『……俺は、その……赤緒のこと、好き、だから……』
あぁ、どうしてもっと自信を持って告白の1つも出来ないのか。
血続と言われる存在であると判明して、人機というロボットで戦ってきた。
自分の住む町や人々。そして片想いの少女の力になりたくて。
守り、たくて。
だから少年────都築碧人にとって、それは煮え切らない言葉でも、精一杯の告白だった。
告白を受けた少女、柊赤緒は一瞬、驚いた顔で瞬きし、ゆっくりと口を開いた。
「その……碧人君の気持ちは本当に嬉しいの。でも……」
赤緒は、碧人の目を真っ直ぐと見つめて、申し訳無さそうに頭を下げた。
「ごめんなさい。碧人君をそういう風に見たことないから」
「…………そっか」
赤緒は、真剣な碧人の告白に対して嘘偽りなく返した。
その結果、少年の恋は少女の胸には届かなかった。
何時何処にでもある、ありふれた結末の1つ。
碧人は、この返事を予想していた。
柊赤緒にとって都築碧人はただのクラスメイトで。
人機が現れてから、共に戦い、苦難を乗り越えた仲だ。
しかし、いくら親密になろうとそれはあくまでも戦友としてであり、男女の仲が進展していた訳じゃない。
気分を切り替えるように空に向かって大きく息を吐く。
「ありがとう。真面目に答えてくれて。キョムとの戦いも激しくなっていくし、ハッキリさせて起きたかったんだ」
努めて穏やかな口調と表情で言う碧人。
赤緒が何かを言おうとしたが、手で遮る。
今、赤緒の声を聞いたら泣き出してしまいそうだったから。
「明日も人機の訓練、頑張ろ。また、明日……」
それだけ告げると碧人は逃げるように早足で赤緒から離れる。
引き留められようとしたかもしれないが、構わずに足を動かした。
赤緒の姿が見えなくなると、力のない笑みを浮かべて目を手で覆った。
「ダッセ……」
自嘲して帰路へと進む。
そんな彼に、話しかける少女が居た。
話しかけてきた少女を見て、碧人はギョッと目を見開く。
「シバ……!」
そこには、キョムの八将陣。その筆頭である少女、シバが居た。
シバは楽しそうに笑みを浮かべて近づくと、覗き込むようにして碧人を見る。
「かわいそうに。彼女も酷い返しをする」
「……君には、関係ないだろ」
先程の告白の事を言われていると察して吐き捨てる。
シバの眼が鼠を嬲る猫のように見えた。
そうだね、と近かった顔を離すと、話題を変えてくる。
「それで。以前のこちら側に来る誘いは、考えてくれたかな?」
「断るって言っただろ……」
シバと初めて会った時、碧人は彼女にキョムへ来るように勧誘されていた。その時もキッパリと断ったが。
碧人の返答にシバは態とらしく首をかしげる。
「どうしてだい。君にはもう、アンヘルで戦う理由はない筈だろ?」
「有るさ。お前達をこの町から追い出して────」
「嘘だね」
碧人の言葉を嘘だと断言する。
「君は彼女の傍に居たかっただけだ。その口実に操主のという役目を利用しただけ。そうだろ?」
「ち、ちがう! いや、確かにそれもあったけど……俺は、ここで暮らしてる町と人の為に……っ!?」
碧人の主張を遮るように手を翳した。
シバの眼は駄々をこねる子供を眺めるような視線だった。
「なら、テストをしてあげよう。もし君が本心からこの町と人の為に戦いたいと言うなら、この程度の事は簡単に跳ね除けられるだろうさ。だがそうじゃないのなら」
シバの手を平を見ているうちに意識が暗くなっていった。
それを見てシバがほくそ笑む。
「都築碧人。君の操主としての
欲しかった玩具を手に入れた子供のような表情を最後に碧人は意識を手放した。
その日以降、都築碧人は姿を消し、入れ替わるようにキョムには新しい人機がアンヘルの敵として現れた。
あまりにも容赦なく戦い、まるでこちらの動きを知り尽くしているかのような新型の人機に、アンヘルの操主達は次々と撃破され、捕まる事となる。
ジワジワと追い詰められたアンヘルは、事実上、敗北となってしまった。
「んっ……! 戦闘の後で、昂っていると、がっつき過ぎて、こっちが持たないよ……!」
「シバ……! シバ……ッ!!」
「ふふ。だけど、今日も大活躍だったそうじゃないか。だから、たっぷりと褒美をあげないとな、アンッ!」
シバはベッドの上で線の細い少年。都築碧人の上に股がり、手を恋人繋ぎで合わせながら腰を振り、肉棒を突き上げて子宮を押し上げている。
「上手く、なったじゃないか! 碧人、私のことが、好きか?」
「う、ん……! シバ、好きだよ……!」
「私の為に、これからも戦ってくれるか?」
「もちろん! シバが望むならぁ……!」
「良い子だ」
繋いでいた手を離して上半身を倒し、慈しむように頭を撫でながら口づけをする。
