朝日を受けて目を覚ました、起き上がり辺りを見渡すと見慣れない景色に周りにもチラホラと倒れた人が居た。
はしゃぎ過ぎたわね…
飲み過ぎたのか頭が少し痛む、それに砂浜で眠っていたようだ、アスカロンは何処だ?見渡しても姿が見えない。
煙草に火をつけて身体を大きく伸ばす、腕時計を見ると午前8時、朝ご飯を食べて家に帰ろうか、その前にアスカロンを探そう煙草を咥えて辺りを探す事にする。
いたいた、お尻が草むらから出ている、私も人の事言えないがアスカロンも酒癖が悪そうだ、気をつけよう。
アスカロン、起きなさい
………………………
返事が無い、ただのアスカロンのようだ。
ほら、起きなさいよ
…………………………
心配になり呼吸を確認してみる、うん、生きてはいるわね。スリスリとアスカロンのお尻をさする、そして思いっきりお尻を叩いた。
起きなさいっ!!
ひぃぃ!ゆ、ユリっ!?
そうよ、私よ
おはようございます
それより早く起き上がりなさいよ、お尻が丸出しよ
えっ?きゃぁっ!
またお尻を撫でると慌てて立ち上がった。
平和な島で良かったわね
あうぅぅ…誰かに見られたりしてませんよね?
それは知らないわ、そろそろ帰るわよ
もう帰るのですか?
もう8時半よ、朝ご飯を食べて帰ればいい時間よ
それもそうですね
荷物をロッカーから取り出して帰路に着く事に。
ヴァング達は何処にいるのよ?
そういえば見てませんね
まぁいいわ、何処でご飯食べる?
ビーチの島にしませんか?
そうね
ジャングルの島を抜けてプールの島へ、それも通り過ぎてビーチの島に戻ってきた。
もう帰るのですね
そうね、また来るわよ
頑張ってお金貯めましょうね♪
それもそうだけどティルフィングにチケットをくれるように頼むわ
他力本願ですかっ
貰えるものは貰うわよ
会話をしながら手頃なご飯屋さんを探して歩いていた、近くにパラシュのお店はあるのだがなんとなくバーベキューの気分では無かった。
ここにしませんか?
そうね
アスカロンが見つけた木に囲まれた洋食屋に入って行く、少し古ぼけた店内に夏を感じさせるインテリア、少し悩んだけどカウンター席に座る事に。
アスカロンはなんにする?
えぇっと、私は…
二人でメニューを見ながら食べたい物を探してゆく、ちょっと飲み過ぎたし軽い物にしよう。
私は決まったわよ、アスカロンはどうする?
私も決まりましたよ、なら頼みますね
店員に注文をしてお冷を飲みながらのんびりしていると扉が開く音が、他のお客が来たようだ。
二人共こんな所に居たんですね
おはよティルフィング
おはようございます♪
おはようございます、ユリにこれを渡しておきますね
何よこれ?
教会の人に渡しておいてください、本来は私が直接言いに行くべきなのですが少し時間が無くて
分かったわ、ありがと
ティルフィングから貰った手紙を鞄にしまい少しお喋り。
その水着似合ってますね♪
褒めても何も出ませんよ♪
ちょっと変わった水着を着こなすティルフィング、なんだろう、大人の色気を感じる。
ユリとアスカロンもその水着似合ってますよ♪
褒めても何も出ないわよ
知ってますよ?
………………………
横目でティルフィングの水着姿を見る、なんとなく敗北感を感じていた。
ユウさんは何処に居るのですか?
ユウは昼食の仕込みに追われていますよ、あのホテルの料理を一人でこなしているので
それバイトにさせる事じゃ無いわよね?
人件費を抑える為なので仕方ありません
その考え方は改めた方が良いわよ
言い出したのはユウなので、それにそれぐらいできなければあのホテルで働く事はできませんよ
とんでもないホテルね、レーヴァテインは良くクビにならないわね
レーヴァは凄いんですよ?どれだけ荷台に料理が積まれても全く溢さずに届けますから
それが凄いのか分からないわ
うーん、あの荷台にドミノが並べられていても彼女はそれを倒さずに1階から8階に行く事ができます
何その才能
他のみんなも凄いんですよ?アルテミスとアポロンのペアの演奏技術は世界レベルですしフライクーゲルも世界中のバーから勧誘を受けてます
ふむ
みんな凄いんですね♪
マサムネやパラシュ、ロンギヌスも凄いんですよ?
みんなプロなのね、私達も見習わないといけないわ
お待たせしました
ありがと
渡された料理に舌鼓を打つ、私はお茶漬けを頼んだのでするするとお腹に収まってゆく、アスカロンはラーメンを美味しそうにすすっていた。
私達はこれを食べたら帰るわよ
はい、楽しい旅になりましたか?
もちろんよ、忘れられない旅になったわよ
私もです♪
なら良かったです♪その手紙を教会に渡せばまたすぐ来れますよ♪
楽しみにしているわ
ご飯も食べ終わり店を出てティルフィングにお礼を言って帰路に着く事に。
最後にあのお店でお買い物しませんか?
そうね
海中トンネルのすぐ近くにあった売店へ、中に入ると所狭しとお土産が並んでいた。
どれにする?
これなんてどうですか?
そうね
お揃いのネックレスを購入して首に掛ける、夏の思い出を詰め込んだドロップ型のネックレスだ。
えへへ♪
さぁ帰るわよ
はいっ!
売店を出て海中トンネルに入る前に二人して振り返る。さんさんと輝く太陽、見渡す限りの大海原に砂浜、名残惜しいがトンネルへと進んでゆく。
このトンネルも見納めね
そうですね
更衣室でいつもの服に着替えて教会に転送してもらう、視界が暗転し気がつくと教会に帰って来ていた。
帰ろっか
はいっ♪
帰る前にティルフィングから貰った手紙を受付の人に渡す。
はい、これ
少々お待ちください!!
慌てた様子で奥に入っていった受付の人、しばらく待っているともう一人連れて戻ってきた
こちらへ
んっ
呼ばれて小さな部屋へと連れて行かれた。
ユリさんとアスカロンさんですね
そうよ
はいっ
教会の加盟店になって貰います、宜しいですか?
加盟店になるとどうなるのよ?
教会に来た仕事を振り分ける事ができます、それにある程度の手当も着きますよ、この同意書に目を通して下さい
どれどれ?
渡された紙を読んでみる事に、ふむ、悪くない条件だ、アスカロンの方を見ると頷いていたのでサインする事に。
はい
確かに、まさかユウさんとティルフィングさんのお知り合いとは
そんなに凄いの?あの二人
はい、過去にこの教会の危機を救って頂きました
へぇ
数年前にこの教会を破壊していたのは知らないのだろうか?
明日から仕事を発注させて頂きますので
分かったわ
ありがとうございました
教会を後にして雑貨屋に寄って晩御飯を買って帰る事に。
我が家ね
そうですね
鍵を開けて入ってゆくと何も変わらない我が家だ、荷物を片付けてのんびりする事に。
コーヒーを淹れてあげるわ
はいっ♪
二人でコーヒーを飲みながらダラダラして晩御飯を食べてお風呂に入る事に。
明日から仕事頑張るわよ
はいっ!一生懸命頑張りますっ!