『アレシマ』、イジツでも有数の大都市だ。街中は昼も夜も変わらずに活気に満ち溢れて常に窓には灯りが灯っている。まさに『眠らない街』だ。
そんな眠らない街を歩く二人の男女がいた。
「いやー、やっぱりアレシマは別格っすねー。同じ夜でもタネガシとは大違いっす」
そう言ったのはタネガシのマフィア、ゲキテツ一家の幹部の一人、レミ組の組長レミだ。
「ゴロツキの溜まり場のタネガシと富裕層の住むアレシマじゃまるで違うだろうな」
返事を返したのは幼少期からの付き合いである副官のクロだ。側から見ればただ美男美女が並んで街を歩いているだけだろうがこの二人にとってはいつもと違う状況だ。普段裏からレミのサポートをするクロは組の屋敷以外でレミの横を歩くことはあまりない。そんな二人がこうして並んで歩いているのは仕事とは関係ないプライベートな旅行だったからだ。
敵対していたマフィア『極殺会』との和解を終えてタネガシにはとりあえずの安寧が戻っていた。その安寧を維持するためにレミ組含めゲキテツ一家は抗争以前以上に仕事をこなしていた。組の諜報と工作を担当している故に表には出ないが隙をついてタネガシに根を張ろうとする組織、住民を扇動して支持を得ようとする組織達を調べ上げ街から追い出すという手間のかかる仕事だ。
そんな時に今現在組を舵取りをしているイサカからレミ達に指示されたのが今回のアレシマ行きだった。名目上は敵対組織の調査だったが実際は抗争以来羽を伸ばして休めていないレミ達を気遣ったイサカからの休暇命令だった。わざわざアレシマの一流ホテル『オーシャンサンフィッシュホテル』の高層階の部屋までとってあった。
「しかしあのイサカが直接休めと言うとは驚きっすね〜。自分もほとんど休んでなくてサダクニさんから休めと小言言われてるのこっちは知ってるんすよ〜」
気遣いは当然ありがたかったがレミにとってはイサカのことも少し心配だった。彼女もあれ以来あまり休んでいないのだから。
「ほんと頑張り屋っす…ねえクロ?」
そう言って相方のいる方向を向いたつもりだったレミだったがそこにクロの姿はなかった。振り返ってみればクロが店のウィンドウの中を見ながら立ち止まっていた。
「何やってんすかそんなとこで」
レミがクロの覗き込んでる方を見てみると店の中ではパーティが開かれていた。並んだ円卓に様々な人が座って食事と酒を楽しんでいた。そしてそれを一望できる席に男女が座っていた。おそらく結婚式の二次会か何かなのだろう。それを眺めているクロを見ながらレミが言った。
「ん〜クロ〜、ひょっとしてお腹空いたんすか〜?」
茶化すようなその言葉を聞いて少しの沈黙の後クロが答える。
「……たしかに腹は減ったな」
その言葉を聞いたレミが微笑んで言った。
「じゃあ早く食べに行くっすよ。私もそろそろ喉が渇いてきたっす」
ジョッキを傾けるような仕草をしたレミが軽い足取りでまた歩き出す。その背を追いながらクロは小さな声で呟いた。
「見てたのはそっちじゃないんだけどな…」
先ほどの場所から離れた宿泊先のホテルにほど近い酒場で二人は食事をとることにした。流石一流ホテルに近い酒場だけあって他の店とは違った優雅な店だった。他のだいたいの店がテーブルと椅子だけを置いた騒がしい形であるのに対してこの店はユーハング式のタタミ敷の個室だった。
「うひゃー、流石一等地の酒場っすね。ウチらの地元の酒場とはまるで雰囲気が違うっす」
個室の中をくるりと回って見回しながらレミが言った。クロは座るなりすぐにメニューを眺めている。
「…ここ結構いい酒あるみたいだぞ」
「ほんとっすか!?…よりどりみどりっすね!何から頂こうか迷うっす!」
「あんまり飲みすぎるなよ…?」
「いいじゃないっすかこんな時くらい。あ、店員さん注文お願いするっす〜!」
いつも飲みすぎてるだろうという思いをクロは胸にしまった。彼自身もこの店の料理を早く味わいたかった。
数時間後、彼らはこの店を堪能していた。テーブルの上には皿が積み重なり酒瓶が並んでいた。そんな時レミは懐かしむように言った。
「それにしてもクロは昔っからよく食べるっすね〜。最近ますます一回の量が増えたんじゃないっすか?
