すると、部下の一人が一枚の手配書を手にやって来る。
「ジョーカー様、ヤマト様!!懸賞金が更新されていましたよ!!」
「え、ホント!?」
「まぁ、それもそうか」
その一報にヤマトは驚きながらも喜び、俺はさも当然の反応をする。
以前俺達は世界政府の天上金護送船を襲い、天上金を強奪している。
それに関して懸賞金が上がったんだろう。
「ホントだ、上がってるけど億超えてな~い!!」
ヤマトは今回の懸賞金上昇結果にも不服なのようで文句を言っている。
俺も一億は上がっているが前のと大差がないので興味はない。
そんなヤマトを無視して俺は海を眺める。
「ホント久しぶりだな」
そんなことを言っていると、ヤマトが話しかけてくる。
「ジョーカーは
「俺は
「そうなんだ!!じゃあ、
「俺もそんなに多くは知らねぇぞ」
そんな話をしていると部下の一人がやってくる。
「ジョーカー様、前方に島を発見致しましたが如何しますか?」
「そうか、食料の方はどうだ?」
「はい、肉や魚は問題はありませんが野菜や果物が不足しております。調味料の類いも心許なくなってきております」
「そうか、ならあの島に上陸する」
「はっ」
こうして、俺達は買い出しのために島への上陸準備することにした。
そうして、島の近くまでやってくると悲鳴が聞こえてきた。
俺がそれに対してすかさず見聞色の覇気を使うと、島の内部では大量の魚人達が島の住人達を襲っていた。
魚人・・・つまり、ココヤシ村か!!
そこまで頭の中を巡らせた俺は月歩で島へと飛び出した。
「ジョーカー!?」
俺の突然の行動にヤマトが叫ぶが説明している暇はない。
「間に合ってくれよ」
そうポツリと呟きながら俺は脚を動かす。
島に入った俺は暴れる魚人達に対して覇王色の覇気をぶつけて意識を刈り取るとすぐさま移動する。
すると、既にアーロンがベルメールに引き金を引く所場面だった。他にも気を失っていない魚人達が居たが関係ない。
「くだらねぇ愛に死ね」
「「ベルメールさぁああああああん!!!」」
「ノジコ、ナミ・・・・・・大好き!!」
させねぇよ
「
俺は人獣型になり、最高速でアーロンに近付き武装色を纏った貫手を放ち、脇腹を抉り貫いた。
「ぐぉおおおおおおおおおおっ!??」
突如として奔る激痛にアーロンが悲鳴を上げる。
「アーロンさん!?」
さっきまで銃を突きつけていた
「ふぅ、間に合ってよかった」
俺がボソリと安堵の息を吐きながら貫手を引き抜き血を払い落とした。
「なんだテメェは・・・!!」
そう怒声を上げるアーロンに対して俺はこう言ってやった。
「俺はジョーカー、海賊だ」
「そうか、なら死ねぇ・・・!!」
アーロンはそう言いながら引き金を引くが俺は見聞色で行動を先読みしてその全部を回避してみせる。
「避けてんじゃねぇ!!」
「お前が下手クソなだけだ、稚魚」
「図に乗るな、下等種族がぁああああああああああああああっ!!」
「それは見下すことしか出来ないお前だけだろ、魚人」
俺の言葉にキレたアーロンが拳を振り下ろしてくるが、瀕死の奴の拳が俺に当たるわけも無く空を切る。
「もう寝てろ」
俺はそう言うと爪を放つ。
「虎爪・断」
俺は瞬く間にアーロンの身体を上下分離して殺した。
私の名前はナミ、ココヤシ村でノジコとベルメールさんと住んでいるの。
私の夢は世界中の地図を書くことなの。
私はいつものようにノジコと一緒に遊びに出かけていると彼奴らがやってきた。
「シャーハッハッハッハッハッハッハッ、ごきげんよう哀れな下等種族共!!今日からこの村は俺達アーロン一味の支配下だ!!」
声高々にそう言ってくるのは魚人の大男、名前はアーロン。
こいつは私達の村を支配しに来たと言った、つまり海賊だった。
彼奴らは無理難題を要求してくる、それに反対した人を簡単に殺して見せた。
すると、私達の家の方から煙が上がっていた。
今はお昼ご飯の時間だからベルメールさんがご飯の用意をしてくれている。
その煙に気付いた魚人達が私達の家の方に向かって歩いて行く。
急いで帰ってベルメールさんにこの事を伝えないと!!
