美紀は寝苦しさを感じて目を覚ます。そして布団から体を起こした彼女は全く見覚えのない場所に居ると思い、一気に覚醒するが……。
「あ、そっか。ここ、学校だったっけ……」
と、一人納得したように呟く。
彼女たちが今いる場所は巡ヶ丘学院高校。
自分たちが助けてもらい身を寄せていた秘密基地、大学生たちが生き残っていた聖イシドロス大学に続く第三の生存者たちの拠点だった。
美紀たちよりも早くに救助されていた秘密基地のメンバー、若狭瑠璃の姉がいるということが確認されていたことで、彼女たちのリーダーというべき人物【
尤も合流の際にちょっとした一悶着があったものの、その後はこの学校で活動していた生存者達、先輩である丈槍由紀曰く【学園生活部】の外部協力者として快く迎え入れてくれた。
その中で美紀たちは、由紀に学園生活部に入らないかと誘いを受けたが少し考えさせてほしいと、現在答えを保留している。
美紀は安心して再び寝なおそうかとしていたが、ふと自分の身体を見て、何を思ったのか自身の両手を使い、インナーの上から己の胸を掴むと軽く揉む。が、すぐに溜息を吐いて両手を離す。
「……はぁ」
彼女の脳裏には今日の昼間、生存者との合流を果たした時に倒れそうになった先輩、瑠璃の姉である若狭悠里を抱きとめた時の感触が蘇る。
「何を食べたら、あんなに育つの……」
美紀の口から出た言葉。その言葉には明確な羨望と嫉妬の感情が乗っていた。
あの時、悠里を抱きとめた時に感じた感触。自分の胸を押し潰してもなお有り余る、ぽよんとか、ふにょんと感じたあの弾力。私も少しはあるはずなのに、それを感じさせないような圧倒的な胸囲の戦力差を感じさせられて、美紀は悶々としていた。
だが、そんな事を考えても仕方がない。と、美紀は頭を振りそのまま寝なおそうとするが。その時、背後から胸を鷲掴みにされる。
「うひゃあっ! ちょっ、と」
「んふふ、美紀。自分一人で慰めようなんて、いっけないんだ~」
「えっ、け、圭っ?!」
美紀の胸を後ろから鷲掴みにした犯人、それは彼女の親友にして同じく救助された祠堂圭だった。
圭が起きていることに気付いていなかった美紀は、慌てて彼女が寝ていた布団を見るがやはりそこはもぬけの殻で、今、この現実が夢ではないと理解した。
そんな美紀が何故自分の胸が親友に揉みしだかれているのか、と混乱している合間も圭は彼女の胸を円を描くような動きで、
「んっ、うぁ。け、いぃ。……あふっ。なんっ、でぇ……!」
彼女が何故美紀に襲いかかったのか、それには理由があった。
まず一つ目、それは今日の美紀の行動の一部始終を見ていたことに始まる。
美紀が悠里を抱きとめてしばらくした後に圭は、美紀とともに悠里に肩を貸して残りの生存者のもとへと向かっていたわけだが、その時、美紀本人は気づかれていないと思っていたようだが、悠里の胸をちらちら、と時折羨ましそうに見ていたのだ。
その事と、この可愛らしい親友が、実は自分の胸が小振りなことを人知れず気にしていることを知っていた圭は、そう言えば胸は揉めば大きくなる。という俗説があったことを思い出し、同時に、それは確か他人に揉んで貰わないと意味がないとかいうのを聞いた気がする。でも、そんな相手居るわけないし、と思った彼女は、なら親友のために一肌脱ぎますか。と美紀にとっては余計な気を利かせたのだ。
「あ、はぁっ! ちょっ、けい。ま、ァ、これ、いじょ、んはぁ!」
だがそれだけなら精々軽いスキンシップ程度で、ここまで激しくはならなかったであろう。しかし。
──時に、ある一定条件下で性欲が急激に増大することがある。というのはご存知だろうか?
