※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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カウントダウン・6

んっ…私…眠っていたの?

 

おはよ、ユリ

 

おはようございます

 

 

目を覚ますと柔らかな感触、横を見るとユグドラシルが寝ていた。

 

 

ん、おはよ

 

 

起き上がりベッドから降りる。

 

 

そういえばユリの服装ってティルそっくりだね

 

これ?カレットの街の武器屋で買ったのよ

 

うん、似合ってるよ

 

それはどうも

 

あの時よりは少しは強くなったかな?

 

なったつもりだったわ、でもあんた達の動きを見ていたら自信を無くしたわよ

 

そりゃあ僕は昔、努力したし

 

私は最強と呼ばれたティルフィングを淘汰したので

 

もう良いわよ、早く帰ってラグナ達にこの事を伝えないと、出口はどこなの?

 

それなら外に出たいと念じれば出れるよ

 

分かったわ、ティルフィング、ラグナ達に説明をしてよ

 

分かりました、ユウ、また会いましょう

 

うん、もう会えるか分かんないけどね

 

ってかあんたがラグナ達に説明した方が早いわよね?

 

そうしたいけど僕はここから出れないんだ、これでも死んでるし

 

そういえばそうね、ティルフィング、行くわよ

 

はい

 

 

外に出たいと念じたらいつのまにかユグドラシルの前に立っていた。

 

 

ユリ!

 

 

私の姿を見るなりアスカロンが抱きついてきた。

 

 

アスカロン、ただいま

 

心配したんですよ!

 

ごめんね心配かけて

 

 

アスカロンの頭を撫でてあげる。

 

 

ユリ、無事だったのね

 

ラグナ、当たり前よ、それよりユグドラシルの中で色々見てきたわよ

 

うん、聞かせてもらおうかな

 

 

剣を構えるラグナ、その後ろでエンシェント達も武器を構えている

 

 

ティルフィング、ここであなたを倒すわ、もうあなたの思い通りにはさせない

 

 

ラグナの冷たい声が響く。当然の事だ。

 

 

 

…………ラグナロク、もう私に敵意はありません

 

信用できないわ

 

そうですよね、ならば

 

 

剣を抜き刃を掴み柄をラグナに向けた。

 

 

私の剣を預けます、これで少しは信用して貰えますか?

 

…どういう風の吹き回しなの?

 

もう争う必要が無くなったという事です、これだけの人数を前に武器を渡す、これが何を意味するか分かりますよね?

 

分かったわ、預からせて貰うね

 

 

ティルフィングから剣を受け取るラグナ。

 

 

感謝します、今からユグドラシルの中で得た事を話します、ですが私も仲間達に話したいので少し時間を下さい

 

 

そう言って姿を消したティルフィング。

 

 

ユリ、ユグドラシルの中で何があったの?

 

私が説明するよりティルフィングに説明してもらった方が分かりやすいと思うから待っててよ

 

そうね、でもその顔を見る限り良い話しでは無さそうね

 

うん、ラグナが中に入った時はユグドラシルは起きていなかったの?

 

眠っていたわ、ユリが行った時には起きていたの?

 

うん、そのユグドラシルから色々聞いたのよ、ごめん、私が説明すると上手くまとめられそうにないからさ

 

分かったわ、ティルフィング達が来るのを待ちましょう

 

ん、ありがと

 

ユリ、ユグドラシルの中ってどうなっていたの?

 

あの地上世界に行く時みたいな感じになっててその中に大きな部屋が合ったわ

 

そうなんだ、不思議な樹ね

 

そうね、それよりアルマスが言っていたこの世界を救う方法ってどういう方法なの?

 

ラグナロク達に伝えられたイミテイトシステムとディスラプトシステムを組み合わせて全ての人間、キル姫からマナを少しずつ貰ってユグドラシルに還すって方法よ

 

そうなんだ、ディスラプトシステムってどこかで聞いた事があるわね…

 

私も聞き覚えはあるんだけど…

 

地上世界のカミトさんが持っている力の事じゃなかったですか?

 

それよそれ、よく覚えていたわね

 

人の話を良く聞いてないからですよ

 

二人共考えずに直感で動くタイプだからね、特にユリは

 

あまり考えるのは得意じゃないのよ

 

 

ユグドラシルの大樹を見上げると枯れた葉が目立つようになってきていだ。本当に枯れてしまうのだろう。

 

 

お待たせしました

 

 

いつの間にか現れたインテグラルキラーズ達、ティルフィング以外からは闘気が放たれている。

 

 

皆さん、申し訳ありませんが武器をラグナロクに預けて下さい

 

…敵を目の前にして丸腰になれと申すのか!

 

僕にはそんな事できないね、例えティルフィングの頼みで合っても

 

 

武器を構える二人。当然の反応だろう。

 

 

ごめんなさい、お願いします

 

 

パラシュとマサムネの前に立ち深々と頭を下げるティルフィング。

 

 

…………承知した、ラグナロク、受け取れ

 

 

刀を投げるマサムネ

 

 

くっ…分かったよ

 

 

斧を渡すパラシュ

 

 

皆さんも良いですね?

 

はい、分かりました

 

 

弓を渡すアルテミス

 

 

これ…私の槍です…

 

 

ロンギヌスも渡してくれた

 

 

誰か取るのを手伝ってくれないかな?一人じゃ取れないよ

 

 

マサムネとアルテミスがフライクーゲルの手に付けられている銃を外し渡す

 

 

ラグナロク、今から話したいと思います、見ての通り私達に武器はありません

 

レーヴァテインは?どこに居るのよ?