そう考えた私とノジコは走った、もう走れなくなりそうになっても必死になって家に走った。
そうして家に辿り着くと目に入ってきた光景はベルメールさんが血を流していた。
「ベルメールさぁん!!」
「ノジコ!?ナミ!?」
「ほぅ、ガキが居るんじゃねぇか」
私達を見た魚人の男がニヤリと口角を上げる。
「この子達は関係ない!!」
「アーロンさん、家ん中に三人分の飯があったぞ~!それに海図みたいなのもあった!!」
ベルメールさんが私達を庇うためにそう言うけど、アーロンと呼ばれた魚人の男の部下がいつの間にか家の中に侵入していた。
「お前、何勝手に・・・!!」
ベルメールさんがその魚人に銃口を向けた瞬間、頭を掴まれて地面に叩きつけられた。
「「ベルメールさん!!」」
私とノジコが叫ぶ、それに構うことなくは喋り出す。
「テメェ、同胞に銃を向けてんじゃねぇ」
とても冷たく低い声でそう言うのと同時にベルメールさんに強烈な蹴りを浴びせた。
「ぐはぁ・・・っ!?」
その蹴りを受けてしまったベルメールさんは血を吐いて地面に倒れてしまう。
「「ベルメールさん!!」」
私とノジコが叫ぶと、ベルメールさんはこう言って言った。
「大丈夫よナミ、ノジコ。こいつらの攻撃なんて効いてないんだから・・・」
そう言いながらも息が絶え絶えのベルメールさんを見ることが辛かった。
すると、アーロンが懐から銃を取り出しベルメールさんの額に向けた。
この瞬間、私達は理解してしまった。
このままではベルメールさんが殺されてしまうということを・・・。
「「止めろぉおおおおっ!!」」
「止せナミ、ノジコ!!」
私とノジコは落ちていた木の棒を持ってアーロンに襲いかかろうとしたがゲンさんに抱きかかえられて動きを止められてしまう。
「離してゲンさん、このままじゃベルメールさんが死んじゃう!!」
「離して!!」
「駄目だ、ソレは出来ん!!」
私とノジコはゲンさんの腕の中で暴れているとアーロンとベルメールさんの声が聞こえた。
「くだらねぇ愛に死ね」
アーロンはそう言いながら引き金に指を掛ける。
「ベルメールさぁああああああんっ!!」
「ノジコ、ナミ・・・・・・大好き!!」
ベルメールさんの言葉の後、アーロンが引き金を引こうとした瞬間アーロンの脇腹が誰かに貫かれた。
「
「ぐぉおおおおおおおおおおっ!?」
「アーロンさん!?」
突然脇腹を貫かれたアーロンは驚愕と激痛によって大声を上げ、その部下達も驚きの声を上げる。
それもそうだ、先ほどまで優位な立ち位置いたのに一気に逆転したのだから。
脇腹を貫かれたアーロンの方を見ると、貫いていたのは獣の腕だった。
「ふぅ、間に合って良かった」
そう言いながらアーロンの脇腹を貫いた人物の方を見る。
身長とかは私やノジコと同じか少し小さいくらいで虎が人間の姿を得たような姿をしていた。
「なんだテメェは・・・?」
「俺はジョーカー、海賊だ」
怒気を纏っているアーロンの問いにジョーカーと名乗った少年は平然とした様子で答える。
「そうか、なら死ねぇ・・・!!」
アーロンはそう言いながら引き金を引くけれどジョーカーはまるで行動が見えているかのようにしてその放たれる銃弾全部を回避してみせる。
