とある世界の地球という惑星に、一人の生物がいた。
だが、ケンイチの外見と積極的すぎる姿勢のせいで、彼の周囲から女を遠ざけていた。
一方で、ケンイチと同じ
しかし、梨斗は奥手すぎた。世の男が諸手を挙げて抱くような美少女たちに誘惑されても、決して自ら望んで手を出さない。先月、
猿山ケンイチと結城梨斗。二人を取り巻く環境を『遠くから』観察していた女は、息を吐いた。
「人類のためにも、介入が必要なようね」
今、もっとも人類のためになる『子種』を持つケンイチ。彼の子孫が後に人類を今より高次の存在へと引き上げてくれる未来がやがて訪れる。それを成す始祖である彼を救うためなら、多少の介入も致し方ない。その結果、梨斗が不幸になってしまうが、必要な犠牲だ。
「目覚めなさい、猿山ケンイチ」
女はケンイチと彼が住む世界に自身の力を注ぎ入れると、眠りに就く彼へ声を掛けた。
誰かが呼んでいる。女の綺麗な声だ。
猿山ケンイチはゆっくりと目蓋を開き、自室のベッドで体を起こす。周囲を見渡してみるが、雑然とした部屋の中には人はいない。彼は欠伸をしながら体を掻き、気のせいかと思ってベッドに再び横になった。
右手の窓から見える青空。確認できた陽射しは普段よりも高い気がした。
嫌な予感がする。すぅ、っと血の気が引く感覚。
ケンイチは慌てて枕元にある目覚まし時計が示す時間を目にし、硬直した。
「マジかよ!」
硬直は即座に解けると、ケンイチはベッドから立ち上がった。遅刻だ。いつもより圧倒的に出遅れている。今から急いで準備をしても、間に合うかどうかわからないという微妙な時間帯。
ケンイチは朝食を諦め、それ以外の身支度を整えることにした。ケンイチにとって、ぼさぼさの身嗜みのまま学校へ行くことなどあり得ない。いつ、どんな出会いがあるかわからないのだ。制服を身に着け、ワックスで黒髪を逆立たせ、鏡の前で自分の姿を観察する。
よし、と確認を終えると、ケンイチは通学鞄を手に玄関へと向かった。
「行ってきます」
玄関の前で振り返り、家の中へと声を掛けた。そこで、ケンイチは違和感に気がついた。
どうして今、俺は「行ってきます」と言ったのだろう。俺は一人で暮らしていて、両親は実家で生活をしているのに。あれ? 俺って独り暮らしだったっけ? 気味の悪い感覚にケンイチは首を傾げつつ、家の外へ出た。
ケンイチの家は大豪邸だ。白い外観の邸宅を取り囲む広大な庭。連絡を入れれば、家の設備や備えられたプールの整備をしてもらえるし、専属の家政婦も呼べる。既に長期的な契約を結んで金銭を一括で前払いしているため、これ以上の支払いは発生しない。
ケンイチは振り返って家を見上げ、また唸った。
「こんな家だっけ?」
悩むが、最初からこうだったという思いもある。結局、考えてもわかるものでもなく、ケンイチは思考を放棄した。慌てて準備したから、まだ寝ぼけているだけなのだろう。結論づけると、登校を開始した。
慣れ親しんだ通学路をひた走り、道の先に校門が見えてきた。
それなりの距離を結構な速度で走ったはずだが、ケンイチの息は少しも乱れていなかった。こんなに体力があったか? とケンイチは小首を傾げる。やけに体調もよく、良いことだらけなのだが、朝から気になることが多すぎた。
