※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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ユリ、地上世界に降り立つ

アスカロンとユグドラシルに行くとみんなが集まっていた。

 

 

みんなただいま!

 

ユリ、おかえりなさい、どこに行ってたの?

 

ちょっと修行に行ってたのよ、みんなの足を引っ張る訳には行かないからね

 

あまり無茶はしたらダメよ?

 

分かってるわよ、カミト達はどこに行っていたの?

 

フォルカスを追って海の方まで行ってきたよ

 

海?

 

このラグナ大陸の果ね

 

そんな所があるんだ、それでフォルカスはどこに行ったの?

 

海に飛び降りたんだ、ロンギヌスと戦いながら

 

海に飛び降りるって変な言葉ね

 

ここの海は地上世界と天上世界を繋ぐ場所なんだ

 

じゃあフォルカスはその海から地上世界に降りて行ったって事?

 

そういう事です

 

なら私達もユグドラシルじゃなくてその海から地上に行けるのね

 

行けない事は無いですけどかなりのリスクが伴います

 

ならユグドラシルから行くのが一番って事ね、グラーシーザは旅で何か見つかった?

 

 

うむ!あたしのせいぎのありかたをみつけたぞ!

 

グラーシーザの正義ってどんな事なの?

 

 

 

それはみんなのやくにたつせいぎだ!ちいさいことでもひとのやくにたつということはせいぎなのだ!

 

良い旅だったのねグラシーザ

 

うむ!じゅうじつしたたびだったぞ!

 

 

満足そうに頷くグラシーザ。

 

 

 

それで地上世界に行く人は決まったの?

 

私とカミトで行くわ

 

 

アルマスが手を挙げていた。

 

 

エルキュールはどうしたの?前は地上世界に行きたいって言ってたわよね?

 

 

見渡してもエルキュールの姿は見えなかった。

 

 

エルキュールはあそこに居ます

 

 

ミネルヴァが指差す方を見ると座り込んで落ち込んでいるエルキュールが居た。

 

 

エルキュールどうしちゃったの?

 

以前フォルカスにやられたのが相当堪えたみたいです、彼女は一度落ち込むと際限がありませんから

 

そうなんだ

 

 

私はエルキュールに向かって歩いていった。

 

 

ねぇエルキュール

 

なんですか?ほっといて下さい

 

 

私に背を向けたままのエルキュール。

 

 

また私に希望を見せてよ、希望を胸に戦場を駆け回るエルキュールの姿をさ

 

ユリ…もう希望は消えてしまいましたから

 

 

力なく呟くエルキュール。

 

 

あんたはまだ生きてるんでしょ!なら希望は消えていないはずだわ!

 

でも……

 

弱いなら強くなれば良い、希望が消えたのならまた灯せば良い、簡単な話よ!

 

そんな事私には…できません、、、

 

もぉぅ!立ち上がりなさいよ!何回叩き潰されても!エルキュールには支えてくれる仲間が居るわよ!

 

仲間…

 

そうよ!みんなあんたを心配してるんだからね!!

 

そう…ですね…

 

ユリ、その辺にして置いて下さい

 

ミネルヴァ、でも!

 

きっとユリの言葉でエルキュールも気づくはずです、エルキュールは賢いですから

 

…………………

 

エルキュール、立ち直ったら私と戦いなさいよ!絶対負けないんだからね!

 

 

そう言い残し私はラグナの方へと戻って行った。

 

 

はぁっ、、、

 

エルキュール、言葉は悪かったかもしれませんがユリはユリなりにエルキュールを励まそうとしていたんですよ

 

それは分かっています…でも私の希望なんて…

 

エルキュール、ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つって言葉はご存知ですか?学問が現実に遅れてしまうって言葉だと伝えられているのですが

 

知らない…

 

エルキュール、今は自分自身をしっかりと見つめ直してまた立ち上がって下さい、私も希望を胸に秘めたエルキュールの姿が見たいです

 

…………

 

 

 

 

 

アルマス!私達も地上世界に行くわよ!!

 

ならアルマスとユリとアスカロン、カミトとダーインスレイヴで地上世界の様子を見て来てもらおうかな

 

分かりました、地上への道を作ります

 

 

カミトがユグドラシルに入り口を作っていた。

 

 

……また誰かが待ち伏せしているとか無いでしょうね?

 

何度も私が確認したから大丈夫よ

 

分かったわ、そういえば地上世界に行く目的はなんなのよ?

 

そう言えばユリは居ませんでしたね、ラグナロク機関って研究所に行くんですよ

 

私の記憶がもしかしたらそこにあるかも知れないのよ

 

アルマスの記憶が?アルマスって何者なのよ?

 

私がそれを絶・知りたいのよ!

 

分かったわよ、お先に!

 

 

するりとアルマスの横を通り抜け入り口に飛び込んだ。

 

 

ユリ!先に行くなんてずるいわよ!

 

 

アルマスが後に続く。

 

 

行ってきますっ!

 

 

アスカロンも入り口を抜ける。

 

 

ラグナロク、天上世界をお願いします、いてっ

 

 

カミトが入り口に入ろうとすると弾かれてしまった

 

 

どうしたのだ、カミト?

 

僕だけ入れないんだ、ユグドラシルに拒絶されているのかな?

 

なにしてんのよ!置いてくわよ!

 

ユリ、ごめん、ユグドラシルに入れないんだ

 

どういう事なのよ?

 

 

不思議な空間を泳ぐように移動して入り口から顔を出していた。

 

 

多分僕の意識が天上世界の人に入っているからだと思う、詳しくは分からないけど

 

カミトが入れないのであるなら私も同行はできないな、マスターであるカミトの側を離れる訳にはいかないからな

 

戦力は三人いればなんとかなると思うけど

 

案内人が居ないっていうのは絶・不安ね

 

 

アルマスも入り口から顔を出していた。

 

 

ヴァングって奏官を探して!僕の兄貴分なんだ、きっと良くしてくれるよ

 

分かったわ!

 

アスカロン、大変だと思うけど2人の事お願いね

 

はいっ!頑張りますっ!

 

 

ちょっとラグナ!それどういう意味よ!

 

そうよ、聞き捨てならないわ!

 

2人共ちゃんとアスカロンの言う事を聞くのよ、気を付けてね

 

 

バタンと入り口を閉められてしまった

 

 

行きましょう地底世界へ!

 

そうね

 

私がユリより先に地底世界へ行くんだからね!

 

 

バタバタと泳いで行くアルマス。

 

 

あっ!負けないんだから!

 

 

私もバタバタとアルマスを追いかける

 

 

地上世界ではどんな事が私達を待ち受けているのだろうか?楽しみだけどコマンドキラーズの事を考えると少し怖さもある

 

 

アスカロン!置いて行くわよ!

 

待って下さいっ!

 

 

私もバタバタとみんなを追いかけてゆく。

 

 

 

 

 

 

 

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