「避けてんじゃねぇ!!」
「お前が下手クソなだけだ、稚魚」
「図に乗るな、下等種族がぁああああああああああああああっ!!」
「それは見下すことしか出来ないお前だけだろ、魚人」
ジョーカーの言葉にキレたアーロンが銃を投げつけるも当たる訳がなく拳を振り下ろしてくるが、瀕死の奴の拳がジョーカーに当たるわけも無く空を切る。
「もう寝てろ」
俺はそう言うと爪一本で放つ。
「虎爪・断」
ジョーカーは瞬く間にアーロンの身体を上下分離して殺してみせた。
私はその強さに憧れてしまった。そして、何かが堕ちる音がした。
アーロンを片付けた俺が次に取った行動は意識のあるアーロン一味の掃除だが、見聞色でヤマトが追ってきたのが解ったのでそれはヤマトに任せることにした。
「ジョーカー、全く君って奴は勝手な奴だな!!」
「お前には言われたかねぇよ、ヤマト」
ヤマトが魚人達を金棒で一蹴しながらそう言ってくるのに対してそう言い返す。
すると、ゲンゾウ・ナミ・ノジコに支えられながらベルメールが此方に近付いてくるのを見て俺は人獣型を解除しながらヤマトに指示を飛ばす。
「ヤマト、今すぐ医者を連れて来い!重傷者がいる!!」
「なんだって!?解ったよ!!」
俺の指示に反応してヤマトは医者を探しに行く。
「おとなしく寝ていたらどうだ、そうすれば幾ばくかはマシだろうに」
「どうしても確認しておきたいことがあってね・・・」
「それはどうして俺達百獣海賊団がお前達を助けたのかと言うことか」
「そうだ、"獣災"のジョーカー。子供ながらに四皇カイドウの最高幹部がこの東の海に何の用だ?グフッ!?」
そう言った後、ベルメールは口から血を吐く。
「「ベルメールさん!?」」
「いかん、すぐに治療を始めなければ」
血を吐いたベルメールを見てナミとノジコ、ゲンゾウが騒ぎ始める。
「ジョーカー、医者を連れてきたよ!!」
それと同時に医者を担いでヤマトが戻ってくる。
「急いでベルメールを見てくれ!!」
「解った、お前達を手伝ってくれ!!」
そうして医者の指示の元ナミ、ノジコ、ゲンゾウは慌ただしく動くのだった。
その間俺は残ったアーロン一味の処遇を決めようとしていた。
「お前よくもアーロンさんを殺しやがったな!!」
「何寝ぼけたこと言ってやがんだ?俺達もお前らも海賊だぞ、それ理解出来てるか?」
意味不明なことを言ってくる魚人の男に対してそう返す。
「それにな油断した馬鹿が悪い」
「!!」
俺の言葉に魚人の男は黙り込む。
「なら理解出来るだろ、敗北者であるお前らの生殺与奪の権利は俺が握っている。あの村でお前らがいた時に立っていた場所だが・・・、奪われる立場になった気分はどうだ?」
見下ろしながらそう言う俺から目を逸らすアーロン一味。
「まぁ、いい。おい、カイドウさんに繋げ」
「えっ?」
俺の言葉に呆気に取られる部下達。
「こいつらを基盤にして海戦部隊を編成するんだよ、海軍も海中からの攻撃の対策はザルも良いとこだからな」
「しかしですが、ジョーカー様此奴ら信用出来ませんよ」
俺の案を聞いた部下の一人が魚人達の謀反に危機感を覚えそう言ってくる。
「それなら反逆の意思を抱かせないために心を折るにしても手間だからな・・・」
