※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

69 / 131
戦う何でも屋その6

今日はアスカロンに起こされる前に起きる事ができた、少し眠たい目を擦りながら民家を出て煙草を咥える。

 

 

そういえばオイルが切れていたわね

 

 

ライターにオイルをたっぷりと注ぎ煙草に火をつける、登る朝日を見ながら煙を吐き出してゆく、時刻は午前6時、8時にはここを出よう。

 

 

煙草を揉み消して民家に戻りまだ寝ているアスカロンに抱きついて目を閉じた、おやすみ。

 

 

………………………………………………………

 

 

ユリ、起きてくださいっ

 

んっ、今何時?

 

えっと、7時ですよ?

 

そうね、起きようか

 

 

起き上がりいつもの服に着替える、バルムンク達も起きていたようだ。

 

 

おはよ

 

おはようございます

 

4人には教会へいってもらうわよ、私の名前を言えばわかるからさ

 

分かったよ、その事を後で村長に伝えるよ

 

頼んだわよ、そういえば何であの大会に出ていたのよ?

 

城と言ったら戦いだとは思わないか?

 

それは知らないわ

 

 

六人で談笑していると村人が朝ご飯を持ってきてくれた、それを頂いてから村を出る事に。

 

 

僕達は用が済んだら戻ってくるので

 

農作の準備をお願いします、必要な物はメモに書いておくので

 

何から何まですまない、感謝しているよ

 

 

村の入り口まで見送りに来てくれた村人に手を振り4人と別れる、早く次の村、ベルメリオ村に行こう。

 

 

アスカロンお願い

 

はいっ!ポチお願いしますっ!

 

ギャォォォォォォ!!!

 

 

魔法陣からポチを召喚しベルメリオ村に向かってゆく、この距離なら9時頃にはたどり着くだろう。

 

 

さっきの村は酷い目にあったから今度は油断せずに行くわよ

 

そうですね、私の頭にたんこぶができちゃってます

 

 

痛そうに頭を触るアスカロン、私の頭は触ってみたが何ともなかった。

 

 

そんな事をしていたらベルメリオ村にたどり着いた、近くに降ろしてもらい歩いて行くとこに。

 

 

何か人集りができてますね

 

本当ね、何かあるのかしら?

 

 

村の入り口に村人が集まっていた、話を聞いてみる事に。

 

 

ねぇ、一体何があったのよ?

 

村に何かができていて村に入れないんだよ

 

何かですか?

 

そう、見えないんだけど入れないんだよ

 

 

そう言われて入り口から村を覗いても何も見えなかった。

 

 

見えない物がある訳ないじゃない

 

 

そう言いながら入り口から入ろうとしたら何かにぶつかった。

 

 

いたたたたっ鼻をぶつけたわ…

 

大丈夫ですか?

 

鼻血は出ていないわね

 

 

鼻をさすりながら見えない何かを睨む、これは前ラファエルが張った結界と一緒なのかな?試しに剣をぶつけてみると手応えがあった。

 

 

アスカロン、破壊して村に入るわよ

 

そう言うと思ってましたっ

 

危ないからみんなは下がってなさいよ!

 

 

村人を遠ざけて2人で剣を構え意識を高めてゆく。

 

 

行くわよ!

 

はいっ!

 

 

2人で乱舞を叩き込むと結界を破壊する事ができた、見ていると直ぐに修復されていっている、その前に2人で村へと飛び込む。

 

 

なんとか入れたわね

 

そうですね、あんなに強力な結界を張る事ができるなんて…羨ましい

 

リットゥにそんな事ができるのかしら?

 

操られているからできるんじゃないですかね?

 

ふむ

 

 

納得のいく説明ではなかったけどまぁ良いだろう、2人で村を歩きリットゥを探して行く。

 

 

なかなか姿を現さないわね

 

こういう時って村の中心にいるんじゃないですか?