再び悩みながらケンイチは前へと進み、全く人のいない校門前へとたどり着いた。
少しだけ開かれた門。そこには、夏用の制服姿の少女が一人立っていた。
「遅いわよ、猿山君」
そう言って厳しい視線を向けてくるのは、ロングストレートの黒髪の少女、
遅刻の取り締まりなどは本来、生活指導役の教師が担当するはずだが、その姿はない。
「わ、悪い、古手川」
面倒なことになった、とケンイチは思った。唯は曲がったことが嫌いで、遅刻一つでも厳しい。遅刻しないために次からどうするか、改善策も含めてくどくどと長い説教に付き合わされるに決まっている。
適当に言い逃れして、早く教室に行かないとホームルームどころか一限の授業にも間に合わない。唯自身も教室に行かなくても大丈夫なのだろうか。生徒一人で遅刻者を取り締まる現状が不可解であり、ケンイチはまた引っ掛かりを覚える。
今日は朝から奇妙な感じだ。
困惑するケンイチへと唯が歩みを進める。ケンイチは姿勢を正し、背筋を伸ばす。
じろじろ、と唯がケンイチを見つめる。近い。眦は切れ長で、目鼻立ちの整った顔がケンイチの眼前に突きつけられる。なんだ、これ。殴られるのか? 今から殺されるのか? 不機嫌そうに細められた眼差しに睨み据えられ、ケンイチは居竦んだ。
ええい、ままよ。ケンイチは硬く目蓋を閉ざし、来るかもしれない痛みに備えた。
しかし、訪れたのは予想していた痛みではなかった。
口を塞ぐ柔らかい感触。潤いを帯びつつも、じんわりと温かい。
「んっ!?」
動揺して目を開けたケンイチが見たのは、自分と口づけを交わす唯だった。
何が起こった。一瞬にして心がヒートアップし、頭が茹って思考が止まる。反射的に後ずさろうとするも、正面の唯に抱き着かれ、行動を制限される。瞼を閉じた唯の綺麗な容貌。それを前にして何もできず、ケンイチは完全に硬直した。
背中に回る唯の両手。胸板に当たる、制服に包まれた豊満な胸の感触。
初めての感触に、ケンイチはズボンの中で男根を勃起させた。みるみるうちに膨らむそれはケンイチの認識を越える大きさであったが、今のケンイチにそのことを気にかけている暇はなかった。
「んっ、ふっ、ちゅっ、れろっ」
唯はケンイチへと何度も唇を重ねる。熱を確かめるように、唇を舌先で舐めてくる。その仕草は初々しく、口づけという行為に慣れていない。それを受けるケンイチも、初めての接吻にどぎまぎしていた。
「ちゅっ、くちゅっ、ぬちゅっ、ぁっ、んんっ、ちゅぷ」
唯の舌がケンイチの口内に侵入する。舌まで入れられる想像はしておらず、ケンイチの意識はさらに蕩けた。もはや唯に抱き着かれていなければ膝を突いていたかもしれない。予想外の展開の連続に、ケンイチの精神は着実に削られる。
「ちゅむっ、んっ、ぢゅるっ、ぐちゅっ、ぢゅぷ、くぷっ」
削られる。
「あぁ、くちゅっ、ぢゅる、んっ、ぢゅるるっ」
容赦はなかった。どんどん舌遣いが激しくなり、すっかり大人の口づけに変わる。
気がつくと、ケンイチはズボンの中で射精をしていた。どびゅっ、びゅるっと噴き出す精液が下着を濡らしていく。その量は尋常ではなく、また、そこから立ち昇る雄の臭いもケンイチの嗅いだことのない濃密なものだった。
股間から下にかけて制服のズボンが濡れる。外側から見てもはっきりとわかる状態だ。
これは夢か?
