ではそうぞ。
二人して果てたあと、胡桃と由紀はベッドの上で荒い息をはいていた。
「あ、は――ぁ。ん、く……」
「ひ、ぁ……ん。くるみ、ちゃ――ぁ」
とろん、と悦楽に染まった目でお互いを見つめる二人。しかし、その逢瀬は唐突に破られる。
ちょうど由紀に覆い被さる形になっていた胡桃だが、何者かに由紀から離すようにぐるり、と仰向けにされる。
「ん、ぁ……!」
もともと絶頂した状態で敏感になっていたこともあり、身体をびくびく、と震わせおまんこからはどぷり、と愛液が漏れる。
そんな胡桃の状況と、なにより由紀の惨状をみて下手人は少し怒りを込め、言葉を吐き出す。
「……これは、おしおきが必要ね」
「……りー、さん?」
胡桃が発したように下手人の正体は若狭悠里。彼女は胡桃を怒りのこもった目で見つめ、そして――。
――ぐちゅり。
「……ひ、ぁ! ちょ、りーさ……ぁ!」
「こんなに濡らして、そんなに気持ち良かったのかし、ら!」
「ひ、ぎゅう! そこ、だめ……!」
それ以上にサデスティックな、嗜虐的な笑みを浮かべていた。
そんな彼女は、胡桃のおまんこへいきなり人差し指と中指を突っ込む。それと同時に親指はクリトリスを押し潰すように刺激する。
膣内をごりごりと削られ、クリトリスをぐりぐりと弄られる。その強い刺激を突如与えられた胡桃は逃げようとするが。
「だ、めっ! りーさん、それ……! つよ、いからぁ――!」
しかし、もともと絶頂したことで腰砕けになり、完全に弛緩してしまっていた身体は胡桃のいうことをきかず、がくがく、と腰を震わせながら快楽を享受することになる。
「だめ、だ――ぁ!」
悠里の激しい愛撫に、あっという間に高められた悦楽が限界に達し、胡桃はブリッジをするようにのけ反りながら、おまんこからびゅっ、びゅっ、と潮を撒き散らす。しかし――。
「りー、さ……! アタシ、もう逝って――! やめ、また……ぁ! ひぎゅうぅぅぅぅぅ――!」
「コレで、終わりな訳ないでしょう? それじゃあお仕置きにならないんだから」
「ぁ、あっ! 逝ってる、逝ってるの! でも、また――! やめ……! ひ、ぁ! ぐ……ぎぁ! ぁ――――!」
胡桃の制止など聞くつもりのない悠里は責め手をやめることなどせず、くぢゅ、くちゅ、と愛液を泡立たせるかのような激しい出し入れを続ける。
そんな悠里は楽しげでありながらも、どことなく表情を苦痛に歪めている。
それもそのはず、もともと胡桃は引退したとはいえ運動部、陸上の選手として活躍していたこともあって素の状態でも膣内の締まりはよかったのだが、魔人化したことにより身体能力が上がった結果、さらに締まりが良くなっていた。
それこそ悠里の指がそのまま引き千切られるのではないか、と錯覚するほどに。
もっとも、それ以上にだくだく、と愛液を垂れ流し滑りが良くなっていた胡桃の膣内では引き千切られるなど起こりようがなく、むしろ逆に全体で感じられるほどに感度が良くなっていることから、さらに絶頂へ押し上げられやすくなっている、という悪循環になっていた。
事実、胡桃は度重なる絶頂で意識がもうろうとし、顔は涙とよだれで濡れ大変なことになっている。
それでもやはり気持ち良いのか、口ではやめて、と懇願しているものの頬は紅潮し、口元には恐らく無意識の笑みが浮かんでいた。
そんな胡桃を見て、にたり、と笑う悠里。そして彼女へ顔を近づけると――。
「
その言葉を聞いた胡桃は青ざめつつも、頬をさらに紅潮させる。という器用なことをしながら助けを求めるように由紀を見る。
するとそこには、いつの間に部屋に入ったのか貴依が慈母の笑みを浮かべて由紀を抱きしめ、肌蹴てさらした乳房を由紀に、まるで赤子のように吸わせながら、彼女のおまんこをやさしく弄くっていた。
由紀も由紀で貴依の乳房を一心不乱に吸いながら、貴依の愛撫が気持ち良いのか、表情を艶かしく歪め、おまんこからとろとろ、と愛液を垂れ流している。
二人の痴態をみて、助けなど期待できないと悟った胡桃は恐る恐る悠里を見る。そして、二人の視線が交差し、悠里の口から胡桃にとってある意味絶望的な言葉が告げられる。
「さ、それじゃあ。私たちと楽しみましょう?」
そのまま覆い被さってくる悠里が、胡桃にはとても恐ろしいものに見えた。
――じゅ、ずずっ!
