汝、隣人を愛せよ 作:ヌケニン
肩で大きく息をしながら、キングサイズのベッドに並んで横になる。胸が上下し、甘い吐息が吐かれる音だけが部屋に響く。
俺と夜空は裸体のまま行為の余韻に浸っていた。
腕枕って以外と痛いんだな。
夜空は後頭部を俺の二の腕に乗せ、惚けた瞳で天井をぼんやりと眺める。
その横顔を絹糸のような艶やかな黒髪を撫でながら見つめていた。
コテンと夜空の首が倒れ、至近距離で目が合う。頭を撫でると気持ちいいのか眼を細めた。
しばらくすると、惚けていた瞳にだんだんと理性の色が戻ってくる。火照りで赤い顔が羞恥の赤へと変わっていく。
「あああああ」
両手で顔を隠しながら呻き声を上げる。
先程までの淫れに淫れた姿を思い出したのか耳まで真っ赤だった。
「こだ、小鷹。さっきまでのあれはだな、気の迷いで……。そ、そう! 気持ちよかったから頭が真っ白にって、何を言ってるんだわたしは!?」
赤い顔のままもにょもにょと早口で喋る夜空。大丈夫か?
「だから、その、あれだ。くちゅん!」
夜空は可愛らしいくしゃみをする。
行為で火照っていた身体も汗で冷えて少し肌寒く感じる。
「このままじゃ、身体冷えるしシャワー浴びようぜ」
後頭部から腕を引抜き、身体を起こして立ち上がる。
「……小鷹は先に入ってろ」
夜空は身体を起こしながら膣口から垂れる精液を指で掬い上げていた。
その淫靡な光景に興奮が沸き起こりかける。
「あ、ああ。なら先に入るな!」
頭をあげようとする息子を鎮めながら立ち去るようにシャワールームへと逃げこんだ。
大きな浴室は大人二人が横になっても余裕があるほど広々としていた。
勢いよく蛇口をひねり、まだ冷たい水のまま頭からシャワーをぶっかける。
夜空が精子を指先で絡めとる姿がフラッシュバックする。うっとりとした目付きで指に付いた精子を見ていたような気がした。
あれエロ過ぎだろ!!
浴室におかれていた椅子に座りながらシャワーの温度を適温へと変える。
ガラガラガラ。
ん? 今、扉が開いた音が────ッ!? 。
バッと首だけ振り向くと産まれたままの姿で夜空がそこにいた。その頬はほんのりと赤く色っぽい。
…………やっぱスタイルいいな。じゃなくて!
「よ、夜空さん? 何して……」
「う、うるさい! 背中を流してやろうと思ったのだ。……じ、じろじろ見るな! あっち向いてろッ」
「すまん!」
さっきまで全部見せ合ってたのにそんなに睨まなくても…………。
ひたひた、濡れたタイルの上を近付いてくる音がやけに大きく感じた。
後ろから細い腕が伸びてきてボディーソープを掴んで引っ込み見えなくなる。
夜空は手に持っていたタオルを泡立てるとそっと背中に押し当てた。
「んっ、ふっ、んっ」
「おおおぉ!?」
他人に背中を洗われる。何かこそばゆいが悪い気はしないな。
夜空は優しくタオルを上下に動かしていく。
「………………小鷹の背中、大きいんだな……」
10年前とは全然違う。
夜空の呟きには色んな感情が籠っていて何とも言えない気持ちになる。
夜空は10年前と今、どっちのほうが──────おわッ!!??
タオルとは違う、ふにゅっとした感触が背中に押し当てられる。
こ、これって……ッ!??
「んっ、んっ、あっ! んんっ」
「よよよよ夜空!? 何なやって!?」
泡にまみれた背中にピッタリと柔らかな胸を押し当て、ゆっくり上下させる。ボディーソープが潤滑剤となりにゅるにゅると夜空の柔肌が背中を滑る。
「こ、こうすると男性は嬉しいんだろう? ざ、雑誌に書いてあったし……」
「な、何言って……!?」
確かに凄く興奮する。って違うだろ!! 鎮まれ鎮まれぇ!!