思いはするが、唯の唇と舌の感触も、脳を襲う射精の快感も明らかに現実だった。
「んちゅっ」
ようやく唯が唇を離し、目を開く。
少し潤んだ瞳。赤らんだ頬。初めて見る、唯の女としての顔だった。
その顔が、ケンイチの下半身に向けられる。キス一つで射精した者に対して侮蔑の視線を向けられるかとケンイチは思ったが、唯の表情は変わらない。ごくり、と喉を鳴らした後、ケンイチの顔を見上げた。
「着替えがあると思うから、一緒に行きましょう?」
耳元で小さく紡がれた唯の声に、ケンイチは追加の精液を放つ。ぶびゅっと出されたそれは、たったの一発だけでも普段のケンイチの数発分を容易く凌駕する。濃い性臭が周囲に広がり、その中心に巻き込まれた唯の表情がさらに赤くなる。
「ついでに、猿山君には遅刻した罰を与えるわ」
罰? 口に出したつもりでも、ケンイチの喉は声を搾り出せなかった。
唯はケンイチの返答を待たず、続けた。
「私を、猿山君の彼女にするっていう、罰」
そっと下に伸ばされた唯の右手が、ケンイチの股間を覆う。ズボンに浮かぶ大きな膨らみを五本の指で擦る度に、ズボンの中に付着した精液がぐちゅっと音を立てる。精液はズボンにまで浸透して唯の手を汚したが、唯は動じない。
「私とじゃ嫌? それなら、他の風紀委員に頼むことになるけど」
男根を撫でられて、切なそうな声音で告げられて、ケンイチは否定できなかった。
首を縦に振ると、唯の表情が綻ぶ。初めて間近で見る優しい笑顔にケンイチの心臓は大きく跳ねた。朝に全力に近い疾走をして変化のなかった心拍数は先ほどから激しく回数を刻んでいる。
極度の興奮状態に置かれたケンイチは、そのまま唯に優しく手を引かれた。
昇降口へ向かい、靴を履き替えて校舎に入る。偶然通りがかった女教師に見つかるが、ケンイチと手を繋ぐ唯を見ても落ち着いていた。「風紀委員のお仕事?」と聞かれ、唯がやり取りをする。
誰もおかしいと思わないのか。ケンイチの不自然に濡れたズボンを見ても、女教師の表情は明るい。風紀委員に連行される生徒に対して向けられる憐憫の眼差しはあれども、それ以外の感情はない。
俺がおかしいのか? ケンイチは自分を疑い始めた。
「どうしたの?」
「ぃ、いや?」
「行きましょう」
再び手を引かれ、ケンイチは唯に連れていかれる。
ほどなくして、保健室に着く。「失礼します」といって入室する唯を出迎える者は誰もいない。保健室には養護教諭である
「先生はいないみたいね」
仕方がない、と言って唯は近くにあった棚の前に移動する。備品が詰め込まれたそこには、男女用の制服や体操服の予備も用意されている。そこから適当に選んだ制服を手渡されたケンイチは、早速着替えようと仮眠用のベッドへ向かった。
ベッド周りの天井から吊り下がるカーテンを閉ざそうとしたとき、ケンイチは手を止めた。
「何?」
「き、着替えたいんだけど」
「着替えていいわよ。私も手伝うから」
立ち尽くすケンイチの前で、唯はベッドに腰かける。そして、ケンイチの反応を待たずにケンイチのズボンのチャックへ手を伸ばした。ジジジーッと一息で下ろされ、ベルトも外されてズボンを足元まで引き下げられる。
むわぁと外に解放される臭い。その原因は、下半身を濡らす大量の精液。
「すごいわね」
感嘆と呟き、唯はベッド傍の棚に置かれたウェットティッシュの箱を手に取る。
そして、ケンイチの太股から足についた精液を丁寧に拭っていく。
「な、なぁ。やっぱり、俺が……」
「私に任せて。猿山君は何もしなくていいから」
手出しをしようとするケンイチを牽制し、唯は甲斐甲斐しく働く。ケンイチから奪い取ったズボンを裏返しにし、精液を根こそぎティッシュで掻き集める。その量は多いが少しずつ時間を掛けることで綺麗になっていく。
湿ったままではあるが、精液の塊はなくなった。
残るは、ケンイチが履いたままのぐちゅぐちゅの下着だった。
「脱いで」
「いや、もう自分でやるって!」
「早く」
「だけど」
「脱ぎなさい」
「うっ……」
異様な圧力に根負けし、ケンイチは自身の下着に手を掛ける。
本当に脱ぐのか? 女子の前で?
