Purgaturium/英雄 cupiditas 作:トラロック
日常生活の殆どを目隠しした状態で過ごすように命令された
彼より年下の
多感な少年少女にとって異性の身体の変化に興味が湧かない筈が無い。
(……それにしても少年の腹筋、随分と厚くなったな)
武術的な訓練をしたわけでもないのに実年齢に似合わず筋肉質になっている事に驚いた。特に腹筋が素晴らしい、と。
逆にアタランテは運動をしなくなったので――以前まではあった――腹筋の割れ目が無くなってしまった。それどころか肋骨が浮き出て見えるくらい痩せてきた。
胸が大きくならないのは栄養が全く足りていないからかもしれない、と思い肉をたくさん食べようと誓う。
多少吐いても食べなければ。今のままでは駄目な気がした。
(将来、彼がどんな鍛錬をして筋肉を付けたのか聞かれた時に性行為です、なんて言う事にならないように私も気を付けねば……)
将来への不安を思っているとそれぞれ挨拶を交わしたり料理の器を置いたりして行く。
アタランテが不在の時、水で濡らしたタオルを少年の股間に置いて鎮めるところだが、彼女が居る間は何もできないと判断した少女達は黙って控えていた。
指示するのが当たり前になっていた為か、子供達が次の指示を待っている状態になった。その事に気付いた彼女は少し唸り、苦笑してから遠慮しないで食べていいぞ、と言った。
命令が無ければずっと食べないのであればワインによる洗脳は危険以外の何物でもない。そんな危惧も彼らを見ている限り問題が無さそうで良かったと言える。
(そろそろ追加が必要か。……それを最後にするのもいいか)
規則正しい生活を送っている彼らは自主的に食事を用意したり、外に出る。それに引き換えアタランテは不規則な生活になり、食事もまともに摂れなくなったのは割りと――いや、結構恥ずかしかった。全裸で過ごすよりも。
それにしても黙って見ていると彼らが孤児だという事を忘れそうになる。
綺麗な衣服。それなりに食べられる食料。屋根のある寝床。無いのは彼らに様々な事を教える教師か。
それを成すにも金が要るのだが――アタランテには彼らを養うほどの余裕はなく、都合のいい支援者にも心当たりが無い。
道半ばで逃げ出した今の自分が憎くてたまらない。
肉多めの野菜炒めをアタランテに提供し、四人の子供達は勝手気ままに食事を始めた。
しっかり食器を使い、食べ終わればそれぞれ後片付けを始めるし、誰かに押し付けるのではなく交代制であったり助け合ったりしていた。
【キュベレー・ファミリア】に居た頃は殆ど外食か持ち帰りで済ませ、自分達で料理をする事は殆ど無かった。
狩りの時は下処理くらいはしたが――調理に
(団長も料理を学べばオリオンとの仲も向上しただろうに)
ふとそんなことを考えた。
団長アルテミス・タウロポロスが料理をしたところなど一度も見たことが無いが。――そもそも彼女が
何を考えているのか分からない鉄面皮ではあったが、主神が言うには恋仲であった、と。
何処をどう見ればそう見えるのか――神の言う事なのだから真実なのだろうとは思うが――恋を知らぬアタランテには理解できなかった。
過去を思い出しつつ野菜を咀嚼し、飲み込んで少し経つと吐き気に襲われる。だが、味が悪いわけではない。
心が弱っているのが原因ならば力ずくで叩きのめすまでだ。
(食べ物が駄目で飲み物は良いとはどういうことだ?)
水や果実水は特に問題ない。そればかりでは腹の足しにはならないけれど。
試しに粥でも食べようかと午後にでも教わって来てくれと頼む。
毎日、配給の『キュケオーン』なる麦粥が貰えるわけではない。そもそも彼女の活動拠点を誰も知らない。
「……しかし、汝らはよく食べるな。食材は大丈夫か?」
「はい。それはちゃんと見てます」
「毎回、とどけてくれる人にお礼をいってないけどいいのか?」
白い髪の
秘密裏に運んでもらっているので変に接触したら彼らの
姿を見るな、とは言わないがローブを
(いつまでも極秘に提供し続けるのは無理だろうから。その時の為にも保存食の蓄えを用意してもらおう)
問題があるとすれば子供に作れるかどうか。ここでも近所の助力を借りるべきだな、と一つずつ決定していく。
思案に暮れているが未だに全裸である事を彼女は随分前から忘れていた。
嘔吐感は最初は酷く
水と一緒に流し込むと折角の食事も台無しだ。もっとゆとりのある食卓が望ましい。そう思えて仕方が無い。
気が付けば子供達の食事は終わっていた。ニキチッチは手持無沙汰だったのか、仕事を早々に終えるとアタランテの胸を背中越しから揉み始め、小声で大きくなれよと呟いた。
もうすぐ六歳なのか、既に六歳かは分からないが子供達は本当に甲斐甲斐しく世話をしてくれる。
常識や良識ある者が見れば異常な空間なのだが、今では何とも思っていない。――パリスを除く。
慣れとは恐ろしいものだ。様々な世界に身を置いていたアタランテは今でもそう思っている。
子供は興味を持てば真似しようとする。五歳や六歳なら尚更だ。
行動の多くは洗脳によって制限している筈だが、その効果も実のところ信憑性が薄い。
「汝らは外に出た時や孤児院などで変な事を言ったりしていないか? あるいはやたらと股間を触ったりとか」
三人の子供の顔を見ながら尋ねた。
子供達は以前の指示を守っているのか、恥ずかしい事は言っていないし、していないと予想通りの答えを返してきた。それをすぐに信じないのが大人だ。
分別のつかない年代であれば何が恥ずかしいのかさえ理解していない事もある。パリスはおそらく――恥ずかしい事だと――理解しているから問題ない、と思えてしまうけれど。
「恥をかくのは汝らだが、誰かが怒鳴り込んでくるような事態は
(裸で過ごす私の言葉では説得力に欠けるがな)
大人になったら何でも言っていいのか、というと自己判断以外に言いようが思いつかない。
自分の力で無理なら
食事の手を止めて尻尾を操り、ニキチッチの白い体毛の尻尾を引き寄せて掴む。
