※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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モニカとユリ

たまに街の人に睨まれたりしたけどモニカの屋敷にたどり着く事ができた。

 

 

ここがモニカさんの屋敷なんですね

 

そう見たいね、無駄にデカい屋敷に住みやがって、行くわよ

 

 

ノックもせずに乱暴に扉を開けて中に入って行く。

 

 

モニカ!居るんでしょ、出てきなさいよ!

 

 

私がそう叫ぶとしばらくして部屋の奥から誰かが姿をあらわした。

 

 

なんだよ、騒々しいなぁ

 

 

茶髪のショートカットの女が出てきた。

 

 

あんたがモニカね、ロンギヌスを出しなさいよ!

 

ロンギヌスくんの居場所は教えられないよ

 

なら探し出すまでよ!

 

はぁ、ルーンくん、お願い

 

あたいのマスターの屋敷に殴り込むなんてどこのゴミムシかと思ったら

 

 

モニカがそう言うと見覚えのあるキル姫が出てきた。

 

 

けっ!あんたがマスターだったのね

 

次こそ血の匂いを嗅がせてもらうよ♪

 

やれるもんならやってみなさいよ!アスカロン!

 

はいっ!

 

 

アスカロンと並び剣を構える。

 

 

じゃ、頼んだからね

 

 

そう言うとモニカは奥の部屋に入っていった。

 

 

待ちなさいよ!

 

 

後を追おうとした私に槍を突き出すルーン。簡単にこの先に進めそうは無さそうだ。

 

 

おやおや、二人分の血がみれそうだね♪

 

ユリ!ルーンは私に任せてモニカを!

 

 

そう言ってアスカロンは私の前に出た

 

 

分かったわ!失敗るんじゃないわよ!

 

 

モニカを追ってユリが奥の部屋に走ってゆく。

 

 

レヴィアタンの力、味わってますか?

 

真っ赤な血をあたいに見せて♪

 

 

ルーンの槍を捌きながら前に出る。

 

 

そこっ!

 

があっ!いいねぇ!獲物が甘っちょろければ燃えないからな!

 

このまま押し切ります!

 

そこまでです!

 

きゃぁっ!

 

 

突然の背後からの攻撃に吹き飛ばされてしまった。

 

 

なんだ、アロンダイト来たのかよ

 

えぇ、マスターはあの二人に任せてありますから、今のうちに縛りあげましょう

 

へいへい

 

 

起き上がろうとしたら誰かに踏まれて縛られてしまった。

 

 

うぅぅぅ…

 

そこの兵士、牢屋に連れて行きなさい

 

はっ!おい!とっとと歩け!

 

くぅぅ、二人がかりなんて羨ましい…

 

 

 

……………………………………………………………

 

 

 

追い詰めたわよ!モニカ!

 

はぁ…それで勝ったつもりなの?

 

マスターは私が御守りします

私がマスターを御守り致します

 

 

モニカを守る様に立ち塞がらる二人のキル姫、金髪の剣士と銀髪の槍使いか、相手にとって不足無しね。

 

 

良いわ!二人共まとめて私の双剣術で斬り刻んであげるわ!

 

 

二人に向かって私は駆け出した、その時だった。

 

 

モニカ様!ここは私が!

 

うわぁっ!

 

 

背後から来た兵士に飛び蹴りを喰らい地面に転がった。

 

 

なにすんのよ!

 

今のうちに縛りあげろ!

 

 

あっという間に誰かに踏んづけられて縄で縛り上げらてしまった。

 

 

ちょっと!これ解きなさいよ!

 

モニカ様!この者は如何しましょうか

 

牢屋に放り込んどいて

 

分かりました!さっさと歩け!

 

もぅ!今回こんなんばっかり!

 

静かに歩け!

 

絶対斬り刻んでやるからね!覚えてなさいよ!

 

喧しい女だ!

 

 

兵士に乱暴に牢屋に入れられてしまった。まさか一日で2回も牢屋に入れられてしまうとは。

 

 

ここで裁きの刻まで大人しくしておけ!

 

こんな牢屋すぐにぶっ壊してやるわよ!