精液を見られて、ティッシュで拭ってもらって今さらだが、陰部を唯に見せることに抵抗を覚えた。恥ずかしいなどという話ではない。本当に今さらだが、ケンイチは遅れてやってきた羞恥心に苛まれていた。
やっぱり、一人で綺麗にする。
改めて思い直したケンイチに痺れを切らしたのか、唯が動いた。
下着と肌の間に指を引っ掻け、一気に足元まで下ろす。
ぼろんっと跳ねるように現れたのは、赤黒く沈着した男根だった。中肉中背なケンイチの体には到底見合わない、極太で長い代物。一度挿入すれば、奥まで届かないことはないだろう。女の膣を穿り、高いカリで引っ掻き回し、丸々と肥えた陰嚢で作られた精子を子宮に直射する。
大の大人が裸足で逃げるような、雄の頂点に立つ生殖器。
「は?」
ケンイチと唯の声が揃った。二人して精液が纏わりついた男根を見つめ、黙る。
嘘だろ、というのはケンイチの感想だった。ケンイチは身体的に恵まれているわけではない。標準的だ。男根も平均的と言える大きさで、精力も並み。不細工な顔を除けば、どこにでもいる普通の少年だった。
それが一晩で化けるほど、思春期の少年の成長は常識外れではない。
もういい加減にしてくれ、とケンイチは思った。やはり自分は狂ってしまったようだ。感性も肉体も。これが夢ではなく現実と受け止めなくてはいけない。しかし、あまりに急激すぎて脳が追いついていなかった。
ケンイチの男根をぼうっと眺めていた唯が、顔を寄せたことに反応もできなかった。
「古手川……」
「大きい……。こんなの、写真でも見たことない……」
唯は亀頭を前にし、驚愕に目を見張っている。その両手がそっと肉竿に触れ、優しく握る。半ば放心状態のケンイチの顔色を窺いつつ、肉竿をごしごしと擦る。纏わりついていた精液が唯の指にもつき、水音が広がる。
ぬちゅっ、くちゃっ、ぐちゃっ。
両手で扱き、眼前の亀頭を眺める唯。
もう、疑問などどうでもよくなってくる。ケンイチの心はだんだんと快楽に侵食され、理性を失っていく。美少女の口から彼女になりたいと言われ、こうして男根を手で扱いてもらう。
ケンイチが以前から妄想の中で望んでいたことだ。
原因は不明だが、それが叶ったのだ。
それなら、この状況を楽しまないでどうする。
欲望に素直になったためか、唯に撫でられているためか、男根がビクンッと震えてさらに雄々しくなる。目の前でその成長を見ていた唯の瞳にハートマークが浮かび、表情に歓喜が広がったように見えた。
立派な雄を前にし、唯が表情に興奮を滲ませる。風紀を正す風紀委員の立場はどこへ行ったのか。この場にいる古手川唯は猿山ケンイチの彼女でしかなく、唯が取る選択は恋人への奉仕だった。
「ちゅっ……」
唯は亀頭に口づけを放った。敏感な亀頭を襲う女の唇に、ケンイチは震えた。
恋人による亀頭キス。それだけじゃない。
「んっ、くぷっ……」
亀頭を咥えたかと思えば、そのまま肉竿まで咥内に呑み込まれる。
その体勢で、唯は身震いしていた。目を軽く見張り、表情が見るからに妖しくなる。
発情を抑えきれないでいる。唯の表情からそれを察したケンイチは、直後の刺激に動揺した。
「ぢゅぶっ、ぢゅるっ、ぐぷっ、ぐぽぉっ、ぬちゃぁっ、ぐぢゅぶっ!」
夢にまで見たフェラチオ。
高校生でいる間は無理だと思った。可愛い美少女たちは皆、親友の梨斗に夢中。唯もそうだったはずだ。梨斗に対する反応と他の男子生徒に対する反応は明確に異なり、唯が梨斗を意識していたことは明白。
その唯が、真面目で破廉恥なことを嫌う彼女が、恋人に。
「ぶぢゅっ、ぢゅぶんっ、ぐびゅっ、ぢゅるっ、ぐぷっ、ぢゅぶんっ、ごぼぉっ!」
唯は暴走していた。我慢できないといった様子で亀頭とその先の肉竿をしゃぶる。両手も使って扱き、ケンイチの精液を搾り取るという目的に進んでいた。