彼女の態勢を維持したまま引っ張ると太腿付近まで届いた。それ以上は痛がる可能性があると思って止めた。
子供でも太さは少年の勃起した陰茎ほどはあるか、という感想を抱く。
(こどもにあれだめ、これだめって言うわがままな大人だ)
尻尾を触られながらニキチッチは制限を設けられる事に少し不満を抱いた。周りの大人達から良く言われていたので、それを思い出して腹を立てた。――だが、言いつけくらい守れる、と自信を持って言えないのも事実だ。
アタランテは家に居る事が多いので外の事情を得る手段が限られている。それを良い事に好き勝手しようと思った事は無い。
今まで怒鳴られる事も殴られる事もなったな、と。――少年に対して振るった暴力は怖かったが既に過去のものだ。
その時の
そんな事を思っている間も彼女の胸を揉み続けていた。
結構長く揉んでいるが他人の肉体だと手触りの感触がいいという。一度触ればパリスも夢中になるほど。――彼の場合、触るまでが長い。
野菜を噛み締めながら最終的に吐く事になったら何の意味も無いな、と思った。それでも食べなければ栄養を摂ることが出来ない。
強引な方法もいつかは破綻する。
すり潰して飲めるようにしたとしても子供達の力では難しいし、毎回用意するのも大変だ。
今まで出来ていた事が急に出来なくなって、これほど不安に思う事になるとは思わなかった。
中々思うように進まない食事に情けなさを感じ辟易していると背筋に悪寒が走るような震えと共に尿意が下から伝わってきた。朝の食事時までトイレに行っていなかった事を思い出す。
内股気味にどうしようか迷っていると――食事が終わったのに移動もせず椅子に座ったまま――大人しく佇んでいた少年が周りに聞こえる音量でトイレに行きたいと言った。
朝は食前食後にトイレを使う機会がバラバラだ。
元々アタランテが一人暮らしをするために改修させた邸宅なので複数の便器は無く、男性用の小便器も無い。子供達が一斉に尿意と便意を催した場合は風呂場を使うように言ってある。
「大きい方か? 小さい方か?」
「……小さい、方です」
アタランテの質問に少年は内股気味になって答えた。
呼吸を整えればある程度我慢出来る。だが、意識してしまうと早くトイレに行きたくて仕方が無くなる。
胸を揉んでいたニキチッチはいつもの事だろうか、と察して――
「口にするなら係を決めないと」
(……トイレ係か? こんな調子ではそのまま開放するわけにはいかないな)
「……やってくれるなら……。小便は飲まなくていいが口は
「うん」
と、一つ頷いた少女は他の二人と共に担当をどうするのかジャンケンで決め事にした。ここで拒否したいパリスも嫌々ながら参加する事にした。気弱な彼は女子達に強く出られると逃げ出せなくなる。――その割には今まで逃げ出さずに居残ってきた。
案外見所のある若者に育つかもしれない、とアタランテは苦笑しながら見守った。
勝負はパリスの惨敗で終わった。
今までの回数から考えると彼が多いのは事実。これは致し方ない。最初は少年担当にしていたのだから。それ以降は三人に満遍なく
少し泣きそうな顔をしながら彼は洗面所に向かい口を
年齢から考えれば三人の子供達は知識が足りないゆえに忌避感が薄い。もし、一〇歳以降であればもっと強い拒否反応を示し、多少の命令では従わない可能性がある。
(もう少し上の歳であれば全員が性行為を経験していただろうか。……私がするからそれは無いか。精々自慰行為止まりだな)
「……少年、頑張って我慢しろ。もし、無理だった場合はその場で漏らしたとしても怒らないし、チンポは切らない」
「……はい」
彼は尿意を我慢している為か、消え入りそうな声で返答した。
側に居たクリュティエに少年を近くまで移動させるように言い、ニキチッチには肉を少しと飲み物を所望した。
それぞれが元気よく返事をし終わる頃にパリスが戻ってきた。
裸で生活するようになってどころ構わず糞尿を垂れ流したことは無いが風呂場をトイレ代わりに使ったことはある。
生活能力が低下したとはいえ汚い場所で寝泊まりしたくないのはアタランテも思う。
適度に掃除洗濯を
少女達はテーブルに飲み物と追加の炒めた肉の残りを用意し、内股気味の少年をアタランテの近くに移動させる。
「まだ余裕はあるか?」
「……なんとか」
尿意を感じたばかりだったので我慢しようと思えば数分は平気そうだと少年は思った。アタランテも同じような条件だった。――さすがに元冒険者であっても数時間も我慢できるわけではない。
飲み物を飲んで下半身に力を込める。そして、パリスに指示を出す。
最初に少年の亀頭を口に含んで舌で舐め回してもらう。
「終わったらこっちに来い。膣に舌を入れて丹念に舐めろ。……手早くしないと二人共この場で漏らしてしまうかもしれない」
初めての行動であれば泣き叫んで拒否する所だが何度も経験した今の彼は諦めの心境ではあったが素直に従う姿勢を見せる。
チンポを舐められる予定の少年は他人に触れられた途端に急減に勃起し始めた。
同性の陰茎を含む様子を二人の少女は食い入るように観察し、余計な言葉はかけない。
少年からアタランテの所に移動し、膣口に舌を入れる。特に何も言われなかったが満足した彼女に頭を撫でられた。
アタランテは手招きする仕草でクリュティエに少年を近づけさせ、陰茎を膣に挿入するところはパリスにやらせた。
男女の性器の名称も今では三人共ちゃんと理解しており、場所をいちいち指差さなくても良くなった。
尿意を我慢するアタランテの膣口に少年の陰茎がゆっくりと入る。その様子を子供達もしっかり見入っていた。
少年の腕をアタランテの腰に当てると掴み、動こうとした。
「待て待て。今回はゆっくりと動け。小便の事だけ考えろ。……もう我慢の限界だと感じたら教えろ。それまでは我慢しながら動き続けろ」
「は、はい」