シバの舌が碧人の口内を蹂躙しつつ、腰を動かすと、胸板にくっついている乳房が擦れてさらに肉棒が硬く、膨らんでいく。
腰を動かす度に色んな角度で竿が刺激され、奥を突くと亀頭を潰すように子宮口が狭まる。
その刺激に堪らず、うっ! と小さく呻き、亀頭の割れ目から生温かな白濁液がシバの膣内に注がれる。
「あ、あぁんっ!? んっ……!」
射精を終えて大きく息を吐き、小さな震えも治まると、シバは碧人の額にキスをした。
その行為にくすぐったそうにしながらも幸せそうに笑う碧人。
「今日も濃いのを射精したじゃないか。愛しているよ、碧人」
シバの言葉に顔を赤くして恥ずかしそうに視線を逸らす。
その仕草をからかってやろうとすると、こちらに近づく足音が聞こえた。
来たか、と部下に部屋を開けさせる。
現れたのは、今回の碧人が捕らえたジンキ操主だった。
「シバさん……それに、碧人、くん……?」
信じられないと言った様子で柊赤緒はベッドで交わっている2人を見る。
敵の筆頭と行方不明だった仲間がまぐわっている姿は赤緒を混乱するのは当然だった。
「どう、して……」
回らなくなった頭ではそう口にするのが精一杯だった。
しかし、赤緒の表情と反応を見て楽しそうに口元を吊り上げた。
「ようこそ、赤緒。どうやら、キョムとアンヘルの戦いは私達の勝利のようだね」
赤緒を最後に東京に居るアンヘルの操主は全員捕縛した。
リーダーの黄坂南や後方支援メンバーは生き残っているが、それも時間の問題だろう。
しかし、赤緒にはそれよりも碧人の方が気になっていた。
「どうして、碧人君がここにいるんですか!?」
Rスーツは剥がされ、裸で腕を後ろに縛られたまま碧人について問う赤緒に、シバは肉棒を引き抜いて、ベッドの上に立つ。
「彼が君達に倒された八将陣の穴埋めで入った、カリビトの操主だよ」
「うそ……!」
信じられないとばかりに首を振る。
「嘘です! 碧人君が私達を裏切るわけっ!? それに、あんな戦い方が、彼に出来るわけがっ!?」
人機カリビトの戦い方を思い出して赤緒は震える
町を躊躇せずに破壊し、逃げ遅れた市民を踏み潰し、援護をしていた自衛隊の人を人機で持ち上げて投げつける。
優しかった彼が、あんな非道な戦い方をする筈がない。
「倫理道徳。この場合、良心と言った方が分かりやすいかな。それらを外してあるからね。容赦のない彼は強かっただろう?」
「あんな……あんなのは……きゃっ!?」
なにか言おうとする前に、赤緒を連れてきた部下が背中を押して床に倒させる。
倒れたまま見上げてくる赤緒をシバは満足そうに見下ろす。
「君のお陰で彼を難なく手にすることができた。感謝しているよ」
「私の?」
「そうだ。君が碧人をフッてくれたお陰で、私の暗示がすんなりと彼に浸透した。君に向けていた想いを、私に向けさせることでね。ふふ。もしも君が彼の気持ちに応えていたら、上手くはいかなかったよ」
「そんな……!」
自分の所為で。そんな思いが赤緒の中を駆け巡る。
「碧人君を、解放してください」
「無理だね。彼はもう貴重な戦力だし。何より、ここまで長く深く暗示をかけたら私にも元に戻すのは不可能だ。だけど────」
面白い事を思い付いたとばかりに話す。
「君が、碧人の想いを受け止めたら、万が一があるかもしれないなぁ」
本心ではそんなことを起こらないと確信しているが、本当に万が一の奇跡として提示する。
「私が、碧人君を受け止める?」
「そうだ。そうしたら、君を思い出して彼が元に戻るかもしれないね。もっとも────」
シバが碧人に足を差し出すと碧人は嬉しそうに舐め始める。
「こうなった碧人に自分を差し出す気があれば、の話だが。ましてや好きでもない男だしね」
従順にシバの言いなりとなり、足を舐め続ける戦友を見て。
暗示で言うことを聞かされる彼があまりにも哀れで。
「碧人君……」
手を後ろに縛られたまま、赤緒は碧人にすり寄る。
「私が、絶対に元に戻してあげるから……」
シバ足を舐めさせるのを止めさせ、仰向けになった碧人の股間に口を近づける。
初めて直視する男性器に、一瞬怯むが、すぐに亀頭にチロチロと舐め始めた。
「んふっ……んー」
亀頭に唇を付けて赤緒なりに気持ちよくさせようとしているが、碧人は僅かに目を細めるだけだった。
すると、シバが赤緒の拘束を解く。
「そんなのでは、いつまで経っても彼はイカせることはできないよ。せめて、その胸で挟んであげたらどうだい?」
「っ!?」
鼻で笑いながら赤緒の大きな胸を指差すシバ。
それに顔を真っ赤にしながらもパイズリを始めて碧人に奉仕を開始した。
肉棒を挟んで、精一杯胸を動かす。