その増大する要因の中には生命の危機に瀕した場合、子孫を残すために性欲が増大する、というものがある。
そして、この圭は今日ちょっとした手違いで、秘神-カーマの怒りを買うことになり、圭の、彼女の主観では神の怒りで死ぬ一歩手前まで行ったのだ。
勿論カーマ自身は手加減していたし、殺すつもりは毛頭なかったが、ついこの間まで平穏に暮らし、殺し、殺されなんて生活とは無縁だった圭に、そんな事わかるはずがない。
──つまり、何が言いたいかというと、今の彼女は死ぬかもしれない、という極度のストレスにより性欲の箍が外れる。有り体に言ってしまえば今、現在も性欲が暴走しているのだ。
だがそれなら、何故美紀に性欲の矛先が向いているのか? と、思う人が居るかも知れない。特に今ここには、彼女たちのリーダーの晴明と、人間ではないがクー・フーリンという男がいる。ならそちらに靡くのが普通ではないのか。
しかし現実には圭は今、美紀の身体を弄ぶことで性欲を発散している。
何故か? その理由は簡単だ。
一つ目は単純に男二人がカーマに近いこと。いくら暴走しているとは言え、流石に命の危険性があったその日に、その原因に近づくほど彼女も考え無しなわけではない。
二つ目は圭には幸運なこと、美紀には不幸なことに、あんな事があったのだからと、晴明や学園生活部のメンバーに圭がゆっくり休めるようにと気を使った結果、今この部屋には二人しかいないのだ。
その結果、気心の知れた美紀との二人きりの状況で遠慮する必要がなくなった圭は、美紀が自身の胸を触るのを見て、性欲の箍が外れて暴走。
彼女の豊胸をするという
そして一頻り彼女の胸の揉み心地を堪能していた圭だったが、先ほどと違い美紀が妙に静かだと気付き、胸を揉み続けながらも彼女をそっと観察する。
「んっ、んくっ。ふぅ、……ふっ、ん、ぅんっ!」
この部屋に二人しかいない、即ち救助を望めないことを理解していた美紀は、目を固く瞑り自身の人差し指を噛みしめることで嬌声を上げないようにして、圭から齎される快感の嵐をやり過ごして彼女が正気に戻ることを期待したのだろう。
しかし、圭から受ける快楽を全てやり過ごせるわけはなく、その顔は紅潮して、如何にも我慢しているという特有の艶めかしさが漂っていた。
それを見た圭の背筋にゾクゾクと、なんとも言えぬ背徳感のような快感がかけ巡り、もっと美紀の恥ずかしい姿を見たい、と自然とサディスティックな表情を浮かべる。そして、そのまま美紀の耳元に近付くと囁きかける。
「ふふ、本当に美紀は可愛いねぇ」
その圭の吐息が耳に掛かると同時に、まるでいつもとは違う彼女の妖艶な声に何かを感じたのか美紀はふるふると必死に快楽で赤くなった顔を横に振るが、そんな彼女の姿に圭は更に興が乗ったようで。
「──本当に、もう食べちゃいたいくらい」
そう囁くと彼女の耳をはむ、と甘噛みする。
「ぅんっ! ……ぁ。ふぁ!」
その感触に美紀は驚きとともに気持ちよさを感じて、ビクビクと震えるが、圭はその美紀の反応に気を良くしたのか、耳の他の部分も甘噛みし、舌で舐め、最後には耳の穴を舌でほじくる。
美紀は耳から聞こえる、ぴちゃ、ちゅぷ、という耳を嬲る音がまるで頭の中をそのまま犯されているように感じて、恐怖からか、それとも快感からなのかどんどん体の震えが大きくなる。
そんな中、圭は美紀の揉みしだいている胸に当たっている指に違和感を覚える。ちょうど指の先端部分になにか硬く張ったものが当たるようになってきたのだ。
それが何なのか解った圭は、美紀の耳を舐めるのをやめて、再び彼女へ囁きかける。
「美ぃ紀っ。そんなに気持ちよかったの? ……こんなに乳首を勃てちゃって」
その囁きを聞いた美紀は、今度は恥ずかしさに顔を紅潮させながら横に振る。
「ちが、ァ、わた、し、ィ。感じ、ひぃ、なんっ、……はぁっ! うゅっ!」
顔を涙や涎でぐちゃぐちゃに濡らして明らかに感じているのに、感じていないと必死に否定する美紀を見た圭は、ますますサディスティックな笑みを深くして彼女に囁きかける。
「あ~ぁ。美紀は親友の私に嘘つくんだぁ。ショックだなぁ。……そんな、嘘つきな美紀にはお仕置きが必要だよねぇ……?」
そう言うと、圭は美紀の胸を揉むのをやめる代わりに、彼女の両方の胸の頂点にある勃起した乳首を親指と人差し指で挟み込む。
それで、圭が何をしようとしているのかを察した美紀は、静止の声を上げようとするが。
「……っ! まっ────」
