…退屈だ
いや、言うほど退屈でもなかったか?
何せ雄のアルパカ…白パカの奴、俺を…茶パカを急に襲いやがったからな!
のんびりとした顔してるくせに立派に雄の本能、持ってやがるよ
流石は獣だな
それにしてもまさか童貞の俺が女どころか雌…人間ですらない身体で初体験を済ませる事になるとは…
でも…男…いや雄の方も経験できたと言えばできたけどな
機転を利かせて雄の方に乗り移ったので、雌の充足感だけじゃなく雄の征服感も味わえた
そして雄と雌の密着状態からの連続乗り移りを駆使して、俺の精神は充足感と征服感を交互、同時に受け止めた
この技は今後も使えそうだ
そしてそれを今度は人間でやってみたいもんだぜ!
とはいえとてつもなく気持ち良かったものの事が済めば賢者タイム
動物でも賢者タイム…
動物だから気兼ねなく食って寝て交尾してりゃいいと言っても、他にする事できる事がない
動物の精神ならそれで十分なのかもしれないが、身体が動物になっても精神が人間の俺にとっては退屈極まりない
なので幽体離脱的な事ができないか試してみたがダメだった…
どうやら俺の乗り移り能力はあくまで身体から身体限定のようだ
霊体だか精神体だか単体で行動できたらいいのに…
というわけで…
あー、さっさと飼育係、来い!!
早く人間になりたぁーい!!
かよちん、いや他の飼育係の子でもいい!
何なら用務員のおばちゃん…いや、この際おっちゃんでもいいや!
男…というか雄にも乗り移れるのは実験済み
人間にさえ乗り移れれば、後はテキトーな生徒や女の教員に触れて乗り移ればいいしな
触った瞬間、触られた側になるから痴漢呼ばわりされる心配もない
何なら逆に痴漢呼ばわりだってできるw
ザッザッザッ…
そんな事を思いながら惰眠を貪っていると、人間の足音が聞こえてくる
そういえばもうお昼休みか…
とうとう待ち人来たる!
一体、誰かな?
そう思って首を上げて確認する
茶パカ「!」
こ、これは…!
これはこれ以上ない乗り移り先が来た!!
…が、すぐに乗り移れる望みは薄いと落胆する
やって来たのは絢瀬絵里
えりちだ
胸のサイズこそトップを相方の東條希に譲るが、
総合的なスタイルではμ's…いや現在、音ノ木坂に所属する教員を含めた全員の中でNo1かもしれない
そして…何と言ってもμ'sのみならず、全ラブライブのキャラの中で俺が一番好きなキャラクターだ!!
それ故にもし乗り移る事ができたら最高なんだけど…
でもえりちは俺の今の身体…すなわち茶パカに豪快に唾液を吐きかけられた過去がある
だから接触どころか唾液の射程距離内に入りたくない…いや、ここに来る自体が嫌な筈だ
でも現実にはここに現れた…
…何でだ?
そんな疑問を抱いていると、恐る恐るだがエリチは俺に…茶パカに近寄ってくる
まだ柵から首を目いっぱい伸ばしても全然届かない距離だが、
とっくに唾液の射程距離には入っている
そしてえりちは立ち止まり、懇願するような顔で俺に向かってこう言った
絵里「きょ、今日こそは…!
もふもふさせてくれる…かしら?」
か、可愛らしい事を言うw
唾液吐きかけた相手にもふもふしたいとかw
そこまで…もふもふは魅力的なのか…!?
まぁ理解には苦しむが、とにかくもふもふしたいという事はえりちの方から、
今の俺の身体に触れたがっているって事だ
俺にとっては願ってもないチャンス!
だからえりちがもふもふしやすいように笑顔で愛想よく迎えてやる
茶パカ「ブフっ♪」
絵里「…ひぃっ!!」
あれ?
怖がらせた?
あ、こいつの顔、不気味だもんな
愛想よくしたつもりだけど、むしろ威嚇したと誤解されたか?
それならと変に表情は作らず、気持ち首を柵から少し乗り出して待機
絵里「あ、今なら…♪
あ、でも…」
…さっきからかれこれ10分程、ぶつくさ言いながら前進と後退りを繰り返すえりち
つくづく思う…
えりち…かわいいけど…
かしこくは…ないよな
流石に俺も痺れを切らした
諦めるには惜し過ぎる身体だけど、もう他の身体を狙った方がマシだ
いずれ手に入れるにしても他の身体を経由すれば良いし、むしろそっちの方が早そうだ
ならこの場はもうとっとと追っ払うか…
そう決断し、俺は口に唾液を貯める
そして…
ファイア!!!!!
茶パカ「…プッッッ!!!!!!」
見事、まごついていたえりちの顔面にヒットしたw
しかし…
…………………………………………………
ビチャッ!!!!!
??「!!!!!?」
えりちへの命中を見届けたと同時に俺の顔に何か液体がぶつかった!
思わずそれを手で拭い取る
何で!?
しかも粘っこくて…臭い!
アルパカの唾液!?
なんでそれが…えりちじゃなく俺にかかる!!?
いや…
今、俺…何を使って顔を拭った?
手…だよな
なんでアルパカが手を使える?
そう思い、唾液を拭った手を見る…
手…人間の…それもキレイな女の手…だ♪
ふと前を見る
怒った様子の茶パカが…さっきまでの俺の身体がいた
…もう分かっている
分かっているが…視線を下に落とす
首元には緑のリボン…
紺色のブレザー…
そしてそれを突き上げる双子の山…
その二つが邪魔で見えにくいが、さらに下にはスカートが見える…
なにより下を向いたと同時に顔の横に降ってきた金髪の束…
左手で右の山を抑えながら、右手でスカートを捲り上げる!
露わになった水色のパンティに右手を伸ばしてそっと撫でる…
柔らかい胸…
のっぺりとしている股間…
上半身と下半身、同時にやってくる快感…
でも思わず口にしたのは嬌声ではなく、望外の事実だ
絵里「あは、あはは…!
そっか、直接触れなくてもいいんだな
…おふ♪」
それに…諦めたつもりだったけど、乗り移り自体を拒絶していないからなのか、
このように乗り移る事ができた
この二つの事は今後も役立ちそうだから、覚えておこう
まぁ飛び道具の方は唾液限定なのか所持品でもいいのかは、さらに確認する必要はあるけどな
何にせよ…
絵里「えりちの身体…ゲットだぜぇっ!!
ひゃっほぅ!」
スタイル抜群の美少女がガニ股で自分の股間と胸を弄りながら、
男言葉で意味不明な事を口走りながらはしゃぐ…
ファンが見たら推しメン変更必至の絵だなww
しかしそんな有頂天も…
ビチャ!
絵里「わ!…ぶっ!」
茶パカの唾液攻撃で遮られた
奴は俺の憤りを受け継いだのか、それとも元々えりちが嫌いなのか、
さらに攻撃する構えだ
でもまぁ勘弁してやる!
その唾液のお陰で人間の身体…それもこれ以上ない極上の身体に乗り移れたんだからな♪♪
ただ唾液の気持ち悪さや臭さまで感謝するつもりはない
だから唾液が届かないところまで離れてから…
絵里「もう来ねぇよ!
ばーかばーか!
あっかんべ~!
の…べろべろバーwww」
頭の悪いクソガキのようにアルパカをからかってから、意気揚々と立ち去った
まぁ来ないといっても俺が…であって、俺が別の誰かに乗り移ったら、えりちはまた訪れるのかもしれない
それとも今の俺の行動に影響を受けて来なくなるのかも…