※この作品はR-18です。

マジで………この世界!? 番外編   作:タク-F

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現在の凜祢の状態

「仮面ライダーセイヴァー〈スピリチュアルフォーム〉」

ご存知作者がコラボ章の終わりに、〈神咲胡桃〉さんから頂いたフルボトルを使って勇が変身した姿。

現在の勇の状態

「仮面ライダーブラッド〈スピリチュアルフォーム〉」

つまるところブラッドの変身に精霊の力を取り込ませた状態。理論上勇の最強装備(抑止力のいない為本人も使用を控えていた。しかし彰の所業がアウトだったので持ち出しました!)

この装備をした凜祢と勇が彰君をフルボッコにします。


現れた最悪の転生者③(リクエスト回)

「さて……僕達は自己紹介をした。次は君の番じゃあないかな?」

 

「それもそうだね。僕の名前は〈五十嵐 彰〉……君と同じ世界に転生した人物だよ。でもどうしてここに? いや……そ(・)も(・)そ(・)も(・)君(・)は(・)何(・)者(・)な(・)の(・)か(・)な(・)?(・)」

 

 彰は勇の姿が明らかにおかしい事に気づいていた。それもそうだろう……現在の勇は異(・)世(・)界(・)よ(・)り(・)帰(・)還(・)し(・)て(・)以(・)来(・)殆(・)ど(・)使(・)わ(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)装(・)備(・)を(・)持(・)ち(・)出(・)し(・)て(・)い(・)た(・)。

 

「まぁ僕は彰……君の戦いを……そしてその後の光景をしっかりと見ていたからね。だけど……そ(・)ん(・)な(・)事(・)は(・)些(・)細(・)な(・)事(・)だ(・)ろ(・)う(・)?(・)」

 

「まあね。本当はこの後勇に招待状を送るつもりだったんだよ?」

 

「エルが見たビデオレターだね? まぁ……必(・)要(・)は(・)無(・)い(・)よ(・)?(・)」

 

「そうみたいだね。じゃあ……戦うかい?」

 

 すると勇は笑(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)。

 

「まあその前に……僕は彰に渡す物があるんだよ。〈刻々帝〉((ザフキエル))…………【十の弾】((ユッド))! 」

 

 勇は自らの記憶を複写して彰へと撃ち抜いた。すると彰は勇の行動に納得していた。

 

「なるほどね。〈贋造魔女〉で2人の髪飾りへと擬態して僕がいるこの部屋に入った訳か……」

 

「それともう1つだよ。最初にキャロルちゃんが放ったエレメンタル・ノヴァ……アレ自体が仕込みなんだよねぇ……」

 

 凜祢の言った仕込みの原理は単純だ。まずは起動状態のテレポートジェムを【七の弾】((ザイン))で撃ち抜く。後はそれを2人人の近くに置いておき、自身とマリアにも密かに展開していた。実のところキャロルは戦闘中からずっとこの維持をしており、意識が完全に切れて初めて

 【七の弾】((ザイン))の効力が切れた事で転移が起こったのだ。

 

「だからキャロルは君に負けたんだよ。誇って良いよ彰……君は間違い無く強い。少なくとも……僕達が全力で戦う必要がある程にね! 」

 

 勇は〈鏖殺公〉を構えた。ただでさえチートライダーと言われたブラッドに……勇自身の天使が展開されている。

 

「もちろん私も全力だよ?」

 

 凜祢も同じく〈鏖殺公〉を構えていた。ただ……それでも彰は冷静だった。

 

「なるほど……デアラの天使と仮面ライダーブラッドの力を同時に扱う訳……か。でも僕も負けるつもりは無いんだよぉ! 」

 

 彰も既に神器を展開しており、当然だが禁手化(バランス・ブレイク)まで済ましていた。

 

「先手は譲るよ!」

 

Boost! 

 

 彰は勇達を挑発したが、既に反撃の準備を始めていた。勇達はそれを見抜いた上で彰へと斬りかかる! 