「だ、か、らぁ。────イッちゃえ!」
美紀の静止の前に、圭はそれぞれ二本の指を使って彼女の乳首をぎゅう、と力強く押し潰す。
乳首が押し潰された痛みと快感で、美紀は頭の中で火花が散ると同時に真っ白になって視界が明滅し。
「イっ、あぁァァァァァ…………!」
と、叫び声を上げるとともに身体が絶頂し、ピンと仰け反ってビクビクと震える。
そして快楽の度合いが凄まじかったのか、美紀はしばらく仰け反り、震え続けていたが、ようやく快楽の波が収まってきたのか全身の力が抜けると同時に、くたり、とその身を圭に預ける。
「……はぁ、ぁん。……はぁ、はぁ、んくっ。……あっ、はぁっ」
しかし、まだ完全に波が収まっているとはいいづらいようで、美紀は虚ろな、焦点の合わない目でどこかを見ながら荒い息を吐き続けている。
そんな虚ろな美紀の様子に、圭は妖しく笑いながら彼女が正気に戻っていないことをいいことに美紀からインナーを脱がせる。
すると彼女のきめ細かい肌や、そこに浮かぶ先ほど絶頂した影響で玉のように浮かぶ汗。それに小振りながらも形のいい乳房、そしてその乳房の頂点には乳輪とその中心には勃起した乳首があらわになる。どうやら美紀は寝る時にブラをしないタイプだったようだ。
そして今度はそんな美紀の下半身を隠す布団を剥ぎ取る圭。
するとそこには彼女のスラリと伸びた魅惑的な
それを見て手間が省けたと喜ぶ圭。元々美紀は寝る時に上しか羽織らないことはこのアウトブレイク後の行動で知ってはいたが、もしも気紛れで履いていたら面倒だ、とは思っていた。しかし直に確認したことで杞憂だったとわかり、さらには上まで付けていないことは想定外だったが朗報であることには違いない、と圭は笑みを深くする。
しかもショーツのクロッチ部分をよく見てみると、他の部分よりも明らかに色が濃くなっている。
それは即ち、美紀がとても気持ちよくなったという証拠であり、それに気を良くした圭は妖艶に笑いながら指で軽く引っ掻くように触れる。
「…………はぁっ! ぁ、んっ」
触れた時にくちゅ、と布地に液体を含んだ独特な音がなると同時に、美紀も触られただけで感じたのか嬌声を上げる。
その嬌声を聞いた圭は、そう言えばさっき人差し指を噛んで抑えようとしてたな。と思い、その美紀が噛んでいた指がある右手を持ち、自身の目の前に持ってくる。
そしてまじまじと見る圭だったが。
「ああもう、美紀ったら。本当に我慢しいなんだから」
と、呆れた声を上げる。それもその筈、あまりにも受ける快楽が大きかったからか、美紀はよほど深く噛んでいたようで、人差し指からは血が滲んでいた。
そして圭はその血の滲んだ指を目の前に持ってくると──。
「──あ、む」
そのまま口に含む。そして。
「ちゅっ、じゅる。あむ、れろ。んぅ」
まるで大事な、大事な飴細工を舐めるかのように丁寧に血を舐め取っていく。その時。
「────け、い?」
ようやく快楽の波が完全に収まったのか、美紀が目の前の光景を見て不思議そうな声を上げる。
何故、この親友は私の指を美味しそうに舐めてるんだろう?
あまりの光景に美紀はそう思考停止する。が、少しづつ彼女は自身が絶頂する前のことを朧気に思い出す。が、その合間も圭は彼女の指を無遠慮に味わい尽くす。
そして夢中で美紀の指を舐めていた圭は彼女がこちらをぼぅっと見ていることに気付くと指を含んだまま美紀に話しかける。
「
「ちょ、圭。私の指を、咥えた、まま、喋らない、で。くすぐっ、たいよ」
そんな美紀の抗議を無視して圭は指を舐め、しゃぶり続ける。
「ちゅぷ、じゅる、ずずっ!」
「ひっ、ぁ、ぅんっ。……なんでぇ、っ!」
美紀は親友がいつまでも自身の指をしゃぶり続ける背徳感と、その中で自身の血まで啜る倒錯感に身体を震わせる。
その後も圭が一頻り指を舐め、美紀がそれを我慢する。という時間が過ぎていったが、圭はようやく満足したのか、その小さい口を指から離す。指から口を離した際に透明な涎の橋が掛かるがすぐに、つぷ、と千切れる。
そして指は圭の涎でてらてらとコーティングされていた。
ようやく開放された美紀は、はぁ、はぁ、と息を乱していたが、そんな彼女をあざ笑うように圭は、今度は自身の指を再び美紀のショーツ、そのクロッチ部分に近づけると。
「…………ぁ、ひぁ!」
そのままクロッチごと陰唇をぷにぷにと押す。
その事に美紀は慌てて圭の腕を握り、止めようとするが。
