※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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戦う何でも屋その3

差し込む朝日で目を覚ました、部屋を見渡すとまだみんなは寝ているようだ。起こさないようにゆっくり立ち上がり宿の外へ煙草を吸いに行く事に、朝日を見ながら煙草に火をつけて煙を吐き出す。

 

 

宿の朝食が七時で今が六時だ、少しゆっくりしよう。空を見上げながら煙を吐き出す。

 

 

後六人、早く洗脳を解いてあげよう、そう決意を固め煙草を揉み消し部屋に戻ってゆく、まだみんな寝ているようだ。

 

 

私が早起きなだけなのかしら?

 

 

少し疑問を抱いたがまだ寝ているアスカロンの布団に潜り込みギュッと抱き着いてアスカロンを堪能することに、おやすみ。

 

 

……………………………………………………………

 

 

おはようございますー朝食を持ってきましたー

 

 

んあっ?もうこんな時間か、、、

 

 

布団から起き上がり朝食を受け取りに行く、まだみんなは寝ているようだ。

 

 

そこに置いといて

 

了解です

 

 

ドアの近くの棚に料理を置いてもらう、その後にまだ寝ているみんなの布団を剥ぎ取ってゆく。

 

 

そろそろ起きなさいよっ!!

 

寒っ!!

 

あぉ、、、寒いっ

 

うぅゔ…

 

ユリさん嫌いっ!

 

スヤァ

 

朝食が届いたわよ、早く食べるわよ

 

あーい

 

 

みんなで布団を片付けて机を置いてゆく、デュランダルはまだ寝ているようだ。

 

 

おい、起きろよデュランダル

 

うぅーん?まだ眠たいのですわ…

 

ほら、淑女はお寝坊なんてしないだろ?

 

わたくしもう淑女やめますわ…

 

リン、手伝って

 

任せて

 

 

レンとリンが布団の両端を持って持ち上げて引っ張るとトランポリンのように布団の上を飛び跳ねるデュランダル。

 

 

分かりましたわ!おきますのよ!

 

最初から素直に起きてれば良かったんだよ

 

マスターも紳士なら淑女には優しくするのですわ!

 

さっき淑女はやめるって言ってたじゃん?

 

あれは、その、、

 

はいはい、朝食食べるよ

 

はーい

 

 

みんなで朝食を食べ終わり地図を広げる次の街を決める、街の名前は無いけどここからそう遠くない、ここに行くとしよう、目的地は決まったから着替えて宿を出る事に。

 

 

ちゃんと教会に行くのよ、私の名を言えば伝わるはずよ

 

はーい、本当にありがとね

 

今度店に遊びに行くよ

 

遊びに来るより依頼を持ってきなさいよ

 

 

宿の前で四人とお別れ。

 

 

良い人達でしたね♪

 

そうね、また会えると良いわね

 

 

竜を召喚してもらい草原を進んでゆく、しばらくすると街にたどり着いた。

 

 

女の人しか居ませんね

 

そうね、たまたまなのかしら?

 

 

たどり着いた街は人の行き来はあるのだが男の人の姿が見えない、そういう街なのだろうか?

 

 

どうします?

 

話を聞いて回るわよ、情報を得ない事には何も分からないわ

 

そうですね

 

 

街を歩きながら街人に話しかけてゆく、するとキル姫が神出鬼没するという事を教えてもらった。

 

 

それとこの街に男が居ないのはどういう関係があるのよ?

 

そのキル姫はイチモツを狙っているんだよ

 

イチモツですか?

 

そう、イチモツだよ、もう何人かの男の人が切り取られているよ

 

その切り取られた人は何処に居るのよ?

 

あそこの病院にいるよ

 

 

街の人が指差す方にある建物、そこに入院しているようだ。

 

 

ありがと、病院に行くわよ、被害者に話を聞くわ

 

待って下さいっ!

 

 

教えてもらった病院へ行く事に、受付に話をすると教会の使者ならと面会をさせてもらう事ができた、ノックをして病室へ入ってゆく。

 

 

入るわよ

 

「」

 

大丈夫なんですかね…?