 

「そらぁ!」

 

「せぇい!」

 

 勇と凜祢のコンビネーションはキャロルとの物よりも劣るが、嘗て胸の想いをぶつけ合った2人にはタイミングの誤差をキャロル以外に認識される事は無い。

 

「ぐうううぅぅぅぅ…………」

 

 1合防いだだけで彰の腕はキャロルの〈エレメンタル・ノヴァ〉を防いだ時以上に痺れていた。

 

「なんて重い1撃……コレは確かにキャロルが片手間だった事の証明かな……」

 

 しかし彰自身は初撃を防ぐところからが戦闘の始まりだ。故に想定していた攻撃でもあった。

 

「だけど……今確実に2人には触れたよ? 僕の神器の特性を識ってるなら今のは致命的じゃないかな?」

 

「確かめるかい……僕の策を!」

 

 勇は再び彰へと近づき剣を振るった。そして今度は拳や蹴りを混ぜながらの戦闘へと変化した。

 

「だけど相手は私もいるよぉ! 行くよ勇君! 行進曲(マーチ)! 」

 

 凜祢は既に天使を切り替えて〈破軍歌姫〉を展開し……勇の掩護を始めた! 

 

「ありがとう凜祢! それならこれで!」

 

 勇は〈氷結傀儡〉の氷を腕に纏わせて彰へと殴りかかった! 

 

「接近戦か!? 僕の土俵だよ!」

 

 彰も篭手に力を込めて勇と殴り合う姿勢を見せたが、ふと疑問が残っていた。

 

(何故勇の力を半減出来ない? 力量差か? いや……多分何か絡繰がある筈だ!)

 

「考え事をする余裕は与えないよ! 」

 

 現在の勇はブラッドの身体能力に加えて〈氷結傀儡〉による強化……そして凜祢の行進曲によって加護までついている。その為に直撃すればいかに彰とて無事では済まない。

 

「とりあえず……そのヤバそうな攻撃はごめんだね! だから……後方から叩くよ! 」

 

 彰はアルカ・ノイズを召喚して凜祢への奇襲を試みる。しかし……それはある意味見え見えの策だった。

 

「ここが君の部屋である以上はわかっていたよ! 」

 

 凜祢は輪舞曲(ロンド)でアルカ・ノイズをあっさりと吹き飛ばした。

 

「曲を切り替えた!? ……いや違う! 〈破軍歌姫〉の幻想曲(ファンタジア)だ! 」

 

 彰の予測通り凜祢が歌っていたのは〈幻想曲〉だ。しかし勇のフォローが可能であれば〈行進曲〉を、自身の身に害敵がいるならば〈輪舞曲〉の曲調を強くしているだけだ。しかしこれは……一重に凜祢の技量の高さが証明されている。

 

「〈絶滅天使〉と〈灼爛殲鬼〉も同時展開だ! まずはこの攻撃で!」

 

 勇は【光剣(カドゥール)】を展開して彰への3本の羽で遠距離攻撃を始めた。

 

「この乱雑な動き……いや違う! この動きは! 」

 

 彰は自分に向かって放たれた筈の光線が直撃しないルートにあった事で距離を詰めようとしたが慌てて二歩下がった。すると彰が踏み込もうとした場所で3箇所からのビームが交差した。

 

「流石に危機察知能力も高いね! だけど……君(・)の(・)用(・)意(・)し(・)た(・)ア(・)ル(・)カ(・)・(・)ノ(・)イ(・)ズ(・)はどうかな?」

 

「ッ!? …………しまった! 」

 

 確かに彰(・)は(・)勇(・)の(・)攻(・)撃(・)を(・)回(・)避(・)し(・)た(・)。(・)し(・)か(・)し(・)交(・)差(・)し(・)た(・)ビ(・)ー(・)ム(・)は(・)反(・)射(・)し(・)合(・)っ(・)て(・)凜(・)祢(・)へ(・)と(・)距(・)離(・)を(・)詰(・)め(・)よ(・)う(・)と(・)し(・)た(・)ア(・)ル(・)カ(・)・(・)ノ(・)イ(・)ズ(・)を(・)撃(・)ち(・)抜(・)い(・)て(・)い(・)た(・)! 

 

「なんて空間把握能力!! コレが天使を操る転生者の力!」

 

 彰は勇の技術力の高さに旋律した。そして1つの賭けに撃って出る事にした。

 

「うおおお!! こうなったら強引にでもぉ!」

 

Divide! Divide! Divide! Divide! Divide! Divide! Divide! 

