※この作品はR-18です。

吸血姫に飼われています(R-18)   作:ですてに

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色々書き直し続けた結果、
すずかさんの突き抜け具合を書くだけの人生だった。


高校三年生・秋~温泉

 「ふぃー、生き返るぅ……」

 

「完全に中年の発言よ、大翔ぉ」

 

「大の字で浮いてるアリサが言うことじゃないなー」

 

 特別室備え付けの露天風呂とあって、アリサが全身を伸ばしていても、浴槽には相当の広さがある。もう一人ぐらいが大の字になったとしても窮屈さは感じないぐらいに、十分な面積が確保されていた。

 

「えっと、ご、ごめんね、ひろくん」

 

「謝る必要は無いと思うんだが。あれはあれで楽しかったよ。気持ちは十分伝わってきたしね」

 

 結局、すずかのメイドの演技はうまく行かず、逆に興が乗った大翔が執事を模した言葉遣いや動きで、脱衣から入浴前の全身を丁寧に洗うところまで、すずかとアリサが世話される側へ変わってしまう。

 すずかは羞恥を感じながらも、終始恐縮してしまうような状態になり、アリサは大翔に向かって足を突き出してみたり、スポンジやタオルを使うのではなく、手洗いでくまなく洗うように命じるなど、対照的な反応を示す結果となった。

 結局、大翔を労わるための、小さな演出というのは見事に空回りしてしまったのだ。

 

「大翔もあたし達の身体を自由に触れたんだから、ご褒美みたいなものよ。気にしないでいいのよ、すずか」

 

 言いだしっぺのアリサは既に当初の趣旨を返上したのか、自らも率先して寛ぐ様子を見せている。

 

「家だと風呂は別だしな。脱衣時から一緒というのは中々無いし」

 

 入浴時の手入れに手間暇がかかることもあり、基本、ノエルやファリンというような、両家のベテランメイドがサポートしているためだ。

 

 すずかやアリサが出来るだけ素敵な自分を保つための日課であり、発情期と重なった際になし崩し的に大翔も手伝いに入ったことがあるが、風呂上がりの保湿やその後の肌の手入れなど、短時間でやらなければならないことが多く、またそのやり方も個々で変わるため、恋人の裸を楽しむ余裕などなく、分刻みで同時にいくつもの身体の手入れを行うというハードな時間であるのを覚えている。

 なお、すずかの周期やアリサの気まぐれなど、急に手伝いに入ることはあるため、すずかやアリサそれぞれに行う、湯上りの手順・使用する化粧水、美容液等の把握・疲れを取るためのマッサージ箇所、強さ等々……ノエル達から、季節の変化や、身体の成長に応じて、状況が変わる度に頭に叩き込み、こういう旅行時にたどたどしくも実践をすることで、ノエルやファリン、あるいは両家に仕えるメイド達の休息日や休息時間に充てられていた。

 両家の使用人達は、それぞれの主の一人娘と大翔が仲睦まじい様子をずっと見てきており、大翔への信用はこの十年近くでしっかり構築されており、お嬢様を任せて安心、貴重な休息時間をありがとう、といった反応である。もちろん今回もノエル達に手入れ道具等一式を大翔は持たされていた。

 

(フィアンセのお嬢様方の美を保つのも、大翔さんの役割ですよって、まぁ……信頼されているのか、同僚扱いというか……)

 

 出発前に、ファリンは正直に『二、三日、夜の日課から解放されるなんて幸せです』とぶっちゃけてしまっていた。ともあれ、大翔であれば手順も分かっているし、安心してお任せできる前提があるから……という前置きがあった上なので、大翔も苦笑混じりに任されましたよと返事を返していた。

 なお、そんな失言を口にした背後にはノエルの影が迫っており、ファリンが無事かどうかは帰宅するまでハッキリはしていない。実際、生きてはいるだろうが、普段の元気が残っているかは非常に微妙なところだった。

 

「さっきのひろくん、仕事モードで、本当に執事さんになってるみたいだったよ」

 

「服とか下着とかの仕分けもノエルさんにも細かく指示されたしな……。本当の使用人と違って、自分の着替えのこともあるから、見惚れてるわけにもいかないぞ、なかなか」

 

