Purgaturium/英雄 cupiditas 作:トラロック
突如始まった
一方は赤毛で水色の瞳の
もう片方は白い髪に空色の瞳の
迂闊に手を出せば自分達が襲われてしまう気がした。
目隠しした名も知らぬ少年の相手をするのは前髪だけ深緑に染まっている金髪の女狩人、アタランテ・ミリア。
浴室で組み敷かれているようにも見えるが体勢は全て
複数人が滞在する空間だが、それを邪魔する者は居ない。
二人の少女の目が釘付けになっているのは男女の接合部。
彼女達はそれぞれ六歳と五歳という若さでありながら己の股間を押さえつつ興味津々に見つめている有様だ。
もし、別の
(……アタランテのあねさんのおまたが血まみれに……)
(あの子がこしを打ち付けるたびにおねえさんが変な声出すから、またおしっこしたくなってきちった)
見た目は確かに激しいが少年の性器はまだ未成熟な為、身体の大きなアタランテを真に満足させるには難しかった。
全く何も感じないわけではない。体格が追い付いていないだけ。
余裕のある彼女に対し、必死に腰を動かしている彼は既に疲労困憊の状態だった。
全身から汗が吹き出しており、下に居る女性を妖しく濡らしていく。
「……はあ、はあ、はあ」
腰の運動の他に彼女の胸を一定の周期で吸うので時々呼吸困難に陥る。
既に性行為を初めて半刻は過ぎただろうか。彼女の控えめな胸は吸い付きの痕で赤くなっていた。
彼の様子に遅れて気づいたアタランテは苦しいなら揉み込みに変えても良いと言うと早速、腰から手を放し彼女の胸を揉み始める。
「クリュティエ。彼の尻尾を
五歳の女の子に平然と指示する。
既に隠しても意味が無いと思ったのではっきりと口にする事にした。
指示を受けたクリュティエは彼に襲われないか気になり、大丈夫かとアタランテに尋ねる。すると少年にしばらくは自分とだけ性行為をするようにと指示を重ね、彼は素直に了承の合図として頷いた。
細かな指示を出す手間があるものの手伝ってくれるクリュティエとニキチッチに少年が襲い掛からないよう心を配る事を胸の内に留めた。
五歳でも自分が何をされるのか、ちゃんと理解している所に感心した。だからといって五歳児にこのまま性行為を体験させる気は無い。――そう思いながら八歳児と性行為に励んでいる事を忘れているアタランテだった。
下手をすればこっそり孤児院に居るパリスという少年と嫌らしい行為に挑戦しそうな予感がしたので、指示出しにちゃんと気を付けようと思った。
(……精々、性器を舐める程度だ)
疲労で動きが鈍くなってきたが今も必死に腰を動かす彼の尻尾をクリュティエは掴んだ。威嚇されるかもしれないと思ったが目の前に好意に意識を向けている為か、振り向きもしなかった。
問題が無いと分かってから言われた通り尻尾を扱き始める。
股下を除くと無毛の
彼が腰を動かすと膣と陰茎が繋がっている様子が窺えた。
「……うー。……うぅ」
腰を突きだす時、尻尾が引っ張られ尻全体に力が入った。その時、膣に入っている陰茎にいつも以上の気持ちよさを感じた。だが、体力を酷く消耗し、すぐに息が上がってしまう。
女性の身体の上に倒れ込むと急激な眠気に襲われた。
「疲れたか?」
「……はい」
「一旦休憩にしよう。二人共、彼の身体を洗ってやってくれ」
「はーい」
アタランテは彼を引き剥がそうと思ったが起き上がる体力を無くした様な様子に苦笑を覚え、抱き合ったまま洗われる事を選んだ。
まずは簡単に身体全体に湯をかけ、股間付近の血を洗い流す。
洗われている間、胸だけは揉み続けろと指示すると疲れているにも関わらず手を動かす。
タオルなどで背中の水気を取った後、クリュティエ達に少年を引き剥がすように指示した。対して疲れている少年には身を委ねて大人しくするように、と。
呼吸を整える事に集中した少年の身体を二人掛かりで引き起こす。すると男女の整合部がはっきりと見えるようになった。
「しっかりとマンコにチンポが入っているな。……どれ、
面白そうに言いながら左手で彼の露出している陰茎を掴み、ゆっくりと引き抜く。――その様子を食い入るように二人の少女は眺めた。
アタランテの感覚では彼はまだ射精していない気がした。実際に赤く染まっているところを見ると自身の血液だけで白い精液の痕跡は見当たらない。
もしかしたら八歳ではまだ射精できない可能性がある。仮にそうだったとしても一か月以上は彼と性行為する予定だ。もう生娘ではないし、遠慮する理由も無くなった。
膣口から丁寧に抜き出してみると彼の陰茎はほぼ血で真っ赤だった。
それらも少女達に綺麗に洗うように指示する。
陰茎を引き抜いた自身の膣に顔を向けると暗い空洞な穴が見えた。それから穴はゆっくりと閉じていった。引き抜いたら即座に塞がるものとばかり思っていたので驚いた。
使い込まれると閉じなくなるのでは、と危惧したが娼館に居た女性達の性器は形は違えど使用前は閉じていた、気がする。
「おねえさん、いたくないですか?」
「痛いのは最初だけだった。大丈夫だ」
「えっと……、この穴をどうきれいにすればいい? オレ、はじめてみたからおどろいた。オスとメスってああいうことするんだな」
「子供の内はしないぞ。大人になってからだ。お前達も興味本位でやろうとするな。……触る程度に留めておけ」
二人は返事したが視線はアタランテの膣に向いていた。
色々な事が終わって気が抜けたせいか、勢いのついた放尿が始まった。
この様子も少女達は食い入るように眺めた。
(……思いのほか長いな。そんなに飲み物は飲んでいない筈だが……。……しかし、気持ちいいな)
そんなことを呟きながら放尿を終えて間もない内に二人の少女が見ている前で自慰行為を始めた。今のアタランテは――顔見知り限定だが――彼女に見られても平気になっていた。
性行為も最初はとても恥ずかしかった。するのも見られるのも――何もかも、と言った方が適切か。
「今の汝らに女性の自慰行為は難しいだろう。処女性を失った今ならば……、膣に指を出し入れさせる。……私は片腕なので不自由しているがこの豆の様な陰核も大人になれば大きくなり、ここを擦ると気持ちがいいらしい」
そう説明した後、二人は自分達の大陰唇を開いて確認する。
全体的に擦ると気持ち良かった、などの感想を述べたが子供の内は無理に自慰行為しなくていいとアタランテは言った。
(……これ、さっきも言った気が……)
「……今、おねえさんはきもちいいの?」
「分からない。今日初めて
そう言いながら今も膣口に指を出し入れするアタランテの様子に興味を覚えたニキチッチが触ってもいいか、と尋ねてきた。
陰核を擦っていいと言うと早速摘まんだり擦ったりしてきた。
女性達が賑やかな横で少年は呼吸を整える事に意識を割いており、話し半分聞き流していた。
入れられたのはほんの少しだった。内部に残っていた血液は思ったよりも少なく、タオルが真っ赤に染まるような事態にはならなかった。
体内なので汚いままだと病気になるかもしれないので、洗う時は毎回、綺麗な水を使うようにした。
結局、本格的な自慰行為はあまりうまくいかず、少女達に
膣がきつく締まるのに時間がかかるなら彼との性行為は晩に再開した方がいいと判断した。この行為は一日中出来るものではないと分かった。主に彼の体力が持たない。
「少年の身体を洗ってくれ。彼にはたくさん食べて体力を付けてもらわないと」
「わかった」
「力を付けたらまたチンチンを入れるの?」
「そうだ。
子供だから分からない、というのは簡単かもしれないが無責任でもある。
正しい事や興味がある事を質問するのは間違っていない。
駄目な事はどうしてダメなのか。それは知っている者がちゃんと教えなければ子供達は理解しようとしない。
アタランテは自分の判断で教える。それは決して罰則が無いわけではない。
「いやらしい話を聞いたからにはこちらの指示に従ってもらうぞ」
「……はい」
「……う~ん。うー……、はい」
二人とも何となく嫌な予感を感じ、即答とはいかなかった。
何となく予想は付くが見学に際して何のお咎めも無かったので我慢するしかない、と二人は覚悟を決めた。
ここしばらくアタランテの指示に従ってきたので忘れるように言われていても朧気ながら思い出す事もある。
それを口外する事はとても恥ずかしい事だという事も感覚的に理解している。
「……そろそろ彼もトイレに行きたくなる頃合いだと思う。お前達はどうだ?」
そう言われて二人共何を言われるのか予想がついた。