夜空は全身を使い背中を洗う。乳頭の硬い感触が背中越しに伝わる。
欲望に正直な我が息子はムクムクと成長し、天を突く。
「夜空、そろそろやめ…………」
「ああ、そそそそうだな!!」
あ、これまだ何かするつもりだ。
シャワーヘッドがこちらを向き密着した状態でかけられる。温水が二人の身体を伝って泡と汚れ、汗を流し落として行く。
スルリと、腰の後から手が伸ばされ天を突く怒張を後から優しく触れた。
「くっ!!」
柔らかな手感触と押し当てられ潰れる胸の感触に熱くなった肉棒はビクリと震えた。
「きゃっ!? う、動いた……」
肉棒が震えたことで恐る恐る触れていた勢いよく手が離れた。そして、再びそっと触れてくる。
「かた、柔固い? ……それに熱い」
肩越しに熱い視線を竿へと向け、ニギニギと竿に触れた手は感触を確かめるようにあちこちに触れる。細い指が触れる度にゾワゾワとした感覚が背筋を走った。
「これが……小鷹の、おちん…………」
ぎこちない手つきで柔らかな手を上下にしごく。いつもとは全然違う手の感触から与えられる刺激に肉茎はビクビクと震え、その熱量が増していく。
「どうだ小鷹、痛くないか?」
「ああ。くッ……むしろ気持ちいいくらいだ」
「そ、そうか」
喜色が混じった声が耳元で紡がれる。夜空も興奮しているのか荒くなった息遣いが聞こえてくる。肉茎をしごくと背中で押し潰された美乳がムニムニと形を変える。
「うっ……あ?」
肉竿に与え続けていた卑猥な刺激が唐突に止む。
とうして? と呆けていると背中から離れた夜空がスルリと前へと回った。
視界に肌色が飛び込む。
夜空はがに股に開かれた足の間に身体を滑り込ませ、股の間に跪く。
「………………」
夜空の眼前に反り勃つ肉棒が晒された。
「ち、近くで見るとグロい形をしてるんだな……。これが……さっきまで、わたしの
頬を赤らめながらも興味津々といった目付きでまじまじと観察する。
そ、そんなに見るなよ。
「じゃ、じゃあいくぞ」
「ちょっと待て、何をする気だ?」
と言いつつもこの体勢になった時点で夜空が何をしようとしているのか薄々気づいていた。
「だ、大丈夫だ。雑誌で見たから……」
何の雑誌だよ!?
柔らかい手が太ももに乗せられ夜空の唇が肉竿へと近づく。吐息が吹きかかり、ゾワリとした感覚が背筋を駆け登る。
チロっと生暖かい感触が裏筋にはしった。
「んっ。ちろっ、ちゅ」
夜空の小さな口が、舌が俺の竿を舐め上げる。フェラチオだ。
ザラっとした舌から与えられる刺激は今まで全く感じた事の無いモノだった。
竿の根元を手で押さえると、チロチロと仔猫がミルクを舐めるように夜空は裏筋、雁首、亀頭を舐めあげる。
眼下で繰り広げられる卑猥な光景にゴクリと生唾を飲んだ。
「ちゅむ、ん、ちゅ。小鷹の、すごく、熱い……。それに……ちゅっ、匂いも。……頭、くらくらする」
竿を丁寧に舐めあげる夜空。
その瞳が次第に蕩けていく。
「……小鷹、気持ちいいか?」
「すげぇいい……っ」
肉竿を舐めながら夜空はニコリと笑った。その姿に心臓は高鳴り、ビクリと肉竿が跳ねる。
「たしか……雑誌には、こう…………」
吐息が先端にかかる。突然、亀頭が熱に包まれた。
強烈な刺激が脳へと伝わる。
「くあっ⁉」
思わず腰が引けるが刺激の嵐は続く。快楽を与えてくる亀頭は夜空の口内にあった。
パクリと前触れもなく竿を咥えた夜空は反り勃つ肉竿を半分ほどまで咥え込む。膣内とは異なる暖かさと舌の感触に舐められていた時とは比べモノにならない快楽の渦が襲い掛かった。
「じゅる、じゅむ、むぐっ、じゅぼ」
夜空はぎこちないながらも頭を上下させて口で肉竿をしゃぶる。絶え間ない快楽に鈴口から
思わず夜空の肩を掴むが口淫が止まる気配はない。切なげに股を捩りながら俺のモノを一心不乱にしゃぶる。
「うぁっ、夜空! ヤバい、
尿道に熱いモノがこみあげてくる。膨らみだした肉棒の気配を感じ取ったのか夜空は口淫の速度を上げた。
じゅぼじゅぼと卑猥な音が浴室に響き渡る。
「くっ! うぁああああ!!
「んぶぅっ⁉」
ガシッと夜空の頭を掴むと、欲望のままに根元まで一気に咥えさせた。
亀頭が膨らみ、噴火する。
どびゅるるる!
白濁の溶岩が喉へと解き放たれる。
「んぐっ!? ごくっ、むぐっ」
夜空は眦に涙を浮かべながら、間欠泉の如く噴き出る白濁を嚥下し、健気に飲んでいくが、飲みきれず収まりきらなかった精液が肉竿を伝って漏れ出す。
脈打つような射精が終わる。夜空は酸素を求めて肉棒を口内から抜く。唾液と精液からなる銀の糸が唇と肉竿の間にいくつも橋を架けた。
口の端から精液の混ざった唾液が垂れ、胸元を汚す。口の中に残っていた精子も涙を浮かべながら飲み干した。
「んっ、苦っ。………………出しすぎだ、バカ」
「わ、わりい」
「いやっ、別に嫌だったわけじゃ。……
「え? なんだって?」
「何でもない! ……口ゆすいでくる」
夜空は立ち上がると背中を向け、シャワーで汚れた口や胸元を洗い流していく。
プリっとした桃尻が目の前で揺れる。
眼のやり場にこまるな……。
身についた汚れを洗い落すと、シャワーの温水を止めてシャワーヘッドを壁につけられた留め具にかける。ポタポタと水滴がしたたり落ちる中、ポタリと水とは異なる粘度の高い液体が零れ落ちた。
「あ……」
3回も
「垂れてく…………小鷹?」
椅子から立ち上がり夜空の背後に立つ。彼女の細くくびれた腰に手を当てた。