※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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天上世界へ

さてと、用も済んだし家に帰ろうぜ

 

そうだな

 

 

長い行列を作りヴァングの家へと向かう

 

 

…………………

 

…………………

 

(ユリとアルマスの元気がいつもより無い、大丈夫かな?)

 

 

暗くなってしまった道を進む

 

 

あぁ?俺ん家に明かりがついてるぞ

 

 

もしかして!

 

 

おい!グリモワール!

 

 

ヴァングの家に駆け出していくグリモワール

 

 

おい、止まれ、それ以上近づいたらぶった切るわよ!

 

 

ヴァングの家から姿を現したルーン

 

 

何よ!キミ!?邪魔しないで!

 

 

あのルーン、、、もしかして!

 

 

あん?意外とすぐに見つかったわね

 

 

ユリくん!

 

 

やっぱり!モニカ!

 

 

久しぶり♪

 

 

そうね

 

 

モニカと抱き合う

 

 

それでモニカ達はなんで地上世界に居るの?

 

 

それはね、カミトくんが元の身体に戻れたからその護衛でついてきたんだよ♪

 

 

おい、こいつらは知り合いか?

 

 

ユリの友達の天上世界の奏官とキル姫よ

 

 

兄貴!グリモワール!

 

 

おぉ!カミト!やっと帰ってきやがったな!

 

 

心配かけてごめん!色々あってさ…

 

 

積もる話は部屋で聞くぜ、いい加減休みてぇ

 

 

うん、兄貴、なんか人数多くない?

 

 

カミトの目線の先に居るエンクウ達

 

 

その辺りも話してやるよ、おい、みんな入れよ

 

 

うむ、世話になろう

 

 

ゾロゾロと家に入ってゆく

 

 

それにしてもカミト、此処まで来るの早かったな

 

 

ゴウハラさんがこの近くの駅まで電車を走らせてくれたんだ、凄い速さで進んで此処まであっという間だったんだよ

 

 

たまに飛び乗ってくる魔獣を追い払いながらだったけどね

 

 

お前等も大変だったんだな、それよりモニカだったか?

 

 

そうよ

 

 

俺の弟が世話になった、ありがとな

 

 

良いよ良いよ、これも愛だね♪

 

 

 

……ラグナロク達も終焉の事を知ったのね

 

 

うん!アルマス達に伝えようと急いで帰ってきたんだ!

 

 

違うルートから同じ結論に辿り着いたのなら確実性はかなり高くなるわね、世界に終焉が訪れる、間違いなさそうね

 

 

早くアルマスとユリ達を天上世界に帰さないとな

 

 

そうね、ラグナロク達とも今後の事を話し合わないといけないし

 

 

そうだな、俺達地上組も考えねぇといけねーな

 

 

私もその話に混ぜてよ、こっちの事、もっと知りたいんだ

 

 

仲間が増えるってのはありがたいが命の保証はないぞ

 

 

大丈夫だよ、その覚悟は持ってるから

 

 

マスターは私が御守りします

いえ、マスターは私が

マスター、安心して下さい、私達四人が御守りします

 

 

モニカは地上に残るのか…

 

 

私、煙草吸ってくるわね

 

あぁ

 

 

返事を背で聞いてそのまま外へ

 

 

家の前にある岩に腰掛けて煙草に火をつける

 

 

…………………

 

 

リサナウトが言っていた世界が私を望むタイミング、それは今なのかな

 

 

 

…………………

 

 

味気ない夜空を見上げ煙を吐き出す

 

 

ユリ

 

 

アルマス、珍しいわね

 

 

別に

 

 

一本どう?

 

 

辞めとくわ、リサナウトに言われた事考えてるんでしょ

 

 

そうね、ねぇ、アルマスは研究所で何を知ったの?

 

 

私の過去よ、ユリ、私、作られたキル姫みたい

 

 

どういう事よ、キル姫はキラーズにマナが結びついて生まれるんでしょ

 

 

そうね、普通のキル姫は、でも私はあの研究所で作られたの、見たのよ、培養槽にアルマスって書いて合ったのを

 

 

……………………………………

 

 

それでね、私が産み出された理由もあるのよ、インテグラル・ノア計画、ヴァリン博士がやろうとしていた計画があるの

 

 

それってインテグラルキラーズと同じじゃないの?

 

 

違うわ、インテグラルキラーズの計画と同じ名前だけど全くの別物よ、私とティルフィング、ラグナロクの三人が中心となりこの計画は進むはずだった

 

 

そのインテグラル・ノアってどんな計画だったのよ?

 

 

そこまでは思い出せなかったわ、これ以上の情報を得るにはパスワードが居るのよ

 

 

そうなんだ

 

 

また煙草に火をつける

 

 

ねぇアルマス

 

 

何よ

 

 

私、今怒っているけど嬉しいの

 

 

何それ、矛盾しすぎよ

 

 

こんな命を冒涜する様な研究をしやがってって、でもその研究のおかげで私はアルマスと友達になれた、怒って良いのか感謝して良いのか分からないわ

 

 

ユリ……

 

 

まぁ良いわ、私もアルマスもこの世界を救う鍵みたいなんだし

 

 

ニヤリと笑う

 

 

…分かったわ、どっちが先にこの世界を救うか勝負よ!

 

負けないんだからね!

 

アルマスと握手をして抱き合う

 

 

アルマス…

 

分かってるわ、大丈夫よ、私もユリが大人しいと調子が狂うのよ

 

 

へへっ、そろそろ戻るわよ、肌寒いわ

 

 

そうね

 

 

家に戻るとみんなが好きな所で寝転がって寝ていた

 

 

凄い人口密度ね

 

密だわ、マスクしないと

 

 

マスク?