 

 彰は白龍皇の力を強引に解放して勇の力の半減を図った。しかし……カウントされた筈の勇の霊力は……1(・)度(・)足(・)り(・)と(・)も(・)半(・)減(・)さ(・)れ(・)て(・)い(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)。

 

「なんで……半減されないんだ……」

 

「1つは簡単だよ。僕の霊力に対して七の弾(ザイン)の効力を働かせているんだ。だから……僕の力は1(・)0(・)秒(・)を(・)迎(・)え(・)る(・)前(・)に(・)カ(・)ウ(・)ン(・)ト(・)が(・)止(・)ま(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)ん(・)だ(・)よ(・)…………」

 

 そう……これが勇の用意した彰(・)対(・)策(・)の(・)1(・)つ(・)である〈僕の力の時間停止〉だ。〈白龍皇の光翼〉は確かに半減した力を宿主へと還元する力が存在している。しかし……そ(・)も(・)そ(・)も(・)半(・)減(・)さ(・)れ(・)て(・)い(・)な(・)け(・)れ(・)ば(・)宿(・)主(・)へ(・)の(・)還(・)元(・)も(・)行(・)え(・)な(・)い(・)という欠点も存在していた。

 

「なるほど……確かに僕への対策としては有効だよ……。だけど……僕の神器の機能は1つじゃないんだよ!!! 」

 

 そう……彰の神器にはもう1つの特性があった。それは赤龍帝の篭手の力だ。

 

Boost! Boost! Boost! Boost! Boost! Boost! Boost! Boost! Boost! Boost! Boost! 

 

 彰は自身が想定し得るギリギリのラインまで己の力を倍加させた。しかし……それでも勇と凜祢は表情を変える事は無かった。

 

「だろうね。そして直ぐに体勢を立て直して反撃の機会を伺える事から、彰は充分力量の高い事の証明だよ。強大な力に溺れてる訳じゃないみたいだしね!」

 

Explosion! 

 

 彰は倍加を止めて両足に力を込めた。そして勇への距離を一気に詰めた! 

 

「純粋な火力で叩けば良いんだ! 」

 

 右腕の篭手へと力を集めた彰だが、勇はその直線上に〈灼爛殲鬼〉を構えた。

 

「そういう勝負は嫌いじゃないよ! 」

 

 そして勇は〈砲(メギド)〉を放った! 

 

「ッ! その火力……防がないと不味い! 」

 

 彰は攻撃目標を直ぐに切り替えて〈砲〉を打ち破ろうと右腕で競る事を決めた。しかし……そ(・)れ(・)は(・)勇(・)の(・)思(・)惑(・)通(・)り(・)の(・)動(・)き(・)だ(・)っ(・)た(・)。

 

「やっぱりこの威力だと恐怖を感じるみたいだね。およそ……15回って……ところかな?」

 

15回……その数字は彰が耐えられる自身の倍加の上限だ。シンフォギアの(本来の)世界ならば凡そ風鳴司令に近い肉体強度だろう。しかし……この世界は勇が引き起こしたインフレによって既にキャロルをはじめ、装者全員が原作以上の実力となっていた。

 

「そして上限が分かれば別の攻略法も存在するよ!」

 

「もう1度力を込めればぁ! 」

 

 彰は消費してしまった力を取り戻す為に再度倍加の準備に入った。しかし……そ(・)れ(・)も(・)勇(・)の(・)策(・)の(・)範(・)疇(・)だ(・)。

 

「もちろんそう来るよね? 〈刻々帝〉…………〈一の弾(アレフ)〉!」

 

 勇は彰の時間を強(・)制(・)的(・)に(・)加(・)速(・)さ(・)せ(・)た(・)。その結果彰には過剰な倍加が行われる事になり、神器のデメリットと言える特性が発動してしまう。

 

Burst! 

 

 無情な音声が流れてしまった。

 

「倍加の……過剰……現象……」

 

 彰の呟き通りこれが勇の持ち出した彰(・)対(・)策(・)の(・)2(・)つ(・)目(・)だ。しかし……既に〈刻々帝〉の力は見せていた。彰(・)が(・)冷(・)静(・)で(・)あ(・)れ(・)ば(・)その事実には直ぐに気づけただろう。しかし……凜(・)祢(・)は(・)今(・)も(・)歌(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)。そして彰は〈破軍歌姫〉の独奏(ソロ)の影響を少なからず受けていた。その結果無意識に短絡的な策に走りがちな状態だった。

 

「ついでにそもそもこの対策法もあるんだよ!」

 

 勇は〈絶滅天使〉〈灼爛殲鬼〉〈刻々帝〉の3つの天使を消して1つの天使を顕現させた。

 

「行くよ〈封解主〉((ミカエル))…………【閉】((セグヴァ))だ!」

 

 すると彰の漆黒の龍鎧は……た(・)だ(・)の(・)丈(・)夫(・)な(・)鎧(・)へ(・)と(・)変(・)わ(・)っ(・)て(・)し(・)ま(・)っ(・)た(・)。

 

「僕の……〈漆黒の龍鎧〉が……」

 

「彰が〈識ってる〉なら……僕が何(・)を(・)し(・)た(・)の(・)か(・)わかるかな?」

 

