※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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フハハハハハハハ!ゴミ共が!塵になるが良い!!

 

 

不愉快な笑い声を上げながら巨大な手に光を集め光線を放つトライエル。

 

 

みんな避けて!!

 

うおっ!

 

何て威力なのよ…!

 

 

光線が当たった山が跡形も無く消し飛んでいた、あんなものに当たったら文字通り塵になってしまうだろう。

 

 

移動しながら矢を放って下さい!

 

一箇所に固まらずバラバラに動いて下さい!

 

光線を放つまでに少し時間がある、しっかり見定めるんだぞ

 

 

三人の軍師が的確に指示を出しながら矢を放ってゆく。

 

 

アスカロン、お願いがあります

 

はい?ティルフィングさんどうしました?

 

あれに届くような階段を作ってください

 

 

浮遊するトライエルを指差すティルフィング。

 

 

分かりました!やってみます!

 

 

アスカロンが冷気を剣に纏わせてゆく、だんだんと大きな塊になってきた。

 

 

行きます!これがレヴィアタンの力っ!!

 

 

アスカロンが冷気を放つと巨大な氷の階段が出来上がった。

 

 

ありがとうございます、後は私が!

 

 

そう言うと武器を出現させながらティルフィングが氷の階段を駆け上ってゆく。

 

 

それごと消し飛ばしてくれる!

 

 

手に光を集め始めたトライエル、それでもティルフィングの猛進は止まらない。

 

 

壊滅させてあげるわ

 

 

ティルフィングが出現させた武器と共に闇に消えてゆく、その瞬間にトライエルの光線が放たれた。

 

 

ティルフィング!!

 

 

氷の階段が消し飛ばされ跡形も無くなってる、ティルフィングの姿も無かった。

 

 

まずは一匹だ!次はどいつから消してやろうか

 

 

聖剣ティルフィングの力、見せてあげます

 

 

ティルフィングの声と共に空間が裂け武器と共にティルフィングが飛び出して来た、そしてトライエルに連撃を叩き込む。

 

 

おのれぇ!!ゴミ共がぁぁ!!!

 

 

くっ、この力をもってしてもあの程度の傷しか負わせられないなんて…!

 

 

しかし大きな手に少し傷が付いた程度だった。

 

 

私達もいくわよぉ!ロジェスティラ、準備は出来てるんでしょうね!?

 

 

あのあの!いつでも行けます…!

 

 

行くわよ!

はいっ!

 

 

二つの炎の魔弾が混ざり合いトライエルに直撃するも少し焦げ目を作った程度だった。

 

 

何て防御力してんよのっ!

 

魔弾がダメなら矢を放つだけだぜ!兄貴!

 

あぁ、皆も頼む!

 

かつての敵と共闘だなんて愛を感じますわ!

 

超・爆熱い展開だよな!アフロディーテ!運転よろしく!

 

イチイバル!乗って下さい!

 

よろしく、

 

おねーちゃん!乗って!

 

アポロン、お願いします!

 

 

弓使い達が馬に飛び乗り駆け回りながら矢を放ってゆく。

 

 

その程度の攻撃、虫に刺されるよりも効かぬわ!

 

 

矢が刺さるもの大したダメージにはなっていないようだ。

 

 

アスカロン、階段をつくってよ!私も一太刀入れてやるわ!

 

止めておきなさい、同じ手は通じないわ

 

ラグナ…っつ!何か良い手はないの!?

 

そうね、皆の力を合わせれば何とかなるかも知れないわ

 

どうやって力を合わせるのよ!

 

それはね。皆の力を、今っ!!!

 

 

ラグナが御旗を大空に向けて振りかざした。

 

 

そのせいぎをつよくイメージするのだ!

 

絶対に希望は消えません!今こそその力を!!

 

 

私は望む!遥か彼方まで救いの手を差し伸べる、何よりも早く、より正確に、あらゆる脅威を撃ち抜く力を!

 

 

悠久の時より紡がれし

 

願いと望みの象徴よ!

 

7つの光と共に

 

皆の前に

 

その姿を示せ!!

 

 

エンシェント達がそう言うと七色の光にラグナが包まれてゆく。そして

 

 

この身に解き放たれしは黄昏を呼ぶ焼却の魔弾、ラグナロク・擬装・ガンナー

 

 

光が消えそこに居たのは姿を変えたラグナだった。

 

 

破滅への運命の歯車を止めるため、私達の進撃をここから始めましょう、7つの光は御旗と共に

 

 

今更何をしようと無駄無駄無駄!!この力で塵となりなさい!

 

 

手に光を集めて始めたトライエル。

 

 

みんなの力をこの魔銃に込めるわ!私に力を!

 

 

任せろ!

 

受け取って下さい!

 

俺の分も頼む!

 

 

みんながラグナの後ろに集まってゆく。

 

 

ラグナ!しくじったら怒るんだからね!

 

なら怒られないように頑張らないとね

 

 

皆の力が魔銃に集まってゆく、だんだんと光が大きくなってきた。

 

 

これで終わりだ!!

 

トライエルが光線を放った。

 

 

神殺しの魔弾、その身で味わいなさい!!

 

 

それを迎え撃つラグナの放った魔弾。

 

 

光線と魔弾がぶつかり合い辺りに衝撃が襲いかかる。

 

 

はぁぁぁぁぁぁぁ!!!皆の力よ、あの者を穿て!

 

 

トライエルの放った光線を飲み込み魔弾がトライエルへ向かってゆく。

 

 

そんな………!この私がゴミ共にっ!!!!!!!

 

 

魔弾がトライエルを貫きその姿が灰となりサラサラと空に消えていった。

 

 

はぁ………私達の勝ちよ!