 

かもしれないわね、行ってみましょう

 

 

しばらく村を歩くと開けた場所に出た、ここが村の中心なのだろう。

 

 

居ませんねっ

 

そうね、でも結界があるって事はこの村にいるって事よ

 

あれだけの力があるのなら気配を感じそうなんですけどね

 

でも何も感じないわね

 

 

ひとまず村を探索する事に、グルリと村を回ったけど見つからなかった。

 

 

家の中に居るのですかね?

 

しか考えられないわね、人の気配は感じなかったから

 

どうします?

 

もちろん全部の家を探すわよ!

 

 

一件一件扉を開けて中を覗いてゆく、家の中にもリットゥは居なかった。

 

 

謎が深まるわね

 

結界を張る時に村人を村の外へ追い払ったのでしょうか?

 

そう考えるのが普通ね、もっと話を聞いておけば良かったわ

 

 

もう半分くらい家を覗いている、もう半分頑張ろう、気合を入れ直した時だった。

 

 

ユリ!あれって!

 

あの赤髪、間違い無いわ!

 

 

リットゥが民家から出てきて何処かに歩いて行く、その後を追いかけてゆく。

 

 

待ちなさいよ!

 

これ以上好きにはさせませんっ!

 

 

2人でリットゥと対峙する、一瞬驚いたような表情をしたが直ぐに剣を構えた。

 

 

さっさと目を覚まさせてあの博士をシバくわよ!

 

行きますっ!

 

 

2人で斬りかかろうとした時だった、私達に背を向けて走って行くリットゥ。

 

 

待ちなさいよ!

 

 

リットゥの後を追いかけて行くと少し古い民家に逃げ込んだ。すぐさま後を追うがドアが開かない。

 

 

ちっ!鍵をかけたわね!開けなさいよ!

 

 

ガンガンと扉を叩く。

 

 

そんなにしたら壊れちゃいますよっ!

 

なんならぶっ壊してやるわよ!扉を壊されたくなかったら早く開けなさいよ!

 

 

大声で叫ぶも返事は無かった。

 

 

なら望み通りにぶっ壊してやるわ!せやぁぁっ!!

 

 

扉を蹴り破り中へと入って行く、リットゥはどこだ?部屋を見渡しても姿が見えない、何処かの部屋にいるのだろう、しらみつぶしに探す事に。

 

 

汚い家ね

 

そうですねっ、マスクします?

 

これぐらい大丈夫よ、早く探すわよ

 

 

トイレ、浴槽、押し入れ、家にある扉を全て開けて行く、この扉が最後だ。

 

 

私が開けるからアスカロンは剣を構えてて

 

私の剣だと長すぎて室内では振れませんっ

 

ならアスカロンが開けてよ、私が直ぐに拳を叩き込んでやるわ

 

はいっ、開けますよ?

 

 

アスカロンがゆっくりと扉を開く、その瞬間に部屋へと踏み込んだ。

 

 

リットゥ!って臭っ!何よこの部屋!

 

マスクしてて良かったっ…

 

 

何かが腐ったような臭いがする部屋。それにカーテンが閉められ薄暗い、目を凝らすとリットゥが居た、その後ろに誰か居る、きっと奏官だろう。

 

 

やっと見つけたわよ、今すぐ意識を戻してあげるわ!

 

なんだお前達!俺は働かないぞ!

 

はぁ?あんた誰よ

 

俺はこの部屋に引きこもって居たいんだ!早く帰れよ!

 

こいつは後回しよ、リットゥ!覚悟しなさい!

 

 

一閃を放つリットゥ、だがその剣は壁に刺さり身動きがとなくなっていた。その隙に思いっきり殴り飛ばすと壁に叩きつけられ意識を失ったようだ。

 

 

おい!リットゥ!早く俺を守れよ!

 

さっきからなんなのよあんたは

 

嫌だ!働きたくないんだ!

 

はぁ…

 

 

また私の頭を悩ませる奏官が現れた、なぜこうもキャラが濃いやつが出てくるのか。

 

 

あんたは何でこんな部屋にいるのよ?

 

働くぐらいなら死んだ方がマシだ!

 

ユリ、どうします?

