※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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カウントダウン・1

もうカミノツカイはほとんど倒されたみたいだ。あちらこちらに転がっている残骸を避けながらアスカロンとアルマスを探していると見つけた。

 

 

二人共!怪我はない?

 

ユリ!

 

私達は大丈夫よ、ユリこそ怪我してないの?

 

あんな奴にやられる程軟弱じゃ無いわよ!それよりまだアレが残っているわ

 

 

私が指差す方にガコンガコンと音を立て飛び跳ねながら移動しているメタルメイデンがいる、よく見ると腹ただしい顔をしているわね。

 

 

あんな奴私が叩っ斬ってやるわ!

 

 

アルマスがそう言い一太刀浴びせるも剣を弾かれてしまった。

 

 

何よコイツ!硬すぎだわ!

 

 

アルマスが飛び跳ね距離を取るとパカッと扉が開き魔弾を放ってきた、それを躱し体制を整える。

 

 

一人がダメなら三人で行くわよ!

 

 

三人で取り囲み左右後ろから斬りつけるもあまりの硬さに剣が弾かれてしまう。

 

 

グラーシーザ!手伝って貰うわよ!

 

おぉ!あたしもくせんしていたところだ!

 

 

近くに居たグラーシーザに手伝って貰う事に。

 

 

グラーシーザさんはどうやって攻撃してたのですか?

 

なんどもこのやりでついていたぞ!きずひとつつけれなかったけどな!

 

 

豪快に笑うグラーシーザ、笑っている場合では無い気がするのだが。

 

 

四人で一斉攻撃よ!

 

 

メタルメイデンを取り囲み攻撃をぶつけるも全て弾かれてしまう、小手先の攻撃じゃなくてもっと威力のある攻撃をじゃないとダメなのか…

 

 

退きなお嬢ちゃん達、俺が一撃で終わらせてやらぁ!

 

 

巨大な槌でメタルメイデンを叩き潰すミョルミル。

 

 

やるじゃないの!あんたの馬鹿力も役に立つのね

 

だから一言多いんだよ!残りの奴らも俺が木っ端微塵にしてやるぜ!

 

 

高らかに槌を振り上げ叩き潰してゆくミョルミル。

 

 

あの力、あぁ羨ましい…

 

でもあんなゴリラみたいになるのは嫌よ

 

ユリ、あれこそがせいぎだとはおもわないか?

 

正義かどうかは分からないけどあの力は欲しいわね、ゴリラにはなりたく無いけど

 

あたしもあのちからがほしいぞ!そのちからでせいぎをしめしてみせるんだ!

 

 

グラーシーザ、あなたの思い描く正義を強くイメージして!

 

ラグナロク?あたしがおもいえがくせいぎはあのミョルミルのようにちからずよくおおらかなものだ!

 

 

悠久の時より紡がれし願いと望みの象徴よ我が前にあるべき姿を示せ深淵より希う、無尽の正義に灼熱の炎を!

 

 

その言葉の後にグラーシーザが光に包まれその姿を変えた

 

 

このみにときはなたれしはきゅうてきをうがつ火のてっつい!グラーシーザ・擬装・ウォーリア、すいさん!せいぎのほのおにおびえぬのならかかってくるがいい!

 

 

次々とメタルメイデンを叩き潰してゆくグラーシーザとミョルミル、逃げ惑うメイデン達に少し同情してしまった。

 

 

片付いたみたいね、次はあんた達の番よ!

 

 

空から見ている神とやらに剣先を向ける。

 

 

くくく、まだ駒が一つ残っているでは無いか、やれ、ティルフィング

 

 

そう言ってティルフィングに手をかざすとティルフィングが苦しみ始めた。

 

 

あっあぁぁぁぁぁぁ!!みんな早く…私から離れて……!!

 

 

そうだ、ティルフィングだけ擬彩を解いていないんだった、また神に操られてしまう。

 

 

哀れなキル姫よ、仲間を切り裂いた後は私達が同じ所へ送ってあげますよ

 

 

頭を押さえもがき苦しむティルフィング、ついに膝を付いてしまった。

 

 

………………………………

 

 

しばらくするとフラリとティルフィングが立ち上がった、眼を紅く光らせとてつもない闘気を身に纏いこちらに剣を向けている、かつての仲間と戦う事になる、誰もが覚悟を決めた時だった。

 

 

ちょっと通るよ

 

 

一人の男が私達をかき分けてティルフィングへと歩いてゆく。

 

 

ちょっと!どこ行くのよ!?

 

ティルフィングの所だよ、当たり前でしょ

 

危ないわ!下がって!

 

 

ラグナがそう叫ぶも右手を上げながら近づいてゆく。

 

 

まずはその男から斬り裂きなさい!