少年が尿意を我慢しながら腰を動かすとすぐに身体が震え始めた。同じく尿意を我慢しているアタランテが下半身に力を入れている為に膣口を強く締め付ける結果になった。
気持ち良さより放尿しそうになる焦りが強く、顔は強張り息が荒くなる。そんな中、アタランテはクリュティエに料理を食べさせてもらった。
尿意の度合いからすればアタランテの方が余裕があり、湧かない食欲を性欲で誤魔化す作戦に出た。
身体全体に力が入り、嘔吐感は無く――尿意を我慢しなければならないという思いが強かった為か、料理の味が殆ど分からなくなった――食が進んだ。
(……つらそうにしながら食べてる)
顔が辛そうなのは尿意を我慢しているからだ。
見た目とは裏腹に膣内を刺激されて気持ち良い気分を味わっていた。油断すると放尿しそうになるので腹部より下の力が抜けないように意識を集中させた。
「はっ、はぁ、あ~っ。……ああ」
身体を震わせながら腰を動かす少年は猛烈に強くなった尿意に耐えつつ奇妙な喘ぎ声を漏らした。
膣内を刺激された為か、猛烈に尿道が刺激されて尿意が強くなった。
陰茎を挿入している彼も同様に腰を動かす毎に限界が近くなっている事を理解した。
全身が緊張に支配され、下半身から猛烈な違和感が襲う。これ以上は我慢出そうにない、と判断した彼は限界を進言する。
アタランテは肉を飲み込んでから行っていいぞ、と言うと彼は安心したのか、とても幸せそうな顔になった。
内股で勃起した状態の少年は大急ぎでクリュティエにトイレに連れていかれた。――速足で移動する間に陰茎をしっかり便器に向けてやれ、と助言しておいた。
トイレに籠って数分が経過し、早く出ろとアタランテは強く思った。自然と両方の太腿を擦り合わせる。ニキチッチはいつでも彼女に肩を貸せるような体勢を取っていた。
今にも漏らしそうになっているアタランテは猛獣のようにパリスには見えた。
普段であればそれほど長くならない筈なのに今回は随分と長くかかっているように感じた。焦りで時間の感覚がおかしいのか、実際に長くかかっているのか。
それとも大便までしているのか。
大きく息を吐き出すまでになった彼女に迂闊に声をかけると怒鳴られそうな雰囲気を感じた。
(も、漏れる。漏れるから早く出ろ。……仕方ない。風呂場に行くか……)
そう判断を下した頃にトイレの扉が開いた。
我慢のし過ぎで脂汗が流れ、肌寒さなど吹き飛んでしまった。
荒い息遣いのまま彼を押しのけるようにトイレに駆け込み、扉を閉めるのも面倒になった彼女は便座に一直線に向かった。
念のためにニキチッチが確認作業に当たったので便器に尻を落とすような状況には至らなかった。
「……はぁ~。……あ~、気持ちいい……」
何度か熱い吐息を吐く。その間、中と外に放尿の音が響く。
少年の時は扉をしっかりと閉じていたので唸り声すら漏れなかったが、今は大音量とはいかないがある程度の音は出ていた。
(……止め処も無く出るな。そんなに水は飲んでない筈なのに)
太ももを開くと未だに放尿している様子が窺える。我慢していたためか、液体は黄色みがかっていた。
女性器には陰茎が付いてないので下方向に噴き出る。その為、様子を見る時は男性より深めに屈まなければならない。
(性行為しながら食べると具合が悪くなら……ないようだが……。下半身に力を入れたり、我慢している都合からか、味が全く分からなかった。……でも、吐かずに済んだから良しとしよう)
手段は卑猥だが結果が良ければ問題は無い。
今の自分には少しでも栄養を摂取しておかないといけない。不健康な身体では全てが無駄になってしまうから。――尿意は無関係だったけれど。
一つ納得した頃に小便が終わった。
トイレから出る前にニキチッチには薄手の布と髪留め用の紐を用意するように言った。
彼女が衣服や小物を収納している部屋に行っている間に外で待機していた他の者には掃除や点検を言いつけ、少年には待機を命じた。
ひと段落が付くと重労働を終えたような疲れというか感覚が全身を襲う。そろそろ寝た方がいいかな、と思っているとニキチッチが言いつけ通りの品物を持って戻ってきた。
軽く伸びをした後、彼女と共に風呂場に向かう。
股間を洗うだけだから湯は沸かさなくていいと伝えておく。それと水気を取るタオルの用意を尋ねた。
「外にあるぞ」
至極簡潔に彼女は明るい笑顔で答えた。
室内に二人きりになり、早速ニキチッチに水を桶に入れるように指示する。
水を入れ終わったら近くに寄るように、といちいち細かく指示しなければならない事にアタランテ自身、結構苛立ってきた。
少女が悪いわけではない。不自由な自分に腹が立ってきただけだ。
「自分の尻尾に持ってきた布を巻け。この辺りまで」
「わかった」
自分が触っても勝手に動いてしまう可能性があるのでアタランテが掴んでおいた。その間にニキチッチは白い体毛の尻尾に薄手の布を指示された通りに被せ、簡単に取れないように髪留め用の紐できつく――痛くない程度に――縛る。
両手があればアタランテが
完成した後、その尻尾を濡らして水気を取る。
「……んー」
自分の尻尾の様子を見て何となく用途を理解した。それからアタランテの長い尻尾に視線を向け、大人はずるいな、と。
片手しか無いのでどの道、手伝わなければならないし仕方が無いなと思って軽くため息をつく。
(……ああ、さっきつかんでいたのはこのためか。身体の向きはどうしようか。アタランテのあねさんほど長くないから……)
無難に考えればむしろ向きだ。互いに見合う体勢を取れない事も無いけれど――
用意が整った後、アタランテもニキチッチの身体の向きをどうするべきか考え始めた。
後ろ向きと言うのは可哀想だから横向きが丁度いいかと結論を出した。
早速少女を自分に対して横向きにさせ、近くに寄せる。それから布を巻いた尻尾を掴み、膣口にねじ込む。
「意外と入るものだな」
尻尾の感覚としては狭い穴に入れた以外、痛みや不快感は無かった。
膣掃除に使われる、という気持ちだけ少し残念に思った。どうして残念なんだ、と即座に自問し、分からないとすぐに答える。