「あっ、りーさ……! 吸っちゃ、やぁ――!」
仰向けに寝かせた胡桃の両足を肩に乗せた悠里は目の前にあるおまんこに口をつけ、舌で愛撫したり、とろとろ、と流れてくる愛液をすすっていた。
生暖かい舌が膣内に侵入する度、かくかく、とマリオネットのように震える胡桃。
また、悠里は責めが単調にならないように――。
「は、なぁ……、クリを押したら、ぁ――! 吸う、のも――!」
時には自身の鼻で胡桃のクリトリスを刺激したり、ちゅ、ちゅ、と口付けしたりして別の刺激を与えていた。
常に一定の刺激ではなく、そのように別の刺激を与えられることで胡桃はおまんこを中心に与えられる悦楽にほんろうされている。
「あっ、あっ、はげ、しい――! りーさ、ぁ! これ、きつ――! ひぎゅ! は、ぐっ! ひ、ぁ!」
四つん這いの格好になった胡桃は後ろから悠里の指をおまんこに突き立てられ、腰を震わせ、ぶしゅ、と潮を噴いている。
それだけなら最初の責めとあまり代わり映えしないだろう。しかし――。
「それ、だ、め……。りーさ、太、いぃ――!」
それだけではなく、時には自身の尻尾すらおまんこに突き立てられる胡桃。
しかし、それでも悠里にまだ理性が残っているのか処女膜を破るほど深くは挿入されていない。それでも先端部の時点で男性器、剛直よりも太くなっていくのだからおまんこをごりごり、と削られる胡桃からすればたまったものではなかった。
「お、おぅ――! ひ、は、ぁ――! また、また逝く――!」
自身の尻尾を咥え込んで絶頂する胡桃。その胡桃の顔は悦楽に歪んで、いわゆるアへ顔になっていた。
「あっ、あっ、きもち、いいよぉ。もっとぉ……」
「うふふ、ならこんなのはどうかしら?」
座った状態で悠里にもたれかかる胡桃。彼女は背後から胸を鷲掴みにされもにゅ、もにゅ、と揉まれていた。
また時には悠里の指はかわいらしく勃起した乳首をくりくり、と刺激したり、手のひらで乳首ごと押し潰しながら胸を揉んでいる。
だが、それだけではない――。
「うふふ、それ。そんなに気に入ったの?」
「……うん、きもち、いいよ?」
先ほど悠里に無理やり挿入された自身の尻尾。それによるおまんこの愛撫による快感が忘れられないのか、今度は自分の意思でおまんこへ突き入れていた。
ぐちゅ、ぐちゅ、という音とともに突き立てられる尻尾。辺りには尻尾を動かす度に掻き出される愛液によってびしょ濡れになっていた。だが――。
「あ、ぅ……。ま、だ――」
いまだ足りない。そう言わんばかりに胡桃は、自身の空いた両手をクリトリスに伸ばす。
――コリ、コリ、キュ……!
「これ、すご……!」
うつむき、目を閉じ快楽を享受しながらよだれを垂らす胡桃。しかし、身体の方は既に限界なのかびくびく、と震え断続的に潮を噴いている。
あと少し、あと少しでもっとすごい絶頂が来る。本能的にそれを感じ取った胡桃はさらに激しく自慰に耽る。
悠里の責めと胡桃の自慰。その二つの行為によって高まる胡桃の身体。しかし、最後の一手は思いもよらないところからもたらされた。
「ふふっ、くるみ。は、む――」
「ひっ――! あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁっ――――!」
悠里のいたずら、とでもいうべき耳への甘噛み。その想定外からの刺激に、胡桃の身体は一気に絶頂まで押し上げられる。
「ふ、ぎゅ、う、ぁぁぁぁ――――!」
限界までのけ反り、ぶしゃあ、と潮を辺りに撒き散らしながら絶頂した胡桃。あまりの絶頂の強さで目がチカチカして回りが見えなくなっている。
そして彼女の身体がこれ以上は危険だと判断して、意識が遠のいていく。最後に胡桃が見た光景。
それは嗜虐的でありながら、慈母のような。まるで正反対な笑みを浮かべた悠里の顔であった。