 

そういえばレーヴァの姿を見ていませんね

 

レーヴァテインならあそこに居ます

 

 

日の当たる岩の上でお昼寝をしているレーヴァテイン。

 

 

レーヴァには後で私が説明しておきます、聞いて下さい

 

 

ユグドラシルから話された事を伝えるティルフィング、みんなの顔が曇ってゆく

 

 

………………………………………………………

 

 

 

ティルフィングが話し終えた後も誰も話そうとしない、突然後6日でこの世界が崩壊すると言われたのだから言葉にも詰まるだろう。

 

 

エルキュールを見るとプルプルと震えている、無理もないだろう、もうこの世界に希望は残っていないのだから。

 

 

皆さん!何顔を伏せているのですか!私達が世界の希望となるのです!!

 

絶望だって崩壊だって跳ね除けてみせます!さぁ!顔を上げて下さい!立ち上がって下さいっ!!

 

 

エルキュールが立ち上がり声高らかに叫ぶ。その姿に以前希望を無くし塞ぎ込んでいた面影は無かった。

 

 

 

フフフ、アハハハハ!そうね、こんな事でしょげてたら私のキラーズの不屈の剣が泣くわ!絶・この世界を救ってみせるんだから!

 

 

アルマスも立ち上がった

 

 

うむ!いまこそせいぎをしめすとき!こんなことであきらめるのはあたしのせいぎにはんする!!

 

 

槍を空高く突き上げるグラーシーザ

 

 

アルテミス、共に知恵を使いこの世界の崩壊を食い止めましょう!

 

 

ミネルヴァがアルテミスの手を引き立ち上がる

 

 

そうですね、共に知恵を出し合い、力を合わせれば望みはあるかもしれません

 

拙者も力添えをしよう

 

僕もさ、理想半ばでこの世界が崩壊するのは許せないよ

 

どれだけバットでも泣きたくなるぐらいサッドでもヘァピィに変えてみせるよ!

 

私も…この世界の為に立ち上がります!どんな状況でも愛があればきっと上手くいきます!

 

そうだね!クレスの愛の力見せてあげるよ!

 

おねーちゃんだってやる時はやるんだよ♪

 

勇気を持ってすればこれぐらいの事、容易い事です

 

新たなる歴史にこの御旗を掲げる為、私も立ち上がります

 

みんなが絶望に抗う姿、あぁ羨ましい

 

アスカロン、最後の大仕事よ!気合い入れて行くわよ!

 

ティルフィング、互いの手を取り合いましょう

 

はい、ふふっ、ラグナロクと共闘するのは黒いティルフィング以来ですね

 

そうね、皆、この御旗の元に集え!!

 

 

ラグナロクが掲げる旗の元にキル姫が集う、ここに御旗の誓いが結ばれた。

 

 

どんな絶望が押し寄せても私達は決して諦めない、必ずこの世界に平穏を取り戻しましょう!

 

 

おぉぉぉーーーーー!!!!!

 

 

声高らかに拳を突き上げる。

 

 

とりあえず役割を分けましょう、ユグドラシルを調べるのと地上世界にこの事を伝える、二手に分かれましょうか?

 

 

今、地上世界って言った?

 

いつの間にか後ろに立っていたレーヴァテイン

 

私、地上世界に行きたいんだけど

 

レーヴァが自分から動くなんて珍しいですね

 

別に、ただ行きたくなっただけよ

 

地上世界には神令キラーズ達が居ます、なるべく多くの戦力を振りましょう

 

ならレーヴァテインと?

 

私も行きます!

 

拙者も同行しよう

 

私とアスカロンも行くわよ!

 

なら私も行くわ

 

私も行きます

 

クレスも行くよ!

 

なら私が地上組を纏めますね

 

 

ティルフィング、エルキュール、ダモクレス、アルマス、スイハ、マサムネ、レーヴァテイン、それに私とアスカロンで地上に降りる事に。

 

 

ラグナロク、行ってきます、天上世界の事を頼みました

 

分かったわ、出来る限りの情報を集めておくわ

 

 

みんな!お先に!

 

あっ!私が先よ!

 

私が1番です!

 

クレスも負けないからね!

 

四人で競うようにユグドラシルへ向かってゆく

 

 

あのっ、ティルフィングさんはえっとグリードさんを淘汰したのですか?

 

そうですね、でもグリードの時の記憶も残っていますよ、強くなりましたか?アスカロン

 

はいっ!あの時よりは強くなりましたっ!

 

今度手合わせをお願いしますね、それと

 

それと?

 

ユリの面倒を見てくれてありがとうございます

 

そんな、私の方がユリに引っ張られぱなしで…

 

それでもあの子がこんなにも笑顔で居られるのはアスカロンのおかげだと思います、きっとユウも喜んでいますよ

 

 

ユグドラシルの方を見ると楽しそうにはしゃぐ四人の姿が見える。

 

 

ユウさんは殺されてしまったのですか…?

 

そう、ですね、でも今はユグドラシルの中に居ます、今度会いに行ってみてはどうですか?

 

はいっ!きっと会いに行きます!

 

何してんのよ!置いて行くわよ!

 

 

入り口から顔を出したユリが叫ぶ

 

 

行きましょう、この先に何が待ち受けていても私達は進むしかありません

 

 

はいっ!

 

 

 

 

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