渋々といった
ついでに少年に声をかけるとおしっこを我慢しています、と答えた。
「少年は口を開けて吹き出すものを可能な限り飲み込め。ニキは少年のチンポを咥えろ」
「……ぜったいに飲まないとだめ? にがくてはきそうになるんだけど……」
「うんこを食べる事に比べれば平気だ。いくら私でも排泄物はお断りだ」
先ほど自分が出したうんこの匂いを思い出し、ニキチッチは悲しそうな顔で指示に従います、と消え入りそうな声で返事した。
それからニキチッチは少年の下に行き、洗われて綺麗になった陰茎を口に咥えた。
いきなりチンポを咥えられた事で少年は驚いたが否定の言葉は出さなかった。今は小便がしたい事で頭の中がいっぱいになっていた。
クリュティエが少年口元に自身の股間を当てて、口を開けて受け止めて、と言った。
「少年、我慢せず小便をしてもいいぞ」
アタランテの言葉の後で少年はニキチッチの頭を手探りで押さえつけて放尿し出した。
口の中に容赦なく放尿されている方は懸命に飲み込んだ。味などを考えていると吐きそうになるので大急ぎで嚥下する事を選んだ。
少しの時間差でクリュティエも少年の口に放尿を開始し、彼もまた一生懸命に飲み込むことに意識を傾けた。
そんな子供達の様子を見ながらアタランテは自慰行為に耽る。
先ほどの少年と性行為の余韻が忘れられず、ついつい手が性器に行ってしまった。
あまり気持ちよくはならなかったが気持ち的には嬉しさが多かった。
「……はぁ」
思わず吐息が零れる。
自分は今、幸せの空間に居るんだと思うと指の動きが自然と早くなり頬も赤く染まる。
念願だった同胞との性行為に至れたのだから。
放尿を終えた子供が振り向くのが早ければ、彼らに向かって大股開きの格好で膣口を広げてだらしない顔の女性の姿が拝めただろう。特に少年が目隠していなければ早い段階で気付けた筈だ。
何度も熱い吐息を吐きながら性器を
もし、それを同胞の
アタランテが自慰行為に耽ったのはほんのわずかな時間。彼らが放尿を終える少し前だった。
おしっこを飲み込むのに手間取ったせいで振り返るのにそれぞれ遅れたのが幸いした。
少年を除き、それぞれ濡らしたタオルや手拭いで口元や性器を洗う。
その後で不自由な身体のアタランテの身体――特に性器回り――を洗う。
「上がる前に結合を見てみるか? 将来的に汝が体験するかもしれないし」
「見たい見たい」
「ありがとうございます」
二人は揃って頭を下げ、少年を運び込んできた。
片方が覆い被さると性行為の様子が分かりにくくなる。そこで床に腰かけた状態のまま互いの股を合わせることにした。
少年のチンポがまだ柔らかい内なら、と。
まず尻がぶつかった。その後、アタランテが少年のチンポを自身の膣口に――二人によく見えるように――入れていく。
根元まで入った様子に二人は改めて感動した。
「スルスルとはいったね」
「チンチンが入っていく時、お豆さんがこすられるからきもちいいんだ」
「……大人のチンポならそうかもしれないが……。こいつのはまだ小さいから擦られないみたいだ」
「……それはざんねんだね」
そう言いながらニキチッチは陰茎が根元まで入った状態を眺め、
陰核だけ擦ると性行為とは言えないぞ、と声をかけておいた。
他人の性行為だからか、実際に見る事になって臆する事が無いのか、とアタランテは少しだけ危惧した。
自分で見せて起きながら無責任ではあるが、と思いつつチンポを引き抜いた。その時、膣壁を擦られて思わず小さな嬌声が漏れ出た。
「入れるのやってみたい。いい?」
「オレもオレも」
六歳のクリュティエと五歳のニキチッチの可愛らしい意見につい破顔してしまうが内容は卑猥なものだ。それを嬉々として喜ぶのは間違っている、とアタランテは胸に痛みを感じつつ苦笑する。
させようがさせまいが既に手遅れだ。ならば、と幼い彼女達が男にひどい目に遭わないよう色々と助言するのも悪くないか、と。だが、性に関する事は大人になるまで実践しないように、と
飲尿やチンポを口に含めるような行為はどうなのかと問われれば関知したくない、と嫌な事から目をそむけたくなる気持ちが湧いた。
「やりたいならチンポを舐めて綺麗にしてからだ」
「……なんで口に入れないといけないの?」
至極まっとうな疑問にアタランテは言葉に詰まる。
勢いで進んでしまったが細かな理由は全く分からない。そうした方がいいような気がしたし、娼館に居た連中も嬉々として性行為に励んでいたので。
今から理由を聞きに行くことは出来ない。であれば、それはそういうものだと無理矢理納得するしかない。
「今は目隠しているが……、
着たたない環境に居た事を思い出した二人は裸で舐め合うのはあまりいい気分がしなかった。風呂場ではいつまでも身奇麗に出来るので意外と平気だっただけだ。
二人は揃って眉根を寄せつつ口を尖らせて不満げな表情になったので、それだけでアタランテは察した。
(おしっこをのむのも相手がよろこぶからか)
(……大人になったらこんなことやんなきゃならないのか……。オレ、子供だから分からないだけかもしれないけれど……)
「小便を飲ませたのは私が楽しいと思ったからだ。……でなければ、うんこを食えと言っていた可能性もあるぞ。……さすがに病気になるからやめておけと、人生の先輩に教わったからやらないが……。臭いし汚いからな。……後、掃除も大変だ。特に腹を下した時とか……」
そう言われて二人の少女はより不満げに、少し泣きそうな顔になった。
確かに相手の股間を遠くから眺めると不思議な光景に見えた。性行為も同様に。
自分がする番になれば嫌な気持ちなのはアタランテも同じかもしれない、と少女ながら思った。
汚い話しが続いたが興味の事は別腹だったらしい。年上のクリュティエはさっそく
粘液の取れた赤みの亀頭を眺め、陰茎を掴んでアタランテの膣口に差し込んだ。思いのほか抵抗なく入ったことに驚く。そして、そのまま
「よくできました」
その後、偉いぞと言いそうになったが子供に掛ける文言としては合っているようで何かが間違っている気がしたので言葉には出さず、少女の頭を撫でるに留めた。
次にニキチッチの番になり、無造作に陰茎を掴んで膣から引き抜いた。
幼いながら度胸がある彼女に驚きつつチンポを乱暴に扱うな、と優し気に言っておいた。
「……オスのチンチン。あねさんの中に入っている時はこんなかんじか」
尻尾を扱いた感覚でチンポを
顔を亀頭に寄せ、マジマジと観察し、弾力や全体の形を食い入るように見つめた。
小便が出る穴を探したり、血が出ていた部分が今どうなっているのか確認したり――
観察を終えた後、クリュティエと同様に口に含んだかと思うと軽く噛んだり舌ざわりがどうなのか確認し始めた。
男性の性器をここまで自由に観察したりすることは今まで無かったので仕方が無いが、あまり熱中し過ぎるのは彼女達の教育に悪い事はアタランテにも理解できる。
二人は強化を与えたから興味本位――というよりも
排泄物がいい例だ。
本当に興味があるなら食べるまでは行かなくとも舐めて確認くらいはする。野生動物は少なくとも匂いを嗅ぐし、舌で肛門周りを綺麗にすることもある。
「手ぬぐいできれいにするよりつばでよごれてた方がいいのか?」
「……多少濡らした方が入りやすいと教わった」
「……なるほど」
と、納得した後、陰茎を口に含んでクリュティエと同じような動作をはじめ、唾液で濡らした亀頭を膣に入れていく。
根元まで入るとちゃんと出来た事にニキチッチは喜んだ。
男女の結合をじっくりと見ながら陰核と教わった豆の様な個所を擦る。
「……んふん」
結合中に刺激を受けたからか、たまらず声が漏れた後、彼の腹に向かって透明な液体が噴き出た。
予想外の感覚に驚いたが、すぐに治まったので安心した。
(……ああ、きもちいいと小便がでるのか。あねさんの顔が赤くなってる)
(変な声が出るのは……、
下腹部の様子を見て羞恥心に出より顔が赤くなるが、少女達に見るな、とは言わなかった。
男性と結合した状態のまま自分がしている事を少しの間眺めた。
アタランテが大人しくなったのでニキチッチは手伝いのつもりで彼女の陰核をもう一度擦ってみた。すると少し声が出たものの薄く微笑むだけで拒否される事は無かった。
「……性器同士が結合する様子は見たな。次はお前達がお互いの性器を合わせて擦ってみせろ。気持ち良かったら小便が噴き出るかもしれないぞ」
(……メスどうしで!?)
