※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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ユグドラシルの決戦

んっ…………

 

 

気が付いたら地面に寝かされていた。

 

 

やっと気がついたのね、この馬鹿!

 

ユリくん、、、良かった…

 

アクスレピオス?モニカ?

 

そうよ、やっぱり親子ね、こんな無茶をして

 

私…

 

 

アスカロンがここまで運んで来くれたのよ、後でお礼を言いなさいよ

 

そうなんだ…状況は、状況はどうなってるの!?

 

まだ交戦中よ、インテグラルキラーズに手こずっているみたい

 

分かったわ、おっとと

 

 

立ち上がろうとするがうまく起き上がれなかった。

 

 

ユリくん!まだ大人しくしてないとダメだよ!

 

かなりの出血だったから大人しくしていなさい、アスカロンが凍らせて止血しなかったら助からなかったわよ

 

…………

 

 

悔しかった、自分の未熟さが、すごくイライラする、自分の弱さに

 

 

ギュッと唇を噛み締め力を込める、そして念じる。立ってよ私、動いてよ私の身体、動けって言ってんのよ!!

 

 

 

ふらつく身体を気合と根性で立ち上がらせた。

 

 

ユリちゃん!まだ寝てなさい!!

 

はぁっっっ……みんなが戦ってんのに一人だけ寝てられないわ

 

ユリくん!ダメ!!!

 

 

アクスレピオスとモニカが止めるのも聞かずに戦場に向かって走る。絶対に絶対にティルフィングを仕留める、その一心だった。

 

 

邪魔よっ!!

 

 

花頭を蹴散らし一直線にユグドラシルに向かって走る。ティルフィングは何処だ

 

 

走りながら周りを見渡す、居た、ほかのインテグラルキラーズとユグドラシルを守っている。

 

 

………ティルフィングに斬り込みたいのをグッと堪えてもっと周りを見渡す、よく観察しよう。

 

 

ティルフィングともう一人がハリーの妨害をしている、それをダーインスレイヴとアルマス、ラグナが抑えている、アスカロンは…エンシェント達と残りのインテグラルキラーズと戦っている。

 

 

よし!

 

 

私は双剣を構えハリーの方へ走ってゆく。

 

 

 

………………………………………………………

 

 

 

はぁぁっ!!

 

アルマス、その程度ですか?

 

くうっ!絶・諦めないんだから!

 

早くそのバイブスを捨てて私達の元に戻ってきて下さい

 

絶・嫌よ!私はこの世界を守るんだから!

 

 

グッと大地を踏みしめ一閃を繰り出す。

 

 

そうですか、なら散らせてあげます、純潔なる花よ、暗き世界に調和の彩りを

 

 

それを躱し剣に力を集めるティルフィング。

 

 

アルマス!強力な一撃が来るわよ!

 

 

ラグナロクが叫ぶ

 

 

分かってるわよ!

 

 

それを受ける為に剣を握り直す。

 

 

さようなら、元同胞よ

 

 

ティルフィングが私に向かってこようとした時だった、視界の端に何かが見えた。

 

 

 

私の友達に何すんのよ!!!

 

 

!?

 

 

 

掛け声と共に私の目の前からティルフィングが消えた、正確にはユリに蹴飛ばされたのだが。

 

 

ティルフィング!私の双剣術の味はどう!?

 

ユリ、今のは双剣関係ないと思うけど!

 

良いのよ!私は怒ってるんだからね!!

 

はぁ、まだ立ち上がるのですか

 

 

ティルフィングが立ち上がりギロリと私を睨む。それを睨み返す。

 

 

もう負けないんだからね!!

 

 

剣を向けてギロリとティルフィングを睨む

 

 

ハリー!今のうちだ!

 

うんっ!!

 

 

ハリーがユグドラシルに向かって走る。

 

 

させないんだから

 

 

ハリーを誰かが止めようとしている

 

 

それをダーインスレイヴが止める

 

 

ハリーは行かせて貰うよ

 

ティルに頼まれてるんだから行かせはしないよ、はぁぁぁぁぁーっ!!

 

なにっ!

 

 

レーヴァテインに斬り伏せられるダーインスレイヴ、このままだとハリーが危ない

 

 

アルマス!行って!

