※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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地上世界からの訪問者

いつも通り朝日と共に目を覚まし煙草を吸いに行き朝日を遮りながらふんわりと漂う煙を眺めていた。

 

 

私達は決戦前に立ち寄った街に戻ってきていた。

 

 

フィルターまで火が来てしまった煙草を揉み消しアスカロンの元へ

 

 

おはよ、アスカロン

 

……………………

 

 

まだ寝ているアスカロンに抱き付き至福の二度寝へ。

 

 

…………………………………………………

 

 

 

ユリ、起きてください

 

んっおはよアスカロン

 

はいっおはようございます

 

 

ゆっくりと起き上がり身体を伸ばす。

 

 

朝食を食べに行くわよ

 

はいっ

 

 

ユグドラシルを取り返してからやる事が無くなってしまったので私達はモニカやデュキカス達と復興を手伝ったりエンシェント達と修行をしたりとのんびりと日々を過ごしていた。

 

 

おはよ、ダーインスレイヴ、カミト

 

おはようございますっ

 

おはよう

 

おはようございます

 

 

ハリーはユグドラシルに触れて記憶を取り戻したらしい。聞いた話によるとハリーはカミトって名前で地上世界の住民らしくユグドラシルの根っこにフォルカスってキル姫に磔にされた時意識だけがこの天上世界に登ってきたんだって。

 

 

おはよ、ラグナ、ミネルヴァ

 

おはようございます

皆、おはよう

 

 

地上世界にはコマンドキラーズって奴らがキラーズとバイブスを消そうとしているらしい、それを討伐しようとユグドラシルを使って地上世界に降りる方法をラグナとミネルヴァ、カミトで探しているんだって。

 

 

ご馳走様

 

 

朝食を食べ終わり食後のコーヒーと煙草、煙草を揉み消し部屋に戻ろうとするとラグナに声をかけられた。

 

 

今日皆でユグドラシルの元へ行くわ、昨日地上世界に降りる方法が見つかったの

 

分かったわ

 

 

準備をしてアスカロンと宿の前で待つ事に。

 

 

ねぇアスカロン

 

はいっ?

 

地上世界には何があるのかしら?

 

さぁ?私も地上世界に行った事が無いので分からないですね

 

少し気になるわね

 

そうですね

 

 

喋っていたらみんながやってきた。

 

 

さぁ、行こうか

 

 

私達とエンシェント、アルマスとダーインスレイヴとカミトでユグドラシルへと向かう。

 

 

地上世界にはどうやって行くのよ?

 

カミトの力を使って入り口を開くのよ、そのようにプログラムを組んだ人が居るみたい

 

難しそうな話ね

 

 

あんな大樹にそんな事ができるのだろうか?

 

 

地上世界はこの天上世界よりも科学が進んでいるのです

 

そんな説明じゃ納得できないわよ

 

ユリは頭が硬いのね

 

ならアルマスは理解できているのかしら?

 

私は全く理解していないわ

 

私と同じじゃないの!

 

そうとも言えるわね

 

もぅぅ!斬り刻むわよ!

 

ヘヘンッ!やれるもんならやってみなさいよ!

 

 

剣を構えるアルマス

 

 

上等よ!

 

 

私も双剣を構える

 

 

ほら、もうすぐユグドラシルだから剣を収めて

 

はーい

 

 

みんなでユグドラシルの麓へ。

 

 

皆さん、少し離れていて下さい

 

 

カミトがユグドラシルに触れると人が通れる程の穴が出現した。

 

 

それでは地上世界に行きたい人は居ますか?

 

私、行きますっ!

 

 

元気よく手を挙げるエルキュール

 

 

地上世界でも皆の希望になりたいんです!

 

ならエルキュールと、他には居ますか?

 

私も行きたいわ

 

はい、アルマスもですね

 

私とアスカロンも行くわよ

 

はい、四人で宜しいですね?

 

私も同行しよう、カミトは私のマスターであるからな

 

分かりました、五人居ればカミトの護衛は大丈夫そうですね

 

地上世界は僕が案内します

 

頼んだわよ、カミト

 

 

わたしたちはまわりのけいかいにいってくるぞ

 

(地上世界、気になる…)

 

おやつは300ゼニーまでだからね?

 

 

グラシーザ達が周りの警戒に当たるようだ。

 

 

ありがと、頼んだわよ

 

 

グラシーザ達を見送りユグドラシルの入り口を見つめていた。

 

 

本当にここから地上世界に行けるのかしら?

 

少し不安ですっ…

 

私がユグドラシルの入り口を確かめてくるわ、フォルカスに待ち伏せされてるかもしれないし

 

気をつけてよ、ラグナ

 

うん、大丈夫よ

 

 

ラグナロクが入り口に入った時だった。

 

 

 

ぐうぅぅぅぅっ!!

 

 

ラグナロク!!

 

 

何者かによりラグナロクが襲撃された。

 

 

 

みんなっ!構えて!!

 

 

後方に飛び退き脇腹を抑えるラグナ、かなりの血が滲んでいた

 

 

この程度ですか…思ったより手応えがありませんね

 

誰よ!?

 

 

名乗る必要はありません、一人残らず還します!

 

 

黒髪の女がユグドラシルから出てきた。

 

 

フォルカス!!

 

カミト!下がっていなさい!

 

カミト?

 

 

フォルカスがカミトの方を見た。これがコマンドキラーズのフォルカスか、嫌な気配が漂っている。

 

 

皆で囲め!敵は一人だ!

 

相手が槍なら私が!私が皆の希望になるんですっ!