 汚れ物の処理は使用人に任せるのが当たり前という環境にいるすずかやアリサであるから、そういうもので幻滅するわけでも無く、三人だけで気が抜けている証拠でもあり、しっかり畳んだり収納して、持ち主本人の代行をさっさとやるだけの話だと、大翔は心得ていた。但し、すずかは激しく動揺してしまって、着用後の自分の下着をさっさと仕分けていく大翔に、自分でやるからと生まれたままの姿で制止のためにしがみつき、大翔が服をなかなか脱げない事態は発生してしまったが。

なお、大翔は洗い場まで着終わった服などを自分で持参するのを貫いている。洗濯まで自分でやるとなると、使用人達の仕事を奪うことにもなるため、折り合いをつけた結果がその妥協点だったのだ。

 

「……私は、身体をひろくんにああやって洗われるのだって、今でもすごくドキドキするし、顔をちゃんと見れなくなるのに」

 

 セックスの時に裸身を晒すのとは、恥ずかしさの質が違うと、すずかは思う。伴侶として選び、繋がるのが日常と化しているから、自分の裸身は毎日見られているのだけども、脱衣や入浴の際に見られたり、実際に世話をされるのは、穴に隠れたくなるような気持になる。

 

(あの時期の私は、この感覚が色んな意味で突き抜けちゃうんだよね……あぅ)

 

 一族で言うところの『発情期』になると、熱に浮かされたような状態になるものの、記憶が消えるわけでは無いから、節々の娼婦めいた言動の数々はしっかりと脳裏に焼き付いており……。

 

(見せつけるように焦らすように脱いでみせたり、『もっと近くで見て』って明らかに誘ったり、洗ってもらう時だって、感じる所ばかり重点的に洗うようにせがんでわざと感じる声を上げてみたり……ううう、前に読んだあの系統の本の影響かなぁ……)

 

 ぎゅう、と大翔の腕にしがみつき、真っ赤な自分の顔を決して見られまいとしながらも、思い出し始めてしまうと止まらなくなって、すずかは顔が起こせなくなってしまっていた。

 

「すずか?」

 

「ごめんなさい、今顔ちょっとあげられな……ひゃう!?」

 

 大翔の呼びかけにもしっかり答えられないまま悶々としてしまっていると、突如、耳に吹き込まれた息。フラッシュバックは強制的に収まったものの、すずかはビックリして一瞬硬直してしまった。それでも、なんとか息を整えて顔を起こせば、ニタリと笑う親友の悪い顔がそこにはある。

 

「アリサちゃん、い、いきなりひどいよ!?」

 

「エッチ。何を想像していたのかな~、すずかお嬢様は」

 

「……う」

 

 お見通しとばかりに、目の前に移動してきたアリサは笑みを深めるばかり。慰めるようにそっと頭を撫でる大翔の仕草が、彼にも筒抜けだったのかもと、すずかは居た堪れなくなる心持になる。

 

「裸を見られるのは平気なんだから、身体を洗ってもらうのも大して変わらないと思うんだけど」

 

「そっ、そういう雰囲気の時と、お風呂で自分の身体を洗ってもらうのは違うよぉ……」

 

 アリサにしてみれば、あれだけ大翔とお互いの隅々までを晒し合っているのにという感覚だ。今だって、互いに裸のまま、同じ岩湯に浸かっているのだから。

 

(排泄を見られる感じなんだろうな、すずかは。特にあの時期は突き抜けてしまうし、後であんなに恥ずかしいことをしてしまうのか、ってなる。俺はすずかの色んな一面が見られるから、気にしちゃいないんだが)

 

 そもそも、小学校卒業の頃には、繋がり合うのが日常と化していた二人。衝動に対する充足感は、すずかを中学、高校と通じて、女性としての魅力を増すのに大きな影響を及ぼしていた。アリサについても同じことが言えたが、その二人に望まれ、日々繋がり合うことで、彼自身にも心の充足と、男性としての自信をもたらしている。

 

「さっきのアリサはノリノリだったな」

 

「ゾクゾクしたわよ。大翔を秘密の関係の部下として扱ってる感じ。どうやったら雄に戻せるか、理性を削りにかかるのが楽しくてね、ふふっ」

 

「ずいぶんと誘ってくるなぁとは感じて……反応してやるもんかと思ったけど。胸の辺りとか洗う時に、えらく息を荒くしてるし、アリサも興奮してたよな」

 

「そりゃ大翔に触れられてるんだもの、当然じゃない? あれだけ焦れるようなタッチでやられたら、うずうずするわよ」

 