 

 

死んだような顔でベッドに座る男性と会う事ができた、話しかけても虚な目でこっちを見るだけで言葉を発する事は無かった。

 

 

しばらくすると看護師さんが入ってきた、もうすぐ切り取られたイチモツを手術で繋げるらしい、上手くいくと良いね。

 

 

病院を出て再び情報を集めるために街を歩く事に、せめて暴れているキル姫の名前だけでも知りたい。

 

 

イチモツってなんの事なんですかね?

 

話を聞く限り男の人にしかない物みたいね

 

喉仏の事ですかね?

 

そんなん取られたら死んでるわよ、それよりこれ以上被害が広がる前に止めないとまずいわね

 

そうですね

 

せめてそのキル姫のマスターと会う事ができれば良いんだけど

 

そういえばバイブスを感じませんね

 

それも踏まえて探すわよ、キル姫を探しに来ているのなら奏官を見た人が居るかも知れないわ、聞き込みをするわよ

 

はいっ!

 

 

街の人一人一人に聞き込みをしてゆく、しかし有力な情報は手に入らなかった

 

 

まだ来ていないのですかね?

 

かも知れないわね、とりあえずお昼にするわよ

 

 

辺りを見渡すと近くにご飯屋さんを見つけた、二人でそこに入ってゆく、すると亭主は男の人だった。

 

 

ねぇ、おじさんはなんでこの街にいるの?キル姫に襲われるんでしょ?

 

俺はこの店を守らなくちゃいけねぇんだ、この店を守るためなら俺のイチモツなんてくれてやるよ

 

ほかの男は何処に行ったのよ?

 

隣町に逃げたか家に篭ってるんじゃねえか?

 

ん、ありがと

 

(ねぇユリ

 

(何よ?

 

(イチモツってあげる事ができるんですね

 

(みたいね、イチモツがなんなのか気になってきたわ

 

 

しばらく待っているとカツ丼と親子丼が運ばれて来た、それをいただく事に。

 

 

んっ美味しいわね

 

そうですねっ♪

 

 

食べながらお昼からどう動くかを考えていた、また聞き込みをする?それともキル姫を探す?

 

 

分かりました!

 

どうしたのよ?

 

私達がそのキル姫と戦う所まで話を飛ばして貰いましょうよ

 

それはダメよ

 

やっぱりそうですよねっ

 

 

話を飛ばすとはなんの事かよく分からなかったがそれはしてはいけない気がした。

 

 

分かったわ!

 

何か思いついたのです?

 

おじさん、私達が絶対に守るから囮になってよ

 

嫌だ、なんで俺がそんな事をしなくちゃいけないんだよ!

 

それもそうね、無茶を言ったわ

 

ったく、、、最近の若いもんは…

 

ユリも凄いこと言いますね

 

良い案だと思ったんだけどね

 

それなら案山子を作りましょうよ!

 

そうね!そうしましょう、おじさんお会計お願い

 

まいど

 

 

私達は街の雑貨屋で木の棒を二本買いそれを十字に組んでそれに帽子を被せ男物の服を着せて即席の案山子を作っていた。クオリティはかなり低いけど何とかなるだろう、それを持って街を歩く事に。

 

 

……………………

……………………

 

 

街を3周したけど特に何も無かった、ただの羞恥を感じただけだった。

 

 

ダメだったわね

 

そうですね…

 

 

街の入り口で一休みする事に、手頃な切り株に腰掛けて煙草に火をつける。

 

 

この服どうします?

 

私が私服で着るわよ、捨てるのはもったいないわ

 

着れますか?

 

ダメだったらウィルにあげるわよ

 

そうですね

 

 

煙草を揉み消し立ち上がろうとした時だった、一人の男性がこの街に入ってきた、気になったので話しかけてみる事に。

 

 

あんたこの街に入るとイチモツを切り取られるわよ

 

構わないさ、それでも俺はアダマスを止めないといけないんだ

 

アダマスって言ったわね、あんたもあの大会に出ていたの?