「〈漆黒の龍鎧〉の……機能……停止……」

 

「正解だよ。だけど……この攻略法はまぁ……御法度なんだけど……」

 

 勇は直ぐに【閉】を解除した。そして最後に彰へと問いかけた。

 

「だから……全力で来なよ……。僕ははそれすらも上回るから! 」

 

「わかったよ勇……僕は君を正面から超えてやるよ! 」

 

「なら……私も全力で行くね?」

 

 凜祢も〈破軍歌姫〉による勇への支援を止めた。そして3人は全力の1撃の為に力を貯めた。

 

「うおおおおお! これが僕の全力だあぁぁ!! 」

 

 彰は自身の力を限界を超えて尚倍加させ……嘗ての〈兵藤一誠〉が決め技にしていた技を発動させた。

 

ロンギヌススマッシャー! 

 

「凜祢! 僕が合わせるよ! 」

 

「ありがとう勇君!」 

 

 凜祢は〈スピリチュアルボルテックフィニッシュ〉を……、そして勇は〈ゼネベイトスネイカー〉を発動させた。

 

「うおおおお!!! 」

 

「はああああああ!!! 」

 

「だあああああああ!! 」

 

 そして衝突する3人の必殺技だが…………勝敗は明白だった。

 

「僕と彰の違いは……背負い……守る物の差なんだよおぉぉ!! 」

 

「グああああああああがァァァァァァああ!!!!!!!!!!」

 

 勇と凜祢は彰に競り勝つとその腹部に強烈な蹴りを叩き込んだ。その結果彰はとてつもない勢いで壁に叩きつけられる事となった。

 

「コレが……キャロル達の……信じた……勇の……力……」

 

 彰はそう呟くととうとう意識を手放した。

 

「彰……もし君が最初から僕達の隣にいたなら……違う未来もあったかもしれないね……」

 

 勇はそう呟くと彰を背負った。

 

「勇君……彼をどうするつもりなの……?」

 

「本部に連行するよ。それと……彰は約(・)束(・)を(・)守(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)。そして……僕達の全力を受けても生きている。今殺すのは……惜しいかもしれないからね……」

 

 そしてシャルロット達が待つ本部へと…………転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは…………?」

 

「気が付いたかい彰? まぁ……今は拘束させて貰ってるけどね?」

 

 彰が目を覚ました。しかし其処は……結社の保有する牢屋だった。

 

「僕を殺さないのかい?」

 

「その質問の答えは僕の質問を答えてからだよ?」

 

 彰の質問を勇は答え無かった。しかし……勇は彰に質問をすると言った。

 

「彰……僕達に協力して欲しいと頼んだら断るかい?」

 

「勇達に……協力?」

 

 彰は勇の心意が分からなかった。しかし……その言葉に重みがあることも理解していた。

 

「そうだよ。彰……君はこの世界に転生したものの、自分の命を守る為に〈あの家〉で過ごしてたんだろ?」

 

 そしてラーゼが後にコンタクトを取り〈あの事件〉が起こった。

 

「だけど……本当に良いのかい? 僕は……調を……マリアさんを……未来を……キャロルを……」

 

「本(・)当(・)な(・)ら(・)ブチ殺したい程の事を彰はしたよ? だけど……最(・)低(・)限(・)の(・)誇(・)り(・)はあったし……何よりも僕達が本気で戦える相手は限られているからさ……」

 

 そう……勇はあの異世界での戦い(コラボ章)以来全力で戦える相手は限られていた。それこそキャロルと凜祢しかいない状態だ。(シャルロットこと奏は殆ど接触されていない為除外)

 

「だけど僕が裏切るかもしれないよ?」

 

「あ……そしたら次(・)は(・)無(・)い(・)から……」

 

 勇は笑顔で彰を見据えていた。その笑顔は……彰にとっては何よりも恐ろしい表情だった。

 

 




過去最高規模の力を持ち出してのフルボッコタイム。これは……彰君涙目です。ちなみにですが、彼の生存させた理由は2つあります。

・1つ目 作者自身が初めて貰ったオリキャラだから。ちなみに今後出番があるかどうかは未定

・2つ目 能力が能力なので後々使えるかもしれないので残しました。もしかしたら本編の続編に登場させるかも……



次は後日談を18時45分に投稿します。この後日談はこの日から一週間後の予定としています。

皆様のみたいお話のパターンは?

  • 勇君によるヒロインへの蹂躪
  • ヒロイン達による逆レイブ
  • ヒロイン達の悲劇
  • 純愛系の展開
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