都合のいい道具として使われる事ではなく、一人の女性がどんどん惨めになっていく気がしたから。正直、最初は色々と知ることが出来て楽しいと思えたが、今は
だからかは分からないが不満を口にすべきではないと思った。
ニキチッチが人知れず物思いに耽っている間、アタランテは彼女の尻尾を入れたり出したりしながら具合を確かめていた。
男性のように勃起しないが掃除するだけなら問題ないと判断し、ニキチッチにやってみるかと言ってみた。
「……うん」
ほんの僅か
思いのほか深く入るので最初は驚いた。無理をすれば布を巻いた部分が全て入りそうな気がして怖くなったので最初に衝突を感じるところまでにしておいた。
「気持ちいいか?」
「……ああ。自分の尻尾を布で巻きたくとも片手だからな。それに、中で毛が抜けたらと思うと気持ち悪くなる」
(……なるほど)
感心しつつ尻尾から伝わる膣の感触に関心を持ち掃除だと分かっているがついつい面白がって出し入れに夢中になってしまった。
熱心なニキチッチの白い髪の毛と獣耳を撫でると彼女は驚き、行動を止めた。おそらく夢中になっていた事に気付いたからだ。
行為自体は数分で終わった。膣口から抜いた時、布が血で染まったり、変色している様子も無かったので安心した。
それから軽く――尻尾も含めて――身体を洗って水気を取ってから浴室を出た。
仕事をしない少年を除いて手持無沙汰になった子供達が席についていた。
特に用件があるわけではないし、昼からでも外出するのに支障はない。
介護以外にすることもないのが本来の姿だ。
淫らな事をするようになって色々と思いつく事があるし、自分でも見たいという欲求が湧いてくる。
冒険者を引退するまで考えた事も無かった事が次々と浮かぶのは――性欲に溺れている証拠かもしれないと思い苦笑する。
アストルフォと共に一夜を共にした事で性について色々と興味を持ってしまった。今まで知らなかった異性の反応や自分の身体の事など。
生娘でなくなった今は何の気兼ねも無く
(この家の中ではこそこそ隠れる必要は無いから気が大きくなってしまう)
綺麗な手拭いを持ってくるように言いつける。命令するのが当たり前になってきて身体と気持ちが明らかに
彼らが居なくなった後の事を考えると不安で惨めで死にたくなる。
子供に持ってこさせた手拭いをテーブルに置き、少年を除いて三人には自分の近くに横並びに椅子を移動させて座るように言いつける。言った当人は彼らと相対するように椅子の向きを変える。
それぞれが席に着いたことを確認し、満足したところで尻尾を軽く振る。
「汝らには大人のダメな部分を見せておく。目を逸らすなよ。私も本当はとっても恥ずかしい思いを感じているのだから」
と、肩を
家の中で服を着ているのが面倒くさくなった事も本音の一つだが言わなかった。それは今更だったから。
子供は何度も性行為を見ている。今以上に恥ずかしい事があるのかと問われれば無いかもしれない、としか言えない。無理に答えるならば
子供達の注目を浴びながら脚を広げた。すると陰毛くらいしか見えなかった部分にはっきりと女性器が現れる。
パリスが思わず顔を赤らめて視線を晒そうとしたがクリュティエに無理矢理顔を引き戻される。それを見たアタランテは微笑しながら頷いた。
背筋を伸ばし、軽く息を吐いて気合を入れる。
左手の人差し指と中指を膣口に深く入れてから親指で軽く陰核を擦る。
「正しい自慰行為というものを知らないが……、こうすることで気持ちが良くなる」
処女性を失ったのはごく最近だ。それまで膣口に陰茎や指など入れたことが無い。それゆえに正しい自慰行為も今までやったことが無かったし、よく理解していなかった。
性器を擦り続けると確かに気持ち良くなるし、ついつい夢中になる。
子供達に見られながら膣口に入れた指を抜き差ししていると次第に吐息が厚くなり鼻息も強く出る。呼吸も自然と荒くなってきた。
朝方から性行為やニキチッチの尻尾を使った自慰行為をしていた為か、絶頂に達するのは意外と早かった。
一つ大きな呻き声を発した後、腰が痙攣するように反応し、一気に疲れが襲ってきた。
荒い呼吸を整えながら
人前で痴態を見せた己の感想は虚無に近い。子供達に対して清々しい気持ちも無く、気持ち良くなったけれど面白みも何もない。
(……子供達には退屈な時間かもしれないな。そもそも将来の役に立つとか何もない。恥ずかしい行為を見せられているだけ……)
ある意味では
何の意味もない自己満足の行為だ。
軽く自虐を覚えつつ椅子から腰を浮かせると自慰行為の余韻からか、腰から下にあまり力が入らず少し震えていた。
痺れに似た感覚は少し経てば治まる。――格好が悪くなるところが恥ずかしい。
次にテーブルを挟んで少年と向かい合わせになる位置に座るように言いつける。
本来ならば指示されたことに疑問を差しはさむところだが大人しくすることが多いために三人とも静かに従ってくれる。特に元気なニキチッチが微笑みこそすれ質問が少ない。
洗脳の影響か、既に理解したのか。とにかく、素直に従ってくれるので気が楽だった。
子供達が所定の位置についている間、アタランテは少年が座っている椅子を回転させる。
レベル
椅子を回転させた後、背凭れを掴み背筋を伸ばして立ち膝になりるように指示する。もう片方の手はテーブルの
子供達の真向かいに彼の下半身が良く見える形になる。
トイレで用を足した事で勃起が治まっていたが彼女が
テーブルに上に置かれてから少し経つと大人しくなった。
(しばらく経ったが形が綺麗なチンポになったものだ。これが私の膣に入って立派に射精までした。……でも、出るところを今まで見たことが無かった)
もう一度陰茎を掴み、手触りを確認していくと硬く勃起してくる。
軽く曲げたり、掴んだまま親指で亀頭の手触りや弾力を確かめてみた。
陰嚢は相変わらず無毛で柔らかくて綺麗だった。