 アリサは大翔への好意も情欲も隠さない。普段はやや抑え気味で、周期が来て一気に爆発するすずかと全く違うタイプだ。そんな羨ましいと思うのだが、アリサはアリサですずかのように慎みを持続するのは難しいと思っているらしく、互いに無いものねだりなのかもしれない。

 

「使用人の振りはなかなか難しかったけど、大翔に尽くすのは、実際、好きなのよ? 髪を梳いてみたり、元気な大翔の下半身に奉仕するのも。アンタの顔がとっても、心地良さそうな顔をするの。その顔を見ると、アタシまで満たされてくるんだから」

 

 アリサの言う通り、すずかも大翔に尽くすこと自体が、強い充足感を感じている。戦いであったり、日常のちょっとしたひとコマであったり、淫蕩に耽る時間であったりするけれど──。

 

「うん、私もひろくんの切なそうな顔を見れると、本当に女の子に生まれて良かったって思うよ。……ねぇ、『ご主人様』。縁に腰かけて頂けませんか?」

 

「そんな、別にいいんだぞ、すずか。せっかくの温泉露天風呂なんだから、ゆっくり浸かればいいのに」

 

「失敗続きのメイドとしては、ご主人様への評価を取り戻すチャンスは逃せないのです、ふふっ」

 

 指示通りに露天風呂の縁に腰かけた大翔の真正面に移動して、浴槽内にいるすずかは自分の膨らみの谷間に、彼の分身を挟み込み、両手でゆっくりと上下に動かし始めた。普段からゆったりとした服を着ていても、大きさがハッキリと分かるすずかのおっぱいは、大翔の熱と硬さを帯びたそれをしっかり包み込んでしまっている。

 

「く、うぅ……!」

 

 挟む込む前に自らの唾液を谷間や彼のソレに垂らして、潤滑油の代わりにしているからか、ぬるぬるとした感触が何とも心地良く、奉仕が始まると同時に、背筋にゾクゾクと走る感覚を大翔は覚えてしまっていた。

 

「我慢しないで、声出して下さいね……あ、先走り、出てきた……あむ、ちゅる……」

 

 谷間にすっぽり埋まる彼の一物を逃さぬように、すずか自身が自らの膨らみを左右の手で押さえ込んでいるため、普段はお椀の形をしているそれが、大きめのおまんじゅうに形を変え、彼の感覚に甘い痺れを送り続けている。

 

(これだけは、真似が出来ないわねー。アタシも形のいいモノを持ってると思うけど、挟み込むとなると、ちょっと大きさが足りないわ)

 

 ふざけて、すずかのおっぱいに触れることもあるアリサだが、正直手に収まりきらないボリュームがある。大翔の手でも少しはみ出すぐらいだから、巨乳を売りにするグラビアアイドルにも負けないぐらいに立派なものであった。

 

(確か、中学の頃にDカップだったはずだから、その時で既に今の私よりも大きいわけだし……まぁ、大翔のために大きくするって言い切って、体現しちゃったわけだしねぇ。本当に大翔に奉仕するのが満たされてしょうがないって感じね)

 

「ここ最近は、特に私が気持ち良くもらうことが多いし……開放的な露天風呂で、ひろく……こほんっ、ご主人様をこうして可愛がってあげたかったの。ふふっ、ぴくぴくして本当に可愛い……」

 

 メイドごっこの延長線だからか、すずか自身気を付けないと、すぐに普段の呼び方になってしまう。ただ、彼に尽くしてあげたい──その気持ちは、彼女の心からの気持ちだった。

 

「すずかっ、それ、ヤバい、そんなにもたな、いって」

 

「……嬉しい。ご主人様が私のおっぱいでとても切ない顔を見せてくれてる……」

 

  擦り上げる動きは止めることなく、刺激を与え続けるすずかは瞳を潤ませていた。

 

「私のおっぱい、ご主人様のおちんちんの熱で蕩けて、しまいそう……乳首もこんなに硬くなって、おちんちんに擦りつけて、はぁ、気持ち良くなってる……」

 

 自ら望んでパイズリを行っているという現状に加え、愛しい男が自分の動きで、悦楽に顔を歪ませている。乳頭とペニスが擦り合う、直接の刺激も合わさって、すずかは恍惚の境地に達していく。

 

(ダメだよ、私……気持ち良くなるのはいいけど、それに夢中になっちゃダメ。ひろくんが、ひろくんを気持ち良くしてあげることだけを考えるの……)

 

 扇情的な発言をあえてしたのは、大翔を昂らせるためであり、自分の熱に浮かされたからではない。断じてないと、すずかは強引に思い込もうとしていた。

 