「んっ……どう、かな……?」
「……」
しかし碧人の反応は極めて薄かった。
そこでシバが碧人に命令する。
「碧人、彼女を好きにしていい」
「え? きゃっ!?」
シバの一言で碧人は赤緒を床に押し倒し、片足を上げさせた。
「言い忘れていたが、今の碧人は私には従順だが、他の女には少々攻撃的だぞ」
片足を上げさせて広げた陰部に肉棒を擦り当てる。
「ま、待って! まだ……!?」
まだ濡れていない。準備も整っていない肉壺へ碧人は躊躇わずに自分の肉棒を押し込んだ。
「いたっ!? いぃっ!!」
痛みしか感じない挿入。
しかし構うことなく碧人は肉棒を捩じ込んで処女を散らせ、破瓜の血が膣口から流れてくる。
上げた片足にしがみつきながらピストンをして、碧人はひたすら赤緒の膣内を侵略し蹂躙した。
「あ、やぁ! せめて、もう少しやさしく────」
「うるさい」
碧人は赤緒の尻を平手打ちして黙らせた。
ピストンを繰り返している内に段々と痛みが和らぎ、耐えられるくらいになると、上げさせていた足を下ろし向き合う形になった。
もしかしたら、正気に戻ったのかもしれない淡い期待を抱いた。
「碧人くっ!?」
碧人は赤緒の首を絞めながら腰を動かす。
「あおとくん、やめて!? くるしっ!?」
締め付けに緩急を加えながら何度も何度も赤緒の膣内を犯した。
そうしている内に、碧人の肉棒を赤緒の1番奥で射精する。
「あ、あ、あぁ……はあ……!?」
射精を終えると腕を外されて意識が朦朧とする中で、酸素を求めて息をする。
すると、今度はシバが赤緒の上に乗ってきた。
「シバ、さん……」
「碧人。今度は2人同時だ。私達を存分に可愛がってくれ」
貝合わせになった膣口を見せつけ、尻を動かして挑発する。
「うん、分かった」
シバの声に赤緒を相手にしていたときは想像も出来ないほど優しい声で返す。
碧人はシバの尻を両手で掴んで、再び彼女の膣内へ肉棒を突撃させる。
「んんっ!? まだ全然萎えないとは、とんだ獣だな、君は!」
「シバ! 好き! 好きだよっ!?」
「私もだ! だが、今は私だけじゃなく彼女も可愛がってやれ! これからここで血続を産む大事な孕袋だからな!」
シバに言われてか、一度肉棒を抜き、赤緒の膣内へと挿入する。
「いぎぃ!?」
先程よりは痛みが和らいでいるモノの、それでも苦痛で顔を歪めた。
腕をシバに押さえつけられてなすがままに行為を受け入れさせられる赤緒。
何度も突いたが、やはり初物の赤緒より、慣れているシバの方が気持ちよいのか、段々とシバの方に挿入している回数が多くなる。
「こ、こら! いきないこんな体勢で!」
少しばかり動揺した様子のシバ。
彼女は後ろから碧人に足を持ち上げられて、赤緒に見せつけるような形で繋がっていた。
「しかたない子だな、アンッ!?」
後ろに居る碧人の首に腕を回し、互いに舌から唇を重ねる。
足の着かない不安定な姿勢でもシバは腰を動かし、碧人の肉棒を刺激していく。
それを赤緒は黙って見せつけられていると、シバの陰部から、白濁の液体が吹き出し、赤緒の顔にかかった。
「ありがとう、赤緒。君が彼を袖に振ってくれたお陰で、私は最高の伴侶を手にしたよ」
嘲るように告げるシバ。
その様子に赤緒は俯き、涙を流すことしかできなかった。
「あんっ!? あ! 碧人く、んっ! ごめん……! ごめんね……うっ!」
四つん這いで犯されながらひたすら謝罪を繰り返す赤緒。
それを眺めながらシバは今後の事を考える。
捕らえたアンヘルの操主。
黄坂ルイ。
川本さつき。
エルニィ立花。
メルJ・ヴァネット。
彼女達も、自分達を追いやったのがかつての仲間だと知ったらどんな顔をするのか。
その時の事を想像してシバは1人、暗い笑みを浮かべた。
もしも次があるなら誰を書いてほしい?
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黃坂ルイ
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川本さつき
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メルj・ヴァネット
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津崎青葉
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シバ
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真白・ミューラー(友情出演?)