 

君達は?

 

私はユリ、それとアスカロンよ、レヴィの方が伝わるかしら?

 

あぁー決勝で戦ってた?

 

そうよ、今は教会の任務で操られたキル姫を止めているわ

 

なら俺を助けて欲しい、どんな事でもする

 

 

真剣な眼差しの男、それ程にアダマスの事が大事なのだろう。

 

 

分かったわ、私達に任せてよ、それよりイチモツってなんの事なのよ?

 

それはちょっと言えないかな

 

ふむ

 

 

その男と街の広場へ向かう、神出鬼没だがイチモツを狙うのであるなら向こうからやってくるだろう。

 

 

その前に住民達に広場に近寄らないように伝えて回る、準備は整った。三人で広場に固まりアダマスが現れるのを待っていた。

 

 

…………来ませんね

 

そうね

 

何かがダメなんだろうな

 

 

煙草を3本程吸い終わり新しい煙草に火をつけようとしていた、その男が一つ提案をした。

 

 

俺を一人で広場に居させて欲しい、二人が居るから警戒して出てこないのかもしれない

 

分かったわ、あそこの物陰に隠れているからね

 

すまん

 

 

アスカロンと二人で物陰に隠れる事に、広場にいるのはあの男一人だ。

 

 

いつでも来い

 

 

広場で腕を組み仁王立ちをする男、その姿がなかなか似合っている。

 

 

あの人の名前ってなんでいうんですかね?

 

さぁ?私も聞いていなかったわね、多分もう出てくる事はないから良いんじゃないかしら?

 

ひどい扱いですねっ

 

モブキャラはそんなもんよ

 

 

さっき咥えた煙草に火をつけようとした時だった、街から悲鳴が聞こえた。

 

 

アスカロン!

 

はいっ!

 

 

二人で急いでその悲鳴が聞こえた方へと走る、昼に寄ったご飯屋さんからだ。

 

 

おじさん!

 

 

ドアを蹴り破り入ってゆくと黒いブーツにタイトなワンピースを着た銀髪の女が亭主に鎌を向けていた。

 

 

俺のイチモツはくれてやる!そのかわり店には手をださせないぞ!

 

 

震えながら包丁をアダマスに向ける亭主を見下ろしニヤリと笑ったと思ったら鎌を振り下ろした。

 

 

ひっひぃぃぃ!!!

 

させないわよ!

 

!!

 

 

振り下ろされる前に鎌の柄を掴みそれを阻止した。

 

 

今のうちに亭主を!

 

はいっ!任せて下さいっ!

 

 

アスカロンが氷の壁を作り出し亭主をアダマスから守る、それを見て逃げようと暴れ出した。

 

 

なんて力してんのよ!

 

 

必死に柄を掴んでいたが振り解かれてしまった、店を飛び出し外へ走るアダマス。

 

 

待ちなさいよ!

 

 

それを追いかけて店を飛び出す、そのまま広場に走って行ったようだ。

 

 

アダマス!俺はここだ!!

 

 

マスターが手を挙げてアダマスと対峙していた、ここままだと危ない。

 

 

アスカロン!

 

任せて下さいっ!!

 

 

アスカロンに氷の道を作ってもらいその上を滑り二人の間に割り込む。

 

 

あんたは下がってなさい、私達がなんとかするわよ!

 

アダマスは俺のキル姫だ!俺がなんとかする!

 

下がってて下さいっ!巻き込まれてしまいますっ!

 

嫌だ!

 

なら巻き込まれないようにしてなさいよ!

 

 

振り下ろされる鎌を弾きながら隙を探してゆくが独特な武器だからか軌道が読みづらい。それに操られているだけだ、できる限り傷つけたくない。

 

 

氷漬けにしましょう!

 

そうね、頼んだわよ!

 

 

アスカロンが冷気を剣先に集めている、それを守るためにアダマスと対峙する。

 

 

ユリっ!一瞬動きを止めて下さいっ!その時に仕留めます!