「そうかもしれないな」
「…思えばアタシらすごいとこまで来たもんすね〜。クロにもいっぱい助けて貰ったっす。…ありがとうっす」
「……なんだよ急にそんなこと言って」
急なレミの感謝の言葉にクロは少し戸惑った。その顔を見てレミが言葉を続ける。
「たいした意味じゃないっすよ〜。日頃の感謝の気持ちを伝えただけっすよ。これからも相方として…」
レミが言葉を言い切ろうとした時にクロがその言葉を遮った。
「俺は…お前と相方以上の関係になりたい」
急なクロからの告白にレミがキョトンとした顔をした。クロの目はレミの目をまっすぐ見つめている。戸惑いながらレミが言った。
「ど、どうしたんすかクロ?そんなこと言うなんて酔っ払ってるんすか?」
テーブルを挟んで座っていたクロが立ち上がりレミの横に座りなおす。
「酔ってなんかいない」
そう言ってレミを見つめるその目は先ほどと変わらずまっすぐな目だった。レミが視線を合わせていられずに顔を背ける。
「じょ…冗談にしては分かりづらいっすよ…」
いつもはたっぷりのレミの余裕はこの時ばかりは無かった。
「冗談じゃない」
そう言ってクロがレミの顎を優しく掴み再び自分の方へと向ける。再びそのまっすぐな視線がレミに刺さる。
「ク…クロ…?」
言葉を続けようとしたその瞬間レミの口をクロの唇が塞いだ。
「んっ…」
レミの顔が一気に赤くなる。少しの後、レミの視界からクロの顔が離れ始めた。再びレミの目をまっすぐ見つめながらクロが言った。
「これが俺の気持ちだ。ずっと昔から思ってた」
その言葉にレミは反応できなかった。急に起きたことに未だに体が動かなかった。そんなレミを見てクロが言葉を続ける。
「…嫌だったらごめんな…でも伝えるなら今しかないと思ったんだ」
レミは先ほどと変わらず顔を赤くしながら固まっていた。二人の間に沈黙の時間が流れる。その沈黙を破ったのはレミだった。
「……嫌じゃ……」
「レミ?」
「嫌じゃないっす!」
そう言って今度はレミがクロの唇を塞いだ。今度はクロが驚いた表情をしている。二人の唇が離れた時にレミが目を潤ませながら言った。
「嫌じゃないっす…アタシも…ずっとそばにいてくれるクロが大切だったんす…」
その言葉を聞いたクロがレミを抱きしめる。酒のせいかそれとも今の気持ちの高ぶりか、クロが抱きしめたレミの身体はとても暖かかった。
愛を告白しあった酒場を後にした二人は宿泊先のオーシャンサンフィッシュホテルにやってきた。フロントで鍵を受け取りエレベーターで自分達の泊まる部屋へと向かった。エレベーターの中で二人は意識せずに手を繋いでいた。二人にしてみれば手を繋ぐことは幼少期に片方の手を引いて追手から逃げる時以来だった。あの時は何気なく握っていた手が今はとても愛おしかった。
部屋へと着いた彼らはドアを閉めると再び口づけを交わす。幾度かのキスの後、クロがレミのシャツのボタンを外そうとしたところでレミがそれを止めた。
「あっ、待ってほしいっす…」
「悪い…嫌だったか…?」
クロのその言葉を聞いたレミが首を横に降る。
「嫌じゃないっす…でも今日一日歩いて汗かいちゃったんで…」
それを聞いたクロが彼女を見つめて言った。
「俺は別に気にしないぞ」
「アタシが気にするんすよ!…普段から酒臭いかもしれないっすけど…アタシもその…女の子っすから…初めてはいい思い出にしたいんす…」
途中から小声になるレミにクロは再び愛おしさを感じていた。急いていた自分が少し恥ずかしくもあった。