そう言って考えを逡巡させると俺はこう言った。
「よし、まずは逆らえばこうなるって所を見せるか」
「それは一体・・・?」
「クイーンとキング」
その方法を聞いてくる部下に対してそう言うと即座に納得する。
「なるほどです!!」
こういう時キングとクイーンの名前って便利だと思う。
つまり・・・。
クイーン=人体実験つまり、実験動物行きという図式。
ちなみにキング=焼却の図式だ。
「こいつら連れて行け」
「「「「「はい」」」」」
俺の命令に応じて元アーロン一味改め百獣海賊団海戦部隊がここに誕生した。
『なんだ、ジョーカー』
電伝虫が繋がりカイドウが出てくる。
「カイドウさん、報告がある。今
『それは構わねぇがちゃんと機能するんだろうな?』
「もちろん」
カイドウの問いに俺は即座に答える。
『なら、俺から言うことは無ぇ』
カイドウはそう言って通信を切るのだった。
「ふぅ、これで魚人共の処遇は済んだ。後は・・・」
一息入れながら俺は椅子に座ると扉がノックされる。
「入れ」
「失礼します、ジョーカー様。島の村娘が一人で来ましてジョーカー様に会わせろと言っていますが如何しましょう?」
「・・・・・・、今行く」
俺は部下にそう言って船室を出るのだった。
外に出ると、其処にはナミが一人で立っている。
「お前ら、作業に戻れ。コイツの相手は俺だけで良い」
部下達は俺の言葉に反論せず各々の仕事をしに向かうのだった。
「それでお前一人で何しに来たんだ」
「強くなりたい」
「あぁん?」
ここに来た理由を問いかけると返ってきた言葉がそれだった。
「強くなりたいんだったらあのベルメールとか言う元女海兵に鍛えて貰えば良いだろ、何でそれを俺に言う?」
「それは・・・あなたがあの魚人をあっという間に倒したから・・・」
「それだけか?」
「羨ましかった、私にもベルメールさんを助けられるくらいの強さがあったら良かったのにって思った・・・」
「そうか」
ナミの吐露に関してはそう言うしかない俺は静かに聞いている。
「だから、私が強くなりたいからこの船に置いて欲しいの」
「・・・好きにしろ、だが俺達百獣海賊団は超実力主義だ。その意味は解るよな」
「は、はい・・・」
「なら、いい。お前名前は?」
「・・・ナミ・・・」
「俺の名はジョーカー、百獣海賊団・大看板の一角を任されている。本日付でお前には海図の制作とヤマトの付き人を任せる」
互いに自己紹介を済ませ、俺はナミにやることを言い渡す。
「う、うん!!それでヤマトって人は・・・」
「おい、お前は海賊の下っ端になったんだ、敬語で話せ」
「は、はい!!それでヤマト様は・・・?」
「そういえばあの馬鹿何処ほっつき歩いてやがる」
ナミの言葉でヤマトが不在な事に気付き見聞色を使って探すことにした。
そして・・・、ヤマトはココヤシ村で暢気に飯を食っていた。
「よし、これからヤマトを連れ戻していくぞ」
「はい、ってええぇぇぇぇぇええええええ!?」
俺はそう言ってナミを肩に背負って走り出すとナミは絶叫しながらもしっかりと俺にしがみついていることしか出来ないのだった。
村に着くと、暢気に飯を食っている馬鹿に拳骨を喰らわせる。
ゴチンッ!!