 

 

大きな歓声と拍手が巻き起こる、誰もがこの勝利を祝い祝福した。

 

 

あーー疲れた、そろそろ寝て良い?

 

レーヴァ、まだ一仕事残ってますよ

 

えぇーめんどくさぃ

 

ラグナロク殿、見事である

 

ユリくん!やったね!

 

全部ラグナに美味しいところ持ってかれたわよ

 

次はユグドラシルを何とかしないとね!

 

そうね、っと…

 

 

そう言うもの立ち上がれないラグナ、魔力を消費しすぎたらしい。

 

 

クレスが癒やしてあげるよ!

 

ありがとクレス、ティルフィング、カミト、もう一度力を貸してもらうわ

 

はい!

 

うん!

 

ラグナ、肩がしてあげるわよ

 

ありがとユリ

 

なら反対は私の肩を貸してあげるわ

 

アルマスもありがと

 

 

みんなでユグドラシルまで歩いてゆく。

 

 

二人共ありがと、ここからは私達がやるわ

 

 

右手をユグドラシルにつけるラグナ、その左手をティルフィングが握る、ティルフィングの左手をカミトが握り左手をユグドラシルにつける。

 

 

ラグナの持つイミテイトシステムで天上世界と地上世界の人とキル姫から少しずつマナを集めそれをティルフィングが増幅しカミトのディスラプトシステムでユグドラシルに返すみたいだ。その様子を私達は見守っていた。

 

 

ユリ、私美味しいお酒と料理が食べたいわ

 

俺も混ぜてくれよ!天上世界の飯を食ってみたいんだ!

 

あのあの!私も食べたいです!

 

ミョルはカステラが食べたいわ!

 

俺は白飯でいいぞ

 

分かったわよ!みんな連れてってあげるから待ってなさいよ!

 

私、ヨーグルトが食べたいです!

 

アスカロンも私と一緒にバイトするのよ!

 

はいっ!一生懸命頑張りまっす!

 

 

誰もが今後の事を考えて胸を躍らせている、その時私達の前に一人の女が舞い降りた。

 

 

ラグナロク、ティルフィング、そしてカミト、あなた達の力確かに受けとりました

 

マナは戻ったの?

 

残念ながらこの地に居る人々とキル姫が少なすぎて、僅かなマナは戻りましたがすぐに消えてしまうでしょう

 

 

………………………………………………………やっぱりダメだったのか

 

 

そうか、擬彩されし不可逆世界、神々の黄昏計画で多くの人やキル姫を殺したから…

 

 

まもなくこの世界は終焉を迎えます、このユグドラシルの消失とともに………

 

 

強い風が吹き枯葉が舞い散ってゆく、青い葉は残り僅かだ、それを見上げながら煙草に火をつける、これを吸い終わったらあの力を使おう。

 

 

アルマス、どうやら私の勝ちみたいね、私の願いを言うわ

 

何よ、聞くだけ聞いてあげる

 

私の願いはね、私がモニカとした約束の手伝いをして欲しいのよ、大事な友達とした約束を大事な友達に託すわ

 

何よそれ

 

ティルフィング、その聖剣ティルフィングを私に貸してよ

 

構いませんが何をするつもりですか?

 

素振りがしてみたいのよ

 

 

聖剣ティルフィングを受け取り眺める、凄まじい力が腕から頭に伝わってゆく、この力があれば。

 

 

モニカ、私との約束ちゃんと果たしてよ

 

うん、だけどこの世界はもう…

 

何か弱気な事言ってんのよ!

 

…………………

 

 

煙草の火種がフィルターを焼き焦がし始めた、思い残す事がないようにしよう。

 

 

アスカロン!

 

はいっ!

 

私の我儘にずっと付き合ってくれてありがと、大好きだわ!

 

私もユリの事大好きですっ!

 

 

アスカロンに抱き付きその唇を奪う、驚いた顔のアスカロンが可愛かった。

 

 

それにみんな!楽しかったわよ!楽しい事も辛い事も沢山あったけどみんなの事も大好きだわ!!!

 

 

そう叫んで意識を集中させる。

 

 

ユリっ!?なにを!?

 

さよならよ、アスカロン。

 

 

アスカロンとの共鳴を断ち切った、そして私は私自身のキラーズとバイブスを共鳴させる、準備は整った。

 

 

聖剣ティルフィング!その呪いと共に私の願いを叶えなさいよ!!!

 

 

剣を構えそう叫ぶと辺り一面が暗闇に覆われて私の頭上に巨大な剣が出現した。

 

 

この力はティルフィングそのもの!?

 

ユリ!何をするつもりですかっ!?

 

 

ティルフィングの呪いは知ってるわよね?三つの願いを叶えると共に持ち主の命を奪う。それを使うのよ!さぁ!ティルフィングよ!私の願いを叶えなさい!まずはユグドラシルを再生させるのよ!

 

 

頭上の剣が光り輝きユグドラシルに新緑の葉が芽生えてゆく。

 

 

ユグドラシル、体調はどう?

 

はい、私のマナが満たされています

 

良かった、次の願いよ!インテグラルキラーズ、コマンドキラーズに殺された人々、キル姫を生き返らせなさい!!

 

 

再び剣が輝きその願いを叶えてくれた。

 

 

三つ目よ、この世界の人々に他人を思いやる気持ちを少しだけ与えなさい!

 

 

剣をが輝きを放つ、きっと私の願いは叶えられたのだろう。

 

 

みんな、さよなら

 

 

頭上の剣が揺めき私を切り裂いた。

 

 

三つの願いを叶えると共に持ち主の命を奪う。私の命を何て安いもんよ、アスカロン、モニカ、みんな、後は頼んだわよ

 

 

 

私の意識はここで途絶えた。

 

 

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