皆がユグドラシルを使って地上世界に降りて行くのを見届けてから私達も動き出そうとしていた。
ラグナロク、もう一度ユグドラシルに入って話を聞いてみますか?
そうね、さらに詳しい事が分かるかも知れないわ、誰か他に行きたい人は居る?
私、行ってみたいです
ならミネルヴァと
私も行ってみたいよ!
フライクーゲルね、他は良いかな?
あたしもついていくぞ!このめでみてみたいんだ!
グラーシーザもね、分かったわ、他はどうかな?
見渡しても誰も手をあげようとはしなかった。
なら残りの人にはデュカキス大奏官達にこの事を報告に言ってもらえないかな?
分かりました、お互い良い報告ができるように
ネス、ちゃんとアルテミスの言う事を聞いて良い子にしているのよ
私はそんなに子供じゃありません!
ふふ、頼りにしているわよ、またここで会いましょう
そう言ってユグドラシルの中へ入ってゆく。
私達も行きましょう、もう猶予はありません
カレットの街へ向かう五人
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ふしぎなくうかんだな、さすがたいじゅさまだ!
これは此処じゃないと体験できないね
不思議な空間を楽しむ二人、しばらく進むと以前来た部屋に辿り着いた
、前と変わらない大きな部屋にベッドが一つだけ置いてある、その横に座る一人の男。
ユウ
ん、また来たんだね
ユグドラシルの容体はどう?
相変わらずだよ、僕には見ている事しかできないけどね
寝ているユグドラシルの頭を撫でるユウ。
おまえは…どこかであったことがあるな…
グラーシーザ久しぶり、それにミネルヴァも
おぉ!おまえはあのときの!えぇっと…
ユウですよ、グラーシーザ
そうだ!ユウだ!ひさしぶりだな!
うん、久しぶりだね、それと、フライクーゲルだね
やぁ、こんにちわ
いつも通りで良いよ、僕はあの時の事は恨んではいないさ、それでどうしたんだい?
ティルフィングから話を聞かせて貰ったわ、私達はそれより詳しい事を聞きに来たのよ
そうか、でも肝心のユグドラシルは見ての通り寝ているんだ
ユウは詳しい事は知らないの?
そうだね、僕はただここに居るだけにすぎないからね
どうしてユウはここにいるのだ?
さぁ?僕は死んだ後に冥界を彷徨って気づいたらここに居たんだ
導かれたのでしょうか?
どうなんだろね?もしかしたらユグドラシルが起きるかもしれないから少し見ててくれないかな?
それは構わないわ、何をするつもりなの?
煙草を吸いたいんだ
そう言って少し離れた所に行ったユウ。
ミネルヴァ、何か分かりそうな事はある?
そうですね…見た限りでは情報は得られていません
フライクーゲルはどう?
うーん、何も分からないよ
やはりユグドラシル本人に聞いてみるしかないのか…
ただいま、それで何か分かりそうかな?
全くダメだわ、ユグドラシルが起きるのを待つしかないわね
フライクーゲル、一つ質問をしても良いかな?
構わないよ?
君達はなぜユグドラシルが枯れることを知っていたんだい?
それは…
大丈夫、検討は大体ついているからさ、神に言われたんだろ?
そうだね、私達は神様に言われてあの擬彩されし不可逆世界を作り出した
ティルフィングから聞いたと思うけどその擬彩されし不可逆世界もこの世界の崩壊を逃れる事はできない、なら神はその事に気づかなかったのか?いや、きっと気が付いていたと思うんだ
何が言いたいんだい?
本当の目的は他にあるんじゃないのかなってね
…………それは分からないよ、これ以上の事は聞かされていないからね
そうだよね、ラグナロク、コマンドキラーズはどう言う目的で動いているんだっけ?
全てのバイブスとキラーズをユグドラシルに還す、そう言っていたわ
それに対してインテグラルキラーズはある程度の人数を残して置くか、、、煙草吸ってきます
そう言ってまた離れた所に行ってしまったユウ
…………………
どうしたの?ミネルヴァ
いえ、一つの仮説が浮かびました、まだ仮説でしかありませんけど
うん、聞かせて
神々はこの世界を作り直そうとしているのではないでしょうか?ラグナロクはガブリエルを覚えていますか?
覚えているわ、ガブリエルを倒してこの天上世界を神の支配から解放した
はい、それ以来私達に神からの干渉はありませんでした、それは他に見つけたからなんだと思います
それがインテグラルキラーズ
はい、多分コマンドキラーズ達もそうなのでしょう、そうすれば神々は直接手を下すことなくこの世界の人類、キル姫を減らす事ができます
確かに私達は剪定に値しない人々を、キル姫をピンチしてきた
その活動に気付けば私達が必ず止めに出る、もし止める事ができてもできなくても私達の戦力を削る事ができる
ならあたしたちはさいしょからてのうえでおどらされていたのか?
でもこの仮説は神々がマナを必要としない事が前提になっているわよね?
そうなんです、それがこの説が仮説の域を出ない理由です、もし、神々がマナを必要としないのならば、マナを必要としない生物を作る事ができるのなら
ミネルヴァ、そうかも知れませんね
ゆっくりと起き上がった一人の女性。
おはよ、ユグドラシル、体調は良いのかい?
はい、今日は気分が良いのです、それより話を聞かせて貰いました、その仮説は間違い無いでしょう、神々はマナを必要としていません
……………………………………
ユグドラシル、ここから神の元に行く事はできないのかな?
何をするつもりですか?
もちろん一発殴りに行くんだよ
残念ですが今の私に神々に干渉する力は残っていません
そうか…
ですが最後の刻にはこの世界を見に来ると思います
ラグナロク、ならその時僕の代わりに一発殴っといてよ
約束するわ、私も少し怒りを覚えているところよ
それよりユグドラシルを復活させる方法はないのかい?
フライクーゲル、残念ですがありません、私の寿命はもうすぐ尽きてしまいます
そうなんだ、、、
その気持ちは受け取っておきます、ありがとうございます、弱い私を許して下さい
そう言ってまたユグドラシルは眠りについた
ユグドラシルの外に戻ろっか
そうですね
どうやったらもどれるのだ?
念じたら戻れるよ
おぉ、やってみよう
そう念じたのか姿を消したグラーシーザ
私も先に戻っているよ、少し一人になりたいんだ
フライクーゲルも姿を消した
ラグナロク、私達も行きましょうよ
そうね、ユウ、ユグドラシルを頼んだわ
はーい
そう言って二人も姿を消した
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ユグドラシルが寝ている事を確認してから煙草を吸いに行く。
やはり懐かしい人に会えるのは良い事だ、紫煙を見つめながらそんな事を考えていた
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私達がユグドラシルの麓に戻ってくると皆が集まっていた、ただその表情は苦虫を噛み潰したようだった
ラグナロク殿、諦めるにはまだ早いのである
そうね、やれる事をやりましょう
強い風が吹き抜けてゆく、まだ私達は歩みを止める訳にはいかない