ルフィの悪魔の実の能力につきましては「ネコネコの実幻獣種モデル・白虎」に決定いたしました。
理由はカイドウの能力が「青龍」と対を成す存在として選びました。「龍虎」という意味あいとしても選びました。
大看板となって数時間後、俺は大看板としての初仕事をする事にした。
それは九里に住まう盗賊団「頭山盗賊団」の討伐であり、その頭目である酒天丸もとい赤鞘九人男の一人「アシュラ童子」の捕縛である。
俺は討伐部隊を率いて九里へと向かう、その討伐部隊には婚約関係になったヤマトも一緒だ。ちなみに、ヤマトに填められた海楼石の手錠は婚約と同時に外された。
「あれがワノ国の本土かぁ、楽しみだなぁ…!!」
「ヤマト、最初に言っておくが本土では「おでん」や「トキ」の名前を出すなよ。余計な混乱を招く」
「あぁ、分かっているとも!!」
「不安だ…」
そんな一抹の不安を抱えながら俺達は九里にへと向かうのだった。
そうして、九里に到着すると俺とヤマトはワニザメに、部下達はマッドサウルスに乗って頭山にへと向かうのだった。
頭山に着くと、俺はこう言った。
「ぞろぞろと山の中に入って奇襲を受けるのも面倒だ、炙り出す!!お前ら火ィ付けた後、早く燃えるように煽ぎ続けろ」
「は!!」
「待ってくれ、ジョーカー。そんな事をしたら死んでしまうぞ!!」
「死なねぇよ、奴らも盗賊として死ぬ気はねぇだろうしな」
「それはどういう…!?」
会話の最中も火はどんどん燃え盛り、木々にへと燃え移ると共に頭山は完全な火の山と化した。
そして、その火の山から一人の巨漢の男が俺に斬りかかって来るも俺も覇気を纏った蹴りで弾く。
「きさんか、この頭山に火なんど放ちよったんわ!!」
怒声を浴びせかけて来る巨漢の男の容姿は頭髪はカーリーパーマのような桜色の長髪で、その一部を頭頂部にまとめて髷を結んでいる。
つまり、こいつが頭山盗賊団棟梁・酒天丸にして赤鞘九人男の一人「アシュラ童子」本人だという事だ。
「あぁ、そうだ。俺は百獣海賊団"大看板"のジョーカーだ」
「なんだぁ、おまえみてぇなひょろっこいガキが大看板?カイドウんとこは余程人手不足みてぇだど、おまえみてぇなガキが選ばれるくらいなんだからなぁ…」
アシュラ童子は俺の見た目で判断しそう言って来るのに対してこう返した。
「赤鞘の中でも最強とは聞いてはいたが、洞察力は無いようだな」
「なにぃ…」
「その程度では死んだおでんが哀れだなァ!!」
「お前、許さんどぉおおおおっ!!楽に死ねると思うな!!」
「やってみやがれぇ!!」
俺とアシュラ童子の声に呼応し、百獣海賊団と頭山盗賊団が激突した。
「くたばれぇ!!」
「はぁっ!!」
ヤマトも参戦し、盗賊達を金棒を握り薙ぎ払っていく。
「ぜぇあああああああっ!!」
「オラァアアアアアアッ!!」
アシュラ童子の太刀と俺の覇気を纏った蹴りがギリギリと鍔迫り合いをし、火花を散らす。
「剃」「嵐脚」
「ぜぇあっ」
何度目かの激突を経てこのままだと時間の無駄だと感じた俺は能力を発動させ人獣型に変化する。
「グルルルルッ」
「なんだ、その姿は…っ!?」
俺の変化に動揺するアシュラ童子だが、気遣ってやる事も無い。
「ネコネコの実幻獣種モデル・白虎、これが俺の持つ能力だ」
「ふん、姿を変えただけで変わる訳がねぇ…ど…?」
「それはテメェの身体が明確に答えを出してくれているぞ、アシュラ童子」
ブシュァアアアアアアアアアアアアアッ…!!
「な…にぃ…っ!?」
アシュラ童子は目を見開き驚きの表情を浮かべる、それも当然目の前にいたはずの俺が背後に立ちその爪をもってしてアシュラ童子を切り裂いたのだから。
大量の血を流しながらも刀を握る力を緩めないアシュラ童子に内心感心しながらも拳を振るう。
「もう寝てろ」
その言葉と共に俺はアシュラ童子の意識を奪い取った後、部下に指示を出す。
「お前ら、目的は達した。鬼ヶ島に戻るぞ!!」
「オオオオオオオオオッ!!」
俺達が撤退を始めると、アシュラ童子を取り返そうと頭山盗賊団が追って来る。
「ふざけんな、逃がすかよ!!」
「酒天丸様を返せ!!」
「チッ、鬱陶しいな。おい、あれをばら撒け」
「はい!!」
そう言ってくる盗賊達に向かって部下にある物をばらまくように言った。
ばら撒かれるのは爆弾で、燃え盛る炎に触れた瞬間一斉に爆発する。
その爆発に巻き込まれていく盗賊達の悲鳴を聞きながら俺達は鬼ヶ島にへと帰還する。
その最中、ヤマトはワニザメに乗りながら俺の服を掴み離す事は無かった。
「ジョーカー、こんなやり方しかないのかな…」
「お前の考え方を否定するつもりは無いが、もう引き返せ無い所まで来ているのは真実であり現実だ」
俺の言葉を聞いたヤマトは更に服を掴む力を強くさせるのだった。
鬼ヶ島に着くまでの間にアシュラ童子の治療をした後、アシュラ童子は兎丼の囚人採掘場に収監される事になった。
こうして、俺の大看板として初仕事は終える事は出来たが問題がいくらか残っているのだった。