ! 我の思考が正常ではないときに、我の服の、ち…、一部分を切り取る許可をとりつけたこと!」
「魔王様の服から乳首部分だけ切り取って露出させる件ですね」
「……みっつ! 我から出るぼ、母乳を、ノルマと称し瓶詰めの本数を決めさせたこと!」
「魔王様の母乳の出が良かったので、ノルマの11本よりも3本も多く在庫が増えましたね」
「~~~…っ、よっつ! 我の身体を事前になんの前触れも無く変えようとしたこと!!」
「魔王様の完璧な胸を、淫らにいやらしくえっちな形になるように処置を施すのは本当に楽しみです」
「ああもうっ、やめんかっ! 今は平時ぞ! そのように変な言葉を使うでないっ!」
魔王様が顔を真っ赤にしておられます。
やはり昨日の第二回魔王様乳絞りイベントは大成功で幕を下ろしたのでは…?
しかしこれ以上やると本気で怒られそうなので自重しましょう。
はい。
私は出来る副官なのです。
完璧クールなメイドでもあるのです。
決して先ほど言われたポンコツという不名誉な烙印への仕返しではないです。
攻めるときは攻め、守る時は守り、退く時は一目散に退ける、有能な私なのです。
「つまり魔王様は、その4つの点がお気に召さなかったと…」
「…そうだ。 まあ他にも言いたいことはあるが、このよっつが主である。 申し開きをいたせ」
「ではひとつめから。 今後は前もって魔王様にどのような用途や効果などを伝え、使っても良いかを先に聞くという形をとらせて頂きます」
「うむ。 じゃが聞くだけではならんぞ。 何を許可するかは我が決めるからの」
「はい。 ふたつめ。 魔王様とのあの時間では、何かをねだったりするのは控えるか…、もしくは時間を改めて再度魔王様にお伺いすることに致します」
「うむ。 ああいうときにするのは…、なんだか違う気がするからの」
「そしてみっつめ。 これは今後も続けます」
「はぁッ!? ど、どういうことだサーラ!」
「これは魔王様のご要望にお応えするのに必要なことですので」
「よ、要望…とは」
「胸をめちゃくちゃにされたい、という魔王様の、望みです」
「あ…、う……」
おっと、怯まれましたね。
少し攻めてみましょう。
ちゃんと魔王様の期待に添えられるよう、しっかりと言葉を選んでいきますからね。
「ですので…。 その胸をただの搾乳器官とし、無限の魔力を無限に湧き出す母乳として扱い、その搾ったミルクをビンに詰め在庫として管理するのは当然…、なのでは」
「ぅ……、っ」
「従ってよっつめ。 こちらもその為の手段として、用いらせて頂きます」
「っっ!?!」
「ご承諾、いただけますか?」
「………ぅぅ」
ふふ。
葛藤される魔王様、美しい…。
美女が本気で悩み苦しみながら、なんとか自分を納得させようとする姿って、なんて美しいのでしょうか。
正直、たまりません。
いつもならばここで更に攻め立て焦らせ承諾を得るのですが、今回は必要ありませんね。
むしろそのようなことは無粋のようです。
だって魔王様、必死に反論しようとして失敗し、少しづつ少しづつ、魔王様が自身で自身を追い込んでいらっしゃいます。
ああ、何故ここにカメラがないのでしょうか。
失敗しました。
まさかこんなイベントが起きるなんて。
これからは常にひとつは待機状態で忍ばせておきましょう。
おっと、魔王様。
決断…、出来たようですね?
「………許可する」
「何をでしょうか、魔王様」
「…っ! サーラ…っ。 ……サーラは本当に意地悪じゃ」
「はい」
「……我、とても恥ずかしいのだが」
「でも、言って下さるんですよね」
「うぅ。 我、我は…」
「ではどうぞ、魔王様」
「我、そのぅ…。 本数を、サーラに言う。 それと、我の身体…、その、許す」
「もうちょっと具体的にお願いしたいです」
「うー…。 …これで許せ、サーラ。 我もまだそこまで割り切れておらぬのだ」
「魔王様がそう言うなら仕方ありません。 ですが今後、楽しみですね」
「うぅ…。 我、本当に何をやっておるのだろうか…」
ふふ。
ふふふ。
少しづつ、少しづつ。
ゆっくりと。
染まっていきましょうね、魔王様。
私はいつでも、魔王様のことを想っていますからね。
「それで魔王様、本日はいかがなさいます?」
「やるわけなかろう!」
「それで魔王様、こんなものを作ってみました」
「なんだ、この紙は…。 む? ………。 サーラは本当に、全く…っ!」
「魔王様にはこれに必要事項を記入いただいて、それを私に渡してもらうことで例の回を行おうと考えました」
魔王様が出す母乳の量を予想する本数を記入するスペースと、使っても良いと判断した道具へのチェックボックスを記載したアンケート表です。
これを魔王様に記入いただいて、提出してもらうことで魔王様乳搾りイベントを開催する運びにしようかと思い用意しました。
ご自身で書かれた上で私に渡しに来る魔王様の姿を思い浮かべるだけで…。
いけます!!
なので魔王様、これを…
「~~~っ! もはや我慢ならん! サーラっ、今から修練場で我と稽古じゃ!! 足腰立たなくなるまで叩きのめしてやるわっ!!」
「えっ」
「はよう来いっ!」
「えええっ!? そ、掃除の時間があるので…っ」
「問答無用っ!!」
「そんなああーーーっ!!」
ああーっ!
魔王様ーっ!
やめてくださいしんでしまいます!
まだ朝なんですっ!
私、朝は大幅に弱体化してるんですから魔王様との本気稽古なんて無理ですって!
ああ駄目ぇえええっ、魔王様あああーーっ!!