 

キル姫の攻撃でも壊せない牢屋だぞ、無理だ無理

 

 

そう言ってその男は何処かに行ってしまった。

 

 

くそっ!

 

ユリ!ユリなんですねっ!

 

その声は、アスカロン!あんたも捕まったのね

 

はいっ、背後から攻撃されて…

 

私もよ…とにかくこの牢屋から脱出しないとね!

 

 

双剣で斬りつけるもビクともしない。

 

 

ユリ、私の攻撃でもダメでしたっ

 

諦めるんじゃ無いわよ!

 

 

骸斬を納め七元も鞘に納め意識を高めてゆく。

 

 

ふぅぅぅぅぅ、黒式っ!

 

 

七元に手をかけ腰を落とし一閃を繰り出す。

 

 

 

一紅閃!!っっ!ダメね…

 

 

少し傷が付いたが壊れる気配は無かった。

 

 

アスカロン、なにか良い手はないかしら?

 

ええっと…私の氷で鍵を作れば開けれるかも知れません!

 

よし!やってみなさいよ!

 

はいっ!

 

 

鍵穴に冷気を流し込む、う、うぅぅぅん、、、

 

 

しばらくするとカチャリと音がして鍵が開いた。

 

 

ユリ、やりましたっ!

 

良くやったわアスカロン!こっちもお願い!

 

はいっ!

 

 

ユリの鍵も同じように…カチャリ

 

 

ありがと、アスカロン、反撃の狼煙をあげるわよ!

 

はいっ!

 

 

長い廊下を駆け抜けてさっきの部屋の前に戻ってきた。

 

 

行くわよ!

 

 

煙草に火をつけて扉を蹴り破り中へと入ってゆく。

 

 

モニカ!斬り刻みに来たわよ!

 

はぁっ、もう来たんだ、みんなお願い

 

 

モニカを護るように並ぶ四人のキル姫。

 

 

なんでそんなに私を狙うの?

 

決まってるわ、ロンギヌスを叩き潰して剪定を止める為よ!

 

だからロンギヌスくんの居場所は教えないって、でも私の部下達に勝てたら教えてあげよっかな♪

 

 

余裕そうに笑うモニカ。余程自信があるのだろう。

 

 

聞いたかしらアスカロン?

 

 

双剣を構える。

 

 

はいっ!しっかり聞きましたっ!

 

 

剣を構え冷気を纏う。

 

 

その言葉、後悔させてやるわ!

 

 

いざ、尋常に勝負!!

 

 

クソムシさん、手の鳴る方に♪

 

ルーン、私の獲物です

 

二人共まとめて斬り刻んであげるわ!

 

 

マスターは私が御守り致します

エクスカリバー、私が御守り致します

 

レヴィアタンの力、味わってみますか?

 

 

二体1、それだけ見れば分が悪いかも知れないが私達には秘策があった。

 

 

アスカロン、お願い!

 

はいっ!

 

 

アスカロンが冷気を床に放つと一面が凍りついた。

 

 

行くわよ!

行きますっ!

 

 

氷の上を駆け抜けて行く。

 

 

このゴミムシ共がっ!

 

どうしたのルーン、槍にキレが無いわね

 

 

ルーンの槍を弾き飛ばしお腹を蹴飛ばす。

 

 

がぁっ!

 

 

次!そこの桃色頭!

 

 

私と撃ち合おうとは身の程知らずですね

 

煩いんだよ!

 

 

桃色頭に向かって氷を滑って行きその勢いで剣を吹き飛ばしそのまま反転し回し蹴りを叩き込む。

 

 

くっ!

 

 

へっ!やっぱり氷の上では戦い慣れて無いようね!アスカロン、そっちはどう?

 

 

アスカロンの方を見ると二人が凍り付いていた。

 

 

さぁ、ロンギヌスの場所を教えて貰うわよ

 

おぉー♪やるじゃんか♪

 

早く言いなさいよ、じゃないと

 

 

双剣を納め拳を構えた。流石に人を斬る気にはなれないし。

 

 

 

ねぇ、君達はこんな世界を救うつもりなの?