男性器の確認を終えた後、同胞である彼の尻尾に自分の尻尾を絡ませて獣耳を撫でた。時折、尻の割れ目をなぞるように動かすと小さく呻く。
まだあどけない少年を長期間監禁し、性的に
本来の目的は違うのだが客観的に見れば弁解のしようが無い。元より言い訳をするつもりも無いので開き直っているのが現状だ。
改めて少年の陰茎を掴む。既に興奮状態になっており太い血管が浮かび、手から脈動が伝わってきた。
歳若い為に
アタランテは強く握り過ぎないように加減しながらチンポを
「一般的な
口に出して説明しながら子供達の様子を窺う。
少女達は興味津々に凝視しているがパリスはやはり頬を赤くして恥じらいながらも様子を見ている。
真似しろとは言えないし、パリスが
「そもそも、じいこういってなんだ?」
「見た通り性器を刺激して気持ち良くなる事だ。……やり過ぎると皮膚が汚く変色するそうだから大人になってからな。子供の内から私や彼のようになると変に注目されるぞ」
どうして注目されるのか、今の段階では理解できない子供達は首を傾げる。
見る人が見れば如何わしい事をしたかどうか分かってしまう。処女神も同じようにあっさりと見抜く気がした。
大人にってから、という言い訳が多いが子供に理解させるのは大人でも難しい。アタランテは自分の痴態を
「身体が未成熟のまま大人の真似をしようと後々後悔するぞ。
身体を成熟させた後なら病気や痛みに対して覚悟が持てる。それを上手く説明するのが大人気取りのアタランテには難しい事だった。
そんな説明をしながらも陰茎を
(オスにとっては気持ちいいのか。……くるしそうにみえるけど)
(僕も大人になったら……)
(見ていると変なきもちになってくる)
興味はあるけれどどういう風に気持ちいいのか分からない。けれども、自然と子供達は自分の股間を押さえ始める。
原因が分からなくとも本能的な部分で分かる事もあるのかもしれない。
新たな疑問が出るまで現場には陰茎を
体格差がある子供でも男子だ。既に性行為も射精も経験している。問題は射精にどれだけの時間がかかるか、だ。
今までの経験では一時間以上はかかっていたはずだ。長い時間をかける事は女を試しませる男としては優秀である。逆に短時間で果てるようでは物足りなさから呆れられる。
最初は長かろうと短かろうと射精さえ出来ればいいと考えていたが今はあまりにもする事が無いので長い時間の方がいいと考えるようになった。
(ものの数分で終わるようでは困る。……かといって一時間以上も保つと手が疲れる)
五分を過ぎた頃には子供達も見飽きてトイレに行きたくなったり、身体を動かしたくなる衝動に駆られる。
鍛えたのが
トイレを我慢しながら性行為した分の快楽が少しでも残っていれば果てる時間は幾分か短い筈だ。
アタランテは風呂でも自慰行為に励んだから短時間で絶頂を迎えられた。割りと感じやすい体質だと言われれば何も言えなくなるけれど。
少しムキになって手を動かしていると少年が一定の感覚で喘ぎ、それは少しずつ狭まっていた。
手の力を少し緩め、速度は逆に早めた。それから間もなく少年の尻尾が真っ直ぐに屹立し、出そうと小声で宣言する。
「……よし。我慢せずに思い切り出せ」
「はっ、はっ……。んっはぁ」
気の抜けるような声と共にアタランテの手の中にあった陰茎から白濁した粘液がテーブルの上に噴き出るように飛び散った。その後も手を動かすたびに子供達のすぐ近くまで精液が飛んだ。
獣人の子供はすぐに精液の匂いに顔を
ある程度出し終わった後、荒い呼吸を繰り返していた少年は見る見る疲れで
射精が終わったことを感覚で確認したアタランテは手についた白濁した精液を舐めて飲み込む。
少し時間がかかったが無事に終わって安心した。
「少し待たせてしまったが、
子供達はそれぞれ嫌な顔をしたが彼女の指示だから、というよりある程度予想出来ていたので仕方ないな、という気持ちが湧いた。
それと少女達は初めて男性器から精液が噴き出る様子を見て、少し興奮した。
男子のチンポから小便以外のものが出て驚いていた。それはパリスも同様だった。
女子達はテーブルの上にぶち撒かれた精液を嫌々ながらも舐めて、苦みでより眉根が寄ったが男子の味だと思って飲み込んだ。
射精後に見る見る萎えていく少年のチンポをパリスは甲斐甲斐しく咥えて舌で精液を舐めて綺麗にしていく。
「綺麗にした後、咥えたまま亀頭の先端に舌を這わせて少年のチンポをさっきみたいに擦れ。少年はまた出そうになったら頭を撫でろ」
それぞれに指示を出し、テーブルの方は雑巾で綺麗にしてよいと言っておいた。
それから数分も経たない内に少年は身体を――痙攣したように――震わせ、パリスの頭を撫でてすぐに喘ぎつつ射精を始めた。
最初に一気に出したために二度目は一回の絶頂で終わった。その後、更に疲れ切った様子で荒い呼吸を繰り返した。
口の中に射精されたパリスは精液を良く味わってから飲み込み、彼のチンポを舌で綺麗にしていく。
「気持ち良かったか?」
「……はい」
(
舐め終わったらタオルで綺麗にしていいと言い、吸い残しがあると下着に張り付くから風呂場で丁寧に洗い直してやってくれ、と優しい言い方で指示した。
パリスは素直に返事をし、彼を風呂場に案内する。
朝の自慰行為を終えたアタランテはやる事もなくなったので子供達に自由にしてよい許可を与える。
「少年と性行為をするとあんな精液が私の中に出されるわけだ。終わった後に丁寧に洗わないと気になって仕方が無い。……後、このことは将来まで秘密だ。外に出たら普段通りに振舞え」
「うん」
「はい」
「……今のを毎日するわけじゃないからな。それと食事量を増やしてくれ。少しずつでいいから頼む」
少女達は揃って頷いた。
うがい手洗いをした後、アタランテは寝室に向かい、そのまま就寝した。子供達は二人の自慰行為についてあれこれ考察せず、言いつけ通り自由時間を満喫する事にした。
そして、アタランテが――吐き気を