精液を綺麗にするという目的は既に唯の頭になさそうだった。
念願だった性行為に、ケンイチも本来の目的を失っていた。
ケンイチは、唯を含めた美少女たちをオカズに何度自慰したかわからない。しかし、誰もが手の届かない高嶺の花で、彼女たちの横に並び立つ梨斗に嫉妬していた。
どうしてリトばかり。黒い感情がいつも心の中に宿っていた。
今はその感情は普段よりも苛烈さを増し、ケンイチの胸中に渦巻いていた。
ケンイチは唯の頭を掴むと、喉奥に男根を突き入れた。
「んぐぅっ!?」
唯が呻く。頬を膨らませ、ケンイチを涙目で見上げている。
梨斗のことが好きだった唯に、男根を咥えさせている。大きさ的に根元まで挿入はできないが、咥内を制圧している。唯が目を白黒させ、決してケンイチに逆らわずに口オナホとして役割を担っていた。
「んっ、んぐっ、げほっ、ぐっ、んんっ!?」
ケンイチが腰を振り、唯が受け止める。唾液と口の熱に包まれながら遠慮なく腰を前後に振っていると、悩みなんかどうでもよくなってくる。今はただ気持ちいいことだけを考えていたい。
ケンイチは素直になって、腰を振った。
「ごほっ、んぐっ、うっ、ぢゅぼっ、ぐぶっ、うっ、ぢゅぼっ、ぐぷっ、ぐぼぉ!」
昂る。精液が昇ってくる。日頃の射精時よりも数十倍強い快感に、ケンイチの顔はだらしなく蕩けた。力が抜けて倒れそうになるのを絡め、唯の黒髪にしがみつき、喉奥まで盛大な突きを放った。
びゅるるるーっ、ぶびゅるるっ、びゅーっ、どくっ、どぼぉっ、ごびゅびゅ!
「んっ!? ごきゅっ! ごほっ!? んぐ、ぇ!? ごくっ! ごく!」
唯が涙を流しつつ、他に行き場のない精液を喉に流し込む。悲鳴を漏らし、必死に鼻で酸素を吸いながら、これまで無駄撃ちされてきたケンイチの精子たちを飲み干すことに専念していた。
喉が鳴る音が響く。500mlのペットボトルならば今頃空になっていただろう。そのくらいの時間を消費し、全てを飲み終えた唯が肉竿の精液を唇で拭い落とし、口を開く頃には完全に出来上がっていた。
「あぁん……」
精液でぐっちゃぐちゃの口内。今まさに至極の一品を口にしたかのように、唯は恍惚とした表情で舌を動かしていた。口内に溜まったザーメンゼリーをぷるぷると掬い取り、鼻から抜ける生臭さに震えた素振りを見せた後、ごくりと喉を鳴らして精液を飲み干した。
再度開かれた唯の口の中には、精液は一滴たりとも残っていなかった。
「さ、猿山君。もう、我慢できないの……」
唯が座っていたベッドの端から中心に移動する。そこで股をM字に開き、スカートに隠れていたショーツを見せつける。穢れのない純白。包み込む陰部の形が浮かび上がっている中心に指を這わせた。
「お願い」
ショーツに指を引っ掻け、横にずらす。
現れたのは綺麗な恥丘。その割れ目に指を入れ、唯は左右に開いて見せた。
広げて見せられた桜色の粘膜。心を許された者しか見ることのできない、女の恥ずかしい箇所。それを披露され、ヒクヒクと収縮する膣穴を見せられて、我慢が利くほどケンイチは理性的ではなかった。
発情しきった顔のまま、ケンイチはベッドに上がった。膝立ちになって移動し、唯の股の間で止まる。これでもかと拡張された恥部の前に男根を突きつける形となって、ケンイチの脳裏に思考が過る。
本当にいいのか? よくわからないこの状況に身を任せて。
理性的な一面が頭を覗かせるが、今のケンイチを律することはできない。
「はぁっ……はぁっ……」
ケンイチは握った男根の亀頭部分を、膣口に嵌め込んだ。ぬちゅっと湿った音。触れたことで膣内から愛液が漏れてきた。まだ触ってもいないのに。それだけ興奮していたのだろう。零れる愛液を押し戻そうと小さな穴に亀頭をめり込ませる。
