※この作品はR-18です。

麦わらに憑依した俺は百獣の元へ   作:鬼塚虎吉

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圧倒

鬼ヶ島に向かっている途中、巨漢の男もといクロンダイクがこう言ってくる。

「鬼ヶ島に着くまでは暇だな・・・。よし、お前らいっちょ新入りを可愛がってやれ!!」

そう言ってくるクロンダイクの言葉に他の連中がニタリと笑みを浮かべながら俺の方へと向かってくる。

「クロンダイク様、良いんですね?」

「応、新入りのガキには海賊としての厳しさってのを教えてやらねぇとな」

部下の一人が確認をするのに対してクロンダイクは肯定する。

それに対して俺は思わず笑ってしまいそうになりながらも感情を押し殺す。

まだだ、我慢しろ。

こいつらはまだ自分達が俺の事をただの子供だと思っていやがる。

だが、そう思っていられるのも今の内だ。

「覚悟しやがれ、ガキィ!!」

「たっぷり可愛がってやるぜぇ!!」

「ギャハハハハハハッ!!」

そう言いながら襲い掛かってくるのは【獣の力を待つ者達(ウエイターズ)】と【笑う者達(プレジャーズ)】。

【獣の力を与えられし者達(ギフターズ)】はクロンダイクと共に俺が痛めつけられる所を楽しもうとして観戦モードである。

「じゃあ、お言葉に甘えて暴れさせて貰おうか・・・!!」バキボキッ

そう言いながら指を鳴らした後、すぐに行動に移す。

「剃(ソル)」シュバッ!!

六式体技の一つ「剃」を高速で移動し、姿を消したように見せる。

「えっ!?」

「消えたッ!!」

「どこ行きやがったッ!!」

一瞬の内に姿を消した俺に驚き探し動きを止めるウエイターズとプレジャーズ。

それは悪手だ。

「武装硬化」

そう言いながら俺は武装色の覇気を両拳と両足に纏わせて硬化する。

さぁ、反撃開始だ!!

ドカッ!!バキッ!!ドスッ!!ドゴッ!!

俺は近くにいた奴等から一撃で倒していくと共に周囲を巻き込みながら着実に数を減らしていく。

「・・・さっきあのガキが使っていたのは海兵共が使っている六式とかいう武術の一つだったよな・・・。しかも、武装色に見聞色を使い熟してやがる上に格下ではあり得ねぇほどの覇気だ・・・」

顎に手を当てながらそう言っているクロンダイクの言葉に反応する。

「えっ、じゃああのガキは政府の手先って事ですか!?」

その部下の言葉に対してクロンダイクは冷静にこう言った。

「あぁ、その可能性は捨て切れねぇな。」

そう言いながらクロンダイクは立ち上がる。

「クロンダイク様・・・」

「オイ、お前らも参加しろ。徹底的に叩き潰してカイドウさんの前に突き出す!!」

「はっ!!」

クロンダイクの言葉に獣の力を得た者達(ギフターズ)が戦闘準備を整える。

「オラァッ!!」

もう何人殴り飛ばしたか解らないが、軽く二百人以上は越えているだろう。

しかし、俺は二年間の地獄の修行を乗り越えているからか全くといって良いほど疲れてはいなかった。

そんな時、コイツら以上の覇気を纏った拳が飛んでくるのを見聞色で察知した俺は蹴りで応戦する。

ガギンッとか硬い物同士がぶつかり合った音を響かせながら俺は殴ってきた者と対峙する。

「何の用だ、クロンダイク」

「何の用だと?ぬかしやがる、お前政府側の人間だろ」

指を差しながらそう言ってくるクロンダイクに対して俺はこう言った。

「少し違うな、俺はモンキー・D・ガープの孫だ」

「!! なるほど、海軍の英雄の孫であるお前はくだらねぇ正義感に駆り立てられてここまで来たって事か」

「いや、それはねぇ」

『即否定!?』

クロンダイクの言葉に俺は間髪入れずに否定するとギフターズ達がツッコミを入れてくる。

「じいさんは確かに海軍だが、その孫である俺も海兵になりたいとは限らねぇだろ。それに、俺の生き様(みち)は俺が決める!!」

「そう言えばこの状況を切り抜けられると思ってんのか?そんな言葉を信じろとでも言うつもりか?」

「無理だから実力(こっち)で黙らせることにした」

その言葉と共に俺はバキボキと指を鳴らす。

「クソ生意気なガキだぜ・・・、ウォオオオオオオオ!!」

クロンダイクはそう言うと身体を変形させていく。

その姿は肉食恐竜であるスコミムス。

「さぁて、身の程を知らねぇガキに現実ってのを教えてやるよォ!!」

そう言いながらクロンダイクは大口を開けて襲い掛かってくるが、俺は子供故の身体の小ささを利用して懐に潜り込む。

「なんだとッ!?」

あっという間に懐に潜り込まれたクロンダイクは驚愕の表情と声を上げる。

硬化させた武装色の覇気の拳をクロンダイクの顎目掛けて流桜と共に放つ。

「獣厳(ジュゴン)」

その言葉と共に放たれた拳は見事にクロンダイクの顎を捉える。

「グゴバァッ!!」

最初に流桜が身体を貫き、その直後武装色の覇気を纏った拳が顎にめり込ませる。

拳を受け止めた顎はいとも簡単に砕け散り、その衝撃は頭蓋骨にまで 到達すると共にブヂュッという音が頭の中から鳴ると同時にクロンダイクは甲板の上に沈んだ。

「しまった、全員ぶっ飛ばしたら百獣海賊団に喧嘩吹っ掛けたと思われるじゃん!!」

今更なことを思い出した俺だったが…。

「まぁ、なんとかなるか」

存外あまり気にしなかった。

こうして、俺は鬼ヶ島へと上陸するのだった。

以前ルフィの悪魔の実の能力の変更を言われたのですが、した方がいいんですかね?

  • 変更希望(動物系幻獣種)
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