迷宮都市オラリオの景色が秋に染まりつつある時期、食糧支援が途絶えた。
最初は忘れたのかと思ったが洗脳状態を解除していないのに気が変わるのはあり得ない気がした。他に考えられる事はアストルフォの主神シンに気付かれたか、説明不足による弊害か。
蓄え自体は充分にあるので慌てる必要は
(不自然な支援にいつまでも気付かない筈が無い。……ここらが潮時か)
子供達が通っている孤児院にも食糧支援が届いているので彼らには向こうで食事をしてもらえば良いと考えた。
懸念があるとすれば体調が思わしくないこと。
充分な食事を摂っているし、運動も可能な限り
窓の外は曇り空が多くなった。裸で過ごすのもそろそろ終わりか、と茫然とした心持ちで思った。
(少し腹が出て来たか? 胸は相変わらず大きくなったようには見えないし……)
数日や一週間程度で見違えるような体調変化はそもそも不可能だ。重い病気でもない限り――
生産性のない毎日を過ごしつつ気が付けば冬に向けて街中が賑わい始めたと子供達から報告を受けた。
時が経つのは早い。何度か多めが降ったものの邸宅の雨漏り対策が万全だったために安心して眠ることが出来た。代わりに孤児院は雨漏りで大変だという。
(……生きるも死ぬのもあと少し……。うん、そうだな。……私は決めねばならないな、覚悟というものを)
決意表明として少年を三日かけて痛めつけることにした。
追い詰めるのではなく身体に痛みを与えるだけ。心を砕くような事はしない。
精神的にも肉体的にも少年は子供長に強くなっている。今以上となると手加減が出来なくなる。
それを簡単にだが子供達に伝え、朝昼晩の食後に性行為の代わりに首より下を殴打し続けた。
彼は時に泣き、時に失禁したがアタランテは淡々と心を無にして
傷薬などを使わず一日放置するかのようにアタランテは彼らに休みを与えた。それから休み明けになり彼女にって最後とも言うべき日が訪れる。
この日は朝から寝室に集合する事になった。必要な道具類も用意し、万全の態勢が整う。
家の主人であり主役たるアタランテは床に敷き詰めた掛布団の上で全裸になっていた。
「汝らは見届け役だ。一日いっぱいにはならないと思うが……。少年と性行為を
三人の子供は黙って彼女の話に耳を傾ける。普段以上に真剣な様子で言っていたのでいつも元気なニキチッチでさえ黙ってしまうほどだった。
相手役たる少年は近くに置かれていて身体の痛みに耐える為に
異論反論を封殺し、少年を仰向けに寝かせる。
最初はアタランテが上になる。
もう手馴れてしまった行為だ。人に言われなくても最後まで出来るようになった。
眼下には青あざをたくさん作って痛みに蠢く
(……今日で最後だ。運が良ければ
肥満による腹の膨張と最初は思った。だが、胸と腹に奇妙な筋が浮かび、身体全体が膨張するような鈍い痛みを感じ始めた。
子供達には風呂に入り過ぎてふやけた、と言うに留めた。
何もかもが初めての経験だ。
八歳か九歳の子供だから無理だ、と断ずるより
それが事実かは医者に診てもらっていないので断定することは出来ないが予感はある。
後数か月も経てば嫌でも思い知る。
名前も知らず、真っ当な
(……汝は怖かっただろう。私も先の見えない未来に恐怖した)
結局、今の今まで彼を真に愛する事は出来なかった。元より
今まで付き合ってくれた彼に感謝の気持ちが全く無かったわけではない。
アタランテがそうであるように彼にもどこの誰とも知れぬ
「あくまで汝は赤の他人だ。私とは何の関わり合いもない。……これからも。もし、街中ですれ違う事があったり、出会う事があるかもしれないが、それらは全て他人の空似だ」
少年の手を引き、腰を掴むように促す。
世間一般では愛すべき者と接吻する文化がある事は承知していた。だが、アタランテは一生無縁だと思って今まで殺伐とした毎日を送ってきた。その考えを急に変える事は難しい。
彼にだって人を選ぶ権利がある。そう思いつつ彼の陰茎を掴み、自身の膣口に当てる。
もう何度も
「今、汝のチンポが
挿入を確認した後、彼の頭を撫で互いの尻尾を絡ませる。
ゆっくりと腰を動かし、回数を呟く。十まで言った後で一息ついた。
少し上体を引き上げて接合に顔を向ける。体勢的に腹が邪魔で見にくいが感覚では問題なかった。
最初は不安でいっぱいだった。本当に性行為が出来るのか。若すぎて駄目かもしれないと思わなかったわけではない。
それから彼がちゃんと快感を得て射精できるのかも。
比較対象であるアストルフォに比べれば少年は何もかもが足りない。かといって年齢が上の同胞を新たに見つける気持ち的余裕がアタランテには無かった。
子供好きなところも性急の原因になり、一目見て彼で充分だと思ってしまった。
(すまなかったな少年。汝の人生を歪める事になって……。今日は何も考えず野生に帰ると良い)
「……ある意味、いつも通りの日常だな。今日はどこまで
大きく息を吐いた後、前傾姿勢を取り激しく腰を振り始める。
一気に荒い息遣いで少年を蹂躙し始める。対する少年は痛々しく呻くばかりだが彼女の腰を掴んだ手は離さなかった。
少年の様子を窺い時に激しく、時に優しく扱うように心掛けた。
一時間が過ぎるころに体勢を入れ替えた。
食事を摂る事無く一心不乱に性行為する二人に対し、見学者の三人は交代でトイレに行ったり食事の用意を始める。
いつものように休みなく動き続けるわけではなく、適度に休憩を入れることにした。ただ、汗を拭ったり食事を摂る時は結合したままだ。
大便以外は控えている子供達が飲み込む役を
手慣れた子供達の助けを受け、二匹の獣は力尽きるまで交尾を続けた。
疲れを感じてきた少年は彼女の腰から手を離し、手探りで胸を揉む。
女性特有の膨らみのある乳房は独特の手触りがあり、無意識の内に乳首に吸い付いていた。
どちらも限界が近くなると低い唸り声をあげて動きを速める。
最初に力尽きたのは当然の事ながら少年だった。アタランテは元冒険者で【ステイタス】を持っているので持久力が違うのは当たり前だ。