 

世界を救う?何言ってんのよ

 

ロンギヌスくんの剪定を止めに来たんでしょ?

 

そうね

 

私はね、この世界で色んな人達を見て来たんだよ、良い人も悪い人も

 

アスカロン、氷をぶつけなさい

 

ちゃんと聞いてあげましょうよ…

 

私はロンギヌスくんが言う反転世界に良い人だけを連れて行くって計画は好きだよ、愛が溢れているなんて理想の世界じゃんか?

 

そうね、でも良い人なんてこの世界には居ないわ、人間は誰しも心に裏と表を持っているわ

 

 

真っ直ぐにモニカを見つめるとモニカも私の目を見ていた。

 

 

君も私と同じ目をしているね、その目は人に何度も裏切られて来た人の目だ

 

けっ、私は過去は気にしない主義なの、いつだって前を向いているわ

 

私はこの街で良い人だけロンギヌスくんに反転世界に移動させて貰っているんだよ、それの何処が悪い事なの?

 

あんたの言いたい事は分かるわ、でもどんな人間でも他人が勝手に生き死にを選んでいいものでは無いわ

 

そうかな?

 

そうよ、もしそうしたいのならそれ相当の覚悟が必要だわ、あんたにその覚悟があるのかしら?

 

 

言い合いをしていると誰かが奥の部屋から出てきた。

 

 

モニカ、私…

 

ロンギヌスくん!出てきちゃダメだよ!

 

良いんです、私がそこの二人に愛を教えてあげます

 

 

槍を私達に向けるロンギヌス。

 

 

やっとロンギヌスのお出ましね、アスカロン!

 

ユリ!いつでも行けますっ!

 

 

ロンギヌスの前に立ち剣を構える

 

 

ひいっ

 

 

それを見て怖気付いたロンギヌス、身体を強張らせていた。

 

 

ほら、早く奥の部屋に

 

ごめんなさいっ

 

 

モニカが扉を開けてもその場に立ちすくむロンギヌス

 

 

何よ、調子狂うわね

 

ロンギヌスは元々大人しいキル姫ですからね

 

ねぇロンギヌスくん、剪定される人は後何人なの?

 

えっと、後一人です

 

そう、じゃあもうすぐだね

 

後一人はモニカです

 

私は良いよ、それより約束守ってよ

 

良いのですか?モニカ

 

うん、私が望んだ事だから、それにあの二人に殺されるぐらいならロンギヌスくんにして欲しいからさ

 

…はい、神の慈悲を与えたまえ

 

 

モニカに向かって槍を振り上げるロンギヌス。まさか

 

 

ちっ!アスカロン!

 

 

やぁ!

 

きゃぁっ

 

 

それを氷を飛ばして阻止する

 

 

あんた、モニカに何すんのよ!

 

 

ロンギヌスが怯んだ隙に間に割り込み双剣を構えていた。

 

 

邪魔しないで!!

 

うっさいわね!目の前で人が殺されようとしてるのに止めない奴なんて居ないわよ!

 

私はロンギヌスくんと約束したの!剪定に相応しい人を連れてくるから最後に私を殺してって!!

 

馬鹿言うんじゃ無いわよ!!!

 

 

マスター!そんな事を言うのはやめて下さい!

ごめんなさい、力を貸して下さい

マスターに害を成すのなら容赦はしません!

あたいのマスターに何しようって言うんだよ!

 

 

いつのまに復活したのかモニカを護るように立ち塞がる四人のキル姫。

 

 

アスカロン!私達も!

 

はいっ!

 

 

六人がモニカを護るように立ち塞がった。

 

 

ねぇモニカ、あんたこれでも死にたいって言うの?あんたをこんなに大事にしているキル姫を置いて死ぬのかよ!そんな事、私が許さない!

 

 

グッと双剣を握り直してロンギヌスを睨んだ。

 

 

利害が一致しましたね

 

そう見たいね、力を貸して貰うわ!行くわよ!

 

 

私達が駆け出そうとした時だった。

 

 

分かりました、ここは引きます

 

あっ!何処行くのよ!