「いった~~~い!?何するのさジョーカー!!」
「お前こそなに暢気に飯食ってんだ!!こっちは出航の用意してんのに!!」
「えっ、もうこの島から出るの!?」
「当たり前だ、この島には補充が目的なんだからそれが終われば出航するに決まってんだろ!!」
「もう少しゆっくりしてこうよ、久々の陸地だよ」
「いや、意味分かんねぇよ」
ここに来て駄々を捏ねるヤマトに呆れていると
ココヤシ村ではベルメールが意識を取り戻す前に回復していた。
「おぉ、ベルメール目が覚めたか!!」
「ゲンさん・・・、ナミとノジコは・・・」
「あぁ、今呼んでく・・・」
「大変、ゲンさんナミが助けてくれたさっきの海賊の所に行ったみたい!!」
強く激しく開けられたドアからやってきたノジコは慌てた様子で事態を伝える。
「何っ!?」
「なんですって!?」
その事を聞いたゲンゾウとベルメールは激しく狼狽する。
さっきの海賊、ノジコの言っている海賊は百獣海賊団の事だ。
すると、診療所の扉が開きナミが入ってくる。
「ベルメールさん」
「ナミ、心配したのよ!!なんで海賊の所なんかに行ったの!?」
「落ち着いて話せ、ベルメール。興奮しすぎるのは身体への負担がデカい」
大声で怒鳴るベルメールに対して重傷を負ったベルメールを落ち着かせようと声を掛けるゲンゾウ。
「ベルメールさん、私海賊になる」
ナミのその言葉にその場にいた三人は凍り付いた。
「ナミ、それはどういう意味だい?」
凍り付いた三人の中で最初に口を開いたのはベルメール。
「今のままじゃ今日みたいな事があっても皆が傷つくからもう誰もこの島に手を出させないようにするために私は海賊になって強くなるの」
「強くなるために海賊になる?巫山戯るのはよしな、子供のお前が海賊になったとしても他の連中に食い物にされるだけだ、もっと冷静になって考えな!!」
「もう決めたから」
ベルメールの言葉に反してナミは譲る気はないという眼でそう言い切った。
「~~~~~っ!!・・・解った、それならもう好きにしな」
「ベルメールさん!?」
「ベルメール!?」
ベルメールの言葉にノジコとゲンゾウが驚きの声を出す。「だが、海賊になるからにはもう私の娘じゃない!!さっさと出て行きな!!」
ベルメールの言葉にナミは無言のままその場から去って行く。
「本当に良いのかベルメール?」
「・・・・・・・・・」
「ベルメールさん・・・」
全員が重い空気になる部屋の中に俺が入る。
「今、大丈夫か?」
「今は虫の居所が悪いんだ、帰れ」
「そんだけ減らず口が叩けるなら大丈夫そうだな」
「!! 勝手な奴だね」
俺の言葉にそう言ってくるベルメールに早速本題に入る。
「ナミの奴が百獣海賊団に入るそうだ」
「それがどうしたんだい、あの子が自分で決めたことなんだ。それにあの子とは親子の縁を切ったんだ、関係ないよ」
そう言ってくるベルメールに俺は嘘を言う。
「それじゃあ、契約は不成立って事だな」
「契約・・・?」
俺の言葉に反応したのかベルメールは此方を射貫くような眼で睨んでくる。
「まぁ、お前らには関係の無いことだし話す義理もない」そう言って踵を返して帰ろうとする。
「待て、契約とはどういう事だ!?」
これは俺の考えた嘘しかし、その言葉を信じたゲンゾウがそう言ってくる。
「あぁん、お前らにはもう関係ねぇって言ってんだろ」
「それでもナミがお前達と契約を結んだのか知っておきたいんだ!!」
「チッ、解った。教えてやるよ」
悪態をつきながら俺は嘘の契約の話をする。
「ナミは百獣海賊団に入る代わりにこの島をナワバリとしてもらうことでお前らの身の安全の保証を持ちかけてきた」
「まぁ、俺としてはどっちでもいいから了承したが・・・」
「ナミ・・・」
これを聞いた三人の表情が曇る。
「まぁ、一応この島は俺のナワバリとする」
そう言って俺は治療院から出ていくのだった。
数十分後、出港準備が整い俺達は船を出す。
「ナミ、本当に良かったの?」
俺の隣りにいるヤマトが付き人になったナミに話しかける。
「はい」
それに対してナミは淡白な返事を返す。
すると、俺は見聞色であるものを感知する。
「おい、ナミあそこを見ろ」
「え?」
俺がそう言いながら指差す方向を見るナミ。
「ナミーーーー!!」
そう叫ぶのはノジコ、その声にナミは船から身を乗り出す。
「待ってるからーーーーーーーーーーー!!」
「ワシもだぞーーーーーーーーー!!」
ノジコに続いてゲンゾウも叫ぶ。
そして、その奥からベルメールがやってきた。
「ベルメールさん・・・」
ナミはベルメールの姿を見て表情を曇らせる。
「ナミ、気張りなよ!!」
「・・・・・・うん!!」
ベルメールの言葉にナミは笑顔で返すのだった。
こうして、ナミが百獣海賊団に加入するのだった。