※この作品はR-18です。

麦わらに憑依した俺は百獣の元へ   作:鬼塚虎吉

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波乱

カイドウによって大看板昇格を宣言された一週間後、俺の元に三人の男が殴り込み同然の訪問をかけて来る。

「オイ、クソガキィさっきのカイドウさんの大看板昇格の話ありゃどういう事だ!!」

「テメェ、どうやってカイドウさんに取り入りやがった!!」

「…チョーシに乗るなよ」

殴り込み同然の訪問をしてきたのはフーズ・フー、ササキ、ジャックである。三人共が大看板の座を狙っていた飛び六胞である。

「それについては説明するから聞け」

俺がそう言うと、一度は冷静さを取り戻したのか乱暴に椅子にへと座る三人。

「お前等も俺とヤマトとの婚約は知ってるよな」

それに対してあぁと理解しているという反応をする三人に対してこう言った。

「それに伴って俺の大看板昇格が決まった」

「「「ふざけるな!!!」」」

「この状況でふざけるかぁ!!俺だってこの状況を受け止めきれてねぇんだよ!!!」

三人の怒声に対し、俺も怒鳴り返し今にも殺し合いを始める空気を醸し出し始める。

「おう、やめろぉお!!」

「「「「!?」」」」

部屋に響き渡る制止の声、その正体はカイドウだった。

「カイドウさん…」

「お前ら、そんなに揉めるってんなら大看板への挑戦権をやる」

「「「「!!」」」」

「それで納得のいくようにしやがれ」

そう言ってカイドウは去って行くのだった。

「カイドウさんの許しが出たな」

「あぁ、そうだな。なら、話は早ぇな」

「ジョーカー、分かってるよな」

「あぁ、こういうのは早い方がいい」

三者三様に喋って行き、俺はそれに応じてワノ国本土に向かうのだった。

 

 

 

 

ワノ国本土・白舞に着くと、俺達四人が対峙しその近くには映像転送電伝虫を持った撮影班が待機している。

すると、そこへ現れたのは俺と同じ大看板であるキングだった。

「今回は俺が見届け人を任された、サッサと始めろ」

「チッ、偉そうにしてんじゃねぇよ…!!」

「んなこたぁ分かってるつーの!!」

「……」

キングの言葉にフーズ・フーとササキが噛み付き、ジャックは無言のまま二本のショーテルを構え、俺は目をつむり自然体のままでいる。

張り詰めて行く空気の中、どこからか石が落ちる音が戦いの鐘となった。

「剃!」「刃銃!!」

「絡繰螺旋刀!!」

「フンッ!!」

「剃」

三人それぞれが攻撃を仕掛けて来るが、俺はそれを全て躱して見せる。

「遅ぇよ」

その言葉と共に俺は能力を発動させ人獣型に変化し、技を放つ。

「白虎掌・圧害」

「うぐぅはっ!!」

流桜を纏って放たれた掌底はジャックの腹に打ち込まれると宙に舞い大岩に激突する。

「ヘラケラトプスからの弾丸(タマ)ケラトプス!!」

「牙銃(ガガン)」

その言葉と共に獣型(トリケラトプス)に変形したササキが突進してくるのに対しフーズ・フーが隙間なく牙の衝撃波を放ってくる。

「剃」

しかし、剃によって高速で躱し二つの攻撃から免れる。

「グゥオオオオッ!!」

「ガッ!!」

ササキはフーズ・フーの、フーズ・フーはササキの攻撃を互いに受ける事になった。

「いや、自滅すんのかよ…」

「情けねぇ奴等だ」

俺の言葉に反応してキングがそう言い、更に言葉を続けて来る。

「おい、ジョーカーさっさと終わらせろ」

「あぁ、解ってる」

俺はキングの言葉に同意し決めにかかる。

「虎王覇拳・崩牙」

その言葉と共に放たれた流桜を纏う拳は衝撃波と共に三人を呑み込むのだった。

余波が収まると、そこには気絶をしたフーズ・フー、ササキ、ジャックの姿があった。

それを確認した俺は能力を解除する。

「ようやく終わったか、お前らあいつらを運べ」

「はい、キング様」

キングの指示を受け部下達が三人を手早く運び出すのだった。

こうして、戦いは幕を閉じた。

鬼ヶ島に帰って来ると、俺はキングにこう言った。

「キング、俺は部屋に戻る。用があればスマシで呼べ」

「…」

キングは何も言わずにその場を去っていった、つまり好きにしろという事だろう。

そうして、俺は部屋へと向かうのだった。

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