巨乳魔王への乳遊戯 作:ラーレ
「魔王様。 血、美味しかったです。 ありがとうございます」
「サーラはいつも我のためによくしてくれておるからな。 その褒美だ」
「天にも上るような気分でした」
「ふむ…」
「魔王様?」
魔王様から血を頂くときのプランを色々考えていましたが、無理でした。
血、美味しかったです。
色々と学んだことを試そうとしたのですが、思っていた以上に魔王様の血が美味しくて何も考えられなかったです。
しかし、この後は違います。
もはや以前の童貞感丸出しの私ではありません。
血を吸う際に「ふふ、魔王様の母乳を吸ったときのことを思い出しますね」なんてムード破壊台詞なんて言わないのです。
彼女たちからめちゃくちゃダメ出しされましたからね。
まさかあそこまでダメだったとは…。
ふふ。
ですがもはや以前の私ではありません。
こんなことを言うとご褒美の吸血すらなくなりかねないと今ならば分かるのです。
ふふふ。
成長した私の力、見せてあげます。
「いやなに、少し落ち着いたと思ってな」
「あぁ…。 お恥ずかしい限りです。 人族の王と知己となり、その妻たちと話してようやく色々解りました」
「ほー…。 どのような話をしたのだ?」
「えぇと、……先日、私が魔王様の気を惹こうとして行動したこととか、です」
「ふふっ、ふふふふっ」
「童貞みたい、とも言われました」
「あははははははっ! はははははっ、なんじゃそれ、なんじゃそれっ、アハハハハハハハハハッ!!!」
笑いすぎです魔王様。
いや、先ほどの私の決意は一体……。
悲しみ。
確かに思い返すだけで顔から火が出そうなくらいです。
今私顔真っ赤ですが。
人族の王の妻たちとの会話の前にちょっとシリアスしましたが…。
まあ私の考えはあんなものです。
魔王様の反応だけが怖い…。
でも好き。
「ワハハハハハハハッ、ゲホッゲホッ! ふふっ、フフフははははははっ! ああ駄目だ死ぬ! 笑い死んでしまう!」
「もう私は恥ずか死にそうです」
「だって、だってサーラが! アハハハハハハハハッ!!」
「もはやこれ拷問では」
「ゴホッ、ゲホッ、あはアハッ、ひーーーーっ!! 苦しい! ゲホッ、もうだめ。 許して」
「私が言いたいです」
「はー、はー、はぁ……。 サーラよ」
「はい」
「んふっ、あははははははは!! 駄目っ、顔見たらまた笑ってしまうっ! アハハハハハハハハッ!」
「おみずもってきます」
出直しましょう。
というか寝ましょう。
よく考えたらダイニングテーブルにおみずがありました。
戻る必要もないです。
寝ます。
このままでは魔王様の死因が笑い死に、私の死因が恥ずか死にとなってしまいます。
おのれ魔王様。
このままではすませません。
明日は必ずトキメキ死させてあげます。
全ての恋愛奥義を得た私の成果を受けるがいいです。
でもとりあえず今日はもう寝ます。
不貞寝します。
おやすみなさい。
「おはよう、サーラ」
「おはようございます、魔王様」
「さて、今日の予定だが我は、んふっ」
「……」
「んふふふっ、んははははははははっ! あははははははっ!」
「今日も無理でしたか」
ぐぎぎ。
昨日は魔王様が一日経っても私の顔を見て笑い死にそうになっていたので私も再度恥ずか死にそうになり不貞寝で過ごしました。
流石に今日は大丈夫だと思いましたが、油断すると吹き出すようなので今日も私のトキメキハートアタックは出番無しです。
人族の王の正妃が、彼を落としたときに使った技はまだまだ温存するとしても、色々習った小技は早く披露したいものです。
今日は私も魔王様も慣れるために普段通り過ごしましょう。
明日。
明日こそ。
「はぁー…。 ようやく落ち着いたの、サーラ」
「私は昨日から落ち着いていましたが」
「まぁそう言うな。 しかしこんなに笑ったのは生まれて初めてかもしれん」
「私はもう3度目です」
「それはこの前言っていた、人族の王や王妃たちのことか?」
「はい。 ですが、その価値はありました。 今日は魔王様をトキメキ死させてさしあげます」
「……もう無理な気配がぷんぷんするのだが」
「いきます!」
「いや、まあ…なんだ。 努力は認める」
「へぐぅ…」
まさかの敗北です。
そんな馬鹿な。
なんか私やられキャラになってません?
