※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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カウントダウン・3.5

私達がアスカロン達と合流してからヴァングの家に戻る事になった、長い行列を作り進んでゆく。

 

 

凄く人数が増えたね、なんだか楽しいよ

 

 

そうカミトが言っていたので数えてみると12人も居た。ヴァングの家に入れるのだろうか?そんな心配をしているといつの間にか家の近くまで来ていた。

 

 

兄貴、ただいま!

 

 

カミトが勢い良く玄関を開けて入ってゆく。

 

 

やっと帰ってきたか

 

うん、遅くなってごめん

 

そんな事はどうだって良いんだ、俺達の出番無さ過ぎだろ!

 

あ、兄貴?

 

他の奴らは一ページ使って書いてあるがよ、俺達はなんにもだぜ!?

 

ごめん兄貴…多分何を書くか浮かばなかったんだよ

 

ったく…んでそっちはどうだったんだ?

 

最後のキラーメイルを解放する事ができたよ

 

それは良かった、まぁ入れよ

 

うん!みんなも入ってよ!

 

 

ゾロゾロと入って行くとアルマス達も帰ってきていた様だ。

 

 

それにしても凄い人口密度ね

 

えぇっと、何人居るのでしょうか?

 

私達が九人でモニカが五人でしょ?カミトとヴァングが4人でそれでエンクウ達が6人で?キラーメイルが…もうめんどくさくなってきたわ…

 

 

みんな好きな所に座っていたり立っていたりしているのでそこそこのスペースはなんとか保てている、そうだ、ティルフィングにみんなに説明をしてもらおう。人混みをかき分けてティルフィングの元へ。

 

 

ティルフィング、悪いけどみんなに説明をしてもらえないかな?

 

構いませんよ、私も少し気になる事があるので

 

 

ティルフィングが椅子の上に立ってみんなに説明をしてくれた、エンクウ達やキラーメイル達はヴァングから話を聞いていたのか驚いてはいなかった。

 

 

ユリくん!なんでそんな大事な事言ってくれないんだよ!

 

そうだよ!僕達今それを知ったんだよ!

 

ごめんごめん、言うタイミングが見つからなくてさ

 

もぉぅ!でも解決策はあるみたいだね?

 

そうね、みんなで力を合わせればなんとかなるわよ

 

なんとかって、、、

 

カミト達も困難をなんとかしてきたでしょ?

 

確かにそうだね!この困難もみんなの力が有れば乗り越えられるよ!

 

 

世界の崩壊、きっとみんなが力を合わせれば乗り越えられるよね?

 

 

それよりマサムネ、マサムネにバイブスは感じますか?

 

 

ティルフィングがマサムネとマサムネに話しかけていた。

 

 

うむ、言われてみればマサムネに拙者のキラーズに共鳴するバイブスを感じるな

 

これが共鳴って言うのか?不思議な感じだな

 

 

2人が胸に手を当てていた。

 

 

マサムネはキラーズにマサムネはバイブスを意識してみてください

 

一つ良いかな?

 

なんですか、アクスレピオス?

 

その、マサムネとマサムネって言うのは少し呼びづらくないかな?

 

それもそうですね、特に文だと分かりませんね

 

僕がマサムネにあだ名を考えたんだけどどうかな?

 

言ってみてください

 

マサムネはマサオでどうかな?

 

 

…………………………………………………

 

 

ぷっ

 

 

一瞬の沈黙、不覚にも私が笑いを堪えられなかった。

 

 

おいユリ、なに笑ってんだよ

 

だってあまりにもそのまますぎて笑うしか無いじゃないの

 

それならマサムネはマサオで決まりですね

 

それならってどういう基準なんだよ…

 

それではマサムネとマサオ、キラーズとバイブスを意識してみて下さい

 

俺の意見は無視か、ったく…

 

集中するのだ、マサオよ

 

分かったよ

 

 

しばらくするとマサムネの身体が光り輝きその姿を変えた。

 

 

拙者のこの姿は…

 

この姿はブラックキラーズの時の姿ですね

 

なぜこの姿に?

 

もしかしたら最後に淘汰した者の姿になるのかも知れませんね

 

ふむ、少し己の実力を試してみたい、刀を交える者は居らぬか?

 

 

マサムネが問いかけると1人のキル姫が手を挙げた。

 

 

姉上、拙者がお相手いたします!

 

ムラマサか…相手にとって不足無し、よろしく頼もう

 

はい!

 

 

マサムネとムラマサが外へ出て行った。

 

 

ティルフィング、なんでわざわざ共鳴する必要があったのよ?

 

私達のこの姿は神に異族の力を与えられているからなのです、もし神々と戦闘になった時に前と同じように洗脳されれば仲間を斬る事になるかも知れないので

 

納得したわ、ならアルテミスも同じようにするのね?

 

 

そういう事です、ただ異族化が解かれて戦力が落ちてしまうのが心配ですが…

 

それでもこれだけの人数が居れば大丈夫じゃないかしら?

 

そうかも知れませんが念には念を押しておきたいのです

 

キラーメイルがいないキル姫はどうするのよ?

 

居ないのは私1人なので、でももしかしたらユウと共鳴出来るかも知れません

 

淘汰したティルフィングは共鳴してたんだっけ?