 

 

姿を消したロンギヌス

 

 

みんな…

 

 

泣き崩れてしまったモニカ

 

 

ねぇ、全部私が聞いてあげるから話してよ、きっと私達似たような事を経験してるからさ

 

 

うん、でも…

 

 

モニカが目配せをする

 

 

分かったわ、ねぇモニカを借りるわよ

 

マスターに手出しはさせません

 

 

剣を構えるエクスカリバー

 

 

大丈夫だよ、エクスカリバーくん

 

しかし!

 

大丈夫よ、ほら、剣をここに置いていくわ

 

 

双剣を床に置く

 

 

そこの部屋借りるわよ、絶対に聞いたら許さないんだからね!行くわよ

 

うん…

 

 

そう言ってユリとモニカが部屋に入っていった

 

 

チッ!

まだですかね

マスター…

どうかご無事で…

 

 

あぁ、気まずい…

 

 

しばらく待っていると二人が泣きながら出てきた

 

 

マスター!

マスターっ!

マスター!!

マスター!!!

 

ユリっ!

 

 

みんな、ご飯行こ…

そうね、飲まなきゃやってんないわ…

 

 

七人で近くのご飯屋さんに行く事に

 

 

モニカ!あんたと私は友達だかんね!

 

そうだね♪私も同じ境遇の人なんてほっとけないよ

 

 

楽しそうにグラスをぶつけ合わせる2人

 

 

今夜は飲むわよ!

 

おぉーー♪

 

 

楽しそうな二人、でも私は…

 

 

マスターが取られてしまった…

うぅ…私のマスターが…

これは不義です…

店員さん、血が滴るようなお肉持ってきて

 

あぁ…気まずいっ

 

 

モニカ達とのご飯会は夜遅くまで続いた

 

 

その時に私はインテグラルキラーズの目的を知れたしその箱船とやらに連れて行ける人数に限りがある事、キル姫は処理する事と色々聞く事ができた、何よりモニカという友達ができた事が一番嬉しかった。

 

 

すいません、閉店のお時間なのですが…

 

じゃあ私の家で飲みなおそっか

 

そうね、お邪魔するわ

 

 

みんなでモニカの家に行く事に

 

 

沢山あるから飲んでよ♪

 

 

そう言って部屋に沢山のお酒が運ばれてきた

 

 

モニカ、どっちが飲めるか勝負よ!

 

良いよ♪負けないからね!

 

えへへ、ヨーグルトにお酒を入れてっ♪

 

お酒など不義の象徴とも言える物を…

 

お前も飲むんだよ

 

マスターのお酒を薄めておきましょう

 

そうですねエクスカリバー

 

 

久しぶりに他人と居るのが楽しいと思えた。

 

 

あたいはもう飲めないよ…

私もですっ…

 

なによ、だらしないわね!

 

まぁまぁ

 

マスター、申し訳ありません、私も…

 

アロンダイトくん、無理しなくて良いよ

 

 

残るは私達四人となった

 

 

ねぇ、ユリくん

 

どうしたの、モニカ?

 

本当にインテグラルキラーズの計画を止めるの?

 

当たり前よ、その為にここまで来たんだから

 

そうだよね

 

何よ、文句でもあるの?

 

文句はないよ、でも彼女達が言う理想の世界ってのに興味があってさ

 

どんなに良い人達が集められたとしても絶対にそう簡単に上手く行く物じゃない、人の心なんて他人には分からないものよ

 

そう、だよね

 

確かにこの世界にはゴミ屑みたいな人も居るわ、それでも私は生きていたい、誰かの意思で殺されるなんてごめんだわ

 

ユリくんは強いね

 

伊達にこの世界を生き抜いて居ないわよ、それよりモニカ

 

どうしたの?

 

その上着の着方、動き辛くないの?

 

動き辛いよ?

 

そう…

 

ねぇユリくん

 

なによ?

 

眠くなってきちゃった

 

そうね、私も眠いわ

 

一緒に寝よ♪

 

しょうがないわね

 

 

モニカと同じベッドに寝転ぶ、二人の刺すような視線が気になるけどまぁいいわ

 

 

おやすみユリくん

おやすみモニカ

 

 

二人で抱き合いながらいつのまにか眠りに落ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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