 

決まってるわよ!ねぇ!

 

やめろぉ!!

 

 

そいつの首根っこを引っ掴みグラグラと頭を揺らす、少し強く揺すりすぎたようだ、気を失ってしまった。

 

 

ちょっとやりすぎじゃないですか?

 

そうね、、、それより換気をするわよ

 

 

2人で家の窓を開けて行くと臭いが少しはマシになった。

 

 

この部屋も汚いわね、一体どんな生活をしてたらこうなるのよ

 

 

部屋にはゴミが散乱していた、とても人が住めるような部屋ではない。

 

 

2人が起きたら話を聞いてみますか?

 

そうね、煙草吸ってくるわ

 

 

家から出て身体を伸ばし煙草に火をつける、さっきの部屋の臭いが身体に染み付いているような気がして心が萎える。

 

 

はぁ

 

 

ため息を一つつき煙草を揉み消して部屋に戻ると2人が起きていた、それにアスカロンの困っているような声も聞こえる。

 

 

あのですねっ、そのっ…

 

どうしたの?アスカロン

 

この人に説明をしているのですがまるで聞いてくれないんです…

 

俺は働きたくないんだぁぁ!!

 

こういう奴は力尽くで分からせるのよ、ねぇ

 

嫌だぁぁぁ!!

 

次はぶん殴るわよ

 

ひぃ

 

 

拳を構えて睨むと大人しくなった。

 

 

私のマスターに暴力はやめてもらおうか

 

こうでもしないと話を聞かないでしょ?ならリットゥが説明しなさいよ

 

そうだな、私のマスターはニートだ

 

ニート?

ニートですかっ?

 

そうだ

 

そのニートって何なのよ?

 

無職の事だ

 

つまり働く気がないって事ですか?

 

さっきから働きたくないって言っているわね、それで何でリットゥはこんな奴と一緒に居るのよ?

 

運悪くプータと共鳴してしまったんだよ、何度も更生させようとしたんだが…

 

 

そのプータの方を見ると布団に潜り込んで震えていた、しかしお尻が丸見えだった。

 

 

私達も力を貸してあげるわ、乗りかかった船よ

 

それは助かる、私1人だとどうしようもなかったんだ

 

まずはこの家の掃除からね、プータも手伝いなさいよ

 

嫌だ!労働反対!

 

あんたの家でしょ!?自分で何とかしなさいよ!

 

嫌だ!清掃反対!

 

ならあんたの命から片付けてやるわよ

 

ひぃぃぃぃ

 

 

私が凄むとお布団の中に完全に入ってしまっていた。

 

 

はぁ……分かったから邪魔にならない所に居なさいよ、リットゥ、お風呂場にでも入れといて

 

分かった、マスター、行くぞ

 

あぁぁぁぁぁ

 

 

布団を剥ぎ取られプータがお風呂へと連れてかれていた、部屋に残るのは私とアスカロンだけだ。

 

 

まずは何からしますか?

 

いらない物は全て捨てるわ、それとこの布団も洗濯をするわよ

 

はいっ!

 

 

掃除道具を探したけど何も無かったので村の雑貨屋に買いに行く事に。結界が無くなったのかもう村人戻って来ておりいつも通りの生活を再開していた。

 

 

おばさん、掃除の道具を貰うわ

 

あいよ

 

 

ほうきにちりとり、雑巾と洗剤と、これぐらいかな?

 

ゴミ袋を忘れてますよ?

 

そうだったわね

 

 

色々購入して家に戻る、まずは布団を干そう。

 

 

ってこの布団カビが生えてるじゃない、捨てるわよ

 

でもそうするとプータさんのお布団が無くなりますよね?

 

………はぁ、アスカロン買ってきて

 

はいっ♪

 

 

アスカロンに財布を渡して掃除を再開する事に。飲みかけのジュースや汚れた雑誌、それに大量のティッシュをゴミ袋に入れてゆく。少しゴミを集めただけで五袋もできてしまった。

 

 

そのゴミ袋を見ながらため息を一つついてまたゴミを集め雑誌を捨てようとしたら気になる見出しがあった。ついつい読んでしまった。

 

 

買ってきましたっ!