 

 

なんでもないわよ

 

 

私とアルマスも適当な所に横になり目を瞑る

 

 

おやすみアルマス

 

おやすみユリ

 

 

 

…………………………………………………………………………

 

 

 

 

んっ…朝か…

 

 

窓から射す朝日で目を覚ます

 

 

お腹空いたわね…

 

 

お腹に手を当てるとゴロゴロと音が聞こえる

 

 

少し悩んで煙草を吸いに行く事に

 

 

のんびりと朝日に向かって昇る煙を見つめる

 

 

おはようございます

 

 

誰よ

 

 

煙草を咥え双剣を構える

 

 

私に敵意はありません、マスターのご命令で天上世界のキル姫達を迎えに来ました

 

 

……………信じられないわね

 

 

アルマス、ユリ、アスカロン、あなた達をマスターは特別に中心街へ迎え入れるそうです、早く準備をして下さい

 

 

私達の名前を知っている…か

 

 

分かったわ、少し待ってて

 

 

はい

 

 

煙草を弾き飛ばし家に戻るとみんな起きていた

 

 

アスカロン、アルマス、なんかキル姫が迎えに来ているわよ

 

 

どういう事?

 

 

私達地上世界に知り合いなんてしませんよね?

 

 

そのキル姫ってシェキナーって名前じゃなかった?

 

 

ん、名前までは聞いて無かったわ

 

 

僕、ちょっと見てくるよ

 

 

カミトが外へ、その間に支度をする

 

 

ヴァング、何か食べる物無い?お腹空いちゃって

 

 

あぁーー待ってろ

 

 

ヴァングが戸棚を漁ると何かを持ってきた

 

 

これでも食っとけ

 

 

何よこれ

 

 

怪しげな筒を睨む

 

 

あぁ食った事無いのか

 

 

ヴァングが筒の包装を破ると乾燥した麺が出てきた

 

 

これをこのまま齧れば良いの?

 

 

バカ、これにお湯を入れてふやかして食べるんだよ

 

 

ヴァングがお湯を注いでくれた

 

 

3分待ってろよ

 

 

分かったわ

 

 

ヴァング、それ私も食べたいわ

 

私も食べてみたいです

 

 

分かった分かった

 

 

後二人分作って貰いそれを三人で眺める

 

 

良い匂いね

 

そうね

 

お腹空いちゃいます

 

 

おし、もう食べて良いぞ

 

 

はーい

 

 

フタをとって箸でかき混ぜる

 

 

へぇ、ラーメンみたいになるんだ

 

 

ズルズルと食べる

 

 

んっ美味しい

 

 

ヴァング、もうこれは無いの?天上世界に持って帰りたいわ

 

 

その三つで無くなっちまったよ

 

 

残念ね

 

 

次ここに来る時までに買い占めておいてやるよ

 

 

ありがと

 

 

あの、まだでしょうか?

 

 

さっきのキル姫が催促に来た

 

 

もう少し待ってて、腹が減ってはなんとやらよ

 

 

はぁ…

 

 

ズルズルと麺を啜る

 

 

ご馳走様、待たせたわね

 

 

はい、行きましょう

 

 

みんな!行って来るわね!モニカの事頼んだわよ!

 

 

玄関の前でみんなに叫ぶ

 

 

ユリくん、みんな、気をつけてね!

 

天上世界の事、頼んだぜ

 

任せなさいよ!

 

ありがとうございましたっ!

 

 

こちらに

 

 

シェキナーに案内されて駅と呼ばれる所にやってきた

 

 

これに乗るの?

 

何よこのデカい鉄の塊は

 

凄いです…

 

 

私達がホームに着くと電車がやってきた

 

 

プシューーと音を立てて扉が開いた

 

 

乗って下さい

 

 

シェキナーに案内されて席に座る

 

 

なかなかの座り心地ね

 

 

しばらくするとゴトンと音を立てて電車が動いた

 

 

ユリ!アルマス!凄いスピードです!

 

 

そうね

 

 

食い入る様に窓から景色を眺めるアスカロン、私も流れる景色を楽しむ

 

 

天上世界に戻ったらラグナロク達と話しをしないとね

 

 

そうね、世界の終焉を止めないとね

 

 

さぁ、降りて下さい

 

 

もう着いたのですか?

 

 

はい、早く降りないと次の駅に行ってしまいます

 

 

分かったわ

 

 

もう少し楽しみたかったけど電車を降りる

 

 

この道を真っ直ぐ行けばユグドラシルです

 

 

ん、ありがと、あんたのマスターにもよろしく言っといて

 

 

はい、私はこれで

 

 

姿を消したシェキナー

 

 

あっという間でしたね

 

 

本当ね、行きの苦労はなんだのかしら

 

 

さぁ天上世界へ帰るわよ!

 

 

あっ!待ちなさいよ!

 

 

走るアルマスを追いかけるユリ

 

 

待ってください!

 

 

二人を追い掛けてユグドラシルの麓へ

 

 

それでどうやって帰るのよ?

 

私、知らないわよ

 

私もですっ…

 

 

確かこの辺りから出てきたわよね?

 

 

アルマスがユグドラシルに触れると入り口が開いた

 

 

やるじゃない、アルマス

 

 

たまたまよ、帰りましょう

 

 

はいっ!

 

 

三人でユグドラシルの中へ、よく分からない空間を泳ぐ様にして天上世界を目指す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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