 

 

エルキュールがフォルカスに向かう。が。

 

 

ふっ

 

 

エルキュールの斧をするりと躱しエルキュールを突き刺していた。

 

 

あっああぁ………

 

そんな薄っぺらな希望などなんの意味もありません

 

 

槍を引き抜かれエルキュールが蹴飛ばされぐったりと倒れるエルキュール。

 

 

このっ!!

 

はぁ、大人しくしていて下さい

 

 

アルマスが向かうも突き刺されていた。

 

 

私の仲間になにすんのよ!!

 

 

双剣を構えそいつに斬りかかる。

 

 

何人集まっても同じ事です

 

ぐうぅ!!

 

 

私も脇腹を突き刺された。このフォルカス、強い…

 

 

骸斬から手を離してしまった。

 

 

剣を落として降参ですか

 

なんてね、私は諦めが悪いのよ!

 

 

右手でしっかりと槍を握り七元で斬りかかる

 

 

ほぉ、肉を切らせて骨を断つですか

 

 

槍を放しそれを回避して私を蹴り飛ばして槍を引っこ抜かれた。

 

 

 

くうっっっ!!

 

ユリっ!大丈夫ですか!?

 

こんなのかすり傷よっ!!

 

 

アスカロンに支えられてなんとか踏ん張る。

 

 

このっ!許さないっ!!

 

 

再びアルマスがフォルカスに向かうも吹き飛ばされてしまった。一瞬にして四人が戦闘不能に追い込まれていた。そんな時。

 

 

純潔なる彩よ、咲き誇れ!

 

この声は!!

 

くっこんな時に…!

 

 

突如ティルフィングが現れフォルカスと対峙していた。

 

 

…貴女、インテグラルキラーズですね

 

はい、貴女達とお会いする前に計画を遂行したかったのですが、残念です

 

ふっユグドラシルから世界を掠め取ろうとするこの盗人供が!

 

どのように言われても構いません、理想郷を永続させる事ができるのなら!

 

 

激しくぶつかり合う二人、その間にネスがラグナ、エルキュール、アルマスを治癒していた。

 

 

ユリも治癒します!

 

私はまだ大丈夫よ!それより三人をお願い!!

 

 

ギュッとお腹の紐を閉めて止血する。まだ大丈夫だ!

 

 

その周りをバタバタとクレスが動き回っている

 

 

ネス、クレスも何か手伝うよ!

 

大人しくしていて下さい!

 

クレスだってみんなが死んじゃうのは嫌だよ!

 

クレスには治癒はできません!大人しくしていて下さい!

 

クレスだってみんなを治したいんだよ!!

 

 

ダモクレス…貴女の愛の形を強くイメージして

 

 

えっ?ラグナロクの声が聞こえたよ?ええっとクレスの愛の形はネスみたいにみんなを癒してあげる力だよ!

 

深淵より希う無限の愛に包み込む風を…ダモクレス!

 

 

よしっ!イミテイト!

 

 

次は剣じゃ無くてこの治癒の力でみんなにクレスの愛を伝えるよ!!

 

 

ダモクレスが光に包まれてその姿を変えた。

 

 

クレス、その姿は…?

 

ダモクレス・擬装・プリーストだよっ!愛は死をも包む魂の支え、七つの光は御旗と共に!

 

 

クレス!早くみんなを!

 

うん!任せて!

 

 

ネスと二人で治癒してゆくクレス、なんとかみんな立ち上がる事ができた。

 

 

クレスの新しい姿、これがイミテイトシステム…?

 

なんかよく分からないけど助かったわ!

 

ユリはクレスが治してあげるよ!

 

うん、ありがとクレス

 

 

クレスの杖から放たれる光を浴びると痛みが引いてきた。

 

 

ティルフィングの方を見るとレーヴァテインも加勢してフォルカスを押していた。

 

 

くっ!ここは一旦引きます、元々今回は下見の予定だったので

 

 

ユグドラシルへ向かうフォルカス

 

 

させないわ!

地上世界への入り口は封鎖させて貰ったわ!

 

 

それを阻止するラグナとアルマス

 

 

ちっ!

 

 

 

舌打ちをして何処かに走り去るフォルカス。

 

 

逃しはしない!

 

面倒な事になった…

 

 

それをティルフィングとレーヴァテインが追う、それを見送ることしかできない私。

 

 

くそっ!!!

 

 

大地に寝転がり煙草に火をつける

 

 

また敵わない敵が現れた、また一太刀も入れる事が出来なかった、もっと、もっと強くなりたい……!!!こんな生温い修行じゃダメだ、身体を、命をかけて修行しないとっ!!

 

 

様々な感情が私の頭の中をグルグルと回る

 

 

体制を整えましょう、地上世界に行くのは少し延期にします

 

 

ミネルヴァの声が聞こえる

 

 

みんな、僕はフォルカスを追うよ、会って話を聞きたいんだ

 

カミトがそう言うのなら私も同行しよう

 

あたしもついていくぞ!じぶんのせいぎをみつめなおすんだ!

 

カミト、無茶はしないでね?

 

大丈夫だ、私がしっかりカミトを見張っている

 

でも気をつけて下さいね

 

分かっているよ

 

 

グラシーザ達は旅に出るみたいだ。それなら私も。

 

 

私達も一旦宿に帰りましょう

 

ねぇラグナ

 

どうしたのユリ?

 

しばらくアスカロンを預かってて

 

どうしたんですかユリっ!?

 

 

ちょっと修行してくるわ、絶対に強くなって戻ってくるんだからね!!

 

ユリっ!

 

 

みんなの返事も聞かずあの場所を目指して駆け出してゆく、私が心の奥底に復讐を誓ったアイツの元へ。

 

 

 

 

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