「…ごめんな」
謝ったクロにレミが言った。
「謝らなくても良いっすよ。アタシもその…早くしたい気持ちはあったんすから」
その言葉を聞いたクロが再びレミを抱きしめた。もう一度キスを交わした後レミが風呂場へと向かった。
脱衣所で服を脱ぎ結っていた髪を解く。浴室に入ったところでレミは鏡に映った自身の姿を見つめていた。堅気のように綺麗な身体ではない。ところどころ小さいが傷痕が残っている。果たして彼はこんな傷のある身体でも喜んでくれるだろうか。そう思う気持ちを振り払うように彼女は熱いシャワーを浴びた。
シャワーを浴び終えレミがクロに声をかける。
「お次…どうぞっす…」
レミの鼓動が高鳴っている。いつものスーツ姿ではない。今はバスタオルを一枚巻いただけの姿だ。流石にこの姿でクロの前に立つのは心臓が飛び出そうになるくらい恥ずかしかった。
「あ、ああ…」
声をかけられたクロがレミの姿を見て顔を赤くしながら風呂場へと進む。ベッドに座るのは今度はレミ一人になった。ずっと一緒に過ごしてきたはずの相方を待っている。ただそれだけなのにレミの顔はどんどん赤さを増していた。彼がシャワーから上がった後のことを考えるとどんどん鼓動が早くなった。身体に巻いたタオルを掴む力が強くなる。
少しの時間の後、クロが風呂場から出てきた。先ほどのいつものジャケット姿ではなくレミと同じように腰にタオルを巻いただけの姿だ。そんな姿の彼がレミの横に座った。少しの沈黙が二人の間に流れる。先に動き出したのはクロだった。レミの手に自分の手を重ねじゃれ合うように指を絡め合った。レミが瞳を閉じて唇を彼に差し出しクロがそれに応じて彼女に口づけをする。先程までとは違う舌を絡めてお互いの唾液が口の中で混ざり合うキスだ。二人とも互いの唇の感触に酔いしれていた。五回、十回と息継ぎをしながら舌を絡め合う。二人だけの空間でタガが外れたようだった。何度交わしたか分からないキスの後に二人でベッドに倒れこんだ。キスを交わしながらクロの大きな手がレミのタオルを剥がし乳房を優しく触れた。
「んっ…クロ…くすぐったいっす…」
豊満な乳房を揉むとレミがくすぐったそうに微笑んだ。婀娜っぽいその笑みにクロの鼓動がより高鳴る。
「ひゃっ!あっ…んっ!」
レミの乳首にクロが口をつける。舌先で乳首を弄るとレミが可愛らしい喘ぎ声をあげた。
「クロォ…赤ん坊みたいっすよぉ…」
乳首に吸い付くクロを見てレミが言った。その状態からクロは片手でレミの秘部に手を伸ばした。
「あんっ!クロ、そこはっ…!」
クロの指がレミの膣へと滑り込む。すでにレミの中は湿り気を帯びていた。
「…しっかりほぐしておかないとな」
指でレミを愛撫しながらクロが言った。
「んんっ…ク…ロ…あん…そんな事…あっ…わざわざ言わなくてぇ…いいっす…んっ」
クロの指にレミはされるがままだった。彼が指を動かすたびにレミの頭に快感が走った。
「あっ…あっ…クロ…そこっ……もっとおく…奥を…あんっ…コリコリして欲しいっす…んっ…」
レミが言うとクロがその通りに指を動かす。その部分に指が当たるたびレミが嬌声あげる。レミの膣からは愛液が溢れシーツを濡らしていた。
「あんっ!そこっす!…そこぉ…もっとっ……激しくぅ…んっ…あっ…ああっ!!」
レミが一際大きい喘ぎ声をあげて絶頂を迎える。身体が仰け反って持ち上がり痙攣を起こしてから再びベッドに沈む…
「んぅ……クロ…気持ちよかったっす…」