 

んっ、ありがと、残りのゴミも袋に詰めるわよ

 

はいっ!

 

 

2人でゴミを集めるとかなりの数のゴミ袋ができた。

 

 

すごい数ですね

 

そうね、良くここまで溜め込んだものよ

 

 

2人でゴミ捨て場と家を往復してゴミ袋を捨ててゆく。

 

 

やっとスタートラインに立てたわね、頑張るわよ

 

そうですねっ

 

 

山になっているゴミ袋を眺めて部屋に戻って行く、次は物を退けて掃き掃除、それから拭き掃除をする。

 

 

かなり綺麗になったわね

 

これだけ綺麗になると気持ちいいですね♪

 

まだ他の部屋があるわよ、私はトイレをするからアスカロンは浴室をお願い

 

はいっ!

 

 

そう言ってトイレに入ると言葉を失った、便器の周りに色々飛び散っているし水垢汚れも酷い。心を無にして掃除をして行く、そうは言っても触りたくない、それが本音だった。

 

 

深呼吸をして袖捲りをして感情を捨てる、準備は整った、いざ。

 

 

……………………………………………………………

 

 

ユリ?ユリ、ユリ!

 

えっ?あぁ

 

顔が死んでましたよ?どうしたのですか?

 

ちょっと感情を捨てていたのよ、今戻すわ

 

 

洗面台でしっかり手を洗い煙草を吸いに行く事に、だんだん感情がもどってきた。

 

 

私何してんだろ

 

 

そう呟き煙草を揉み消す、あとは台所だけだ、頑張ろう。

 

 

お待たせ、続きをするわよ

 

はいっ、あとはここだけですね♪

 

そうね、変な事に付き合わせてごめんね

 

それなら今度美味しいご飯屋さんに連れてって下さいね♪

 

んっ、なら教会の近くのレストランに行くわよ、そこのオムライスがとても美味しかったわ

 

楽しみにしてますねっ♪

 

 

2人で今後の事を話しながら台所を見るとカビが生えた食器に意味不明な汚れが私達を現実へと連れ戻してくれた。

 

 

あははははは…

 

後はここだけよ!気合い入れるわ!

 

 

お湯を流し汚れをふやかしている間にゴミを集めてゆく。そろそろいいだろう、私が食器を洗ってアスカロンが拭いて台に置いてゆく、それが無くなったらコンロ周りを綺麗にしてシンクを洗う、これで終わりだ。

 

 

やっと綺麗になりましたね♪

 

そうね、異族やキル姫と戦うより疲れたわ…

 

 

所詮素人のやった掃除だけど前よりかなり綺麗になった、後はプータだ。

 

 

プータはどこにいるの?

 

私が浴室を掃除する時に部屋に戻ってもらうように言ったので部屋にいるんじゃないですかね?

 

ならご飯でも食べに行くわよ、そろそろお昼だわ

 

そうですね

 

 

部屋に2人を呼びに行きご飯を食べに行く事に、村にある食堂に向かう。

 

 

それであんたはいつから働いてないの?

 

ずっと働いてない

 

いつからリットゥさんと共鳴しているのですか?

 

まだ共鳴して一年ぐらいだと思う

 

リットゥが来た時からあんなに汚かったの?

 

最初はまだマシだったのだが気づいたらあの様になっていたんだ

 

プータは働く気は無いの?

 

無い、働くなら死んだ方がマシだ!

 

なら何であの大会に参加してたの?

 

賞金1000000ゼニーだぞ?ただ見ているだけで貰えるなら誰だって行くさ、でもこの役立たずが失敗るから

 

 

ギロリとリットゥを睨むと落ち込んでしまったリットゥ。

 

 

ねぇ、次私の前でキル姫を侮辱するような事を言って見なさい、死ぬより恐ろしい目に合わせるわよ

 

ひぃっ

 

ユリ、あまりマスターを責めないでくれ、悪いのは弱い私なんだ…

 

もぅ!あんた達は何なのよ!