(……たしかにきもちよさそうだけど……。なんだかやっちいけないこと……というか手おくれなんだけど……)
大人しい少年の頭を――結合したままなんとか身体を動かし――撫でながら少女に指示した。
クリュティエ達は互いに顔を見合わせ苦笑を浮かべ、その場に座り込む。立ったままだと様子が見辛いと早々に気付いたからだ。
アタランテ達と同じ大股開きのまま接近し足を絡め、互いの大陰唇を合わせる。
幼子の性器は普段は閉じているが足を開いた事で僅かながら開く様子が窺えた。
「こ、こう?」
「……たぶん」
擦り合わせる時、二人同時だと単なる移動にしかならなかったので交互に動いて擦るようにしてみた。
大陰唇の割れ目がお互い擦れると僅かながら気持ち良い気がしてきた。――少女達の様子をアタランテは微笑みながら眺める。そして、無意識の内に左手が陰核を刺激していた。
子供達の感覚では分かりにくいが少女達の性器は当人たちが思うよりも柔らかく変形を繰り返していた。
時折、互いの性器を摘まんだり開いたままくっけて小便が出る尿道部分を擦り合わせて見せたりした。
その内、続けている内にお互いの顔が上気してきて自然と吐息が漏れてきた。
(おしっこが出るところを合わせたらへんなきもちになってきた)
(そとがわよりいいかも。……はなれようとすると糸がひくけど……だいじょうぶだよな?)
しばらく続けてみたもののどちらも小便が出る気配が無かった。
その代わり擦る事をやめて離す時に糸が引くので確認の為に何度か性器をくっつけたり離れたりを繰り返して確かめた。その時に鳴る音がいやらしく聞いているだけで恥ずかしくなったが顔はどちらもにやけていた。
「……むふん。も、もういいぞ。今回は命令だったが汝らは若い、というか幼い。他人に見せられない行為をしている。お前達はこんな淫らな事をしないような人生を歩んでくれ」
「……わかった」
「……いんちょうせんせいとかパリスたちには見せられないし、言えないな」
「……こらこら。興味があるからと言っても見せびらかすような事をしたら……、ここに居られなくなるぞ」
そう強めに言うと二人は少しだけ悲しそうな顔で頷き、その後互いに離れて身体を洗い始める。――その間もアタランテは少年と結合したまま陰核を擦り続けていた。
二度目の噴射で己の所業に気付き、更に顔を赤く染めて陰茎を引き抜いた。
うっかり挿入したまま自慰行為をしたためか、呼吸が苦しく荒い息遣いになってしまった事がひどく恥ずかしかった。
気を取り直し――気持ちを落ち着けてから改めて身体を洗った後、浴室から出て新しい服に着替えた。その頃にはすっかり気持ちが落ち着いた。
晩までする事が無いので少年を寝室に運んだ後は自由時間とした。それとここで見聞きしたことは他言しないように、と強めに命令する。
その後、クリュティエは孤児院や料理を教えてもらう為に外出し、ニキチッチは少年に食事を与えてからパリス達の下に向かう事にした。
それから夕暮れ時に支援物資の搬入が来た以外は静かだった。
初めての性行為から自分一人でも自由に動けるようになる為に出来る鍛錬を開始する。
少年に関しては週に一度ワインを飲ませておけば問題ないと予想した。排便排尿、食事は少女達がきっちりとこなしてくれるので。
夕食時、パリスを含めて厳かな食卓になった。
目隠ししている少年には悪いが半年ほどは暗闇生活を続けてもらう。その代わり手厚い支援を約束する。それと食事に肉を多めにした。
対するアタランテは食欲が湧かず、無理矢理水で流し込むような食べ方になった。
将来への不安が原因かもしれない、と自己分析するものの体力はどうしても付けなければならなかった。
(……今日は色々とありすぎた、というかやりすぎた。性急だったのかもしれない)
それでも迷宮都市オラリオ名物のジャガ丸くんは二つ食べられた。
それとも子供達の料理が
この家には専属の料理人は子供達だけ。外食生活できる程、金銭に余裕があるわけではない。
調理できる食材があるだけまだ恵まれている、と思わなければ支援してくれる【シン・ファミリア】のアストルフォ達に申し訳が立たない。
生娘で無くなった事で【キュベレー・ファミリア】の主神にはもう顔向けできないし、と暗い考えばかりが脳裏に浮かぶ。
「食べないの?」
「……食欲が湧かない。……食材と引き換えにキルケーから配給で配っている料理を貰ってきてくれないか?」
「わかった」
少年の口元に料理を運びながらにこりと微笑む
最初の壁は超えた。後はそれがどこまで持続するか、だ。
その後、子供達にとって寝る時間帯になりパリスには予備の部屋で眠ってもらい、クリュティエとニキチッチにはアタランテの自室で一緒に眠る事になった。――もちろん、目隠しした少年も一緒に。
寝床はベッドなので性行為すると木材がきしむ音が周りに響いたり、最悪壊れる可能性があると思い、床で眠れるように敷布団を敷く事にした。
この家の床は木製。ある程度の柔軟性があり、改築した期間がごく最近なので早々壊れる事は無い筈だと今後の無事を様々な神に祈る。
部屋を照らすのは魔力灯。貧民街にも配給される一般的なものだ。
大通りに近い位置はまだ治安も良いがオラリオを守るように存在する外壁に進む毎に闇が深くなる。
貧しい者の家はひっそりと息を潜め、路上生活者はどこかの廃屋の奥か生活用排水が流れる地下の空間へ。
犯罪組織は建物の中の更に奥で何かしらの会議を
アタランテの住居は貧しいながらも最低限過ごせる程度には調度品が揃っている。継続的に使用する物資の獲得が難しい事を除けば誰が住んでも快適だと感想を述べる事だろう。
夜が深まる時間帯に彼らは寝床の調整に邁進していた。
元々あったベッドも
閑静な住宅街の一角にあるとはいえ壁の厚みに使用性は皆無に等しい。割りと大きな声を出せば容易に外に筒抜けになる。もちろん、普段の会話であれば充分な遮音性があるのは確認済みだ。
神を除けば誰が聞き耳を立ててもおかしくない立地にある。油断は禁物ではあるのだが――夢中になるとついつい忘れがちになる。
ただ、家の中に居る限りにおいて近くの家の――夜の営みなど――話し声や情事による音はほぼ聞こえない。それゆえに警戒が緩くなってしまう。
子供達に手伝ってもらいながらベッドを移動させたり、物を搬入する時に出る大きな音が外に出てやしないかと、アタランテは今更ながら心配になった。――苦情が来たことは無いが近所の印象が悪くなると住みにくくなる。
「この家についてはひみつにしているよ」
「うわさとかもないです」
念のためにこの家で出る物音が外でどう広まっているのか、それとなくクリュティエ達に調べさせた。
諜報活動に
この家から変な騒音が聞こえてくる、と言われれば警戒を強めて気を付けるだけ。それと少年を――ほぼ――監禁状態に置いているが取り返そうという動きも無いらしいし、行方知れずの少年を探す動きも聞かれないと少女達は答えた。
外に出たら可能な限り他人の言葉を聞いてくるように言いつけたが、それなりに収穫があって安心した。
指示を出した手前、あまり期待していなかった。どうしてそういう事が必要なのか理解していなければ何が必要で不必要なのかの判断が出来ないからだ。