 

そうですね、その時の記憶が残っているので、これは賭けですが…

 

あの強さを見せられてからまた敵に回られるのは嫌だわ、少し様子を見てくるね

 

私も付いてくわ

 

 

アルマスと人混みをかき分けて外へ、玄関を出ると少しひんやりとした空気が心地いい。

 

 

アルマス、何か分かった事はあったのかしら?

 

あの時分からなかった事が分かったわ、どうやらこの勝負は私の勝ちみたいね

 

 

ニヤリと笑うアルマス

 

 

私だって奥の手があるんだからね、でも勝ちを譲ってあげない事も無いわよ?

 

なら遠慮なく勝たせて貰うわよ、私が勝ったら何かお願いを聞いて貰うわ

 

構わないわ、そのお願いってのは何なのよ?

 

そうね、私とも飲みに行きましょうよ、エルキュールが楽しかったって言ってたから

 

分かったわ、ならお金を稼いでこないとね、こないだ使い過ぎたのよ

 

楽しみにしているわ

 

それよりマサムネ達はどこに行ったのかしら?

 

そういえば姿を見ないわね

 

 

2人でマサムネ達を探す事に、少し家の周りをウロウロしていると見つけた、家の裏の空き地で鍔迫り合いをしていた、そのまま見届ける事に。

 

 

ムラマサよ、強くなったな

 

まだ姉上には届きませぬ、精進致します!

 

 

お互いが刀を納め握手をしていた。

 

 

マサムネ、調子はどう?

 

見ていたのか、以前と変わりは無い、寧ろ僅かだが強くなった気すらする

 

アスカロンもそんな事言っていたわね、キル姫はバイブスがあってこそその真の力を発揮するって

 

アスカロンの言う通りかも知れぬな、戻って皆に報告しよう

 

そうね、煙草吸いたいから先に戻っててよ

 

うむ

失礼致す

 

 

家に戻って行ったマサムネ達を見届けて煙草に火をつける。

 

 

ユリは誰かと共鳴しないの?

 

私は誰かに縛られて生きるなんてごめんだわ、それに私のキラーズに共鳴できる奴なんて居ないわよ

 

半姫半人だったっけ?

 

そうね、アルマスはラグナと共鳴しているんだっけ?

 

そうよ、その前にユリと戦ったんだっけ?

 

懐かしいわね、あの時はこの青髪天パ!って思ってたけどよく知れば良い奴だったわ

 

ずっと私の事青天って呼んでたもんね、思い出したら絶・腹が立ってきたわ

 

なら

 

そうね

 

 

先程マサムネ達が戦っていた広場で剣を構えていた。

 

 

手加減はしないんだからね

 

私もよ、どっちが強いか勝負よ

 

 

お互いが睨み合い斬りかかろうとした時だった

 

 

2人共こんな所に居たんですね!マサオさんがご飯を作ってくれましたよ

 

アスカロンに呼ばれてお互いの動きが止まった。

 

 

呼びに来てくれたのね、ありがと、アスカロン

 

そう言われてると確かにお腹が空いたわね

 

帰ってご飯にしましょ

 

そうね

 

 

家に戻るとさっきより人が減っていた。

 

 

ヴァング、他の人はどこに行ったのよ?

 

奴らなら二階に追いやったぞ、あれだけ人が居ると落ち着いて飯も食えやしないからな

 

それもそうね

 

お前ら飯食えよ

 

ん、ありがと

 

 

マサムネが野菜炒めを作ってくれた。

 

 

頂きまーす!

 

 

みんなが一口食べるのを見てから私も一口

 

んっ前よりも美味しくなってるわね

 

これだけの量を作れば料理の腕も上がるよ

 

そうね、お疲れ様

 

(ユリが労いの言葉をかけてる…)

(ユリ、たまには私にもそう言う言葉を掛けてくださいっ)

 

何よ?2人共、私の顔に何かついてるの?

 

 

アスカロンとスイハの視線を感じて2人に話しかける。

 

 

いえ、なんでもありません!

 

私もなんでも無いです

 

なら良いんだけど、そう言えばゼロはどこに行ったのよ?

 

ゼロならレーヴァテインと同じ部屋にいる、あいつら昔は家族だったみたいだからな

 

そんな事言ってたわね、家族か…

 

おい、さっさと食うもん食って寝ろ、半日休んだらユグドラシルへ向かうぞ

 

分かったわよヴァング、そう焦らせないでよ

 

ついでに片付けも頼む、俺はもう疲れた

 

 

そう言ってソファーに寝転ぶヴァング、書かれてはいないけど彼も苦労したのだろう。

 

 

分かったわ、任せといてよ

 

 

のんびりとご飯を食べて私とアルマスとアスカロンで片付けをする事に。

 

 

持ってきたわよ

 

ん、そこ置いといて

 

分かったわ

 

 

アルマスが食器を運び私が洗う、それをアスカロンが拭いてアルマスが戸棚に戻す、完璧ね

 

 

片付けも終わりやる事も無くなったので少し眠たくなってきた。

 

 

そろそろ私達も寝ましょうよ

 

そうね

 

 

適当に空いている床に寝転がり目を瞑る、まだコマンドキラーズに遭遇していないのが気がかりだったけどいつのまにか眠りに落ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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