 

任せて!

 

俺に任せろ!

 

 

かちゃかちゃとベルトを外し始めた男、一体何をするつもりなのか?

 

 

アダマス!俺を見ろ!

 

 

そう叫ぶと同時にズボンとパンツを下ろし服を捲り上げた男。

 

 

あぅぅっ……

 

あんた何考えてんのよ!

 

アダマスはあぁ見えて恥ずかしがり屋なんだよ!

 

はぁっ!?

 

ほら見てみろ!

 

 

そう言われてアダマスの方を見ると確かに目を背け顔を赤くしていた。

 

 

アスカロン!今よ!

 

嫉妬の氷よ、私に力を!

 

 

アスカロンが冷気を放つとアダマスが凍りついてゆく、もう動けなさそうだ。

 

 

助かったわアスカロン、それとあんたもね

 

俺は自分のしたい事をしただけさ

 

分かったから早くそれをしまいなさいよ

 

うむ

 

下半身を露出してるのにあんなに堂々とした態度…全く羨ましくありません…

 

それよりアダマスよ、意識は戻ったのかしら?

 

頭の方から溶かしていきましょう

 

お願いね

 

 

徐々に氷を溶かしてゆくアスカロン、アダマスの胸ぐらいまで氷が溶けた時だった。

 

 

何よあんた達、私に何すんのよ!

 

 

アダマスが喋り出した、洗脳が解けたようだ。

 

 

気がついたみたいね

 

はぁ?なんの話してんのよ!

 

アダマス!俺だよ俺!

 

あっマスター、、、一体どうなってんのよ!?それに私以外のキル姫と居るってどういう事よ!!

 

後で説明するよ、アスカロンさん氷を溶かしてやってくれ

 

分かりましたっ

 

 

氷を全部溶かしてもらいアダマスに事情を説明する事に。

 

 

私にそんな事をするだなんて、、、許せないわ!

 

その話は後よ、暴れすぎたわ、ほかの街に行くわよ

 

 

街人達が私達を見ていた、長居は出来なさそうだ。

 

 

それなら隣町に行こう、俺が泊まっているホテルがあるんだ

 

分かったわ、行くわよ

 

 

街を出てその男が泊まっていたホテルへ向かう、しばらく歩くと田舎の街に不釣り合いなネオンが輝くホテルにたどり着いた。

 

 

なんか変なホテルね

 

慣れれば良いホテルだよ、入って

 

んっ

 

 

男に案内されてホテルの中へ、狭い廊下を抜けて部屋へと入ってゆく。

 

 

素敵なお部屋ですね♪

 

そう?

 

 

大きなベッドと机しかない質素な部屋だった。

 

 

お腹空いただろ?好きなの頼みなよ

 

 

ルームサービスの案内を渡された、それを見ながら適当なご飯を決める。

 

 

それでなんでアダマスはイチモツを狙っていたのよ?

 

ちょっとあんた!何人前でイチモツとか言ってんのよ!

 

えっ?イチモツって恥ずかしい物なんですか?

 

当たり前じゃない!何考えてんのよ!

 

ふむ

 

 

イチモツへの謎が深まったけどまぁ良いだろう、運ばれてきたご飯を食べてお風呂に入る事に。

 

 

大きなお風呂ですね♪

 

そうね、なんでこんなに洗う場所が広いのかしら?

 

寝転がれそうですね♪

 

 

身体を洗い湯船を少し楽しんで二人にお風呂を変わる。部屋着に着替えてから地図を取り出して次の目的地を決める事に、次はエゼル村に行こう。

 

 

フカフカなベッドですね♪

 

そうね

 

 

ベッドを楽しんでいると二人が帰ってきた

 

 

二人共ありがとう、本当に助かったよ

 

構わないわ、それよりそろそろ寝るわよ

 

そうだな

 

 

四人でベッドに横になる、それでもまだ少し余裕があるベッド。うちにもこれぐらいのベッドを買おう、そんな事を考えていたらいつの間にか眠りに落ちていた。

 

 

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