情報収集の精度は結局のところ彼女達の能力によって変動する。
ある程度把握した後は寝室の調整に意識を向ける。
パリスの分の寝具を除いて床に敷布団を敷けば足の踏み場が無くなった。
元より一人暮らし用の家なので各部屋はそれなりの広さしかない。
まずアタランテが寝る場所を確保し、すぐ隣りに子供二人分の敷布団を敷いた。これは冬用のもので重ねる為に予備を多く用意してもらったものだ。
元々の予定でも冬ごもり出来るくらいの余裕を持たせていた。
これから肌寒くなる秋の季節まで数か月。冬も油断していれあっという間に到来してしまう。
以前までは【キュベレー・ファミリア】の『
(食料に関しては問題なし。暖を取る手段が少しばかり心許ない事を除けば子供達だけでも冬は越せる)
自宅が駄目でも孤児院があるし、場合によれば空き家に住人が殺到し、それぞれ肌を寄せ合って暖を取る事も可能だ。この時ばかりはギルドもうるさく言わない、と近所の住人から聞いていた。
隠れるように住んでいるが近所の住人と交流が無いわけではない。全く無くそうとすると余計に警戒されるものだ。
(……床に敷いたくらいでは堅いか? もう少し追加しておくべきだったかな)
そもそも子供を多く住まわせる予定は無かった。正直、パリスは余計だったか、と思い始めたくらいだ。
それもこれも不自由な自分の責任ではあるけれど。
水桶と綺麗なタオルと手拭いを用意し、枕は足りなければ余った布団を丸めて使ってもらう。
一番のお荷物は面積の多くを占めるベッドの存在だ。解体するわけにも移動する事も出来ない。――重いし、元々は専門業者が現地で組み立てたものだ。
(トイレ用の桶を追加して……。後、忘れているものはないか。……胃腸薬くらいか)
いくら子供でも身体を壊すような真似を長期間続けさけるのは気の毒だ。――見物する分には楽しいが拷問になっても困る。
あくまで彼らはこちらの
飲尿も綺麗にするという意味で極端に拒否されないし、吐きそうになったらすぐトイレに駆け込める状況を理解させてある。――飲尿出来ても排泄後の肛門を舐めて綺麗にする事はさすがに無理な気がした。
飲ませる前に年上であるアタランテが彼女達の性器を舐める実演したからお返ししないといけない、という気持ちが働いたのかもしれない。あくまで自分の予想でしかないが。
問題があるとすれば疑問を感じた彼らに納得できるような理由付けを考えるのが困るくらいだ。
他人の身体に興味を持っているから色々とやってみたい、という欲求があるのかもしれないが
用意を整えている内にパリスをベッドのある部屋に寝かせた方がいい事に気が付き、急遽部屋を取り換える事にした。――パリスは寝たまま少女達によって移された。
大きな家具が無い分、部屋を広く使えるので早速布団を敷き詰める。それから二時間ほどが経って――道具類を含む――寝床が完成した。
予備の布団やら毛布などを重ね、少女達の寝床も完成。目隠しした少年の寝る場所も同様に。
思いのほか時間がかかってしまった事を後悔する。
敷き詰め終わった部屋を眺めていたら今日はこのまま眠りたくなってきた。
作業が完了してから改めて部屋を一望し、火が付く物がないか何度か安全確認した。
家の中は安全だとしても外で何らかの構想が始まり、辺りを巻き込むような火事が起きないとも限らない。最低限、逃走経路の確保は何回も確認し、少女達にも言い含める。
「みんなでねられそうだね」
「あまり物を置かなくて良かった。……じゃあ早速やろうか」
何を、と二人の少女が問い掛けてきたが彼女が答える前に気付いて引き下がる。
それから二人は手分けしてアタランテと少年の衣服を脱がした。
残った少女達も二人に
(手伝ってもらう時に遭で濡れたりするから裸の方が都合がいいか。風呂場ではないから風邪をひかないといいけれど……)
黙っていると子供達は自主的に裸になり、衣服はきちんと畳んで
アタランテは大きめに敷いておいた敷布団に寝転がり、クリュティエとニキチッチを呼びつけ、左右に横になるように指示した。
「どちらでもいいから側に来い」
「はーい」
「うん」
夜中なので少しだけ声量を落として返事をした二人はアタランテのすぐ横に寝転がった。
まず、それぞれ端が密着する位置に抱き寄せる。
掛布団をしていないが子供の体温の暖かさで充分寝られそうと思った。
「……性行為と交尾、どちらの呼び方がいい?」
「オレはどちらでもいい。どっちもはずかしいよびかたに聞こえる」
「……どっちて言われても……、答えにくいです」
(……子供に性の知識を問いかけるのは不毛だな。私もついつい口ずさんでいるが……、結構毒されてしまったな)
言いなれた方だと性行為だったので、そう呼称する事にした。
それにしても子供の教育に良くない事ばかりしている、と今更ながら呆れてしまった。
「性行為が始まったら汝らは私の乳首を吸いながら揉め。揉み続けると大きくなるらしい。……本当かは分からないが……」
「わかった」
と、返事をした後、ニキチッチは言われた通りに乳首に吸い付きながら胸を揉み込んだ。
この行動であっているかと問いかけ、アタランテはそうだと頷き、よろしく頼むと二人に言った。
その後、アタランテは天井に顔を向けて大股開きの姿勢を取った。それを合図と受け取った二人は指示を受けたわけでもないのに自主的に行動を開始する。
まずクリュティエは少年の下に向かい陰茎を口に含んで陰嚢を揉み込んだ。
ニキチッチはアタランテの大陰唇を開いて軽く濡らすように舌を這わせた。
「連れてきて」
「うん」
クリュティエの手に引かれた目隠しした少年は促されるままアタランテの身体におおいかぶさるに倒れ込む。
彼の手を引き、腰を掴むように指示したのはニキチッチだった。
体勢が整うとクリュティエが彼の亀頭を膣口に合わせ、少し押し込んだ。
二人の行動にアタランテは黙って頷いた。それを確認した後、二人は彼女を挟むように添い寝し、先ほど言われた通り乳首に吸い付き胸を揉みだす。
少年は少し震えていたが腰を少し落とした途端に自分のやるべきことを思い出したのか、すぐに手に力を込めて性行為を始めた。
(……何も言われてないのにはじめちゃった)
(ちゃんとチンチンが穴に入ってる。目かくししてるのにちゃんとわかるんだ。すごい)
「……うん。三人共眠くなるまで続けくれ。少年はもう少し勢いを付けろ」
「……ふー、ふー、んんっ」
強い鼻息を吹きながら少年は腰を上げたり下げたりを繰り返す。
魔力灯のお陰で深夜帯にもかかわらず明るく過ごせるがその後の会話は途切れてしまった。それぞれの耳に聞こえてくるのは少年の必死な息遣いとアタランテの小さな嬌声と陰茎が膣口を出たり入ったりする時に出る小さな音くらい。
仰向けで寝ているとはいえアタランテの尻尾は柔軟な敷布団のお陰で潰されずに済み、ニキチッチの方に飛び出てた。その尻尾を自分の白い体毛の尻尾と絡めて合わせる。
上になっている少年の運動量が凄い為か半時ほどで汗だくになってきた。代わりに少女達は大して動いていないので汗は書いていないが顔は少し上気していた。
年上の女性の小さな喘ぎ声と少年の必死な息遣いを間近で聞いていたので。――時々、二人の様子を窺いつつ恥ずかしさに顔を赤くする。