きつい。追い出されるような反発を感じる。しかし、この男根に勝てるわけもなかった。ぐいっと腰を前に出すと、亀頭が穴へと入っていく。めりめりっと内側から押し広げ、男根全体の道を開拓する。
「あぁっ!」
唯が声を上げた。亀頭が膣穴に入ったのを確認し、離した手を横に伸ばしてシーツを掴む。痛みを察して強く握られたシーツに皺が幾つもできていた。ケンイチはそれを見ながらも進行を止めることはなく、唯の細い腰を掴んで挿入を続けた。
入っていく。生の感触が男根を包む。熱で蕩けてしまいそうだ。
「おっ……」
ケンイチは思わず声を漏らした。予想よりも格段に凄い。これが性行為。
もっと気持ちよくなりたい。もっと、奥へ。
「あぁああっ!」
声を上げ、ケンイチは腰をさらに突き出した。高いカリが穴に埋もれ、膣壁を引っ掻きながら進行する。カリが通ってしまえば、あとは押し込むだけだ。ケンイチの強引な突きは着実に唯の穴を穿ち、奥までの道を作り上げた。
道中、唯の処女膜を引き裂き、膣壁をガリガリと削りながら、最奥に至る。
「ひっ……!?」
どちゅんっ、と勢い余った衝撃が子宮を襲う。唯が耐えきれずベッドに倒れた。
ケンイチが唯の膣奥に亀頭を馴染ませると、それが始まった。
発情した猿の交尾。腰を前後に振って膣と男根を擦り合せる。
「あぁっ、さ、猿山君、は、激しっ、あっ、やぁっ、あんっ!」
女と繋がる快感を知り、理性を失った猿に交渉など不可能。ケンイチは腰振りを絶やさず、より興奮を得ようと唯の衣服に手を掛ける。邪魔なサマーセーターを捲り上げ、ブラウスのボタンを外すことなく引き割いた。
現れた白いブラジャーもずらすと、ぷるんと乳房が露出した。
女子の中でもトップレベルで大きい胸。成長著しく、男子生徒の注目を少なからず集めつつある胸部。見ていることしか、妄想の中で触ることしかできなかったそれに手を伸ばし、両手で鷲掴みにする。
あまりの柔らかさにケンイチは笑った。想像なんて当てにならない。これが胸の感触だ。指が乳肉に沈みながらも、反発する弾力がある。若く、瑞々しい肌はしっとりと指に吸いつくようで、ずっと触っていたい気分になる。
胸を両手で鷲掴み、吊り上げた口の端から唾液を垂らしながら運動するケンイチを止められる者はいない。唯自身がケンイチに慈愛の籠った目を向け、身を委ねている。二人は双方同意の下で繋がっているのだ。
膣内を我が物顔で掻き回る。膣外へ男根を引き戻す際に中に溜まった赤い体液、先ほどの破瓜によって生じた血が外に掻き出される。それはシーツに赤い染みを作った。
二人は男女として繋がった。それは現実だ。
しかも、生での挿入。妊娠してしまうかもしれない。
ケンイチはそこまで考えて行動しているわけではない。極上の雌を相手に昂った興奮を鎮めることしかできない。だから、腰を振る速度は衰えることなく、むしろ速度を上げていき、唯の子宮に亀頭を押しつける。
何十回と嬲られる。唯は喜んでいる。全て受け止めてくれる。
ケンイチは限界に至った。もう無理だ。下腹の奥からせりあがってくる熱の塊を誘導し、一番気持ちのいい場所で放てるよう、唯の体に上から抱き着いた。開いていた唯の唇に吸いつき、舌を動かす。
「ぐちゅっ、ちゅるっ、くちゅ、くちゃっ、ぬちゃっ」
ケンイチの意を汲み取った唯が舌を絡ませてきた。それを受けてさらなる興奮を享受したケンイチは、唯の体を抱き締める両手に力を籠め、最後に思いっきり膣内に男根をめり込ませた。
子宮口を塞ぐ亀頭。喘ぐ唯。
そして、ケンイチの射精が始まった。
びゅびゅびゅーっ、どびゅるるるっ、びゅーっ、どびゅーっ、どぷんっ、どくんっ!