「けいっ! まって! まってぇ!」
「ふふっ、だぁめ」
「────────っ、ぁ!」
そんな美紀の必死に懇願するが、圭はそれを拒否してそのまま指の腹の部分を使いクロッチ部分を横にずらし陰唇を露出させると、彼女の下の口は何かを欲しがるようにヒクヒクと蠢く。同時にその奥、膣内からはごぽり、とクロッチに吸収されていなかった愛液が溢れ出る。
そして彼女の陰唇が外に開放されたことで、今まで微かにしか漂っていなかった美紀の淫臭が部屋に充満する。
圭は美紀の陰唇を、さらに言うならその頂点にあるピンと勃った陰核を押し潰す。
その陰核を潰された際に発生した凄まじい快楽の暴力に美紀は必死に歯を食いしばると同時に圭の腕に抱きついて耐えようとするが、耐えることなど不可能だったようで再び背を仰け反らせて潮を吹き絶頂する。
「だめっ! だっ──。あぁぁぁっっっ!!」
再び絶頂した美紀。しかし、先ほどとは明確に違う点がある。それは──。
「ふふっ、美紀ったら本当に……。もっと、もっと、私に可愛い顔を見せてよっ」
圭は絶頂する美紀を見ながらも、あろうことか責め手を緩めずに美紀の膣内に指をじゅちゅ、ずぶ、と出し入れし続けている。しかも、膣内のあらゆる所を縦横無尽に、それこそGスポットであろうが関係なしに擦るために、美紀は絶頂から降りられない、所謂イきっぱなしな状態になっていた。
そんな状態の美紀は頭をぶんぶん振りながら圭の腕にしがみつく。このしがみつく行為自体も彼女を止めるというよりも、ただ単に縋るものがほしいために無意識に行動しているものだった。
しかし結果としてだが美紀のこの行動が功を奏する。
彼女が力いっぱいに圭の腕に抱きついたために、一時的とは言え血流の巡りが悪くなり腕が痺れて動きが止まる。即ち彼女の責めが終わることを意味していた。
だが、それでも今まで受けていた責めが凄まじかったことで未だに快楽の奔流が収まらずに美紀は小さく痙攣と軽い潮吹きを繰り返している。
「ぃ────ぁ。んぅ──はっ、ぁ」
圭の責めの中でまともに呼吸が出来ていなかった美紀は、荒い息で酸素を取り込むために呼吸をし続ける。
そんな美紀の姿を見た圭は、感覚の戻ってきた腕で愛おしそうに彼女を抱きしめる。
その抱きしめる行為だけでも敏感になった美紀は感じてしまうのかビクビクと体を震わせる。
そのまましばらくの時が過ぎ、美紀は少し快楽の波が落ち着いてきたようで落ち着いた息遣いになるが、同時に。
「…………すぅ、すぅ」
流石に一連の責めで肉体的にも、精神的にも限界が訪れていたのか、そのまま気絶するように眠りに落ちていた。
美紀のそんな姿を見た圭は、くすりと笑うと。
「……おやすみ、美紀」
彼女の頬に啄むようなキスをすると、美紀を改めて抱き枕のように抱きしめて眠りについた。
その後は何事も起きることなく二人は朝を迎えた。
尤も彼女たち二人が起きた時に一悶着、正気に戻った圭が美紀に土下座するなどの事態もあったが特に問題なく──強いて問題があるとすれば圭がしばらくの合間、美紀に頭が上がらなくなったぐらいだろう──昨夜の痴態の後片付けを終える。
後片付けを終えた後に二人は晴明や、学園生活部と改めて顔を突き合わせることになるが、その時に。
「うん? 美紀、その指の絆創膏はどうしたんだ?」
晴明に指の傷の事を指摘されて、その事に一瞬顔を強張らせる美紀と圭。
だが、美紀はすぐに冷静さを取り戻すと、彼の問いかけに答える。
「……え? これ、ですか。これは昨日、寝てる時に強く噛んじゃったみたいで、血が出てたから念の為に、と」
取りつくろうように笑うと、彼女は晴明にそう答える。それを聞いた晴明は。
「ふむ? そうか。まあ、なるべく気をつけるように、な」
どこか納得いっていないようだが追求しても意味がないと思い、それだけを告げる晴明。
その晴明の言葉を聞いた美紀は、はい。と短く返事をすると圭と軽く見つめ合い苦笑を浮かべるのだった。
読了お疲れさまでした。
今回この所謂エロ小説は初めて書きましたが、表現やら何やらが本当難しい。
正直コレも本当に書けているかどうか自信がないのもありますし、何よりももっといい表現の仕方があるんじゃないかとか、そもそもシラフで書くにはこっ恥ずかしすぎる。などと言ったこともあるのでちゃんと書ける人は本当に凄いと思いました。
……プロの人がうまくなるためにはエロを書け。と言った理由を身を以て理解しましたよ。ええ、本当に。