ニキチッチは機会を窺いアタランテの陰核に触れる。触られたことに驚いた反応を見せるものの咎められる事は無かった。
腰を打ち付けて来るので指を挟まないように陰核を擦ると喘ぎ声の音程が少し高くなった。その陰核は乳首と同じくらいの触り心地だった。
(……いつまでやるんだろう)
(結構体力があるな。……大人だったらもっと精強だったろうに)
一時間を超えたあたりで少女達の方は眠気を感じた。
少年は唸り声から少し悲鳴が混じり始めた。それに伴い越しの動きが小刻みになり、無理矢理は止めようとしている様子が窺えた。
間断な息遣いが少女の耳に届き、慌てて彼に顔を向ける。
口を開けて助けを求めるような状態のまま腰を動かし続けていた。
(どうしちゃったんだろう)
アタランテも荒い息遣いをしながら少年の様子を窺うも特に何も言わなかった。だが、彼に限界が来ているのかもしれない、とは思った。
それから数分後に悲痛な声を挙げつつ腰を強く打ち付けて――
「ひぅ! んっ! んふっ、んふ~!」
そんな妙な声を上げたと思った途端に一気に動きが納まった。
最後は腰を押し付けたまま痙攣し始めて大きく息を吐きだす。
少女二人には何が起きたのか全く理解できなかったがアタランテは納得していた。
(……今、確かに何かが注ぎ込まれた。あの勢いで小便ということはないだろう。小刻みに動いているから射精した事が分からなくて混乱しているのかもしれない)
疲労の限界が来たのか、少年は球威するように頭をアタランテの腹の上に乗せて荒い息遣いを収めようと必死になった。
そんな少年の頭をアタランテは優しく撫でる。
「二人共、少し離れてくれ」
「は~い」
胸から口を話した二人はすぐさま起き上がり、布団の上で楽な姿勢をとる。
動かなくなった少年に休んでいいぞ、と優しく声をかけると彼は安心したのか微笑んだ。
「彼を引き剥がしてくれ。相当疲れただろうから自力で動けないのかもしれない」
確かに激しい運動を一時間以上も汗だくになりながら続けたのだから当然か、と思った二人は指示された通り引き剥がしにかかる。
まず接合部がどうなっているのか見たいので、ゆっくりと彼の上半身を起こした。
朝の内は血塗れだったが今は出血の痕は殆ど見られず、まずはそのことに少女達は安堵した。
次に陰茎を膣口から引き抜くと糸を引く白い粘液塗れの状態で出てきて驚いた。
「……うわっ、なんだこれ。へんなにおいもする」
(……ああ、腐った干物だかの匂いというものか。一度覚えた匂いだからか……、私は平気だな)
「
「……そうなんだ。パリスのチンチンもきもちよくしたらこんなの出るの?」
「難しいだろうな。幼い内は小便しか出ないかもしれないし、無理に出す必要もない。……興味本位で出そうとするなよ、大人になるまで駄目だからな」
「……は~い」
「大人になったらいいのか」
「無理矢理はやめておけ。お前達は
重ねて二人に今以上の余計な事はしないように、と強めの口調で命令した。
知る事は大事だが、それによって人生が壊れたり、身体を壊すような事態はアタランテとて避けたい事だった。
それと体内に射精されたことでお腹の中が少し温かい気がして腹を撫でた。だが、温かさは急激に感じなくなった。かといって冷たくなってきたわけではない。
激しい性行為の後なのでアタランテも眠くなってきた。
二人の少女に身体を吹くように指示した。――股間は勿論、舌で綺麗にするようにと言っておいた。
膣から零れてきた精液にニキチッチは小便以上に苦さを感じて舌を出して不満を述べた。それと同様にクリュティエも精液の独特な匂いに思わず、吐きそうになった。
「慣れれば平気になる。娼館の連中は客の精子を喜んで味わって飲んでいたぞ」
「……そんなしごといやだな」
「お前達は私の家で寝泊まりし、食事も受けられるんだ。これくらいやってもらわないと……」
「なら、パリスにもやってもらっていい?」
「いいのか? 友達にそんな事させて」
興味があったので彼女の太刀の言葉に乗ってみた。
二人は少し悩む仕草をしたがチンポを舐めるくらいはやってもらってもいいと答えてきた。
さすがに今日は寝かせておいた方がいいとアタランテは思ったので機会があれば挑戦させてみようか、とだけ答えた。
意見がまとまった後、少女達は悪戦苦闘しながらそれぞれの性器を綺麗にして服を着せるところまで
「二人共、お疲れ様。毎晩、そんな調子になると思うから覚悟しておけ」
(まいにち、よなかにいやらしいことするのか)
げんなりしたニキチッチをクリュティエが慰める。
それから布団の状態を確かめ、何やらおねしょした様な染みが付いていたので、それを新しい掛布団と交換してからそれぞれ就寝する事にした。
子供達はものの数分で寝息を立てた。
(……八歳でもちゃんと射精できたのか。あまり若すぎても困るし、年上でも困るけれど……。性行為は大変だな)
一人で何もできないという身の上でなければ少女達に余計な気遣いをされることもなかったのに、と。
物思いに耽りながらお腹を
先ほどまで少年が汗だくになりながら膣口に陰茎を出し入れしていたのだな、とぼんやり思いながら引き抜いた指舐め、精液の残滓を味わいつつ眠りについた。
翌朝、アタランテが目覚めた時は既に朝日が昇っていたが少年の方は未だに眠っていた。
一緒に寝ていた筈の少女達の姿は無く、布団などはきちんと畳まれていた。
そう言えば、少年と一緒に寝かせて無事だったのか、と気付いた時は意識が覚醒した。
眠気に負けたとはいえ危機意識が低かったと後悔する。
(……おしっこしたくなった)
軽く伸びをした後、身体を支える杖を取る為に身体を起こす。すると全身に激痛が走った。
このところまともな運動をしていなかったので性行為による筋肉痛だと悟る。ということは寝ている少年も起きたら筋肉痛に見舞われる気がした。
(……まあ、運動には違いない。……寝ていただけなのに背中とか腰とか痛い……)
苦しみつつ片足で立ちあがり、杖を支えに部屋を出ようとするとクリュティエ達が顔を出してきた。
朝の挨拶は二人ともいつもの通りだったので何も起きていないのだな、と。
小便しにトイレに行くと言うと飲もうか、と子供が言うセリフではない文言が出てきた。
確かに嫌らしいことに付き合わせているし、今更ではあるが――そういうことを主目的にしているわけではない。
このままだとクセがつくのではないかと危惧するものの彼女達の将来を少し危ぶんだ。
「……何でも私の排泄にお前達の口にすると思うな。そういうのはこっちが指示する。それまで普段通りに過ごせ。一応、この家の事は周りに内密なのだから」
「わかりました」
怒られたと思ったクリュティエの姿を気の毒と思い、下着をずり降ろす。左脚が途中までしか無いので立ったままでも外した状態に出来るのが秘かに便利だった。
右足に下着を
台所で作業をしていたニキチッチが興味津々で顔を覗かせ、側に居るパリスは大人の女性が下着を脱いだことに驚き、恥じらい、赤くなった顔を両手で覆う。
意図を読んだクリュティアは黙って口を開けて金色の陰毛が映えている女性器に口を付けた。
「……ん」
と、アタランテが小さく唸ると尿道から勢いの突いた小便が噴き出て、クリュティエの喉を打ち付けていく。