 

リットゥさんってもっと威厳のあるキル姫でしたよね?

 

あぁ、そうだったな…

 

プータのバイブスに毒されているのよ、あんたがしっかりしないとリットゥまでダメになるわよ

 

そんな事言われても俺は改善するつもりは無い

 

まずは働きなさい、奏官なら教会に行けば仕事が貰えるはずよ

 

働きたく無い!絶対にだ!

 

あぁ、その強い決意、羨ましい…

 

アスカロン、

 

ごめんなさい…

 

それに働かないと生活できないわよ

 

大丈夫、俺には親の遺産がたんまりあるんだ

 

 

強盗に入られれば良いのに、ユリは心からそう思った。

 

 

それでもその遺産もいつかは無くなるわよ

 

このまま引きこもっていれば死ぬまで使いきれないから大丈夫

 

 

火事になって全部燃えてしまえば良いのに、そう口から出そうになったが何とか堪えた。

 

 

なら布団代と掃除道具代を払ってもらうわよ

 

嫌だよ、俺が頼んだ訳じゃ無いのに

 

それもそうね

 

 

そうだ、私が強盗に入って火をつければ良いんだ、完全犯罪の段取りを頭の中で組み立てていた。

 

(ユリの目が怖い…)

 

 

そ、それなら2人で教会に行ってもらえないですか?救出できた事を報告しないといけないんですっ

 

やだよ面倒臭い

 

 

頬杖をついてそう言うプータ、ついに私の怒りの導火線に火がついた。

 

 

そう言わずにお願いよ

 

ならお前ら働き者だからこの役立たずと変われよ、こいつが1人で教会に行けば良いんだろ?

 

 

ブチっ

 

 

何の音だろう?そうアスカロンがキョロキョロしているとユリが立ち上がった、そのままプータの首根っこを掴み無言で店の外へと引きずってゆく。

 

 

ユリ!

 

リットゥさん、もう何を言っても止められないと思います

 

だ、だが…

 

きっとユリなら何とかしてくれますよ♪

 

 

そうアスカロンが言って窓を見るとプータに馬乗りになり殴りつけるユリの姿があった。

 

 

大変っ!止めないと!

 

おいっ!

 

 

慌てて駆け出すアスカロンをリットゥが追う。

 

 

あんたの歯、全部へし折るまで殴るのをやめないわ

 

アガガガガ

 

ユリっ!やめて下さい!

 

ユリ!頼むやめてくれ…

 

嫌よ、このまま顔の形を変えてやるわ、どうせ引きこもってるならどんな顔してても同じよ!

 

 

鬼の様な形相で拳を振り上げた。

 

 

ユリっごめんなさいっ!

 

 

アスカロンが手に冷気を集めてユリを凍りつかせた。

 

 

今のうちにプータさんを!

 

あ、あぁ

 

 

凍りついたユリをプータから退けてプータの傷を確認する。

 

 

良かった、大した傷になって無い

 

あんな事言いながらも加減してたんですねっ

 

 

そんなプータは恐怖で気を失ったようだ、おまけにズボンの股間の部分が濡れている。

 

 

あははは…

 

亭主に注文を取り消すように伝えて来てくれないか?

 

わかりましたっ!

 

 

リットゥがプータを背負い家に運んでゆく、そのままお風呂に連れて行くようだ、私はユリの氷を溶かしていた。

 

 

あのゴミクズ野郎はどこよ!!

 

ユリっ!落ち着いて下さいっ!

 

ジョークよ、言うだけでそんな事はしないわよ

 

ユリならやりそうです…

 

少しはあいつも反省したと思うわよ、もうリットゥだけ私達が教会に連れて行くわよ

 

そうですねっ

 

 

気を切り替えてプータの家に行く、もうお風呂から出ていたようだ。

 

 

私達がリットゥを教会に連れて行くわ、文句はないわよね?