負け癖が…。
いえ、分かりました。
分析したところ、雰囲気がよくありませんでした。
魔王様は私の宣言により身構えてましたし、何より私も気負ってしまっていました。
危ない危ない。
致命傷ではありましたが、私はまだ生きています。
負けたと思わなければ負けではないのです。
平民から騎士となり何度心折られようが立ち上がり見事王の心を射止めたあの側妃もそう言っていました。
おそらく決め手はあの大きな胸だったのでしょうがその姿勢は見習います。
第二ラウンドです!
「サーラ」
「魔王様、寒くないですか? どうぞ、私の上着をおかけします」
「いやサーラは上着なんて着てないじゃろ。 ではなくサーラよ」
「ああ、上着がありませんでした。 では私の体温であたたまり下さい。 ぴとっ」
「サーラの身体は冷たいのう。 いや、じゃからサーラ、サーラよ」
「魔王様あったかいです。 幸せ…。 これが幸せの温度…?」
「ああもう、とうとうトキメキがどうこう忘れておるではないかサーラ。 サーラよ」
「魔王様、好き…」
「…っ。 それが我にとって一番嬉しいということに早く気付けサーラよ」
「すやぁ…」
「我の体温感じて寝るでない。 何を無防備な顔をしておるのだサーラ。 おいサーラ」
はっ!
なんだかとても幸せな気分になっていた気がします!
夢、でしょうか。
魔王様へ第十ラウンドを挑んだあたりまでは覚えているのですが…。
……ベッド。
私の部屋ですね。
部屋に戻った記憶はないのですが。
まあ私のことです。
眠くなったので意識はなくとも歩いて戻ってきたのでしょう。
というか今何時……
……。
なるほど。
遅刻、ですね。
というかもうお昼です。
……。
「あああああ、ごめんなさい魔王様ーっ!!」
「許す」
「魔王様優しい…」
「サーラはこのあいだから本当に愉快になったの」
「私としては自覚があったりなかったりなんですが」
「常に今みたいにはせんのか?」
「出来れば今までのクールなイメージを保ちたいのです」
「手遅れにもほどがあらんか?」
「なんとご無体な」
いえ私も最近の私はちょっとおかしいと薄々感じているんですが…。
やはり完璧なクールメイドのようなムーブに未練たっぷりなので続けたいのです。
というか暴走さえしなければ私はクールのままです。
そう。
全て魔王様が私を狂わすのが悪いのです。
魔王様好き。
こんな感じに。
「まぁサーラの好きにすればよい」
「ありがとうございます、魔王様」
「うむ。 ……それで、だな」
「はい」
「あれは……、その、……いつにするのだ?」
「?? あれ、とは?」
「ほれ、そのぅ…。 我の、な? 胸の、あれじゃ」
「えっ」
えっ
ええっ!?
ど、どういう心境の変化です魔王様っ!?
ああもう魔王様はすぐにこうやって私を狂わせるっ。
していいんですか魔王様っ。
はやくやりたいです魔王様っ。
おお落ち着きなさい私。
この衝動に身を任せるのは駄目です!
私は既に知っている筈です!
彼女たち曰わく童貞の言動よりも遥か下に位置する、比べることもおこがましい最下層クラスといわれるヤリたい盛りの覚えたて猿ムーブだということを!
クール!
クールになるのです…っ!
深呼吸…、は今はみっともないのでやめましょう。
とりあえず今は、言葉を区切って落ち着く時間を稼ぐのです!
「ま、魔王様…? えっと、どういう、心境の、変化、なのでしょう、か」
「うむ。 有り体に言えば……、昨日のご褒美、じゃな」
「昨日…? 昨日の、ご褒美、です、か? えっ? なんのですか?」
「サーラはあの後すぐ寝てしまって覚えておらんかもしれんが、サーラの言葉に我がときめいてしまっての」
「えっ」
「まぁそうなると……、今まで拒否していたのじゃが。 …別に構わんかと思い直して、の」
「あわわわわ」
だ、大勝利!
大勝利です!!
やはり諦めなければ勝てるのです!
ありがとう皆さん!
王を殴るのはやめておいてあげます!
ふわああああっ。
第っ、二回っ!
第二回魔王様乳搾りっ!
開催っ、です!!
ヤッター!
「わかりました魔王様! すぐに準備して参ります!」
「あっ、待てサーラ。 おいサーラぁぁっ!!」
急ぐのです。
急ぐのです私。
まずはカメラとなる魔法媒体!
次に今度こそ使おうと思っていた道具類っ!
最後に血界のチェック、展開、リチャージです!
そうすれば後は…。
第二回魔王様乳搾りイベント、開催です!!
ヤッター!