口の中に出されている少女は零さないように懸命に飲み下していった。
何度も経験したので咽る事は無かったが味はやっぱり苦かった。だが、不思議と嫌悪感は抱かなかった。
全て出し終わるとアタランテは惚けた顔で一息つき、クリュティエは下で膣口と尿道周りを舐め、残尿が無いか確認するように吸い込みも
それらが終わってから口を離し、持っていた布巾でアタランテの性器を拭いた。
(……優秀な給仕係みたいだけど……。娼婦になったらいい仕事しそうだな。……なってほしくないが)
下着を穿くのもクリュティエに手伝ってもらったのでトイレに行く必要が無くなってしまい途方に暮れた。
当初は簡単な手伝いをさせる為に暗示をかけたのだが、あまりにも手際が良くなってびっくりした。もちろん、ここまでやれとは言っていないが今までの経験の積み重ねの影響だと思うと――何だか申し訳ない気持ちが強くなった。
「お、オレはさすがにそこまでできる気がしない。……も、もちろん、やれと言われればできるぞ。きっと、たぶんな」
(そこまで求めていない。……が、出来るという言葉は間違いないんだろうな。どう言えばいいのか……)
それよりもいつの間にか小便を飲むのが普通の事になっている事に軽く頭痛を覚える。
子供に良からぬことを教えてはいけない。その事に改めて気づく。
食卓の席に着くとパリスが未だに顔を隠したまま立ち尽くしていた。
一般常識がある人間であれば当然の反応のように見えて可愛らしかった。
女性として若い男子に興味を抱かないわけではないので。
狩人であった時代は追い
「……もし、居づらいなら来なくていいぞ。無理に来てもらわなくても二人が居るだけで充分だから」
「……ご、ごめんなさい」
「謝らなくていい。汝はいつも通りに過ごしていればいい」
怒っていないことを示す為に優しく声をかけ、食事にしようかと言って食卓に二人の少女が作った料理が並んだ。
一部は近所の住民に作ってもらったらしく、一見子供が作ったにしては見事だなと、騙されそうになる。
それでも日に日に上達し、食べられないわけではない程度には作れるようになっている。
今のままだと飲み水が小便になりそうな予感がしたが、さすがにそんな事態にはならないと願いたい。
一応、飲み水は豊富にある。果実水も支援物資に含まれているので今のところ不自由はない。
それから平穏な時間が流れ、昼過ぎに目隠しした少年が起きてきた。
彼は何をするにも少女達の助力が必要で排便排尿の時も申告制だ。今はそれがごく自然出来るまでに至った。
そんな少年が足取り重く股間を押さえながら――クリュティエに
案の定筋肉痛に苦しんでいた。心配になって一緒にトイレに入ったクリュティエによれば下着を脱ごうとした時、陰茎が布に張り付いて引き剥がそうとして痛がっていた、と報告してきた。
トイレを済ませた彼はそのまま浴室に直行し、股間を洗われることになった。
(精液のついたチンポが布にくっついたまま固まったのか)
性行為後は陰茎をしっかり洗うように、という娼婦の言葉を思い出す。
事後は大体下着を洗う事になるとも。
彼の状態は正にその事を表していた。
しっかりと洗われ、下着を穿く事にも問題が無いと自分でも確認した彼は少女に手を引かれて居間にやってきた。
席に着く前にニキチッチに下着を下ろせ、と指示する。
二つ返事した彼女は少年の下着をずり降ろす。すると垂れ下がった陰茎が衆目に晒される。
(……タマタマが少し小さくなったような)
(パリスより大きくて長いな。さすが年上だ)
アタランテは少女達にだけ聞こえるような小声で指示を出す。
命令を受けたニキチッチが少年の陰茎に手を添えて持ち上げ、様々な方向に傾けながら亀頭の様子をアタランテに見せた。
傷などが見当たらない形の良い亀頭の様子に満足した彼女は席についてよいと許可を出した。
「さっきのような事態にならない為にも毎回確認しよう」
ただ、異常が見られた時、医師に診せた時の説明が思い浮かばない。
八歳の少年が大人と性行為してから調子が悪いと聞けば驚いたり、激怒したりする筈だ。
可能な限り乱暴な扱いにならないようにしようと決めた。
ひと段落が付いた後、それから少年に肉類多めの料理をふるまう。
(……共同生活するならパリスにも試練は必要か。どうしても無理なら追い出すしかないが……、友達をまとめていた方が都合がいいか)
悪い意味で言えば――
共犯者。
弱みに付け込むようで心が痛いが今更だ。
それとここでの出来事について後で引き合いに出して脅迫しようとは思っていない。さすがにそれはやってはいけない。特に子供相手には、と強く自身を戒めておく。
また一つ心を強くした後、一旦部屋に引き込んだパリスを呼びに行かせた。
「汝らは……こういう
少年の食事の補佐をしていたニキチッチに尋ねた。
しばし思案した後、始めて見て色々と驚いたけれど今から思えば毛嫌いする程ではない、と答えた。
「……自分もしなければならない、と言われれば……にげ出すと思う。見るだけならいがいとへいきかも」
恥ずかしそうに白い毛色の尻尾を動かしながら正直な気持ちを述べた。
幼い事も抵抗感を薄めている要因かもしれないが、目の前で
多くは洗脳による作用もあるかもしれない。それでも心の奥底から嫌だと思った事には拒否を示すものだ。
洗脳状態の子供に今まで知らなかった事を尋ねても答えに窮するのは当たり前だ、ということに気が付く。だが、何度か見て覚えた今ならば何かしらの感情が芽生えている筈だ。
「私も調子に乗っていたところはある。……とにかく、出来ない事は出来ないと正直に言ってくれていいからな」
「……わかった。オレはできることとできないことをちゃんとはっきりと言う。まず、うんこは食べん。あれはむり」
食事中に行ったものだから側に居る少年が吹き出すように笑った。
今まで大人しくするように、余計な事を言わないように、と指示していたが面白いと思ったらちゃんと感情を示すようだ。
結構強めに命令した事柄が多かったが――折角見つけた
程なくクリュティエに連れられて
この家で大人と言えばアタランテだ。歳はまだ一七――もうすぐ一八歳になるかもしれないが今の彼女にとって自分の年齢はどうでもいい存在と化していた。
クリュティエ達と訪れ、何度か寝食を共にしてきたがパリスを叱りつけた事は無い。それでも何となく怖い人だと思われている気がした。
その原因は目隠しした少年に過度の暴力を振るっていた事実を知られたからではないかと予想する。――アタランテにとっては必要な事だったのだが。
(……それとも朝の痴態が尾を引いているのか? 見た目ではどっちなのか分からないな……)
「昼だが何か食べるか? 軽い食事なら入るだろう」
「……い、いえ、お腹はすいてません」
「それで……、汝はこの家でしばらく滞在するのか? それとも孤児院ぐらいに戻るか? 強制はしないぞ」
優しく言葉をかけているが顔を覆ったまま黙ってしまった。
見かねたクリュティエが同じ文言を彼に言った。一言一句間違っていないとは言い難いが
「……あ、あの……。僕もやらしいことしないとだめ、ですか?」
「そういう……。……そうだな。みんな平等の方が気が休まるだろう」