 

でもっ!

 

良いから!!早く!

 

分かったわ、死なないでよね!

 

 

アルマスがハリーに向かって駆け出した。

 

 

させません!

 

ねぇ、あんたの相手は私なんだけど

 

 

ティルフィングの前に立ち塞がり双剣を構えた。

 

 

邪魔っ!!

 

当たり前よ!邪魔してるんだからね!!

 

 

ギュッと双剣を握りなおす。

 

 

これ以上先には進ませないわ!

 

 

ティルフィングに斬りかかろうとした時だった。

 

 

何よっこれっ!

 

 

身体が動かなくなる、私だけじゃ無い、目の前のティルフィングも動けないようだ。

 

 

何が起きてるのよ!

 

 

声を出そうにも声が出ない。だけど耳と目はなんとか使えるみたいだ、耳を澄ませるとハリーの声が聞こえてきた。

 

 

…………イミテイト………クリア…………ラグナロク……新たなる………を贈ります…ハローワールド、新たなる旅路に幸運あれ……

………からの伝言です

 

 

よく分からないけど今度記憶喪失の人に会ったら関わらないでおこう、そう強く心に刻んだ。

 

 

しばらくすると動けるようになった。

 

 

さぁティルフィング!仕切り直しよ!私が斬り刻んであげるんだから!

 

 

それはどうでしょうか

 

 

こちらに歩いてくるインテグラルキラーズ達。

 

 

四対七です、こちらにかなり分があります

 

奪われたユグドラシルは返して貰うよ

 

拙者の忠義は決して色褪せぬ

 

新しい世界を愛のあるものにする為にも私は戦います

 

理想の糧となって貰うよ

 

ヘァピィなラストを手にするのは私達だよ

 

ユグドラシルを奪還しましょう

 

 

ゾロゾロと私達を囲うインテグラルキラーズ。ラグナとアルマス、ダーインスレイヴも剣を構えていた

 

 

ねぇ、アスカロンは…みんなはどうしたのよ……?

 

今頃死んでいるんじゃないかな

 

そう

 

 

煙草に火をつけて煙を吐き出してゆく。それでも昂る気持ちはおさまらない。

 

 

最後の一服ぐらいさせてあげるよ

 

 

………だから

 

どうしたのだ、震えて声も出せぬか

 

………………ないんだから

 

ワッツ?何がないの?

 

許さないんだから

 

 

ドクンと心臓が脈打ち、ふんわりと身体が軽くなってゆく。

 

 

一人残らず殺してあげるわ

 

 

漆黒のオーラを身に纏い双剣を構えた。

 

 

ねぇあのオーラって

 

やはり早めに殺しておくべきでしたか…

 

やはりグリードの娘であったか

 

死にたい奴からかかってきなさいよ

 

 

インテグラルキラーズに剣を向ける、その時だった。

 

 

うっぐぅぅぅっ…

 

ラグナロク!しっかりして!

 

 

突然ラグナが苦しみ始めた

 

 

くぅぅぅぅっ…

 

ティル!しっかりして!

 

 

ティルフィングも苦しみだしている。

 

 

皆、ここは退きましょう、ユグドラシルに異変が起きています

 

そうだね

 

あっ!待ちなさいよ!

 

 

インテグラルキラーズが何処かに行ってしまった。

 

 

ユリ!早くラグナロクをアクスレピオスの所に!

 

分かったわ!アルマス達はみんなをお願い!

 

 

気を失ってしまったラグナを抱き抱えアクスレピオスの所に走る。

 

 

ラグナをお願い!すぐ戻ってくるから!

 

ユリちゃん!

 

 

返事も聞かずにアスカロン達を迎えに行く。

 

 

アスカロン!!みんなっ!!

 

 

返事がない、一人一人確かめると意識は無いけど呼吸はいていた。アスカロンとグラシーザを担ぎアクスレピオスの元へ。

 

 

お願い!

 

 

アルマスとダーインスレイヴとハリーも姫達を運んでくれていた

 

 

なんとかみんな運び込むことができた

 

 

みんな気を失っているだけよ、すぐに目を覚ますわ

 

良かった…

 

 

安心したのか気が緩んだのか私も意識を失ってしまった。

 

 

 

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