汗だくになり、消え入りそうな呼吸を繰り返す彼の身体を手早く子供達は綺麗にしていき、飲み物を飲ませる。その間、アタランテは自分の呼吸を整えつつ彼らが
子供達が離れた後、体勢を入れ替えて腰を動かす。
(……これが最後か……。今までご苦労だったな)
前傾姿勢になるが左手を使って押し潰さないように気を付ける。
彼はまだ続けると理解し、疲れと射精による余韻で震えていた身体に鞭打って彼女の乳房と尻尾を掴む。
根元付近を鷲掴みされ、一瞬驚いたがすぐに冷静さを取り戻す。
腰を動かすと尻尾が少しだけ引っ張られる感覚があり、それによって無意識に下半身に力を込める事になった。
目隠ししていたが彼はとても幸せそうな表情をしているように見えた。対するアタランテは――子供相手に満足するわけが無く、共に幸せを感じられなかった事を申し訳ないと思っていた。
彼女の中では――少年ということで満足できなかった――詫びの意味合いだが世間一般では侮辱に撮られる行動に出る。だが、それは仕方が無い。彼女は世間の常識をあまり知らずに育ち、性に関する知識も十全に揃っているとは言えない程度なのだから。
膣からチンポを抜いた途端に中に出された精液が垂れ始める。それに気を止めることなく少年の顔に
「口を開け」
言われる通り少年は口を開けるとアタランテは精液が
潰さないように気を付けつつ彼の頭を撫でる。彼女の尻尾は彼の胸の上に真っ直ぐ乗った事で体毛に精液が絡みついた。
「汝の舌に己の精液が垂れている筈だ。自分が放った
そう妖艶に微笑みながら言った後、外に露出している陰核を擦り始める。
熱い吐息と小さな喘ぎ声を上げる。それに伴い彼は舌を膣口に入れてきたのでより一層強い快感が女性器を襲う。
ものの数分で下半身が痙攣するように動き頬を上気させたアタランテは口を半開きにし、惚けたような顔になった。
しばらく身動きを取らない彼女の下で少年は口に出された全ての体液を時間をかけて味わってから飲み込んでいった。
長い時間をかけた性行為が終わって数時間後、深夜に目が覚めたアタランテは何時寝たのか全く覚えていない事に驚いた。
身体は既に身奇麗にされ、掛布団が乗っていた。近くには寝息を立ている少年と何故か子供達も居た。
疲労で力尽きたのだと予想するが現場の状況を見ている内に全て終わったのだと理解してくる。
(子供相手にここまでするとは……。もう駄目だな、私は……)
意識が覚醒してくると後悔ばかり感じてくる。
軽くため息をついてから魔力灯を点け、手紙を
元よりこれは腹に違和感を感じた時に書こうと思って忘れていた。
書く内容は謝罪が多い。それと頼みごとをいくつか。それが終わればアタランテのすることは迷宮都市オラリオの中において何もなくなる。
(忘れていた。この家の管理を子供達に任せるんだったな。アストルフォの協力が得られない今は……、キルケーか孤児院の者しか居ないな)
貧民街に出没する謎の女性。佇まいからどこかの【ファミリア】に所属する冒険者だと推測する。神ではないことは分かっている。
外で活動する事が多かったのでオラリオの内部組織には
簡潔にだが一通り書き終わり、膨らみ始めた腹を
明日からまた違った一日が始まる。冬ごもりの用意もそうだが――
(今日はもう寝よう。……疲れやすくなっているお陰ですぐに眠気が来るとは。都合は良いが情けなくなったものだ)
身体を布団に横たえて目を
翌日、背中から腰に掛けて筋肉痛があったが立てない程ではなかった。上体を起こすとお腹の肉が気になったが諦めて起き上がる。
子供達は既に起きていて食卓から話し声が漏れ聞こえた。
(……どうなることかと心配だったが……、世の中上手くできている)
薄着を着た後、パンツを穿くか悩み――結局諦めた。急な尿意でどうでもいいと思ってしまった。気を取り直して杖を取り寄せて立ち上がる。
肥満というほど極端に体型が変わったわけではない。自分から見て腹が出ているように感じただけだ。
その前に後始末を忘れないうちにしなければ、と思い立ち食卓に向かう。――席に着く前にトイレで小便を済ませておく。済ませた後、立ち上がる頃に便意がやってきて座り直す羽目になる。
排便が遅いと体調が気になるがちゃんと出ると安心する。
今度こそトイレを済ませて食卓に向かうと朝食を終えた子供達が掃除や後片付け、昼食用の食材の下ごしらえなどをしていた。
アタランテに改めて子供達は朝の挨拶をしてきた。
「おはよう。昨日は性行為を長時間見せて悪かったな。とても恥ずかしかっただろう」
言った本人も少し羞恥心を感じながら子供達に話しかけた。
時間的には数時間前に過ぎない。平気そうに見えてもそれぞれ思い出して顔を赤くしていく。
そんな彼らを横目に詳しく感想を聞くことなくご飯の用意を頼み、アタランテは一度席を立ってワインの瓶を持ってきた。
一歩丸々余ると思っていたが意外と使っていたことに改めて驚いた。
子供相手であればまだ充分にあるので問題ないが、時間をかけすぎた事に苦笑が漏れる。
まずは一杯、コップにワインを
酔うけれど
「汝との付き合いはこれで終わりだ。私とは赤の他人。似ている人物に出会っても他人の空似だ。分かったら頷け」
「はい」
少年は素直に従った。
彼の反応に満足した後、下着を脱いでチンポを出せ、と命じる。
全裸で行き交う家なので子供達は特段慌てず、
その場でズボンとパンツを下ろした少年の陰茎は少しずつ勃起し始めた。人前でチンポを晒す事に内心というか気持ちの中では恥ずかしい事になっているようだ。そんな彼の下にアタランテは向かった。
「昨日の夜中に激しく性行為した後、すっかり
知らない者が聞けば挑発するように聞こえる言葉もアタランテからすれば自分の素直な気持ちを吐露しただけだ。
威圧気味にならないように優しく言いながら彼の頭を撫で、チンポを
彼が戸惑う様子を見せている間に少年の腰に