悩みが想定していたものの一つだった為、あえて言葉を濁すより現実を突きつけた方がいいと判断した。
本当は卑猥な事を好きになってもらおうなどと思っていないのだが、少女達が思いのほか乗り気だったために
それと自分が体験したことを隠し続けるのも難しいし、オラリオに住む神でもない限りだからどうしたと突っぱねる所存だった。――さすがに五歳ほどの子供達に見せるべきではないと頭では理解していたのだが興味津々な様子に勝てなかった。
「そうそう。……あっ、パリスのチンチンの皮もむくの?」
「しない。あれはこの少年に対して必要だったからだ。……お前達、隠れて痛めつけるような酷い事をするなよ? 世間に知られると肩身が狭くなるから」
世間と言ってしまったが最終的にはどうでもいい相手だ。何を言われようと構わない。
ニキチッチは少し残念そうな顔をしたが血塗れにならないのであればそれはそれで良かったのかもしれない、と思い納得した。
痛めつけるなと聞いて少女達は小首を傾げた。それもまた必要に駆られての事だったし、ここ数字は殴らず食事を摂らせたり風呂に入れたりしている。そして、少女達が娼婦のように汚れた性器を舌で綺麗にもしてくれる。
「パリスよ。この家の仲間に入りたいならテーブルの下に潜れ。……別に叩いたりしないから安心しろ」
「……は、はい」
優しく言っても彼はアタランテの言葉を聞くたびに痙攣するように身体が跳ねた。
他の子達と一緒だと普通に振舞えているのに――嫌われているのかな、と残念に思った。
「……入りました」
「そのまま少年のところまで行け」
「はい」
「行ったら彼の脚を開け。目の前にお前のものより大きなチンチンが見える筈だ」
彼女からの指示に恐々と従い、言う通りにしないと怒られるという無言の圧力を感じ続けていた。
アタランテにしてみれば恐怖心を煽るような命令は出していない。これはパリスが大人に対して元々恐怖を抱いている為かもしれない。
「床に座ったまま彼のチンチンを口に入れて先端部分を舌に乗せろ」
そう言った後、クリュティエに命令通り実行しているか確認させた。
テーブルの下に居るパリスは命令内容に驚愕し身体を震わせ、時間をかけて顔を近づけていく。
今の少年は下着を脱いだまま。それゆえに陰茎も椅子の上に乗っているので、持ち上げないといけない。
(……僕のとちがう形だ)
「……し、失礼します」
小声で断りを入れてから両手で対象の陰茎に触れる。包皮に包まれていない亀頭は手に吸い付くような感触だった。
恐る恐る陰茎を持ち上げて
間近で見たのは初めてだったので思わず食い入るように見つめてしまった。
自分のチンポは皮に包まれているので分からなかったが、露出すると手に持っている陰茎と同じような形してみることになるのか、と驚いたり感心したりした。
いつもまでも見つめ続けていると怒られそうなので指示された通り、口に入れなければ、という強迫観念にとらわれる。
朝方、女の子たちがアタランテの股間に口を付けた事を自分も真似しようと必至になった。
みんながやっていることは自分もしなければ仲間外れになってしまう。そんな恐怖が身体を取り巻いている。
孤児の仲間に嫌われる事を思えば指示に従う方が
指示通りに動いているからと言って洗脳状態にあるかというと一概にそう決めつけられるものでもない。
ものの分別もまだ分からない子供故に訳が分からずとも素直に言う事を聞いてしまう事がある。もう少し年齢が上であれば抵抗感も強く出ていたはずだ。
(……他の男の人のチンチンを口に入れるなんて……。でも、クリュティエちゃんやニキちゃんがやっているのに僕だけやらなかったら……、後で何を言われるか……)
何度か深呼吸した後、亀頭を摘まむと弾力があるが柔らかすぎない。命令順守の為に意を決して顔を近づけて相手の陰茎を口に入れる。舌に触れた感触に思わず嫌悪感が湧くが懸命に我慢して受け入れた。
口の中を滑るように進んでいく他人の性器に恐怖を覚えつつ、何度か鼻で呼吸を整えて気持ちを落ち着けようとしたところで相手の下腹部が目の前に来ていた。丁度両頬が相手の太腿で挟まれた形だ。
根元まで入れたことにより下唇と顎が睾丸を包む陰嚢に触れる。――僅かに動いている感触が口元に伝わってきた。
他人の陰茎を口の中に入れたものの舌を動かさずにじっとしている事は難しく、自然と唾も溜まり困惑し始めた。
「彼が食事を終えるまで汝は身体を動かさずに舌でチンポを味わっておけ。……もし、彼が尿意を覚えたら頑張って飲み干してやれ。それが出来たら彼女達の仲間入りだ」
(……そんな~。僕、おしっこのみたくないです~)
泣きそうな顔になりながら――動かしたくないけれど陰茎に触れている為か、勝手に動いてしまう。
一度動いてしまった動作を急に止める事は難しいと判断し、パリスは諦めて言われた通り口の中にある陰茎を舌で撫でるように舐めていく。
溜まってしまった唾をのむ時、おしっこを飲んでいるような錯覚に陥ってより惨めさを感じた。
「
食事中の少年にそう言うと彼は頷いた。
その後、肉料理を食べながらテーブルの下で自分の陰茎が舐められている感覚がこそばゆく、途中途中で失笑が漏れる。別に笑うな、とは言われていなし、咎められなかったので素直な感情を表した。
スープや水も割と多めに飲んだ為か、先ほどトイレに行ったばかりなのにまた尿意を覚えた。その事に気付いた少年はしばし口を半開きにして下で待機しているパリスに申し訳ない気持ちを抱く。
少年がパリスの頭をしっかりと押さえると小便が出る合図が来たと驚いて唸り始めた。
そして、少年がもう一度口を少し開けた途端に放尿が始まり、下に居るパリスが唸り声を出した。
誰も
五歳のパリスにとって泣きたくなる体験になってしまった。もちろん、指示された通り懸命に小便を
気持ちよく放尿を終えた少年は軽く吐息をついた後、パリスの頭を撫でて解放した。
食事はまだ途中なので引き続き陰茎を咥えたまま待機し続ける事となった。
食事を終えた少年はクリュティエに手拭いで股間を洗われて下着を穿かせてもらった後、寝室に案内されていった。太腿部分が酷く濡れていたが指摘する事も咎める事もしなかった。
ニキチッチが食器を片付ける前にテーブルの下を覗いてみると服を酷く汚して泣きじゃくるパリスの姿に驚いた。どうやら途中から小便を口から溢れさせたようだ。
彼が泣いている事をアタランテに報告すると五歳の男の子だから別段問題は無いと判断し、叱らないように言いつけた。本音の部分ではクリュティエ達のようにやる気を見せる方が驚き、パリスの態度が真っ当である筈だと今更ながら思い出す。
食器の片づけが終わり次第風呂場でパリスを洗うように言いつけ、残るクリュティエには少しの間、胸を揉んでもらう事にした。
現状、パリスは邪魔でしかないが仲間外れにするのも可哀そうだった。
三人で行動する事を望むなら女の子たちと同じ体験をしてもらう方が話しが早い。
アタランテが物思いに耽っている間、クリュティエは背後から彼女の服の中に手を入れて胸を揉みしだく。そして――
ふと、気が付けば室内が暗くなってきた。クリュティエに手を止めてもらい魔力灯で室内を明るくしていく。
既にパリスは身奇麗にされて着替えも済ませていた。