上がった息を整えながらレミが言った。そんな彼女を見たクロの男根はすでにそそり勃っていた。
「今度は…アタシの番すね…」
レミが四つん這いになりベッドの上に座るクロの男根に手を触れる。指先で触るだけでビクリと反応している。レミが柔らかな手でクロの男根を握りこんで擦ると手の中で反応するのが感じられた。すでに亀頭の先からカウパーが溢れてきている。
「クロ…気持ちいいっすか…?」
「ああ…あんまり持ちそうにないくらいだ」
それを聞いたレミが一度手を止める。そして先程までシゴいていた男根を見つめ直してから一度深呼吸をすると、レミはクロの亀頭を口に含んだ。レミの口内に決して良いとは言えない味が広がる。だが嫌ではなかった。舌で亀頭や裏筋を舐めるたび肉棒を通じてクロが喜んでいるのが感じられた。愛を伝えられている気がした。先程自分を感じさせてくれた時の彼もこんな気分だったのだろうかと考えるとレミはとてもうれしかった。
「んっ…んっ……クロぉ…ろうっふか?きもひいいっふか?」
クロの男根を咥えながらレミが聞いた。
「レミ…もう出そうだ…」
「いいっふよ…アタシのふひにらひて…」
「おいレミ、無茶は…!」
クロの言葉を聞くまえにレミが口の動きを早くする。クロの男根が脈動し白濁色の精液がレミの口内に射精される。精液独特のエグ味が口内に広がったがレミはそこまで嫌悪感を抱かなかった。勢いよく出された精液でレミが咳込む
「うっ…ゲホッ…ゴホッ…」
「レミ!」
咳込むレミにクロがタオルを渡そうとしたときレミが口の中のものを飲み込んだ。
「おいわざわざ飲まなくても…」
「はぁ…はぁ…もったいないじゃないっすか…せっかくいっぱい出たのに…」
口の端から唾液と精液の混じったものを垂らしながらレミが微笑んだ。その顔を見たクロの逸物が再び猛り始める。それを見たレミがクロのモノを触りながら言った。
「それにクロだってまだまだ元気じゃないっすか…」
レミがベッドの上に仰向けになり開脚する。そして招くように手を広げてクロに囁いた。
「続き…しようっす…アタシはクロと一つになりたいんす……」
クロがレミに覆いかぶさり再びキスを交わす。
「痛かったら言ってくれよ」
クロが自分の男根をレミの潤む膣口に当てがいながら言った。レミがまた微笑みかけながら言った。
「大丈夫っすよ…来て…」
ゆっくりとクロが挿入を始める。優しく最愛の人を労わるように。愛撫でほぐれ濡れた膣にクロの亀頭が入っていく。
「んぁっ…あっ…んっ…!」
レミが声が部屋に響く。まだ半分程度入ったところだがレミの目尻にはすでに涙が溜まっていた。
「だ、大丈夫か?抜いた方がいいか…?」
涙を見たクロがそう言うとレミが目尻に涙を溜めたまま微笑んで言った。
「大丈夫っす…痛くて泣いてるわけじゃないっすから…ちゃんと奥まで来て欲しいっす…」
「じゃあ…続けるぞ…」
クロが再び挿入し始める。絡みつく膣を押し拡げるように奥へと挿れていく。
「あんっ…あっ…あっ…はん!」
レミの膣がクロの肉棒を根元まで咥え込む。レミの目尻から溜まっていた涙が溢れる。
「おい、やっぱり痛いんじゃ…」
「違うっす…こうして繋がれたことが嬉しいんす…クロ…動いていいっすよ……」
「……ゆっくり動かすからな…」
クロがゆっくりと抽送を始める。奥から抜けてきた男根はレミの愛液で艶めかしく光っていた。再び奥に挿れていくとまたレミの肉襞が絡みついてくる。