予定では彼を殴って気絶させるはずだった。だが、上手くそれが出来る自信が無いし、対人戦において殺す以外の手加減を苦手としていた。
下手をすれば殺してしまう。そう思うと多少痛めつけるだけで手一杯だという自分の技術力の無さに辟易する。
ゆっくりと腰を動かしつつ少年を眺める。
(汝は八歳にして大人になった。父にもなったかもしれない。
熱い吐息と鼻息を彼に吹きかけ、口元を歪ませる。
言いたいことはたくさんあった。何を言っても謝罪にしかならないし、それはそれで言った方がいいとも思う。でも、言えなかった。
昨日までに色々と言ったような気がすると思ったから。改めて別れを口にするのも気恥ずかしい。しかも気絶させるつもりなのだから全く感動も色気も無い。
「気持ちいいか?」
「……はい。とても……気持ちいいです」
「……それは重畳。汝はこれから人生を始めるのだ。今日までの事は悪い夢だ。思い出す価値もない。私はお前の事を……、存在毎忘れる。私もまた夢の中に居ただけだと思う事にする」
酷い夢の中で身体を壊して人知れず死んでいく。
輝かしい未来を持った戦士は死んだ。
戦う以外の生き方を知らない。母としての振舞い方もきっと無理だろう、と。
少し強めに腰を落とし、低く唸る。そして、最後に言いつける。
「今日までの何もかもを忘れてしまえ。汝はこれからを始まりとせよ」
今の言葉を理解したなら今まで一番激しく
すぐさま少年は理解を示した証拠として中腰の
同年代であれば丁度いい具合に快感を得られ、幸せそうな喘ぎ声を二人そろって奏でていたかもしれない。
だが、年上のアタランテに対して少年の陰茎は小さくて太さが今一歩足りなかった。
一般人の倍近く時間を掛けなければ気分が乗らない。
だからこそ――
性行為中でも彼女は常に余裕を見せられる。
彼の呼吸が荒くなった頃合いを見図り、渾身の一撃を側頭部に食らわせる。
快楽が充分伝わったところに尋常ではない痛みを受けた彼は一瞬で昏倒しつつ吹き飛んで壁に頭を打ち付けた。
昨日散々射精したからか、今の痛みで絶頂に至るような事にはならなかったようだ。
陰茎が――射精せずに――見る見るうちに
「少年の身体を洗ったら衣服と食料を持たせてローブで包め。可能な限り誰にも見つからないような遠い場所の空き家に捨ててこい。……傷の手当はしていいからな」
驚き戸惑う子供達にそう指示した。
あと目隠しは運ぶ時に外すように、とも。
念には念を入れて気絶した少年の陰茎を強めに指で挟んで女は怖いと身体に教え込ませる。あくまでアタランテ側がそんなことになればいいな、という程度だ。
最後まで恋人の様な扱いをせず、接吻もしない付き合いだったが、元より彼は同胞であり性行為相手以外に利用価値のない赤の他人だ。だから、これでいいと彼女は彼への興味を消そうと努力する事にした。
クリュティエ達に手当てを受けている横でニキチッチに運んでもらった朝食を食べる。
気掛かりを解消したお陰か、割り合い食が進んだ。
いいのか、というニキチッチの言葉に何がだ、と素っ気無く答える。
自分の中ではもう少年の事はどうでもいい存在と化していた。そうなるように今まで務めてきた。
「オレはまだ子供だ。だから、どういえばいいのか分からない」
「そうだな。汝らは六歳くらいの子供だ」
「アタランテのあねさんは今……泣いていないか?」
目元に触れてみるが濡れている感触は無い。
逆にニキチッチは涙を浮かべる様な顔になっていた。
別れは悲しい。だから泣くのが当たり前だと思っているのかもしれない。それはそれで正しくもあり間違ってもいる。
泣くかどうかはそれぞれの問題だ。世間一般の常識ではない。だが――
「汝から見て泣いているように見えるなら、それでいい」
「……オレは、オレたちはこれからどうすればいい?」
「孤児院に帰れ、と言いたいところだが……。今少し手伝ってもらう事になるだろう。性行為の様な恥ずかしい事は終わった。……身体の動きが鈍いから
ニキチッチは涙を
少年は予定通りに昼前に運び出され、どこに置いて来たかは聞かないことにした。――一応、手当てをした後、身体を拭いて下着と服は着せたと聞いた。
寒空に全裸で放り出すのはさすがに――もう無くしたと思った――良心が痛んだし、彼に死んでほしいわけでもなかったのでひっそりと安堵した。
追放された形になった彼のその後の人生をアタランテが知る事は無い。しかしながらニキチッチ達は腐れ縁という形で関わる事になる。そして――
正体不明の女に視界を奪われ、理不尽な扱いを受け、最後に捨てられた
彼は過去を捨てたと仲間に言っているが、実際のところは思い出そうとすると全身に痛みが走るような感覚が襲ってくるので言いたくない事にしていた。
嘘を見抜く神とて眷族の過去まで覗き見ることは出来ない。それゆえに詮索される事は無かったらしい。
孤児の時の友達に会った時、それとなく聞いたところ全員が痛めつけられていた事しか知らないと言ってきた。
「貧しい生活を送る上でお前は日記でも付けていたのか? オレはお前が酷い目に遭っていることは知っているが、いちいち詳細まで覚えていない」
孤児達が身を寄せ合わなければ生きていけないような世界で過去をしっかり持っている者などそうそう居るものではない。
冒険者になった今が大事だろうと
髪の色や顔つきが似ている同胞というのは多く
自分は天涯孤独の身の上だ、と本人もその認識で生きてきた。
他の
主神が目を光らせているので接触の機会が作れなかった。自分の主神からも殺される覚悟を持たない限りやめておけ、とまで言われる始末だ。
彼と少女の出会いはその程度で終わった。古い知り合いからもお前に妹など居ない。家族と呼べる存在は孤児院の連中くらいだ、と言われてしまった。
――結局のところ家族かもしれないくらいに感じ、自分と種族的特徴が似ているだけの赤の他人。
主神の
同じ【ファミリア】の女性と一緒に生活していて、その事をより強く感じている。