「五歳くらいなら泣いてもおかしくない。それより他人のチンポの感触はどうだった? 素直な感想を言ってみろ」
常識的な事からいきなり非常識に変わり、パリスは言われたことに一つ一つ驚きながらも正直な感想を述べる。
このくらいの子供は秘密にしたり反抗したりと様々な反応を示すがパリスは気弱な分、嘘が下手というか言い訳がましい性格ではないようだ。
ただひたすらに相手が怒らないか気にする以外は素直な男の子という印象を受けた。
(手で触った感触と口に入れた時とか、ちゃんと言えるんだな。……そんな内容を言わせている私も大概だが)
拙い言葉での説明が続いたが
最後まで聞く気が無かったので小便の下りを言う前にもういいと言っておいた。
低年齢の子供達を改めて見回す。どれも背丈はアタランテの腹程しかない。目隠しした少年は首元あたりまであった。
言う事を聞かせるには丁度良く、行動させるには若すぎる。しかし、ちょうどいい人材を都合よく見つけるのは非常に手間だ。
「変な命令が目についたと思うが……。それはこの家だけだと思っていい。何の自慢にもならない」
「……はい」
「とはいえ……、汝にやってもらいたい仕事は特に思いつかない。寝泊まりに関しても好きにするといい。……それと無理に仕事をしなくてもいい。あまり思い詰めるな」
正式に滞在を許可され、パリスは頭を深く下げた。
その後、クリュティエ達にどんなことを手伝ってもらうかの話し合いが始まった。
家での過ごし方において主人であるアタランテの排尿を口で受けなければならない、という決まりごとは無い。
気紛れの命令が多く、変わった事ばかり言ってる自覚はある。言うだけなら断ってきても構わない。だが、洗脳状態に入っている彼らは基本的に拒否しにくい。
かなり抵抗を見せたパリスでさえ必至に命令を遵守しようと動いたくらいだ。――ただし、洗脳下にある為なのかは分からない。
彼の中では拒否というより実行しなければみんなに嫌われるという気持ちの方が強かったのだろう。
嫌な事を体験して泣くのも彼の心の在り方、だとアタランテはそう考えたが正確なところは分からない。他人の考えを手に取るように理解するなど学のあまり無い彼女には難題でしかない。
早々に難しい考えを投げ捨て、子供達に目を向ける。
今は三人しかいないが孤児院ではもっと多くの仲間、というか友達が居るのかもしれない。――全員呼ぶつもりは無いけれど。
「……汝らは自由に笑い、泣いていい。ただし、大声は出来るだけ控えること。家の遮音性はあてにならないからな」
「はい」
元気なニキチッチ以外は問題が無さそうだった。
それから晩御飯を食べれば子供達の就寝時間だ。孤児院ではもっと早い段階から眠るのかもしれないが、この家では意外と深夜帯になる。
彼らの為にも昼寝の時間も考慮すべきか、と三人揃っている姿を眺めながら思った。
「さて、汝ら。この家で衣食住を得るからには私の指示には
「……はい」
「何事にも対価は必要だ。嫌な事があれば拒否して構わないし、その事で殴ったりはしない。意見するのは自由だ。……あまりにも我がままだったり聞き訳が無いと手が出るかもしれないが……。しばらくは私の我がままについてきてほしい」
(……私が受け入れるとは限らないけれど)
パリス以外は素直に頷いたが彼は最後まで気弱だった。
昨日今日でいきなり性格が変わるわけではない。こんな彼も将来は皆の注目を浴びるような冒険者になるすもしれない。
ただ、この家でたくさん恥ずかしい事をしてきた内容は永遠に封印してもらいたい、とは思った。
晩御飯までする事もないし、買い物は必要になれば頼む。子供達は用が無い間は家で過ごす。
冒険者時代であればモンスターを討伐したり肉を求めて狩りに赴いていた。今は貯金を切り崩して生産性のない暮らしを余儀なくしていた。
長時間何もしないというのは身体も精神も駄目にする。
少年と性行為したことによって処女性が失われ、今まで制限してきた様々な
人前で――子供の前ではあるが――小便をしたり飲ませたり、開通した膣口に指を入れて自慰行為にも抵抗がなくなった。
(大便の扱いが最後の壁のような気がする。……私が農家でも始めれば取り扱うのかもしれないが……、汚い話しばかりだ)
病気の事も考えて適度に入浴するようにしているし、子供達にも清潔さを心掛けさせている。
そんな時、小便を飲ませてばかりいるが大丈夫なのかと――他人事のように――心配になってきた。
念のため、それぞれに胃腸薬を飲むように指示した。
「同じ
年上の女性の口から卑猥な単語が出てきた時、パリスは急に恥ずかしがった。
アタランテも当初は卑猥な言葉に羞恥で顔を赤らめた。
決して平然としているわけではないが何度も名称を呼称させられたお陰で幾分か言い慣れてしまった。
娼館の女達は仕事以外では普通の会話で、卑猥な単語を連呼するような事態は無かったと記憶している。
(チンポと言っている私も恥ずかしいのだが……。チンチンと呼称しているくらいだから単語の意味を
初めて聞く単語を子供は連呼しがちだ。周りに悟られたくないので外では知らないふりをしておけ、と言ってある。流石に恥ずかしい部分だと理解したら――ある程度でも分別のつく子供であれば――迂闊に連呼したりはしない。
アタランテはパリスの近くに席を移動させた。
「ここに残る以上、汝にも手伝ってもらうぞ。二人より三人の方が手際も良くなる」
「パリスはおさないがオスだ。いろいろとがんばれる子だぞ」
にこやかに友人を褒めるニキチッチ。その後で寝室からクリュティエが戻ってきた。
たくさんの
余計な考えをすぐに振り払い、目の前に事に意識を向け直す。
二人の内、どちらが都合がいいかと考えてみると度胸の差でニキチッチに軍配が上がる。
クリュティエも大人しめに見えて行動的だ。彼女は主に買い物に適している。――料理の腕の差は分からない。二人共向上心があるのでどんどん上達していっている。
「……ところで、やらせている私が言うのもなんだが……。小便を飲まされることについてどう思っている?」
「いまさら?」
(ほんとうはやらせたくなかった?)
事ある毎に飲ませている気がするし、申し訳ないとは思っていた。
本来は男性を喜ばせる行為の一つらしい。小便に何らかの効能があるわけではない。便も尿も身体にいいとは思えない。
娼婦達も仕事終わりはしっかりとうがい手洗いは欠かせないと言っていた。
「気持ちわるいとかにがいって思った」
「……あれをおいしいとはいえません」
パリスは無言だったが今は彼に意見を求めていないので促さなかった。
少女二人は予想通りというか期待通りというか、嫌なものは嫌だという気持ちを表したので安心した。ここでとても美味しくて癖になりました、とか言い出していたら驚愕のあまり椅子から転げ落ちる自信がある。
小便は
(悪いと分かっていてやらせている自覚はある。子供達に囲まれていると気が大きくなってしまう)
寝室で子供達に寄り添われ、尚且つ性行為の相手にもなってもらっている。
不遇の身の上となった事に絶望したが今は幸せを感じていた。もちろん、それは歪んだものだと理解している。
――もう後戻りは出来ないし、する気も無い。
願わくば最後まで邪魔が入らない事を祈るばかりだ。