 

リットゥが居ない間俺はどうやって生活すれば良いんだよ

 

親の遺産があるんでしょ?それで何とかしなさいよ

 

誰が外に買いに行くんだよ

 

はぁ?あんたには手も足もあるじゃない

 

面倒臭いじゃん

 

いつもはどうしてたのよ?

 

私が買いに行っていたんだ

 

はぁ………独り立ちしなさいよ

 

俺は動きたくないんだ!何もしたくない!部屋でゴロゴロしていたいんだ!

 

勝手に言ってなさい、リットゥ、行くわよ

 

あぁ、しかし…

 

すぐに帰れるわよ、早く

 

なら、、、マスター行ってくる

 

その間誰が俺の世話をするんだぁ!!

 

 

バタンと扉を閉める、追っては来ないようだ、そのまま街の入り口を目指す。

 

 

教会に頼めば共鳴の解除もしてくれるわよ

 

しかし、そうなればマスターは死んでしまうだろう

 

はぁ、甘いわね、それならもうとっくに死んでるわよ

 

私が共鳴する少し前に両親が事故に合ってな、マスターが1人の期間はそんなに長く無いんだ

 

偶然だったのですねっ

 

 

そんな事を話していたら入り口にたどり着いた、竜を召喚してもらい教会を目指す。

 

 

便利な乗り物だな

 

楽させてもらっているわ

 

それよりお昼食べ損ねちゃいましたね

 

もう夕飯の時間ね、教会の近くのレストランに行きましょうよ

 

良いですね♪

 

私も良いのか?

 

当たり前じゃない、そこのオムライスが美味しいのよ

 

楽しみにしているよ

 

 

そんなこんなで教会のある街にたどり着いた、まずは腹ごしらえだ、前に来たレストランへ入ってゆく。

 

 

私はオムライスとスープにするわ、2人は?

 

私も同じ物にしますねっ♪

 

なら私も同じ物をもらおう

 

分かったわ

 

 

亭主に頼みまたお喋りに戻る事に。

 

 

何でプータさんはあんなに働きたくないのでしょうか?

 

私が聞いても答えないんだ、ただの面倒くさがりだと思うが

 

更生施設にぶち込んでやりたいぐらいね

 

そんな所ありますか?

 

うーん、、、思いつかないわね

 

 

お待たせしました

 

 

考えていたらオムライスが運ばれて来た、あんな奴の事よりオムライスだ。

 

 

すっごく美味しそうですっ♪

 

ほほぉう、確かに美味そうだ

 

冷めるまでに食べるわよ

 

 

いただきまーす

 

 

美味しっ!幸せですぅ♪

 

これは美味い、素晴らしい味だ

 

でしょ?私も美味しくてびっくりしたのよ

 

 

三人共笑顔で食事を終えた、そのままリットゥと教会へ。

 

 

連れて来たわよ

 

ありがとうございます

 

他のみんなも来てくれたかしら?

 

はい、みんな健康診断を終えて問題が無かったので帰って貰いました

 

分かったわ、リットゥ、行って来なさい

 

あぁ、何から何まですまない

 

良いのよ、次会う時までにプータを何とかしておきなさいよ

 

ははっ頑張ってみるよ

 

 

リットゥを見送り受付で話をするり

 

 

あの博士はまだキトゥリスに居るの?

 

居ると思います、奏官達に見張らせていますが動きが無いので

 

分かったわ、明日キトゥリスに乗り込むわ

 

御武運を

 

 

帰るわよアスカロン

 

そうですね

 

 

教会から家までの道を歩いてゆく、玄関を開けてお風呂に入り寝床につく。

 

 

なんかこのお布団じゃりじゃりしますよ?

 

気のせいじゃ無いからしら?

 

そう言う割に目を合わせようとしませんよね?

 

分かったわよ、外で叩いて来るわ

 

手伝いますねっ

 

 

布団を二枚外で叩き手で触ると砂が落ちたようだ、引き直して布団に包まってゆく。

 

 

おやすみ

 

おやすみなさい

 

 

アスカロンに腕枕をしてもらい眠りにつくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。