爆発したかのような勢いの精液の放出。瞬き一つの間に唯の子宮が白く染まる。子宮という器をぐるぐると回りながら嵩を増していき、子宮に隙間なくどろどろぷりぷりの子種が敷き詰められた。
射精中も求め合い、舌を触れ合わせて唾液を交換する。股間に興奮が次々送られる。
射精は止まらなかった。ケンイチの脳を快楽が押し寄せ、その顔はもう見ていられないほどの下品な笑みを形作っていた。恋人ができ、性行為を覚え、満たされる感覚を味わった。もう後戻りできない。唯は間違いなく、ケンイチの子を身籠るだろう。今回で妊娠しなくても、次、またその次に機会がある。
「うっ、おぉっ、出るっ……」
ケンイチはこれ以上ないほど幸せそうに、種付けセックスを楽しむ。唯はあくまでもケンイチを愛する恋人とみなし、全てを許容して穏やかに笑っている。たとえケンイチが暴行を振るっても、その笑みが崩れることはないだろう。
ごびゅーっ、ぶびゅーっ。
膣内射精は続き、ケンイチの男根は膣奥まで挿入されたまま。唯の子宮では出口を失った何億もの精子が活発に泳いでいる。彼女と子を宿すために。その目的を掲げ、卵子の下へと突き進む。
それに気がつくわけもないケンイチは、少し休んだ後、唯の胸に顔を埋めて腰をガクガクと揺する。乳房を舐めても、乳首を甘噛みしても、唯は怒らない。むしろ、頭を撫でてくれる。どうやら自分は、自分にとって都合のいい世界で目覚めたらしい。
もしかすると、唯だけでなく、他の少女も自分の物に。
たとえば、そう。梨斗を慕う少女たち。唯と同じように彼女たちを一人残らず犯してみせたら、どれだけ気持ちいいのだろう。きっと、陰嚢に溜まった精液がすっきりとするような強烈な射精を経験できるはずだ。
他にも、この学校には魅力的な生徒や教師がたくさんいる。全てこの男根で堕として、ハーレムを作る。全員に甘やかされて、全員に愛されながら、種付け。子供を産ませ、胎が空いたら即種付け。
男の夢だ。リトがハーレムを作る気がないのなら、俺が代わりに叶えてやる。リトの周りの女を全部奪うことになるが、構わない。全部リトが悪い。俺は何も悪くない。生物としては俺が正しいんだ。
ケンイチは笑った。唯の乳房に口許を埋めながら漏らしたその声は汚い。欲望に塗れたものだった。
しかし、唯の恋する眼差しはなくならない。愛するケンイチを胸の谷間で受け止め、頭を優しく撫でている。ケンイチにとって一人目の女。後にケンイチとともに世界中から崇められる聖母の誕生だった。