※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

41 / 131
カウントダウン・4、アルマス編

このまま進んでいけば私が生み出された研究所に着くわ

 

分かりました

 

 

私はスイハの竜の背に乗って荒野を進んでいた、その横を空中を浮遊するティルフィングがついてきている。

 

 

あ、あの建物よ、見えてきたわね

 

 

遺跡群に紛れてコンクリート製の無機質な建物が見えてきた。

 

 

ここがアルマスの生まれた場所なんですね

 

そうよ、私はヴァリンって博士によって生み出されたみたいね

 

ヴァリン博士、、そんな研究もしていたなんて…

 

何か知っているの?

 

はい、ヴァリン博士はキラーメイルの研究をしていた人です、まさかこんな研究もしているとは思いませんでした

 

それよりなんで私はインテグラルキラーズにいたの?

 

その前に私達インテグラルキラーズがなぜ生まれたかを説明するのが先ですね

 

そうね、お願いするわ

 

(もう研究所の前になんだけど言わない方が良いのかな?)

 

私達は神々より作り出されたのです、擬彩されし不可逆世界を遂行させる為に

 

作り出された?私みたいに一からって事?

 

正確には1stキラーズに異族の力を取り込ませたのです、そうすれば私達を操るのは容易いですから

 

ならティルフィング達は操られていたの?

 

そうなりますね、悔しいですが、その頃アルマスがユグドラシルを登って天上世界に来ました、計画を万全に遂行させる為の戦力として目をつけられたのでしょう

 

…だんだん怒りが湧いてきたわ、その神を一発殴らないと絶・気が済まないわね

 

神々は普段はどこに居るかは分かりませんがこの世界の終焉を必ず見に来ると思います

 

ならその時にぶん殴ってやるわ!

 

そうですね、それよりもう研究所の前ですよ?

 

あっ、ほんとだ話に夢中で気づかなかったわね

 

(やっと気づいてくれた、もっと早く言えばよかったかな?)

 

 

以前来た時と同じ様に古ぼけた扉を開けて中へと入ってゆくとなんとも言えない空気が私達を出迎えてくれた。

 

 

不気味な雰囲気ですね

 

そうですね、あまり長居はしたくありませんね

 

えっと、あったこの扉だ

 

 

記憶を思い出しながら進んでいるとユリが見つけてくれた扉を見つけた,開けてさらに奥へと進んでゆく、そしてあの部屋へ。

 

 

広い部屋に一面ガラス張りの部屋、景色は良いが今はそんな事はどうでもいい。興味深そうに部屋を見渡す2人を置いて私は部屋の中央にある機械の元へ走ってゆき前と同じ様に操作する。

 

 

パスワードヲイレテクダサイ

 

 

やっぱりダメなのか

 

アルマス、この装置はなんですか?

 

この機械の中に私が知りたい事が入っているのよ、だけどパスワードが分からないから見れないのよ

 

この装置を作ったのもヴァリン博士なのですか?

 

そうだと思う

 

それなら…

 

 

淡々とパスワードを入力していくティルフィング、しばらくするとロックが解除された様だ。

 

 

なんであんたがパスワードを知っているのよ!?

 

ヴァリンが好きなチョコレートのメーカーの名前を入れてみたんですよ、まさか本当に開くとは思いませんでしたが…

 

 

決定ボタンを押すと立体映像が流れ始め私達の目の前に1人の女性が浮かび上がった。

 

 

アルマス、この映像を見ているって事はティルも一緒にいるって事ね、良かった合流できたんだ、流石私が立てた計画ね!ご褒美にチョコ食べよ、うん、おいしっ♪見てるだけじゃなんだからあんた達にもチョコをあげるわよ

 

 

ウィーーーンと音がして機械からチョコレートが出てきた。

 

 

安心しなさい、ちゃんと腐らない様に保存してあるわよ

 

 

そんな事聞いてないわよ!?

 

 

ふふふ,アルマスが驚く様が目に浮かぶわ、ってそんな話は良いのよ、私の立ち上げたインテグラル・ノア、システムについては以前説明したわよね?ただこのシステムには一つの欠点があるのよ、それはこのシステムを使っても完全にユグドラシルを復活させる事はできないということよ、ただ寿命を少し伸ばす事しかできないわ、つまり延命治療にしか過ぎないって事ね

 

 

……………………………

 

 

いまがっかりしているわね?大丈夫よ、ちゃんと私が手を打ってあるんだから、ほら、またチョコをあげるわよ

 

 

ウィーーーン、パカッ

 

 

そのチョコはね、こないだやっと手に入れた最高級のチョコレートなんだから良く味わって食べなさいよ

 

 

本当に大丈夫なの?この博士…

 

 

イミテイトシステムと条理再構築、つまりディスラプトの事ね、この二つをラグナロク達とティルに託しなさい、使い方も説明しておいてあげるわイミテイトシステムは他人と繋がるシステムよ、ディスラプトシステムは再構築、つまりイミテイトシステムで集めたマナをディスラプトシステムでユグドラシルに戻すって事ね、あんたは人の話を良く聞かないからティル、あんたがしっかりラグナロクに伝えるのよ!じゃ、健闘を祈っているわよ!

 

 

そう言って映像は途切れた

 

 

はぁ、、、なんか疲れたわね

 

 

あっ!言い忘れたけどこのシステムが人類、いや、この世界の最期の希望だからね、もし作動しなかったら残念だけどもうおしまいね

 

 

再び映像が流れて嫌な事を言ってまた消えてしまった。

 

 

アルマス、スイハ、このチョコ美味しいですよ?

 

 

ティルフィングが機械から出てきたチョコをいつのまにか食べていた。

 

 

あんた良く食べる気になったわね、私はあの話を聞いて食欲なんて無くなったわ

 

ならアルマスはいりませんね?

 

そうね、いらない

 

ならスイハはどうです?

 

私は…食べてみます

 

 

恐る恐る一口かじるスイハ

 

 

確かに美味しいですね

 

流石ヴァリンの選んだチョコですね

 

ティルフィング、さっきの話の続きなんだけど、なんで私は異族化が解かれたのよ?

 

予想ですがラグナロクとバイブスで繋がった事が原因だと思います

 

確かに、それぐらいしか思い浮かばないわね、ならティルフィング達も誰かとバイブスで繋がれば元に戻るって事?

 

だと思います、今は大丈夫ですが私達の叛逆を神に知られればまた洗脳される恐れがあります

 

それならバイブスを持っている人を探さないといけないわね

 

少し目星がつけてあります

 

誰なのよ?

 

それはキラーメイルです

 

キラーメイル?あぁ確かマサムネがいたわね

 

彼等は男性の身体にキラーズが埋め込まれています、僅かな可能性ですがバイブスも所持しているかも知れません

 

なら帰ってマサムネに聞いてみるわよ、もうこの研究所に用はないし

 

そうですね、スイハは何かありますか?

 

いえ、特にはありません

 

なら帰りましょう

 

 

私達は研究所を出てヴァングの家に戻る事に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。