 

 

その命令通りにユウに向かって剣を向けるティルフィング。

 

 

あんな奴らに命令されちゃって、らしくないじゃん

 

 

ティルフィングとユウが対峙する

 

 

ガァァァァ!!

 

 

瞬時にユウとの距離を詰めて一閃を繰り出す、それを避ける事なくただ立っているだけのユウ、誰もが目を覆った。

 

 

あれ?斬られてない?

 

 

目を向けると何度もユウに斬りかかるティルフィングがいた、その剣撃は全て空を斬っている。

 

 

死んでて良かったよ、ほら、僕の代わりにあいつらを一発ぶん殴ってよ

 

 

そう言ってティルフィングの頭に手を置いた、そしてワシャワシャと撫でているとそのまま光となってティルフィングの身体へと消えていった。ティルフィングの姿が光に包まれて変わってゆく。

 

 

…………ユウ、ありがとうございます、この御恩は必ず

 

 

私が着ている服にそっくりな服を着て桃色の長髪を真っ直ぐに下ろしている。あれが私のお母さん……

 

 

皆さん、ここが最後の正念場です!今一度力を貸して下さい!!

 

 

声を張り上げるティルフィング、もう私達に懸念点は無くなった。

 

 

ふっ虫けら共が、我々が直々に手を下してやろう、ラファエル行くぞ

 

はい、ミカエル、神々の力を見せてあげましょう

 

 

遂に大地へと降り立った二人、私達の最後の戦いが始まった。

 

 

神の一撃受けてみると良い

 

 

そう言いながらミカエルが盾を構えながらこっちに突っ込んできた。

 

 

そんなもん俺が木っ端微塵にしてやるぜ!

 

 

ミョルミルが槌を振り上げ応戦するも弾かれ吹き飛ばされてしまう。

 

 

なんだコイツ!とんでもなく硬いぞ!

 

虫けらの攻撃など効きませんね、このまま潰れなさい

 

 

体制を立て直そうとしているミョルミルに接近し盾を振り上げる。

 

 

せいぎのいちげきうけてみるといい!!

 

そんなもの効きませんよ

 

 

グラーシーザが渾身の力で殴りつけるも防がれてしまった。

 

 

なにっ!?

 

この虫けらから殺してあげましょう

 

 

グラーシーザを上空へと蹴り上げ盾を構えている、落下を狙うつもりのようだ。

 

 

させないわよ!!アスカロン!!

 

任せて下さい!

 

 

アスカロンに凍らせて貰った地面を滑りミカエルの盾を踏み台に高く飛び上がりグラーシーザをキャッチ。抱き抱えたままみんなの所へ戻ってゆく。

 

 

ユリ、たすかったぞ!

 

お礼は後よ!あいつを何とかしないと!

 

 

グラーシーザとミョルミルの一撃が防がれてしまっている、力をだけじゃダメだ、もっと別の何かで…………

 

 

待ってみんな!魔力の流れを感じるわ!

 

どうしたの?グリモワール?

 

あいつね、あのラファエルとかいう奴が魔力で強化しているみたいね

 

なら先にあいつを倒さないとね

 

 

少し離れた所で腕を組みこちらを見ているラファエル。

 

 

私達に任せて下さい、皆さんお願いします!

 

 

アルテミス達がラファエルに矢を放つも何かに遮られ跳ね返されてしまった。

 

 

無駄な足掻よ、大人しく潰されなさい

 

結界を張っているなんて…!

 

ミネルヴァ、何か良い方法は無いの?

 

今考えていますが何も…

 

こないのならこちらから行かせて貰うぞ

 

 

ミカエルが盾を振り回しながらこっちに向かってくる、何か、何か良い方法は………

 

 

あのあの、私、やってみます!

 

 

ロジェスティラが呪文を唱えるとゴーレムが出現しミカエルを取り囲んだ。

 

 

動きは止めれたけどどうするつもりよ?

 

このまま押し潰してあげます!

 

 

上空にゴーレムを出現させてそのままミカエル目掛け轟音を轟かせながらゴーレムが降り注いで行く、しばらくするとゴーレムの山が出来上がった。

 

 

見かけによらずエゲツない事するな…

 

流石に死んだわよね?

 

所詮は虫けらの攻撃か

 

 

ガラリとゴーレムを押し除けてミカエルが這い上がってきた。

 

 

あのあの!ダメだったみたいです…

 

アスカロン!お願い!

 

はいっ!ポチ、力を貸して下さい!

 

 

大罪の竜に飛び乗りアスカロンがミカエルと対峙する。

 

 

ゴーレムの次は竜ですか、実にくだらない

 

レヴィアタンの力、味わってみますか?