「んっ……ああっ……」
ゆっくりと抽送するたびレミの嬌声が響く。愛撫したときにレミが感じていた場所をクロの肉棒が擦り上げる。
「あんっ!…クロぉ…んんっ…そこいいっす…もっと…」
レミが感じるたび膣がクロの肉棒を締める。二人ともお互いの身体に酔いしれていた。
「ああっ!…もっと激しくして欲しいっす…はんっ…もっと奥の方かき回して…」
レミに言われるがままクロが抽送を激しくする。肉が打ちつけられパンパンと激しい音が鳴り出す。
「あんっ!クロッ!…んんっ!…これおかしくなりそうっす!…気持ちよすぎて…んあっ!頭変になりそうっす!」
レミがシーツを掴みながら身体をよじらせる。汗と涙を振りまきながらよがる恋人の姿にクロは心奪われていた。無言でただひたすら彼女の感じる部分を突き上げていた。
「もうダメっす!…んあんっ!…アタシもうイきそうっす!……クロ!キスして欲しいっす!」
抽送しながら二人が唇を合わせ手を絡め合う。
「レミ…!俺ももう!」
「いいっすよ!…ああっ!…アタシの奥にっ…んあっ!全部!…あはっ…出して欲しいっす!」
クロが一際抽送を激しくする。レミがクロの身体を腕と足でホールドし身体を密着させた。レミの最も感じる場所をクロが集中的に擦り上げる。
「あっ!あっ!…くるっ…すごいのくるっす!ああっ!」
レミの身体がビクンと跳ねてから硬直する。それと同時に膣がクロの男根をきつく締め上げ、その刺激でクロの肉棒から熱いものが迸った。レミの身体の奥に熱いものの感触が広がる。
「はぁ…はぁ…」
レミはベッドの上で身体を痙攣させながら息を整えている。クロがレミの膣から自分の射精を終えた肉棒を抜き出す。
「あんっ…」
敏感になっていたレミがその動きで再び身体を震わせる。レミの膣口からはクロの精液が溢れ出てきていた。クロがそれをタオルで拭き上げるとレミが息を整えながら言った。
「はぁ…はぁ…いっぱい…出たっすね…気持ちよかったっす…」
ニコリと微笑むレミの顔を撫でながらクロが問いかける。
「本当に痛くなかったか…?大丈夫か…?」
それを聞いたレミが苦笑いをしながら答えた。
「もう変なとこで心配性なんすから。…最初は少しは痛かったっすけど…それ以上に気持ちよかったっす」
「それならいいんだけどな…」
そう言ってまだ自分に気を使うクロに正面から抱きつきながらレミが彼の頰にキスをし耳元で囁いた。
「そうやって心配してくれるだけで嬉しいっすよ…」
「レミ…」
クロがキスを返そうとするとレミが彼の目を見てイタズラっぽく笑いながら言った。
「それに途中からクロも気を使うのやめてノリノリで突いてたじゃないっすか〜。後半はアタシの身体の虜になってたっすよね〜」
「あ、あれはお前が激しくしてくれって…!」
言い訳しようとするクロの唇をレミが塞ぐ。
長い口づけの後にクロを抱きしめながらレミが言った。
「大切に思ってくれてありがとうっす…これからもずっとよろしくっす…」
クロもレミを抱き返して囁く。
「俺も…ありがとうな…レミ。これからもよろしく」
暖かく長い抱擁の後にレミがふと思い出したかのように言った。
「あ、恋人になったついでにもう少しお酒飲む量増やすこと認めてもらってもいいっすかね?」
それを聞いたクロが呆れたように言った。
「ダメに決まってるだろ。むしろ恋人になったからには今まで以上に厳しくいくからな」
それを聞いたレミが駄々をこねるように叫んだ。
「もーっ!クロの鬼!悪魔!」