??「う、う〜ん…」
気がついたけど…何か違和感がある
ふと自分の服装を見ると制服じゃない…
…練習着だ
しかもこの練習着は…
???「う〜ん…」
すぐ側で呻き声が聞こえる
制服姿の女の子が倒れてる
それは…
凛「穂乃果ちゃん!」
やっぱり俺は凛ちゃんになっていた!
どういう事だ?
俺…穂乃果ちゃんと凛ちゃんの心と身体が入れ替わった!?
それともやっぱり…
穂乃果「う…凛ちゃん!?」
穂乃果ちゃんの反応から察するにどうやら穂乃果ちゃんの身体から凛ちゃんに乗り移ったようだ
どうしてだ?
穂乃果「あ、それよりも!
この事はみんな…特に海未ちゃんには絶対に言わないで!!
この前、オナニーの事話したら滅茶苦茶お説教されたんだよ〜!!」
またまたどうして?
てっきり穂乃果ちゃんはなぜ起きたらいきなり学校にいるのかを不思議がると思ってたんだけど…
それにしても穂乃果ちゃん、幼馴染とはいえそんな事まで話しちゃうんだw
いや、それは置いといてとりあえず探りを入れてみるか
凛「うん、内緒にするにゃ!
ところで穂乃果ちゃん、
今朝は…何かしてた?」
穂乃果「あ、うん
今朝は家の手伝いをしてから来たよ
そういえば起きた時、なんか部屋がいつもと…
ううん、何でもないよ!」
…どうやら今意識が戻ったとか、身体が勝手に動いてたとかじゃなく、
俺がやった事を自分がやった事と認識してるようだな
不思議だけどそれは穂乃果ちゃんや凛ちゃんになった事自体が不思議だし、
何より記憶の矛盾にパニックを起こされるよりは都合がいい
とりあえずお互いの用は済んだので穂乃果ちゃんは練習着に着替えに部室、
凛ちゃんになった俺は練習場所の屋上に向かった
…………………………………………………
…凛ちゃんの身体で一通りの練習をこなして思う!
凛ちゃんの身体のスペックって凄い!!!
眺めるだけで疲れる朝練のメニューを楽々と…楽しいとすら感じながら次々と消化する持久力!
高めにジャンプする程度の感覚で宙返り出来ちゃう敏捷性とただただ凄いとしか言いようがない!!
でも…
凛ちゃんやその推しライバーには悪いけど、
やっぱり同じ女の子、同じスクールアイドルなら、もっと女の子らしい身体の子になりたかったな
後、凛ちゃんの身体、凄くラーメンを食べたがってるw
やたらラーメンラーメン言うのを今、身をもって体感させられてる
そんな事をかよちんの整理体操を手伝うのに背中を押してあげながら考えていると…
??「あ、あれ?」
急に視界が変わった!
二度目で慣れたのか今度は意識を失わなかった
二度目…そう、恐らくまた別の人に乗り移ったんだろうな
もう大体誰になったのか検討はつくけど、一応服装を確認してみる
かよちんが着ている服…
今度はかよちんになった!
ちょっぴりふくよか、実に女の子らしい女の子になれた♪
早速…
希「…」
凛「かよちん、どうしたの?」
花陽「な、何でもない!!…よ?」
おっと、さっきより遥かに人目のある所で致してしまう所だったw
何にせよとりあえず乗り移りの法則が見えてきたぞ
どうやら身体から抜け出したいと思った時に触っている相手に乗り移れるみたいだな
いや、乗り移りたいと思った相手に接触して…か?
そんな事を考えていると…
凛「海未ちゃん!
そういえばさっき穂乃果ちゃんがトイレでね!」
海未「穂乃果が…どうかしたのですか?」
穂乃果「り、凛ちゃん!
酷いよぉ~、言わないでって約束したでしょ!?」
凛「あ、そうだったにゃ!
やっぱり何でもないにゃw」
海未「…何もなくはないでしょう?
まぁいいでしょう
穂乃果を直接、問い詰めればいい事です」
穂乃果「えええぇぇ~!!?」
…凛ちゃんもか
口止めを了承したのは凛ちゃんの身体を使ってた俺だけど、
穂乃果ちゃんの時と同じように自分自身の意思でやったと思い込んでるようだな
まぁ結局、隠し事がある事自体がバレたらどうにもならんよな
ゴメンよ、穂乃果ちゃん…
悪いのは穂乃果ちゃんでも凛ちゃんでもなく俺なのにw
希「…」
それにしても…かよちんの身体、凛ちゃんと違って疲労感がある
元々活発そうな凛ちゃんに比べて、かよちんは大人しそうだもんな
最近は同じようにトレーニングしてても、元々のスタートライン自体が違うか…
後、凛ちゃんはラーメンに対する飢餓感が強かったけど、
かよちんはかよちんでご飯…それも白米に対するそれが負けず劣らず強い…!
それに朝練も終わったから、もうしばらくすれば授業も始まる頃だ
かったりぃ…
かといって真面目そうなかよちんの身体で授業をサボるのは申し訳ない
さて、誰なら授業をサボってもおかしくない子は…
いないよな…
μ'sって真面目な子ばかりだし…
穂乃果ちゃんだって授業をサボるほどじゃないしな
何より穂乃果ちゃんの身体で授業をサボったら、海未ちゃんが恐ろしい…!
誰かいないかな?
この学校にいて怠けてても問題ない立場のヤツ…
…
いた!
よし、そいつに乗り移って時間を潰そう!
幸いかよちんならそいつのところに行くのは自然だ
善は急げ!
かよちんの身体の俺はみんなに挨拶してから、足早にそいつの所に向かった
希「…」
…………………………………………………
そして俺は学校のはずれのサボり放題の奴らの所に到着した
そう…アルパカ夫婦の所だ
花陽「おぉ、相変わらずのんびりしたツラしてやがるなw」
おっと、思わず自分の口調で喋っちまった
でもそんないつもと違うかよちんの様子など気にした様子もなく、
餌を要求しているようだ
とりあえずかよちんがしてあげるように餌と水を補充してやる
そして一心不乱に餌を頬張る雌のアルパカ…茶パカの背中を撫でてやる
茶パカ「!」
その瞬間、視界が変わり、口に膨らみを覚える!
!…う、旨い!
アルパカの口だからかただの飼料にしか見えない…人間の時には臭ささえ感じた飼料がとても旨く感じる!!
そう…俺は雌のアルパカ…茶パカに乗り移った!!
そうして俺は餌、水、惰眠を文字通り貪りながら時が経つのを待つ
昼休みか遅くとも放課後には誰か世話係が来るから、その時にそいつに乗り移って脱出すればいいや♪