 

 

ポチの口から光線が吐き出されミカエルに降り注ぐ、それを避ける事なく受けるミカエル。

 

 

とどめは私がっ!

 

 

竜の頭から飛び降り冷気を纏わせた剣で連撃を叩き込むアスカロン。

 

 

ふむ、それで終わりかね?

 

そんなっ攻撃は全て当たったはず…!

 

創造主に刃向かおうとは愚かですね

 

きゃぁぁぁっ!!!

 

 

ミカエルがの盾がアスカロンを捉えた、剣で防ぐも吹き飛ばされ岩に叩きつけられてしまった。

 

 

このっ!!

 

 

怒りに身を任せミカエルに斬りかかる、一太刀一太刀に怒りと力を込めて乱舞を叩き込む。

 

 

小娘が

 

 

うわっっっ!!

 

 

当然のように全て防がれてしまい私も吹き飛ばされてしまった。

 

 

ユリ、大丈夫ですか?

 

何とか防げたから大丈夫よ、それよりあいつ強いわね…

 

ラファエルの魔術で強化されているみたいですっ!

 

それならラファエルを叩けば良いのね!簡単な話よ!みんな力を貸して貰うわ!

 

ラファエルに結界が張られているのを見てなかった訳?

 

そんな事知ってるわよ!今からあの結界を叩き割ってやるわ!

 

何か良い案が思いついたの?

 

こうするのよ!!

 

 

ラファエルの元へ走って行き結界の位置を確かめる。

 

 

なんですかこの小汚い小娘は、早く潰されてしまいなさい

 

 

へんっ!すぐに斬り刻んでやるから待ってなさいよ!

 

 

結界に向かって乱舞を叩き込んでゆく、確かに硬いが少しだけ傷がついている、それならっ!!

 

 

同じ場所目掛けて何度も乱舞を叩き込んでゆく。

 

 

攻撃を集中させて結界を叩き割るつもりね、面白そうじゃない!

 

グラーシーザ、どっちの槌が強いか勝負と行こうじゃないか!

 

おぉ!それはたのしそうだな!

 

疲れたらクレスが癒やしてあげるからね!

 

その勝負、僕も混ぜて欲しい

 

ウガァァァァ!!シユウも力を貸すゾ!

 

そうはさせん

 

 

ミカエルが私達に向かってくる

 

 

私達でミカエルを抑えましょう!他のみんなも手伝って下さい!!

 

 

ティルフィングがミカエルへ切り掛かって行く、それにラグナ、フォルカスが続く

 

 

そっちは頼んだわ!!みんな、全力で行くわよ!!

 

 

せーーーーーのっ!!!!

 

 

ラファエルの結界に向かって斧と槌が振り下ろされてゆく。

 

 

もう一発行くわよ!!

 

 

せーーーーのっ!!!!

 

 

何度も何度も叩き込んでゆくとヒビが入り始めた。

 

 

そんな!私の結界がっ!!

 

 

いっけぇぇぇぇ!!!!!

 

 

パリンっと音を立ててラファエルの結界が崩れ去った。

 

 

アマネ行くぞ!

 

分かってる!

 

 

その瞬間にゼロとレーヴァテインがラファエルを斬りつける

 

 

小癪なぁぁ!!

 

終わりだぜ、神とやらよ!

 

 

マサオの一閃がラファエルを切り裂いた、血飛沫を上げ力無く倒れるラファエル。

 

 

まだミカエルが居るわよ!

 

 

振り返るとラグナとティルフィングがミカエルを押さえていた。

 

 

フォルカス!止めを!

 

 

この槍に貫かれる事、それを光栄に思いなさい

 

 

ミカエルのお腹に深々と槍が突き刺さってゆく。

 

 

フハハハハハハハ!!面白い、面白いぞ虫けら共!神の怒りに触れた事を心底後悔するが良い!!

 

 

槍を引き抜きミカエルがラファエルの方へ飛んでゆく。

 

 

ラファエルよ、立ち上がるのだ

 

はい

 

 

ラファエルが立ち上がった

 

 

神の力を見せてやろう

 

 

二人の身体が光り輝き一つに重なった。そしてその姿を変えた、巨大な異族の様な姿に大きな腕が一本だけ伸びている。

 

 

我が名はトライエル、虫けら共にこの姿を見せるとわな、もう容赦はせぬぞ

 

 

浮遊しながらそいつが名を名乗った。

 

 

何よあれは、悪趣味にも程があるわ!

 

融合して強くなるなんて超・爆熱い展開だな!

 

そんな事言ってる場合じゃ無いわよ!

 

 

 

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