(そうじゃないと、私だけが『また』気持ち良さに飲まれちゃう……)

 

 一族の女性に定期的に襲い来る性衝動を、大翔への慕情と織り交ぜ、自分の身体と心に刻みつけたことで、すずかが望むように、彼以外の異性を受け付けない身体になったわけだが、大きな弊害も発生していた。

 心が昂れば、下腹部が熱を帯び、大翔と繋がるための準備をすぐに済ませてしまうし、身体が火照れば、心も大翔のことしか考えられなくなっていく。発情期に入ったとしても彼しか受け付けない身体になったのはいいが、時期であろうと無かろうと関係なく、すずかの身体はすぐに大翔を受け入れる態勢を取るようになってしまっていた。

 

「くぅっ……!」

 

 大翔が耐え切れずに、声を漏らす。その声に反応して、すずかの下腹部はきゅぅっと疼いてしまう。乳首の刺激だけじゃ足りないと、身体が強く訴えている。

 

(だ、めぇ、いまはぁ、わたしが、ひろくんきもちよくするのぅ……)

 

 彼女の意思は辛うじて残っていたが、既に身体の火照りが脳髄を溶かし、陥落するのは時間の問題。

 

(あんっ……でもぅ、もう、我慢出来ない……私、あの時期じゃなくても、我慢利かなくなってるよぉ)

 

 すずかが最奥を思い切り貫いて欲しいと、先程の想いとは裏腹な言葉を口にしようとした時、彼女の頭に添えられていた大翔の両手が、すずかの肩口を押す。

 

「スト、ップ。このままじゃ、顔にかけちまう」

 

 ぼうっとしていたすずかは、唇で銜えこむやり方に考えが回らない状況だった。追い込まれつつあったのは、彼とて同じ。一目がつかないとはいえ野外で、全裸の彼女に熱心に奉仕をされることで、直接的な刺激とシチュエーションも相まって、意外に早く限界に達しつつあったのだ。

 

「え、ど、して」

 

「貸切の温泉で彼女に胸で奉仕してもらうなんて、なかなか無いだろ。想像以上に、興奮してた」

 

 回らない頭で、すずかはやっと彼の言葉の意味を解した。つまり──。

 

「あむ、ちゅる、じゅう……」

 

「すずっ!? く、あっ!」

 

 大翔が、自分の胸でイキそうになってくれていた。ならば、自分のするべきことは決まっている。

 

(限界ギリギリだったけど、良かった──私の奉仕で、ひろくんが、イッてくれる……)

 

 根元から尿道口へと迸りを手助けするように、喉の出来るだけ奥まで飲み込んで、舌だけでなく口全体を使って、射精を促していく。脈を打ち、限界ギリギリまで膨張する彼自身を察知して、すずかは心積もりを済ませた。

 

(来て……私のお胸で気持ち良くなってくれた、ひろくんの精液、飲んで上げたい……)

 

 どくんっ。びゅーっ、びゅうっ、びゅうぅーっ!

 

 待ち望んだ熱と粘り気を大量を内包した、彼の白い液体が、すずかの口内へと次々に放たれていく。野外での開放感も加わってか、興奮は普段よりも相当高まっていて、なかなか射精は終わりを見せようとしない。

 

「く、うっ、ごめ、すずか、止まらなっ……」

 

(こんな時まで、ひろくん、こっちばかり気にして……ああ、熱い。臭いもすごい……)

 

 脳が蕩けるような感覚に、すずかは口はしっかり頬張ったまま、迷うことなく、自らの乳首を強く捻っていた。その刺激が昂ぶったすずか自身を容易く、絶頂へと導く。

 

(お外で、裸のまま、ひろくんの臭いに犯されながら、私、精液飲み込みながら、イク──!)

 

 陶酔したように虚ろな目をしながら、大翔が身震いして精を吐き出すのに合わせるように、すずかは自分の身体をびくん、びくんと震わせ、彼を追いかけるように頂点に達した快楽の余韻に身を任せていった……。




マインド・コントロールとか書きたいなとか思ったけど、
既に今のすずかさんがそうだと思った次第。

ただ、当人が幸せならそれでもいいかと思ったり。
すずかさんが夢想した方向性に、大翔は誘導しているだけで、
この物語では、すずかさんに一生、彼が買われたままですしね。

男性上位に見えても、それもすずかさんの希望した結果。
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